合唱団ひぐらし…の宣伝ページ


※このページは2013年7月より 合唱団ひぐらしHPに移行しました。


団長:宮部好広
指揮者:野本立人 / 清水昭
練習担当:市川恵
練習:週1回・金曜日。月に1〜2回程度オプション練習あり。練習日程はこちら参照。
人数:最大50人前後。通常の練習は20人前後? 日曜・休日・本番直前のみ参加のメンバー多数。
会場:JR山手線近辺。「幡ヶ谷ステーションスタジオ」「本駒込地域センター」など。
会費:月\3,000で、年に一度の演奏会積立を兼ねる。演奏会ノルマは大抵\20,000以下。
その他:平均年齢45歳くらい? しかしその幅は広く、20歳代から70歳代まで、平均的に分布。


もちろん年中無休で新規メンバー歓迎中。連絡・質問は団長あて、またはWeb担当の佐々木あてにメールでどうぞ。
(実はちゃんとメンバーにならなくても、ピンポイントで演奏会に参加できたりします(^_^;))

2008年以降の演奏会:
2008年2月 信長貴富個展演奏会に出演:合同ステージ「ゴールドベルク讃歌」初演他(単独演目:春と修羅/グリーングリーン)
2008年7月 「いろはのよ」(信長貴富:ゴールドベルク讃歌/バッハ:モテット第3番/三善晃:クレーの絵本第1集/松永ちづる:第1回ひぐらし紅白歌合戦〜40's〜)
2009年2月 清水昭コンダクト・リサイタル「Akira de Cantat!」出演(間宮芳生:コンポジション第3番/信長貴富:ぎらりと光るダイヤのような日/新実徳英:空、海、大地と木のうた/清水昭コンボによるJazzステージ)
2009年7月 「いろはのた」(林光:木のうた/寺嶋陸也:ふるさとの風に/信長貴富:ノスタルジアより/團伊玖磨:二つの碑銘、岬の墓)
2010年7月 「いろはのれ」(ビクトリア合唱曲集/間宮芳生:12のインベンションより/魚路恭子:愛について[改訂版ステージ初演]/ノスタルジアUより)
2011年7月 「いろはのそ」(松本望:むすばれるものたち/三善晃:三つの海の歌/フォーレ:レクイエム)
2012年7月 「いろはのつ」(ブラームス:二つのモテット/三善晃:黒人霊歌集/田中達也:朝の交響[ステージ初演]/信長貴富編:日本近代名歌抄)

 この「ひぐらし」を作った野本さんは、25年ほど前「普通のことが普通にできる合唱団を作りたい」と思ったそうです。そこで形になったのが「一人一人が同じ重さで団に在りたい」というテーゼ。音楽は個人がやるものだけれど、そこに足りないものは足りる人が手引きをして、そして一緒に何かをしよう… そんな思いに今でも溢れていて、しかも力みのないこのグループは、まだまだ十分な力はないけれど、十分に幸せな、そんな奇跡的な集まりのひとつだと思っています。


 ここが目指していることのひとつは… 集団や思想を最優先することなく、考え方も感じ方も、生き方も違う広い年代の人たちが、ともに「高み」を目指してまず楽しみ、時には切磋琢磨しあうこと。
 人それぞれのプライオリティもバックグラウンドも違い、一緒に居る時間も短い社会人の合唱団では、ちょっと難しいことかも知れません。けれど、それが「普通のこと」だと信じている、創立者でもあり指揮者でもある野本さんの強い思いと、それに共振できるメンバーの両方が、この集まりを支えあっています。

 あるメンバー曰く、ここで要求されることは、ある意味でもの凄く厳しい、と。そうかも知れません。普通でない厳しさを注意深く拒み、そこから来る小さな不幸を受け入れ…それもまた「普通のこと」だと思える人が集まっているということなのですから。

 人の声の自然な色合いを活かした、生き生きとした音楽づくりは、私たちが自らの特徴として自認するところですが、それ以外にも、熱さと素っ気なさ、厳しさと甘さの不思議な同居、といった奇妙な特徴もあります。1996年以降は、二人のプロ指揮者を擁するという、アマチュアの合唱団としては珍しい特性も加わりました。
 これらは皆、私たちが「東京の田舎合唱団」を自認しているあたりから来ているのかも知れません。どうもこの田舎には、ヤオヨロズの「音楽の神様」が居るようです。


 98年に指揮者の野本さんが兵庫に就職、土日の特別練習を少し増やし、平日の練習を練習担当が行なう形で数年間活動しましたが、2003年4月より練習日を金曜日に変更。メンバーは少しずつ変化し、都度新たな季節を迎えています。

 演奏会は単独演奏会「いろは」シリーズ、または企画演奏会を年に一回程度やっています。
 1998年は、10周年記念演奏会「いろはのへ」に加えて、何故か東京都コンクール一位勝ち抜け、全国大会初参加・金賞受賞というおまけもついた年でした。常任指揮者の不在、男声メンバーの大量転勤など、決して良くない状態だったはずなのですが、合唱団とは不思議なものです。

 2003年よりコンクール出場へのポリシーを変え、弾力的に出場するという考え方となりました。この結果2004年〜2009年の間空白期間を作り、2010年よりコンクールへの出場を再開しています。
 2005年には、信長貴富プロデュースによる企画演奏会「日本語の力」を開催、東京文化会館の小ホールを満員御礼としました。
 1999年の「まい」「ゆうか」との三団体ジョイント演奏会「ひらがなコンサート」をはじめとする各種「他流試合」や、トウキョウ・カンタートなどのイベント出演も積極的に行なっています。

 演奏会の選曲は、指揮者がそのとき演奏したい曲を基本に、幹事会での入念な議論によって決めています。高まるばかりの指揮者陣の要求と、その時点での団体の雰囲気を持ち寄る「文殊の智恵」方式で決まった結果は、ごらんのとおり、聴衆からも好評を博す内容になっています。

 練習への出席にはこだわらず、サテライト団員から部分参加までどんな立場も許しています。この場に一人のプレイヤーとして在りたいと思うこと。それ以上のことはあまり必要ありません。ただし、力や時間、知恵を持ち込むことはいくらでもできます。
 そんな弾力性のおかげで、平日の通常練習に出ているだけでは団体の全貌がいろんな意味で見えにくくなってしまいました。
 同じ指揮者がやっている団体やメンバーが指揮する別団体など、別グループとの重複メンバーは極めて多く、一点集中主義とは対極にあるグループといえるでしょう。
 昨今は、合唱指揮者・指導者や、団内作曲家を複数抱えるようになり、メンバーの多彩さにますます磨きがかかってきました。


いろはシリーズ演奏会の記録

1983年〜1997年 「いろはのい」〜「いろはのほ」
1998年7月 「いろはのへ」(上野・石橋メモリアルホール)
 イタリアン・マドリガーレ集、三善晃「嫁ぐ娘に」、木下牧子「3つの不思議な物語」、信長貴富「ノスタルジア」(初演)。
2000年7月 「いろはのと」(川口・リリアホール)
 萩京子「飛行機よ」、高田三郎「心象スケッチ」、三善晃「動物詩集」、池辺晋一郎「東洋民謡集」「三つの不思議な仕事」。
2001年7月 「いろはのち」(川口・リリアホール)
 Mozart:Missa Brevis K.194、Mendelssohn、間宮芳生「コンポジション1番」、三善晃「小さな目」。
2002年7月 「いろはのり」(川口・リリアホール)
 高田三郎「心の四季」、Bach:Lobet den Herrn、委嘱企画ステージ「Viva! Beatles」、三善晃「地球へのバラード」。
2003年7月 「いろはのぬ」(川口・リリアホール)
 Orban:Stabat mater、魚路恭子:Anthology、池辺晋一郎「東洋民謡集2」、三善晃「木とともに人とともに」。
2004年7月 「いろはのる」(川口・リリアホール)
 間宮芳生「コンポジション第1番」、ブラームス「4つの四重唱曲op.93」、信長貴富「春と修羅」、信長貴富「ノスタルジア」より。
2005年7月 「いろはのを」(川口・リリアホール)
 追分節考(柴田南雄)、カウボーイ・ポップ(信長貴富)、祝辞と格言(ブラームス)、地平線のかなたへ(木下牧子)
2006年7月 「いろはのわ」(住吉・ティアラこうとう)
 4つのモテット(デュリュフレ)、おてわんみそのうた(三善晃)、ノスタルジア? 後半(初演)(信長貴富)、光る砂漠(萩原英彦)
2007年7月 「いろはのか」(荻窪・杉並公会堂)
 Faraway(信長貴富)、追分節考(柴田南雄)、ブルーバード、3つのモテット(スタンフォード)、嫁ぐ娘に(三善晃)
2008年7月 「いろはのよ」(荻窪・杉並公会堂)
 ゴールドベルク讃歌(信長貴富)、Jesu,meine freude(J.S.バッハ)、クレーの絵本第1集(三善晃)、第1回ひぐらし紅白歌合戦(松永ちづる編)
2009年7月 「いろはのた」(荻窪・杉並公会堂)
 木のうた(林光)、ふるさとの風に(寺嶋陸也−指揮、ピアノも)/ノスタルジアより(信長貴富)/二つの碑銘、岬の墓(團伊玖磨)
2010年7月 「いろはのれ」(荻窪・杉並公会堂)
 ビクトリア合唱曲集/12のインベンションより(間宮芳生)/愛について[改訂版ステージ初演](魚路恭子)/ノスタルジアUより(信長貴富編)
2011年7月 「いろはのそ」(荻窪・杉並公会堂)
 むすばれるものたち(松本望)/三つの海の歌(三善晃)/レクイエム(G.フォーレ−Sop.西由起子、Bar.福島明也、Orch.東京バッハ・カンタータ・アンサンブル)
2012年7月 「いろはのつ」(荻窪・杉並公会堂)
 二つのモテットop.74-1(ブラームス)/黒人霊歌集(三善晃)/朝の交響[ステージ初演](田中達也)/日本近代名歌抄(信長貴富編)
2013年7月 「いろはのね」(勝どき・第一生命ホール)
 わたしの願い(田三郎)/五つの童画より1.4.5(三善晃)/地球へのバラード(三善晃)/日本抒情歌曲集より(信長貴富編)

その他、近年の主要な演奏記録

98年10月 東京都合唱コンクール出場。三善晃「時間はきらきらと」林光「次ハ火ダ。」1位金賞・代表権獲得。
98年11月 全日本合唱コンクール出場。三善晃「時間はきらきらと」林光「次ハ火ダ。」6位金賞。
99年5月 「東京カンタート」オープニング・コンサート出演。信長貴富「ノスタルジア」より
99年7月 合唱団まい・ゆうかとの合同企画「ひらがなこんさぁと」。
03年4月 「トウキョウ・カンタート」出演。池辺晋一郎「東洋民謡集2」より。
04年5月 「トウキョウ・カンタート」出演。間宮芳生「コンポジション第1番」より。
05年2月 自主企画シリーズ第一弾「日本語の力」。プロデュース:信長貴富。信長貴富「ノスタルジア2」(初演)、三善晃「木とともに人とともに」、他。
05年5月 「トウキョウ・カンタート」出演。木下牧子「地平線のかなたへ」より。
06年5月 「トウキョウ・カンタート」出演。三善晃「おてわんみそのうた」より。
07年2月 「信長貴富作品集」CDリリース。信長貴富「春と修羅」「ノスタルジア」「ノスタルジア2」収録。(ピアノ:斎木ユリ)
08年2月 野本立人指揮・信長貴富作品による合同演奏会「交響する絆」。信長貴富「春と修羅」、合同演奏「ゴールドベルク讃歌」(初演)、他。
09年2月 清水昭コンダクト・リサイタル「Akira de Cantat!」出演。間宮芳生:コンポジション第3番/信長貴富:ぎらりと光るダイヤのような日/新実徳英:空、海、大地と木のうた/清水昭コンボによるJazzステージ。
09年5月 「トウキョウ・カンタート」出演。林光:「木のうた」より。
10年5月 「トウキョウ・カンタート」出演。間宮芳生:「12のインベンション」より。
11年5月 「トウキョウ・カンタート」出演。信時潔合唱曲集より。
12年2・3月 「春のコーラスコンテスト」に女声・混声2グループに分かれて出場(宗教音楽部門/フォルクロア部門)。フォルクロア部門2位入賞。
13年3月 「春のコーラスコンテスト」に混声2グループに分かれて出場(一般部門)。


98年 コンクール全国大会「黒い歌」にて。現在への原点となった年といえます。