野鳥の餌 2007.1.20作成
我が家は多摩丘陵のはずれにあって、小さな団地なのだが周囲に緑が多い。そのためか様々な野鳥が来る。昔、鉢から植え替えて人の背より大きくなった柊(ひいらぎ)が晩秋赤い実を一杯につけるが、12月にはすべて食べられてしまう。以前あった枇杷(びわ)の実は大きいのだが、孔をあけられずに残った実も、野鳥達に傷だらけにされたものだ。
それで約2年ぐらい前、野鳥用のえさ台を置いた。木の枝に植木鉢の皿を地上1.5mぐらいの高さにつり下げただけのものだ。バゲットを切ったとき盛大にできるパンくずを、冬場の野鳥の餌にしようと思い立ったのだが、夜置いた餌が翌朝にはきれいに空になる。野鳥は食欲旺盛なのである。
えさ台に来る鳥の内で一番多いのは雀。いつも集団でやって来るが、えさ台には二羽ぐらいしか留まれないので、ほかの鳥は地面にこぼれ落ちた餌をついばむ。ヒヨドリは餌をまき散らしながらついばむので、雀達は地面で待ち受けて、落ちた餌のところにちょんちょんとはねてゆく。メジロは小さくてかわいい。雀と一緒にやってくる。シジュウカラも良くみかける。ほかにも様々な鳥が来るのだが、子供用の図鑑を眺めても名前がよくわからぬ。
餌について。我が家のパンくずはおいしいのだ。バゲットのパンくずがたくさんでるので、これが鳥たちの常食である。トンカツ用のパン粉が余ったときにも鳥の餌にするが、これもよく食べてくれる。
鳥皮。鳥の脂肪や皮が不要な場合は捨てずに細かく切って餌にする。皮はきれいにのばしてラップに包んで冷凍すると細かく切りやすい。ヒヨドリが盛大に食べる。小さくカットしないと小鳥は食べにくいようだ。
蕎麦と乾うどんは堅いので、細かくするのが大変。コーヒーミルで粉砕するのも可。パンほどに好物ではなさそうだが、殆どの鳥が食べてくれる。
ミロ。登山用の余りを、試しにえさ台にあげてみたところ、どうやらこれは無理のようだ。
市販のクッキーは粉々にするときれいに食べる。カロリーメイトもOK。せんべいはやったことはないが、たぶんOK。
中華材料のクコの実(乾燥)や、松の実、ひまわりの種。えさ台に置いたらパッと無くなった。
(2007.2.4追記)
一日パソコンに向かう休日は、リビングから見えるえさ台にいろんなエサを置いてみて、野鳥の反応を見る。
リンゴの皮はよく食べる。細かく切って屋外煮出すと直ぐに乾燥してちりちりになるのだが、それでも良く食べてくれる。それで、ジャガイモの皮やにんじんの皮をみじん切りにしてえさ台に置いてみた。こちらは2日経ってもまだ残っているが、パンや鶏肉が無い場合はしかたなく食べてくれるようだ。
だしを取った後の昆布と鰹(厚い削り節)をみじん切りにして置くと、鰹は食べるが、昆布は食べないようだ。
昔祖父母の家で鶏に卵の殻をエサに混ぜ込んでいたことを思い出し、卵の殻を小さく砕いて置いてみた。これは食べます。丈夫な雛(の卵)が生まれるかも。
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2007.2.4 更新
2007.1.20作成