2017年06月


 2017年05月028日  SUBARU WRX-STI

 SUBARU WRX-STIを数時間借りているのでインプレッション。
 マイカーの修理中、マニュアルの代車を希望したら試乗用の市販車最強のこの車を貸してくれた。
 エンジンは2Lターボ、プラットフォームはレボーグ。取り回しの良いサイズだ。派手なリアスポイラーは好みでない。
 SUBARUのAWDなので発進時に回転を上げ気味にしないとストールするが、私のレガシィ2.5Lターボよりもトルクが低いので気を遣う。ターボは4000rpm弱から効いてくる。S#モードで回転を保てば楽しいが、3,000rpm前後の常用域ではストレスがたまる。メータスケールは280㎞だがスピードリミッタがついているとのことだ。
 排気音は良くない。空ぶかしの吹き上がりもやや遅い。  
 サスペンションはダイブが少なくビルシュタインのようだ。調べていないので違うかもしれぬが、良いサスだと思う。
 燃料消費率などが正面上の目立つ場所に表示されるが、レボーグのインパネを共用したためと思う。この車には無用だ。
 ブレーキングは普通。ブレンボの締め付ける感覚がない。
 車体の剛性は結構良い。ストラットタワーバーはないが、前後とも装着しているレガシィと変わらない印象。
 ステアリングレシオは15:1ぐらいか。遊びがないのは良いが13:1ぐらいが好みだ。
 フットペダルは写真では離れているが、実際は操作しやすい。
 シートは電動なのは良いが、ややホールド感が低く、私のレガシィと似たり寄ったり。
 結論は、速いが街乗りは乗りにくいクルマ。常用域でターボが効かないので、急加速したい場合にシフトダウンしないとかなりの段付き感があり、急加速したくなくてもターボが効いてくるとアクセルを戻す必要があり気を遣う。
 ついでに。ショールームで見た新型XVの話。SUVには興味ないし運転していないので少しだけ。XVもインプレッサと同じ新しいプラットフォームだ。2L車もエンジンルームは余裕がある。
 歩行者用のエアバッグが売りものなのだが、ボンネットではなくワイパーのエンジンルーム側についていて、大変コンパクトだ。社内のサイドエアバッグほどのスペースだ。
 ドライバーズシートに座ってみたが、前方も情報も余裕がある。着座位置が高くいかにもSUVという開放的な雰囲気だが、車高は無駄に高くタイヤも無駄に大きい。地上高を高くするためだが、雪道以外まず無用な性能だ。あくまで運転自体を楽しむ私の個人の意見です。
 こまかい点だが、ワイパー本体がゴム製で自由に曲がり、ガラス面との接地がとてもよさそうだ。最近は他メーカーもこうなのか。WRXは金属製で三分割だったが。
 荷物はたくさん載せられます。後部座席もセダンより快適なようだ。しかしリアシートに人が載る機会はほとんどないのだが。

END