NAKED Q


双数姉妹『NAKED Q』☆☆☆☆

いやあ、いい物をみせて貰いました(^_^) (^_^) (^_^) 以前誰かが、双数姉妹を称して「遊眠社の駒場時代」といってたと思うけど、それと同じ事を感じました。「若いって素晴らしいね」というのが率直な感想です。彼等が今後、メジャーになっていくのか、ばらばらになっていくのか、芝居を続けるか否か、それはわからないけど、「芝居が大好きだ!」っていうのは、よくわかった。(^_^) (^_^)

動く、踊る、跳ねる、喋る、歌う、叫ぶ、笑う。ひとつひとつの動作を試しながら、楽しみながら、精一杯に舞台の上を動き回る。ひとつの遊びに夢中になる。今回は、舞台の床に開けられた、ひし形の穴。たくさんの穴。穴から飛び出る。引っ込む。また飛び出る。はっ、とジャンプして足を踏ん張る。すっ、と飛び込んで奥に消える。何人も何人も、次から次へ。舞台の上に立っているのが楽しくって仕方がない‥‥。

内容は、はだかの女王様。Qはクィーン。誰もを虜にする女王。時に淫らに、時に清楚に。ある時は掃除のおばさん、またある時は、ただの観客、そしていともたやすく男を手玉にとる‥‥。それは何? それは魔法。舞台の上でだけ通用するおまじない。

漫画家の家に子供を捜しに来た先生。漫画家? 先生? 夫婦? あなたは誰?嘘なんだろ。本当は、本当は、役者なんです、学生。おまえは? 今、思い出したよ。俺も学生、裏で役者もやってます‥‥。全ての嘘がはぎ取られて、はだかの女王様の魔法も消える。目に見えない服。それが演技。何にも無くなって舞台に佇む女王様。でも、みんな芝居が好きだから。見よう見まねで成長して、今度は妹が歌い出す。Cはカンテ、「歌」のC。

PS. 女王様役の明星真由美さんの、体の動きがしなやかで良かった。(^_^)
「C」は、妹役の苅部園子さんの役名ですが、本当にカンテのCかどうかは未確認(^^;) 、というよりも、こじつけ(__;)

尚、劇中の歌について尋ねた所、ポルトガルの歌で、「トリステーザ」との回答を戴きました。ポルトガルの歌ということは、ファドなんだろうか(?_?;)


双数姉妹 第七回公演 『NAKED Q』〜ハダカの女王様〜 ☆☆☆☆
【作・演出】小池竹見
【出演】明星真由美、小野啓明、小林至、苅部園子、井上貴子、今林久弥、米山奈緒子ほか

【会場】早稲田大学大隈講堂裏特設テント
【期間】1993/4/18 〜 4/29
【料金】前売1300円、当日1500円
【連絡先】双数姉妹事務所 03-5272-5874
【観劇日】4月26日 19時30分〜 三列目中央付近

時かけ


‥‥ということはだよ。ハダカの女王様って、卒業してOLになった役者さん。 つまり、明星さんの事だろーか。。え〜っ、役者やめちゃうのぉ〜、勿体な〜い。単に、新歓と卒業の暗愉であってくれることを望む。(^^;)

それから、何故、女王様と妹だったか、の私なりの解答は手にいれたぞ。だって、劇団が『双数姉妹』ではないか(^-^)! 
あれ、じゃあ、『双数』は何処へいったんだろ(?_?;)
教えて>偉い人(^^;)


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