2016年3月


2016年3月10日 3D映画
 茨木AEONにはシネコンがあって、昨年末に「エベレスト」、最近「ザ・ブリザード」を見た。映画館には大型画面、大音響、3Dといった家庭では実現し難い機能が生かせるようなコンテンツがふさわしい。
 昨年のエベレストは、もうすぐ封切りになる日本映画とは別の映画だ。ヒマラヤのスケールのある景観が楽しめた。しかしベースキャンプはどうやらエベレスト(チョモランマということになったはずだが、いつの間にか昔ながらの名前に戻った)らしいが、傾斜がカメラを傾けているふうだったり、雪が湿雪だったり、とかなり違和感が残る画面があった。ストーリーは商業登山ツアーで集めた客がリーダー言うことを聞かずに無理にピークを目指したため遭難した、というもの。まあ山は美しかった。
 ザ・ブリザードはタンカーの内部の鉄の量感や船内の音響が良い素材だし、巨大な波に船が翻弄される様は圧倒的な迫力があって楽しめた。ダンスシーンでは踊る二人と一緒にカメラが回ったり、波に翻弄される船を水中やパイプラインの中での撮影がありカメラワークが楽しめる。一部CGかもしれないが。また1951年の時代が背景だから、ノスタルジックな女性のスタイルや生活、音楽が味わえることも良かった。ロードショー末期の平日だからか客はたった5名。TVの宣伝費や制作費が割にあうのか、ちょっと心配。
 心に残るストーリーや演技があるわけではないが、ザ・ブリザードは楽しめた。しかしいずれも人に勧める映画では無いかも。


END