マイライン登録について
2001.2.26作成            2004.9.12更新

 マイラインでフュージョンを契約しているみなさまへ。
 自宅の電話から携帯電話への通話料が安くなります。 「0038+携帯電話番号」をダイヤルすると、「56.7円/3分」となり直接携帯へ電話するより30%〜70%安くなります。
 なお月額の通話料が5000円をかなり超えるような場合や、自宅パソコンでADSLによってインターネットに接続したいかたはIP電話(ヤフーなど)を検討してみると良いと思います。 2004.9.11追記

 1. マイラインとは
    マイラインというのは、自動的に電話会社を選択するサービスです。
   どの電話会社を選べば最も料金が安くなるかということは、貴方が住んでいる場所や貴方が誰と長電話をしているかによって異なってきます。
   ここでは市内や市外の10人ぐらいと、月に5回程度以上30分を超えるぐらいの長電話をするような一般的なケース(と思うが)を想定して最も有利な登録方法について説明します。

   マイラインで登録を済ませると、
    @ 市内
    A 県内の市外
    B 県外
    C 国際電話
   の4つの区分にわけて電話会社をあらかじめ登録しておくことができます。

   マイラインのサービスは2001年5月1日から実施されます。登録申し込みは1月10日から既に始まっています。
   10月末までは登録料は無料で何度でも変更できます。11月以降は登録・変更に800円の手数料が必要になります。
   マイラインの申し込みをしない場合、自動的にNTTグループに登録したと見なされます。ただし、LCR付き電話機や各社のアダプターを使用している場合は従来通りそれぞれの新電電各社を使えます。
   マイラインの登録をした後でも「0071」などの4桁の番号をいれれば登録以外の電話会社も使えます。
   マイラインプラスというのは登録した電話会社以外は使わない契約です。特典が利用できる場合には申し込みます。マイラインプラスでは登録以外の電話会社は使えません。


 2. 料   金  
   マイラインの料金は下表の通りです。


各社の通話料金(平日昼間3分)           [単位:円]

     市 内 〜20km 〜30km 〜60km 〜100km 100km超 提供地域
NTT東日本・西日本 県内 8.5 20 30 30 40 40 全国     
NTTコミュニケーションズ 県内 8.5 20 30 30 40 40 東京・大阪・愛知
県外 20 30 40 60 80 全国
KDDI 県内 8.5 20 30 30 40 40 全国
県外 - 20 30 40 60 80
日本テレコム 県内 8.5 20 30 30 40 40 全国 
県外 - 20 30 40 60 80
東京電話 県内 8.4 12 18 18 27 27 関東
県外 - 14 18 27 36 54
九州電話 県内 8.4 18 18 27 27 27 九州
県外 18 18 30 50 70
ケーブル・アンド・
ワイヤレスIDC
県内  −  17 20 20 25 25 全国
最低通話料3000円
県外 14 20 25 25 45
フュージョン・
コミュニケーションズ
県内 一律20 全国
県外 一律20


 3. その他の割引サービス
   @ NTT東西
     「スーパーケンタくん」では、「マイラインプラス」と組み合わせると、使用料が千円以上の場合県内の市外通話を40%、千円未満では30%引きとなります。「スーパーケンタくん」の割引サービス料金は200円/月ですが、県内市内と県内市外の両方を「マイラインプラス」に登録すると無料になります。
   A NTTコミュニケーションズ
     「シャベリッチ」では、県外の指定した二つの番号に対して、条件によって40〜50%を割り引きます。このサービスの基本料金は200円/月ですが、マイラインプラスに登録すると基本料金が無料になります。
   B KDDIの割引
     「断然トークUDX」は、市内を除く国内と国際のそれぞれで通話料金が最も高い番号への通話料を45%、二番目を35%、その他を一律で25%割り引きます。
   C 日本テレコムの「局番割引スーパー」では、市外局番(国際電話は電話番号単位)について、最も通話料がかかった局番の通話料全てを45%、二番目は35%、以下5番間DR栄25%割り引きます。
   
 4.結論 (最もお得なマイラインの登録方法−大阪または兵庫県在住の場合です)
  4-1 市内はNTT西日本。マイラインプラスとしてください。
    尚市内通話の時間が月当たり90分以上と想定される場合は「タイムプラス」の契約が有利。
    タイムプラスとは市内通話時間拡大サービスです。費用は定額200円。最大50%割引となります。
  4-2 県内市外はNTT西日本。マイラインプラスとしてください。
     「スーパーケンタくん」という割引サービスを116番で申し込んで下さい。「スーパーケンタくん」というのは県内市外割引サービスです。マイラインプラスと組み合わせれば無料のサービスになります。1000円以上の通話料で40%割引。1000円未満で30%割引。 
  4-3 県外および国際電話はフージョン。マイラインプラスとする必要はありません。

  既に申し込みを済ませていて変更する方法は、新規申し込みと同じです。解約の必要はありません。

 5.解説 (さらに分かり易くいいます)
  「市内電話」以外はフュージョンと言う認識でしたが、現時点では県内市外のケースでも割引制度を適用するとNTT西日本がわずかに有利です。細かく言うと「100km未満」と「100km以上」区分では「県内市外」でもフュージョンが有利ですが、大阪府の場合は「80km未満」以下しか存在しません。自宅が兵庫県の場合は県内で山陰側など特に遠方の通話相手がある場合以外はNTT西日本でOK。その場合必ず割引の申し込みをしてください。116番で簡単に申し込むことができます。

 6.国際電話の頻度が多い人は電話以外の通信がいろいろあります
  家族や友人が海外にいて煩雑に国際電話を使う人には、インターネットを勧めます。フュージョンに認可が下りたのでマイラインの申し込みではフュージョンとしましたが実はフュージョンのサービスは全てインターネットを回線として利用した電話なのです。最新情報は調べていないのですが、国際電話の頻度が多い場合はフュージョンよりも更に安価なインターネット電話のサービスがあると思います。これらのサービスでは家庭用の電話機をそのまま使用して十分に安い料金(現在平日昼間3分間で40円程度以下)で電話を利用することができます。英字新聞にこれら各社の宣伝がでています。これらのサービス会社に個人情報を知られたくないと言う人はプリペイドカードによるサービスもあり、国内の外国人は一般にこの方法で国際通話を行っています。
 さらに奥の手ですが、時間を示し合わせてパソコン同士をインターネットで接続すれば通話はいつでも自由にできます。この方法は常時接続をしているパソコンユーザなら親しい相手との国際長電話には当然利用すべきです。既にサービスが始まっているADSLを利用すれば小さい画面でもそこそこの動画を送れますので国際テレビ電話が只というわけです。

 7.雑談
 だいたい既に電話で会話する時代ではない? 用件はメールが安くて確実です。高校生は大半が携帯電話を持っていますが、だらだら長い会話はしません。ほとんどIモードのメールで(他愛ないことを)簡潔にやりとりします。これはたぶん大半の家庭では使用料を小遣い天引きにしているからだと思われます。(東京近郊の高校生の場合はそうらしい)しかし、自分の経験でいうと長電話というのもあの耳の痛さと共に甘酸っぱい快感があって、子供のために密かに上手い仕組みを作ってやりたいと思う親も多いはず。一世代前の親は長電話を叱ったものですが、最近の親なら家族全体の利用状況を把握してちゃんとコストを計算して都度最適な通信環境を構築せねばならないのです。(ちょっと冗談)

 7.資料
各社のホームページへのリンクです。割引制度は今すぐにでも利用すべきです。
NTTコミュニケーションズ http://www.ntt.com/
NTT東日本  http://www.ntt-east.co.jp/
NTT西日本 http://www.ntt-west.co.jp/
KDDI  http://www.kddi.com/index.html
東京電話(東京通信ネットワーク) http://www.ttnet.co.jp/
九州電話(九州通信ネットワーク) http://www.qtnet.co.jp/
ケーブルアンドワイヤレスIDC  http://www.cwidc.com/
フュージョンコミュニケーションズ  http://www.fusioncom.co.jp/

マイラインの解説
ヤフー「マイラインってなに?」 http://event.yahoo.co.jp/docs/event/myline/



END