2017年03月


 2017年03月2日 介護保険証が届いて

 65歳で高齢者というのはちょっと早い。友人たちはまだまだ元気を持て余している。サラリーマンは雇用延長法によって65歳まで働く。近い将来これが70歳になるのは間違いないが、さらに元気な人は75歳まで働くべきだ。親の心配をせずに安心して働けるようにするには、介護の充実が必要。子育てと親(または伴侶)の介護の心配がなくなると、安心して共稼ぎができるようになり、日本の労働人口は飛躍的に増大する、また少子化の問題も改善される。
 一方、労働者の流動化が必要である。終身雇用制度が無能な中高齢者の居心地よい椅子になっている。スキルに応じた給与体系と管理職のスリム化が必要だ。派遣労働者がますます増えているが、これの正社員化よりむしろ契約社員ばかりになれば、手っ取り早く終身雇用制度を崩壊させられる。
 日本の会社は、新入社員の人としての育成や実務を教えることにコストがかかりすぎている。一人前の人間だけ雇うようにする。そうすると家庭できちんとしつけ、学校や専門学校では即戦力になるレベルの実務を教えるようになる。勉強や訓練をしない奴は就職できない。
 10年ぐらい以前から、グローバル採用と称して外国人を雇用する大企業が増えているが、雇われる外国人は若くても入社したらすぐに力を発揮できると思っているのに日本の会社は何年も雑用を与えもしくは勉強させるだけ。優秀な若い人が2,3年で見限ってやめていく。残るのは大企業によりかかる意欲のないぼんくらばかり。こういう会社は変化の速い現在に生き残れるわけがないので淘汰されることは自明。


 2017年03月16日 動画サイト

 ①~⑥は某サイトによるランキング。TV離れといわれるがPCで視聴可能な映画やTV番組のウェブ配信をリストアップしてみた。
 利用してみないと実態が良くわからぬ。スマホ視聴は私の場合データ量の制限があり、3GBまでなので、WIiHi環境でないと無理だ。
 自宅の光回線でストレスなく再生できるかどうかということも利用してみないとわからぬ。
 
 TV番組はリアルタイムに見なくても、1週間以内なら無料で視聴可能(abema)だ。民法とNHKはそれぞれ別に有料で番組の配信(TVer、NHKオンデマンド)が受けられる。
 
☆ 映画・TV
 ①dTV 月額500円
 ②Hulu 月額933円
 ③U-next 月額1990円
 ④Amazon prime video 月額325円
 ⑤TUTAYA TV 月額933円
 ⑥NETFLIX 月額650~1,450円

☆ TV
  TVer 無料(7日前までの民法TV番組)
  NHKオンデマンド 月額972円
  AbemaTV 月額960円(ネットテレビ局)

2017年03月17日 目黒rシネマで観た邦画

 映画関係のサイトについて調査。久々にオールシネマを閲覧。ネタバレにならないようにすると大したことが書けないのはやむを得ない。
 オールシネマ http://www.allcinema.net/prog/index2.php
 キネマ旬報(KINENOTE) http://www.kinenote.com/main/public/home/

 SCOOP
  邦画   監督 大根仁   2016年10月
  気に入りの目黒シネマで「何者」と2本立てで視聴した。目黒シネマは1スクリーンの小さな映画館で、半年落ちぐらいの佳作を見ることができる。ビールやおつまみを自由に持ち込めるのも良い。五反田のNTT東関東病院に入院していた時の土日、許可をもらってでかけた映画館。
 映画の概要 オールシネマのDB http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=356636
 
 福山雅治が写真誌にスキャンダル写真を売り込むパパラッチで、写真誌の編集者が吉田羊である。この二人の大人の関係が背景にあって、新人編集者役の二階堂ふみを福山がパパラッチとして仕込むというストーリー。二階堂ふみは演技も体形も大根だ。しかし新人らしい雰囲気はあって不細工なのが福山を引き立ててもいて悪くない。友人のリリーフランキーが半ば狂人なのだが、良い味を出している。
 アクション有り、カーチェイス有りで、福山の男っぽさを見せる映画なのだが、吉田羊の大人の女の魅力をもう少し見せてもらいたかった。二階堂ふみのカメラマンとしての成長がサブストーリーなのだが、不完全燃焼。


 何者 
 邦画   監督 三浦大輔  2016年10月
  目黒シネマは二本立てなのである。SCOOPのあとがこの映画だった。
  オールシネマ http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=356332

  佐藤健主演。仲が良かった学生たちが就職活動を迎え、自分自身や友人との関係性に微妙な変化が生じ、それが佐藤健のSNSを通じて独白調に表現される。演劇やバンドにいそしんだ青春に別れを告げる刹那の葛藤や友人達と次第に隙間が生じていくことがテーマだ。原作は佳作なのだろうが読んだことがない。脚本と演技に物足りなさを感じる。こっちも二階堂ふみが出ている。有村架純ももひとつ。


2017年03月19日  シネマコンプレックスで観た洋画

午前中新宿で人工透析を受けると、夜の飲み会まで時間がある。平日午後の映画館は男性年配者が多い。

 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち  アメリカ映画  監督 ティム・バートン  2017年2月
 オールシネマ http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=358425

 いろいろな超能力を有する子供たちの孤児院の責任者がミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)なのである。英ウェールズの島にある一軒家に住んでいるのだが、ドイツの空爆で破壊される直前に、ミス・ペレグリンの時間を操る能力に寄って一日前に戻して永遠に年をとらない子供たちが住んでいるのだ。ここに迷い込んだ主人公(エイサ・バターフィールド)も実は超能力の持ち主なのだが、住民たちとのトラブルのなかで、子供たちとともに自分の超能力を使って危機を切り抜ける、というストーリー。
 美しい昔の英国の風景や日常生活を背景に、くどすぎないCGが様々な不思議な能力を楽しませてくれる。ここで主人公の少年は空気より軽い女性エマ(エラ・パーネル)と恋愛し、成長して年を取らないエマとふたたび巡り合う。ストーリーは他愛ないのだが、シンプルな超能力に素朴な驚きがあり、CGがあふれた現在とても新鮮で楽しめる。
 ところが、映画の最後のフルキャストを見て驚き。CGクリエイターだけで数百人。ハリウッド映画のスタッフは千人単位の壮大なプロジェクトなのだ。日本映画では俳優がわずか1週間の拘束などと聞くが、セットも含めて時間とお金のかけ方の違いを感じる。


 ラ・ラ・ランド
  アメリカ映画  監督 デイミアン・チャゼル  2017年02月
 オールシネマ  http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=358727
 
 アカデミー賞の大本命と言われ、アメリカで興行的にも大成功した映画だと聞いていたので、封切りの先月24日に観に行った。タップダンスありのクラシックなミュージカルシネマ。それぞれの夢であるジャズピアニストを目指すセバスチャン(ライアン ゴズリング)と、女優を目指すミア(エマ ストーン)が出会い恋愛する。夜景のきれいな雨上がりの公園で二人が唄い踊るシーンがハイライトである。やがて男は二人の生活のためにジャズを捨てて人気グループの巡業に出かけミアと疎遠になる。別れた後、ミアは女優として成功し家庭をもつ。そして夫と偶然立ち寄ったジャズバーの名は二人が昔夢に描いたジャズバーの名前で、そのステージではセバスチャンがジャズピアノを演奏していたのだ。ミアを見つけたセバスチャンは、昔よく奏でたシンプルな曲を弾く。このCity of Starsという曲が「シェルブールの雨傘」のように映画に陰影をもたらし、昔の二人の恋愛の高揚感に一層の輝きを増す。ミアは黙って立ち去るのだが、そういえばシェルブールも、男が働くガスステーションに別れた女が裕福な夫と娘とともに車で立ち寄って出会うが、無言で立ち去るというラストだった。このミュージカルシネマも古典的なアメリカのミュージカルらしいタップやダンスがノスタルジックな雰囲気を醸し、見るものそれぞれの過去の切ない記憶を喚起する。
 アカデミー賞の最も重要な作品賞はこの映画ではなくハーレムで成長する黒人少年を描いた「ムーンライト」が受賞した。前評判通りでなかったのは、トランプの移民政策に対するハリウッドの意思表示ともいわれる。「ラ・ラ・ランド」のエマストーンはアカデミー主演女優賞を獲得した。ミアの少しハスキーな声は、昔のミュージック女優の透き通った声とは異なるのだが、この声がCity of Starrsにぴったりだ。


 アサシン クリード  
英仏米香港  監督 ジャスティン カーゼル  2017年03月
 オールシネマ http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=358010

 大ヒットしたゲームの映画化といわれるが、ゲームのほうも知らない。超人的なアクションシーンが見ものである。追われる主人公男女が旧市街の屋上屋根を駆け巡って逃走するのだが、百人単位のスタントを使っているようで迫力がある。古風なヨーロッパのシーンなのに突然大掛かりな木製のフィールドアスレチックの施設のようなものが現れ、その中を逃げ回るのはいかにもゲーム風だ。キャストの「カーペンター」というのは大道具のことか。百人単位なので大掛かりな木造建造物も納得できる。ストーリーはあって無きがごとく。しかしまあ楽しめる映画。


 2017年3月26日 姫路こども園問題

  日曜朝からワイドショーは「こども園」のニュースである。法令違反は数々あって、園長が悪いのはむろん言うまでもない。だが行政が看過したことの責任や認可制度の欠陥については今のところ誰も指摘しない。放送、新聞系のマスコミは行政とかなりの度合いで癒着しているから、いろいろわかっていても自分で口火を切ることはなかなかないのだ。弱いものを横並びで袋叩きにする。さらに、保育士や父母の責任はないのか。違法状態を知りながら加担または黙認していたのではないか。被害者は園児なのだ。園長一人が悪者ではあるまい。


END