1年理科実験 カルメ焼きづくり
1年 組 番 氏名( )
実験日 年 月 日 曜日 校時
カルメ焼きは、お祭りなどで時々見られるお菓子です。煮詰めた砂糖液に白い粉を先につけた棒を入れてかき混ぜると、ぷーっとふくらんできます。その時の白い粉が炭酸水素ナトリウムで、炭酸水素ナトリウムが分解するときの二酸化炭素の発生を利用したお菓子です。
ただし、いくら二酸化炭素が発生しても、砂糖液がとろとろの液体のままだったら、みんな抜けてしまってかたまりません。ふくらんで固まるためには、急速に表面が固まって、二酸化炭素が抜けにくくなることが必要です。調べてみると、火から遠ざけた時急速に固まるのは、砂糖液が130℃付近の時だということがわかりました。
準備 大きなお玉、砂糖(三温糖)、炭酸水素ナトリウム(重曹)、卵の白身、割りばし、ぬれぶきん
方法
- お玉に砂糖を約7分目入れ、水をその半分ほど加えて、火にかける。時々かき混ぜる。(白砂糖でもできる。ザラメは、出来上がりの色は良いが水にとけ残りがあると失敗しやすい。三温糖は色も良い)(水の量は、いいかげんでよい。水が多いと時間がかかる。ただし、少なすぎると途中で砂糖が細かい結晶の状態(シャル)になる。砂糖が再結晶してしまった状態)
- 数分後105℃になる。このへんで温度はしばらく上がらない。105℃をこえたあたりから、火を弱火にし、温度上昇をゆっくりにする。
- 125℃になったら、すぐに火からおろし、ぬれぶきんにお玉の底を数秒〜10秒くらいつける。
- お玉をぬれぶきんから机の上にうつし、ごはんつぶ〜あずきつぶくらいの炭酸水素ナトリウム+卵白+砂糖を加え、割りばしでよくかき混ぜる。お玉の底に割りばしを強く押しつけるように、全体を激しく20回ほどかき混ぜる。(うまくいく時は、かき混ぜはじめると全体が白っぽくなる。かき混ぜるのは約10〜20秒くらい。状況によって異なる。かき混ぜるのを止めるタイミングは、しだいにねばっこくなったころ)
- ふくらみ固まったら、お玉を火にかけて、カルメ焼きとお玉のくっついている部分をとかし、紙の上にポンとあけて出来上がり。(失敗したら少量の水を加えて火にかけてとかしてとる)
- 後片付け 実験が終わってみると、砂糖が器具などにべったりくっついているということになりやすい。机の上にも、こびりついているでしょう。砂糖がたいへん水に溶けやすいことから、固まりついた砂糖のところに水をかけたり、十分に水でぬらしたぞうきんをかぶせておくと、時間がたてばとけて、掃除しやすくなっています。
結果
実験から分かったこと
感想