2015.7
本社とは別に、開発室単独のホームページを作成することになりました。
技術的資料が満載の本社ページとは異なり、都心でない地での開発をアピールすることになりました。
。
このページは独り言として、会社業務から離れた開発室の様子をお知らせしたいと思います。
休みのときに、読んでいただければ、幸いです。
質問やそのほかも受け付けますので、”開発員の独り言”に意見や忠告ください。
記念すべき第1回目の題材は、開発室近郊の風景です。
自然環境
①開発室の場所=秩父、長瀞の入り口
開発室のある埼玉県寄居町は正式名称は、埼玉県大里郡寄居町です。しかし、この大里郡には寄居町しかありません。町村合併で取り残された結果です。人口3万人程度です。関東平野と関東山地の境界付近にあります。秩父への入り口と呼んだほうがわかりやすいでしょうか。秩父や長瀞の名前は関東地方では有名ですが、その入り口は単なる通過点で記憶に残らないでしょう。長瀞までは、車で10分の地にあります。秩父までも30分で余裕に着きます。荒川が寄居町の中心を流れています。東京湾に注ぐ荒川のかなり上流に位置します。
②名物?
かなりマニアックな方なら、2つの点で寄居町をご存知かも。
その1;豊臣秀吉により滅ぼされた北条氏の城のあったところ。秀吉による小田原征伐の一環として、北条氏の支城が幾つか攻め落とされました。その中で有名なのが、寄居町の鉢形城と八王子市の八王子城です。いまはどちらも城跡だけです。本社から八王子城址まで車で約30分。鉢形城址まで開発室から車で20分。なにやら因縁でしょうか。平城と山城の違いはありますが、”荒城の月”の雰囲気が出ています。昔の北条氏を偲んで、探索されてはいかがでしょうか。
その2;名水100選に選ばれた”日本水(やまとみず)”があります。ヤマトタケルノミコトが絡んでいるような説明がありますが・・・。関東山地の一角の山に降った湧き水ですが、日本全国この程度なら、たくさんあるような気がしています。埼玉県から選ぶためという政治的配慮から決まったように感じます。ただし、山の湧き水は、本当においしいです。どの地方に旅しても、この点は感じられます。
③災害!
関東山地の一角ですから、山が多いです。このことは幾つかの災害の対策を考えなければなりません。山林火災・山すべり・土石流・氾濫・落雷・洪水、などです。広島市内でも山すべりが発生して犠牲者が出ましたが、樹木ごと流れ下る状況では、ひたすら逃げるだけです。開発室のある山の中腹でも、山火事・土石流は非常に怖いです。対策らしい対策はできず、逃げ遅れたら、観念するしかなさそうです。
反対に、当然津波は来ないのですが、地震に対しても強いです。2011年の東日本大震災の際、実験中だったのですが、計器が倒れないように押えた程度で、震度2程度と思いました。ただ”やたらと長いなあ”と思った程度でした。その後、車で40分で着く熊谷で震度5強、15分の本庄や深谷が震度4から5、10分で着く美里町で家が倒壊した、の情報を聞くと、関東平野の地盤に立つ各都市はかなり揺れたことがわかります。秩父は盆地なので、震度4ですが、関東山地内ではほとんど、開発室と同じ震度のようでした。地震に強い地盤である事を改めて感じました。
④野生動物
森が多いので、いろいろな動物が出没します。
開発室で作っているイモ類が、夜中にイノシシにやられました。姿を見てないのに、どうしてイノシシだとわかったのか、不思議がる人に。畑の穴の掘られ方が深くて多い。足跡がたくさん残されている。葉は残されて、芋部だけがなくなっている。芋を積極的に穴を掘ってまで探す賢い動物はほかにいないだろう。という推論からです。
今まで、姿を見た動物は、鳥類を除くと、鹿ぐらいです。しかし、熊・アライグマ・狸などがいるとのことです。熊と出くわしたらどうしようと思いながら、朝の散歩を楽しんでいます。近隣の集落では目撃情報がありますし、時期により鉄砲の音が聞こえます。何が出てきても不思議ではないのが怖いです。高速を使えば、東京都心まで2時間で着く地なのですが。
経営理念