ADSLについて 2005.4.23追加
ADSLの実効速度向上について 2005.4.23作成
ADSLにする方法 20028.14作成 2002.9.10更新
ADSLの実効速度向上について 2005.4.23作成
8Mbpsから50Mbpsまでのサービスがあるが、実際の速度はかなり低い。速度アップは可能か。
1.ADSLの場合、NTT収容局(電話局)までの距離によって、実効速度が大幅に異なるので距離を調査する。
NTT東日本/西日本「線路情報開示システム」
電話番号を入力するだけで恒長と損失が表示される。 たとえば町田市小山田桜台の自宅から町田北忠生局までの恒長は3,090m、伝送損失は40dBとのこと。
高槻市昭和台町2の実家からだと1,200m、伝送損失17dB。これらは実測値ではなく計算値である。
NTT収容局までの距離とADSLの速度の関係は、NTT東日本のページを参照。東京自宅の3kmだと8Mも50Mbpsも大差なし。大阪実家の1.2kmだとADSLの契約を見直すだけでかなり速度の向上が望める。
ACCA(大手の通信業者)によれば、町田市の自宅からNTT収容局町田北忠生局までの直線距離は1.1kmとのこと。おそらくNTTのデータの方が正しいとは思うが、念のため地図上でも確認してみた方が良さそうだ。
2.実際の速度測定
Webで速度測定サイトがあり、東京自宅で測定したところ、下りは3.523Mbps、上りは663.8kbps。(無線LAN経由)
東京支度での実測で、700MBのファイルをDLするのに10時間かかるというのは不可解。160kbpsぐらいしかでていない。3.5Mbpsの速度なら30分程度でDL可能なはずだ。
3.ADSLの回線を変更せずに速度を向上させる方法。多少効果がある可能性あり。
4.結論として東京自宅ではADSLは不適。FTTH(光ファイバー)とするしかない。
FTTHに回線を変更する方法について。住所によってはサービスがない。
Bフレッツ、(NTT)、TEPCOひかり、YAHOOBBのすべてが現在の所東京自宅ではサービス地域外とのこと。
5.大阪自宅ではADSLの50Mbpsとするのが安価で効果的。ただし必要性がほとんどない。将来動画をしばしばDLするような場合に再検討することにする。
ADSLにする方法 2002.8.14作成 2002.9.10更新
このテーマはいまさらという感があるが、画像表示のスピードの遅さに不自由を感じていたりダウンロードを煩雑に行う方のために作成する。
ブロードバンドとは、ADSL、光、ケーブルテレビ事業者のサービスがあり、従来のISDNや電話回線による通信と比較して数十〜数百倍の速度で通信を行う方式を言う。以下個人向けの通信方式の動向とADSL業者選定について。
1.IP網接続(インターネットへの接続)の通信方式について
通常のモデム(アナログ電話回線に直接接続する方法)とISDNの速度はほぼ同じ。ISDNのメリットは加入電話との同時使用ができるだけ。にもかかわらず今年の春頃までNTTは熱心にISDNを勧誘していた。昨年後半からADSLが一挙に普及したにも関わらず、である。NTTは光ファイバー幹線網の整備をほぼ終えたため、各戸への光通信の普及を促進する立場からISDNの次は光という図式を描いていたためである。現在はISDNの料金を相応に下げてADSL業者への意地悪も表向きは控えている。現在東西NTTでは「Bフレッツ」という100Mb/sの光通信サービスに注力しておりISP料金別で6,900円。初期工事費27,900円が必要。サービスエリアは都市部のみ。光通信は電力系事業者の本格参入と動画を主体としたコンテンツ供給事業が本格化する1年か2年後には主流になる。テレビ電話や動画配信(テレビ番組や映画など)が本格的に普及するのは目前である。
2.個人に最適な通信方式
たまにインターネットに接続するような方ならアナログ電話回線で十分。一日平均30分程度以上接続したり、通信速度を増す必要がある場合は、現時点での選択はADSLである。なお、ADSLの通信速度は従来8Mb/s(下り)が主流であったがこの10月には各社12Mが出そろう見込み。回線の安定度もこちらの方が良いようなので12Mを推奨する。月額使用料金が百円程度増えるが本文は全て8Mの料金である。
3.NTT東西のADSLについて
NTTの「フレッツADSL」は8Mタイプの利用料金は月額3,650円である。初期工事費は自分でモデム等の据え付けを行う場合3,600円。さらにISP(インターネットサービスプロバイダ)の契約は別途となる。NTT東の「フレッツADSL」はこの7月に90%の地域で利用可能となった。NTT西では市域への整備を完了している。プロバイダ込みの場合の料金は5,600円前後である。メールアドレスやHP容量は各プロバイダのサービス内容による。NTTはなるべく避けたい。回線に対する安心感は幻想である。皆が漠然とした安心感からNTTと契約すると、電話のマイライン同様価格の高止まりと世の中の進歩を妨げることになる。
4.ヤフーBBのADSLについて
ヤフーBBはADSLの普及と低価格化のために先進的な役割を果たしたが、NTTの妨害とヤフー自身の不手際のために顧客サービスが著しく悪化し現在も目標の100万人は未達成のようである。月額料金は3,143円。初期費用は第6項のNTT支払い費用のみである。現在最安価。プロバイダーサービスの内容はメールアドレスはヤフージャパンのヤフーメール。ホームページは25Mである。
現在は安定したサービスが行われているようで、今後も先進的なサービスが期待できるのでおすすめ。例えばBBフォンという格安の電話サービスがあり、国内およびアメリカ本土との通話が3分7.5円である。
通信はヤフーのサービスを使用してプロバイダは別にするような場合、メール送信が出来ない場合が多い。これは不正なメールを排除するためのプロバイダの規制である。この場合メール送信時にはダイヤルアップでプロバイダのアクセスポイントに接続する必要がありやや不便である。
5.イーアクセス、アッカ
プロバイダーとタイアップしている通信事業者。詳細はプロバイダのHPを見よ。料金はヤフ−より少し高めの設定。サービス範囲はやや狭く都市部のみのようである。月額使用料金はモデムレンタル料を含めていずれも4,000円弱。一部のプロバイダはメールのアクセスは自社のアクセスポイントから接続している場合のみとしている場合があり、これらの提携通信事業者だと問題ない。プロバイダが全体の面倒を見てくれるので初心者にお勧めする。アッカはNTTコミュニケーションズの出資会社である。
6.参考
ADSLにするための初期工事費は、業者によらず同一である。費用の内訳は業者を経由するものと直接NTTに支払うものがあるが、最終的には全てNTTに支払われる費用である。現在アナログ回線(通常の電話回線)を使用している場合は3,600円。現在ISDNを利用している場合は6,400円である。ADSLは利用者の設備や電話局からの距離などによって速度や安定性が変化する。その為の調整工事を依頼する場合は「回線調整工事費」と称してNTTまたなNTT指定業者への支払いが最大3.5万円程度になる。
7.工事費の値上げについて−日経8月21日朝刊より
ADSLは利用者側の通信環境などによりつながらないケースが契約全体の6%に上るとされている。NTT東西地域会社では、9月から非対称デジタル加入者線(ADSL)の回線が上手くつながらなかった場合工事費(2,800円)を無料にする。これらはNTT東西の「フレッツADSL」だけでなくイーアクセスなど他のADSL事業者のサービスにも関連し利用者の利便性が高まる。ただしこのコストを全体に上乗せするので工事費を引き上げて3,050円にする方向。ADSLは7月末で360万回線に達している。
8.リンク
NTTグループ http://www.ntt.co.jp/
ブロードバンドの比較 http://www.coneco.net/broadband/
Yahoo!BB http://bbpromo.yahoo.co.jp/
同上料金表 http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/gaiyou/index.html
eAccess http://www.eaccess.net/jp/
ACCA NETWORKS http://www.acca.ne.jp/
T-com http://www.t-com.ne.jp/
9.12MHz関連情報(9.10日経産業新聞) 2/10追記
NTT東西は11月から12MHzのADSL接続サービスを開始すると発表した。(9月9日)「フレッツ・ADSLモア」として10日以降事前申し込みを受け付ける。月額利用料は現行より100円高い3,200円。別途プロバイダーとの契約が必要。ニフティ、アサヒネット、bigloveなどプロバイダ各社は、NTT東西の新サービスに対応した接続サービスと始めると発表した。これまで8MHzでは電話局から5km以上離れるとサービス不能だったが、今後サービス可能な範囲を6.5kmまでに拡大するとのこと。
なお、日本テレコム(ODN)は今月26日から12MHzの加入受付を始める。月額料金は3,080円/月(モデム不含)。NTTコミュニケーションズ(NTTコム)、ドリームネット(DTI)、ニフティなどいずれも8MHzと当初同料金にする等の販促キャンペーンを展開している。
/以上
END