ある晴れた日の午後・・・。 お昼御飯をお腹いっぱい食べたネコ君はそよ風に誘われるままお散歩に 出かけました。 「にゃ〜」 空にはフワフワの雲。 お日様の光がポカポカとちょっと暑いくらい。 気持ちのいい天気にネコ君の足取りも軽くなります。 ちょっとだけいつもと違った道を歩く事にしました。 「ふにゃ〜〜」 ネコ君の目にたくさんのモノが飛び込んできました。 見た事のない綺麗な花。 はっぱの上を歩く虫。 川の中を気持ちよく泳いでいる魚。 小枝の上で楽しく歌う小鳥。 そして、いままで見た事のない景色・・・。 そんな出来事がネコ君の心をワクワクさせていきます。 いつもの散歩が大きな冒険へと変わりました。 もっとたくさんのワクワクを探しに山道を登っていきました。 そして・・・。 「にゃん」 遠くの山を見渡せる小さな広場・・・。 ちょっと休憩。 ネコ君はその広場に座り、いままで見上げるだけの山々を眺めました。 「にゃ・・・にゃぁ・・・」 そよ風がネコ君を優しく撫でます。 お日様の光が優しく包みました。 「・・・・・・・にゃ・・・・」 とろ〜んとしたいい気持ちに・・・。 いつしか可愛い寝息がスゥスゥと聞こえるようになりました。 お昼寝をしているネコ君をちょうちょが見守ります。 楽しい夢の冒険がはじまったんです。 |