2015年12月


2015年12月5日 嵐山散策コース

 徒歩の散策コースを紹介する。主要な寺に拝観すると4,5時間以上を要する。
 渡月橋でタクシーに乗り、「清滝のトンネルの手前まで」と言うと、バス道を通ってあっという間に愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)に着く。素人が彫刻した石仏が所狭しと並びその表情を眺めていると見飽きない。
 ここから石畳の緩やかな坂道をくだる。川魚料理のつた屋、平野屋を過ぎてほどなく化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)がある。
 さらに下ると左に鉄鉢料理(精進料理)の泉仙があり、分岐を右へたどると左に人形の家がある。この博物館は嵯峨人形を中心に膨大な人形のコレクションが展示されているが、からくり人形なども実際に動かしてみせてくれる。
 さらに下り標識に従って右折すると、夏もひんやりして、うっそうとした空間があり、つきあたりが祇王寺である。
 二尊院の門前を抜けると落柿舎(らくししゃ)がある。ここは敷地外から眺めるひなびたたたずまいが良い。このあたりまでは比較的人が少ない。
 さらに南下しJRの踏切を越え野宮神社の角を表示に従って右折すると、竹の道である。海外の観光客がこのあたりからはかなり多い。嵯峨野の竹林の美しさを堪能すると、右大河内山荘の表示があるところを左へゆくと亀山公園である。公園の頂上から保津川(桂川)が眺められる。細い階段を下ると保津川(桂川)の左岸に出る。寒い時期以外は、保津川下りの船や屋形船がゆっくり行き交う景色を眺めながら渡月橋まで歩く。
 渡月橋をわたると、先年洪水被害のあった中之島であるが、料亭の錦(にしき)がある。ここはやや値が張るが、目と舌で京料理が堪能できる。
 ほどなく阪急嵐山駅である。
 




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