「お月見」


9月24日・・・十五夜、仲秋の名月です。
1年中で1番綺麗なお月様が見れる日。
今日のお月様だけは、見る人全ての瞳に同じようにうつるんです。
KAMIU’s Worldの動物達も、今日はみんなして白くて真ん丸い
お月様を見上げています。
人も動物も考え方、感じ方はそれぞれ。
でも、今日だけはみんなの心が同じになります。


普段背中を丸めて歩いている人も、今日だけはのびをするように背筋を伸ばし、
胸をはって顔を夜空へと向けてみましょう。
何も話さず、何もせず、何も考えずに・・・。
沈黙と静寂が静かに広がっていき、普段の騒がしい音も消えていきます。









     ノーティー「キレーなお月様ねぇ・・・」

     フリスキー「ああ、今年はまた格別だな・・・」

     ぎん   「・・・・。ねぇ、ママぁ・・・・」

     ノーティー「ん? なあに」

     ぎん   「お団子は?」

     フリスキー「・・・・・・・」

     ノーティー「もう、ぎんったら・・・」









     ペンギン「きつね君、今年は雲がなくて良かったね」

     きつね 「コンッ!!」

     ペンギン「きれー」

     きつね 「ペンギン君・・・はいっ」

     ペンギン「とっとっとっ・・・ありがとう」









     シーマ「お月様、真ん丸だねぇ」

     オゼ 「うんっ! 今年もお月様見れて良かったよね」

     シーマ「オゼ、来年も一緒に見ようね」

     オゼ 「うん、約束だよ、シーマ」







満月は月の女神様の乗る銀色の馬車。
そのお月様からは、静かな銀色の光がふりそそぎます。
さあ、両手を広げて銀色の光を体いっぱいに受け止めましょう。
聖なる光が心と体を落ち着かせてくれます。


ゆっくりと夜空を横断したお月様は、明け方にはお日様と交代してしまいます。
その限られた時がくるまで・・・お月様とお話をしてみませんか?
きっとお月様は話してくれますよ。
すてきなすてきな一夜物語を・・・。