DVDレコーダーについて 2002.8.25作成 2004.3.10更新
(結論) ビデオレコーダーを買うのは早い。来年後半か再来年前半には状況が見えてくる。
(概要) 東芝とNECが次世代DVDの新規格の統一で合意した('02.8)。ソニーや松下など日欧韓9社が2月に統一したものとの互換性はないが、前者のほうが容量が大きく価格が安い。VHS対ベータでは性能の優れたベータが負けたが、VHSが先行し圧倒的なシェアを確保したため。DVDは規格が乱立したまま製品化が先行しておりシェアは現時点では流動的。従って後発であっても性能と価格面で優れた規格が優位に立つだろう。しかし新たな規格が発表されるどんでん返しの可能性もある。
(解説) Digital Versatile Disc 1996年9月に最初の規格が完了し同年11月に初めて商品化された。
1. DVDと他メディアとの比較 http://www.comtec.daikin.co.jp/scenarist/whatsdvd/whitepaper/1.html#shurui
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【 オーディオ/Audio 】
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2. 現在の製品規格の名称と仕様 ( )内は最新バージョン
http://www.panasonic.co.jp/products/dvd/se/se_200.htmをベースデータとして補完。未完成だが、どうやら完成はかなり困難なのでご容赦ください。
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1.ソニーや松下電器産業など日韓欧9社は2月19日、光ディスクでの新規格を共同で策定したと発表している。9社はほかに日立製作所、パイオニア、シャープ、オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス、仏トムソン・マルチメディア、韓国のサムスン電子とLG電子。
2.東京 8月24日(ブルームバーグ):24日付の日経新聞は取材源を明らかにしない形で、東芝とNECがDVD(デジタル多用途ディスク)に続く世代の記憶媒体となる光ディスクの新規格を共同で策定したと報道した。ソニーや松下電器産業といった日欧韓大手9社による規格よりも生産コストが低く、DVDに続いて光ディスクでも規格争いになる見通しと報じている。
報道によると、東芝とNECの新規格は記憶容量が片面で最大40ギガバイトとDVDの4倍以上。記憶容量はソニー・松下などが目指す50ギガバイトを下回るが、DVD生産設備を転用できるため安いコストで供給できるとしている。
3.04年3月9日の日刊工業新聞によれば、松下はソニーに続きBD(ブルーレイディスク)のレコーダーをこの春販売する。30万円前後の予定。ソニーでは昨春48万円で発売されたが実績は乏しい。新企画DVDのDFSを目指す。up
3.その他DVDに関すること
3-1 地域コードについて(リージョナルコード)
映画フィルムの配給会社は映画を劇場公開する際、国や地域によって公開日を変えることがあります。このためDVDビデオも同様に、国や地域ごとの管理が必要であると考え、指定された国や地域以外では再生を出来なくするようなコードをDVD規格に含めました。このコードを地域コードと呼びます。地域コードはリージョナルコードやカントリーコードなどと呼ばれることもあります。
地域コードをDVD規格に取り入れることにより、まだ劇場公開されていない地域へ映画フィルムよりも先にDVDビデオが流出することを防止することができます。
一般に地域コードはDVDプレイヤーと、DVDビデオの両方に設定されます。DVDプレイヤーは設定された地域コードと同じコードのDVDビデオを再生します。他のコードに設定されたDVDビデオは再生できません。また、ほとんどのDVDビデオにはひとつの地域コードが設定されており、これを変更することはできません。
日本国内で販売されたパソコンで再生が可能なDVDタイトルは、日本の地域コード 2 のタイトルまたは、地域コードが制限されていない 0 のタイトルです。これ以外の地域コードの設定や、地域コードを変更してのDVDビデオの再生は、弊社では動作確認、動作保証、およびサポートをしていません。
DVDプレイヤーによっては、誤まって地域コードを設定してしまった場合のことを考慮し、地域コードを数回変更できる場合があります。DVDプレイヤーの制限を越えて地域コードを変更してしまった場合は、弊社までお問い合わせください。
地域コードはDVD規格により次の6コードが設定されています。
地域コード
END
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