化学TB 資料8 物質の量の表し方

    2年    組    番 氏名(                            )

原子量・分子量

原子の相対質量 原子は、その元素の種類と質量数で決まる固有の質量をもつ。

 しかし、その質量は極めて(        )10−24〜10−22g程度

原子の質量が関係した量を表すとき、それぞれの原子の質量そのものは使わない

基準 炭素の同位体12Cを質量の基準にする (国際的に取り決められた。)

  原子の相対質量の基準;12Cの質量を12(基準)とする

 

元素の原子量

  原子量;天然と同じ割合で混ざった同位体の相対質量の平均値

例 12C と 13Cが98.90%、1.10%の割合で混ざっている炭素Cの原子量は

 

 

原子量は、原子の相対質量だから、単位はない。

分子量と式量

分子の相対質量を12C=12で表した値を(分子量)という。 分子をつくっている元素の原子量の和

 二酸化炭素CO    アンモニアNH    水HO    エタノールC

 

組成式をもとにした元素の原子量の和を(式量)という。

   鉄Fe   塩化ナトリウムNaCl   塩化マグネシウムMgCl2 

 

物質量

米1kg、大豆2lというように、米や大豆の量はふつう質量や体積で表すが、粒の数を使っても量は表せる。 米1kgは約       粒、大豆2lは約        粒

 物質の量 原子・分子・イオンなどの粒子の 個数で表す。  ( 物質量 )

モル  物質量には mol (モル)という特別な単位を使う。

  1mol ; 12gの12Cに含まれる原子と同じ数の粒子の集まり

 質量数12の炭素原子1個の質量は1.993×10−23gだから、12g中の12Cは

        12 (g/mol)
  N=――――――――――――― = 6.02×1023 ( 
/mol)
      1.993×10−23 (g)

    N を、アボガドロ定数とよぶ。

1molとは…6.02×1023個の粒子の集まりをいう。

n molの物質は、n × N個の粒子から成る。

 

1molの質量

 グラム単位で表すと、その数値は原子量、分子量などの数値と同じになる。

  1molの原子や分子の質量は (原子量)〔g〕、(分子量)〔g〕となる。

 

気体1molの体積

0℃、1atm(=           )で、有効数字3けたの範囲で、22.4になる。

 温度と圧力が一定のとき、1molの気体の占める体積は気体の種類によらず一定で、標準状態では22.4lになる。

アボガドロの法則を反映…同温・同圧で同体積中に含まれる気体分子の個数が同じ

気体の分子量は…標準状態で22.4lの気体の質量を〔g〕グラム単位で測ればよい。