3年選択理科 大江戸リサイクル事情 江戸のリサイクル
3年 組 番 氏名( )
現代の日本でなぜ処理しきれないほどの大量の廃棄物が出るか、その原因は誰でも知っている。要するに、われわれの通貨である円が非常に強くなった結果、あらゆる原材料があまりにも安く輸入できるため、一度使った材料を高い人件費をかけていちいち回収、再生するよりは、捨ててしまって新しい材料を使った方がずっと安上がりだからだ。
捨てた方が得となれば、まだ動く自動車を平気で捨てる人さえ大勢いる世の中だから、口先でいくらリサイクルといったところで、根本的な解決にはほど遠い。
江戸時代の日本では、あらゆる資材を徹底的にリサイクルしたが、この理由は、今とまったく反対にすべての原材料が非常に貴重だったからである。
職商人
提灯の張り替え
錠前直し
算盤(そろばん)屋
羅宇(らお)屋
印肉の詰め替え
眼鏡屋
炬燵(こたつ)の櫓(やぐら)直し
修理・再生の専門業者
瀬戸物の焼き接ぎ
下駄の歯入れ
箍(たが)屋
鏡砥ぎ
臼の目立て
砥ぎ屋
回収専門の業者
紙屑買い
紙屑拾い
古着屋
傘の古骨買い
湯屋の木拾い
古樽買い
行灯の仕替え
箒売り
蝋燭の流れ買い
取っけえべえ
ごみ取り
肥汲み
灰買い