康法・クスリ・食品               2004.8.17更新   2004.11.26作成 
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2005.8.17更新 「食品別情報」を追加
2004.11.26作成


食品別情報

1.マーガリン 備  考
1-1「マーガリンとりすぎ注意」
(2005.8.17朝日新聞朝刊)
 米国でマーガリンや植物油に含まれる「トランス脂肪酸」の摂取に注意を呼びかける動きが強まっている。ニューヨーク市保険精神衛生局はトランス脂肪酸を含む調理油の使用自粛を市内の飲食店に呼びかけた。来年には全国でも食品中のトランス脂肪酸の含有量表示が義務づけられる。
 トランス脂肪酸は多くのマーガリンの他、調理用の植物油、菓子やパン作りに使われるショートニングなどに含まれる。賞味期限を延ばし味を安定させるため植物油に水素を添加して人工的に作り出される。近年、とりすぎると血液中の「悪玉コレステロール」が増え、心臓病の原因になると問題視されるようになった。米国での研究に寄ればトランス脂肪酸を最も多く接種したグループは最も少なかったグループに比べて心筋梗塞を起こす危険性が訳30%高かった。
 日本マーガリン工業会によれば、国内のマーガリンには100gあたり約7g程度のトランス脂肪酸が含まれている。日本人のトランス脂肪酸摂取量はは米国人の1/3以下との研究を引用し、問題ないとの見解を公表している。
 国立健康栄養研究所によれば、「たばこでは1日15本以上の喫煙者は非喫煙者に比べ心筋梗塞の危険が5倍に高まるとされトランス脂肪酸の危険はそれよりずっと小さい。ただ、摂取量は少ないに越したことはない。ケーキやクッキー、ポテトチップスなど、トランス脂肪酸を含む食品をとりすぎないようにすべきだ」とのこと。
2005.8.17作成
1-2「マーガリンの最近の研究成果」
(ぼけの予防−岩波新書)
 マーガリンは植物油に水素を加えて不飽和脂肪酸を一部分飽和化して作る。これにより構造が安定して液状の油も常温で固まるようになり、酸化されにくく日持ちが良くいやな臭いやもなくなる。これをトランス型脂肪酸と呼ぶが過剰に接種すると悪玉コレステロールといわれるLDLをふやし、善玉コレステロールHDLを減らすということは10年ほど前から言われてきた。最近、アルツハイマーのリスクも増大することがわかった。シカゴで実施された大規模な調査ではトランス型脂肪酸の接種が多い人とほとんどとっていない人にくらべて2.4倍かかりやすくなる。脂肪酸は細胞膜の成分としてとりこまれるから神経細胞の働きを乱してしまうことは容易に想像できる。
 アルツハイマー病にならないための脂肪の取り方は、肉食中心から魚、特に青魚がいい。マーガリンは出来るだけ避ける。サラダ油はそのまま使う。生搾りのものが選べたら良い。とりすぎに注意する。植物油では天ぷらは菜種油(キャノーラ油)がおすすめ。炒め物はオリーブ油にしたい。
 牛肉や豚肉、バターなどに含まれる動物性脂肪については、心筋梗塞や脳梗塞を招く。ガンにかかるリスクも上げるのは動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸が体内の免疫細胞の働きを阻害するからと考えられている。アルツハイマー病との関係はようやくわかり始めた段階だが、飽和脂肪酸の接種が多い人は少ない人に比べて2.2倍アルツハイマー病になりやすいとの報告がある。
2005.8.17作成
2.酒  
2-1「酒とアルツハイマー病」
(ぼけの予防−岩波新書)
 赤ワインから抽出したポリフェノール類(タンニン、アントシアニン、その他のフラボノイドなど)はアミロイドβタンパクの沈着を押さえ神経細胞への毒性を弱めることが証明されている。フランスボルドー大学の地元に住む高齢者の調査では、赤ワインをグラス3、4杯(250〜500cc)飲んでいる人は、アルツハイマー病の発症率が全く飲まない人に比べて1/4に減っていた。だがこの量をすぎるとアルツハイマー病の発症率は飲まない人より逆に高まる。
 他の調査では、少量から中等量の飲酒をする人は、全く飲酒しない人と比較してビールとウィスキーなどの蒸留酒ではアルツハイマー病の発症率が1.5倍に上昇し、赤ワインでは1/2に減るという報告がある。
 アルコール依存症が長く続くとアルコール性痴呆と呼ばれる認知症になる。酒量とアルツハイマー病の調査では、種類に関係なく毎日軽く1杯から中等量飲む人たちは全く飲まない人と比べてアルツハイマーになりにくく、高齢になってからの知的レベルの落ち方が低いという報告もある。
 適度の飲酒が心臓病の予防効果があることは定説だが、その理由は善玉コレステロールを増やしフィブリノーゲンなど血液の凝固物質を減らすため脳血管の循環を保つためであるがこのためにアルツハイマー病にもなりにくいという仮説がある。また神経伝達物質のアセチルコリンを増やすからだという説もある。適度の飲酒がアルツハイマー病の予防に良く、特に赤ワインが良いことは間違いないようだが、まだはっきりその理由はわからない。
2005.8.17作成
     


 クスリ     

クスリの名前 製造元など 効能・特徴・使用法など お勧めの理由 使用量 備 考
1.皮膚疾患、外傷
フェルゼアDX 資生堂、800円ぐらいだった。 かゆみ+乾燥 なおすローション。最近テレビで宣伝している。尿素10g入り。 11月頃からももの内側に始まり、下半身全体が乾燥してかゆくなる。このクスリを週に一度程度塗るとOK。4年ぐらい愛用。へんなクリームは逆効果。 一冬で100g入りの容器1本がやや余る。  
桃の葉ローション 昔からあるらしい。   あかちゃんのおむつかぶれが一発で直って驚く。    
マキロン
オロナイン軟膏 近江兄弟社 傷の消毒 小さな金属缶の絵が良い。生傷が絶えない子どもの頃、婆ちゃんが龍野弁で「オロナインつけときなはれ」と良く言っていたのを思い出す。
ンドエイド ジョンソン&ジョンソン 類似品が多いが、本家の製品ができがよい。
2.下痢、腹痛、過飲過食
露丸   下痢 海外旅行の友。細菌性の下痢に効く。糖衣がいいんだろうな。正露丸が良くないと言う人もいて、ひたすら水を飲むらしいが、どうなんでしょ。    
パンシロンG 過食、過飲、胃の不快なとき
3.歯磨き、うがい、口中殺菌
イソジンガーグル 海外で水道の不安なときにこれをたらせば良いと思うのですが、使用量を教えて。    


END
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