観戦記 == FORMULA-NIPPON #6 菅生 ==




1.予選
2.スペシャルステージ
3.決勝
4.アトラクション
5.謝辞



1.予選


SPコーナー

 菅生の予選を観るのは今回が初めてでした。 で、観戦場所として選んだのはSP。 昔(93年だったかな?)のレーシングオンに掲載された星野さんのインタビューを読んでから、一度は菅生のSPコーナーで予選を観たい!と思ってた んです。 (もうフレンツェンもアーバインもいませんが)  これは正解だったようです。各ドライバーの走りの違いがここだとよく分かります。


山本クン、やるなぁ

 今回の予選でひときわ目立っていたのは山本勝巳選手です。 彼の気合の入れようは異常でしたね。 予選開始してすぐ、一人だけ異常に速いスピードで走ってました。 他の選手がまだペースに乗る前だったのでなおさら彼が速く見えましたね。 SPアウトのコーナリングなんて飛び出さんばかりのスピードで・・・・
飛び出してました(オイオイ)
でもね、飛び出す前の周回はほんとに異常に速かった!

 飛び出してからしばらく、彼のクルマはピットにいたのか、まったく姿をあらわさなくなってしまいました。

 予選終了まで20分を切ったくらいになって、再度彼が周回を開始しました。 またしても一人異常に速いペースで走っている! SPアウトを飛び出しそうになるクルマを強引にねじ伏せて走っているって感じで、見ていて実に迫力があるんです。 いやはや、山本クンってほんと凄いやつだったんだぁ〜!

 と思ったら、またもやSPでコースアウト!(苦笑) 今度はスポンジバリアに突っ込んでしまい、彼の予選はここで終了。 まだ予選は残り14分もあるのに、もったいない〜。 (結局彼はたった13周しかしてない)

 で、終盤走れなかった山本選手ですが、それでも6位のタイムなんだから彼がいかに速いスピードで走っていたかがわかるでしょう。


見てて楽しいシューマッハの走り

 もういまさらいうまでもないけど、もっともクルマを振り回して走っているのはラルフです。 SPではそれが際立っていました。 彼の走りはもう単純に見ていて楽しいです。 それと、一見ただ振り回しているように見えるのですが、実はきちっとクルマの挙動をコントロールしながら走っているようにも見えます。 というのも、SPの中でさかんにカウンターを当てて走っているんですが、だからってクルマは揺さぶられたりはしないんです。 テールがほんの少し流れるだけ、ごく自然に。 だかステアリング操作を見なければ、まるでセッティングがばっちり決まっているクルマを気持ちよくテールを流して運転しているようにしか見えないのです。凄い!
 ラルフと比べると虎のSPでの走りはごくフツーの走りに見えてしまいました。
 でも、タイムは出てないんだよなぁ、ラルフ。


本山、ようやく

 今回は肝心のところでコースアウトすることもなく、上々のタイムを出してました。 彼の走りもなかなか豪快です。私は気に入りました。
 豪快な走りがいままではたたっていて、コースアウトを連発してたわけですが、ようやくはみ出さないで済んだってわけでよかったよかった。


服部車のエンジンから煙?

 私は未確認なんですけど、なんか予選中服部車から煙が出ていたりしたようです。 決勝のラルフのリタイアと同じ原因か? ま、どっちにしろ今回の服部氏は全然精彩がなかったですね。 マッチに負けなかったのが救い。マジで。

96/08/05(月) 23:35




2.スペシャルステージ


 スペシャルステージでも山本選手と本山選手の走りはとても目立ってました。いやはや、彼らの走りを見ると「若いってイイナァ」って思ってしまいます。(なんのこっちゃ)



 ところで今回、SSでは初めてだと思うのですがアタックを途中でやめてしまうというケースが出ました。御大星野選手です。ま、コースアウト・クラッシュ!ってわけではなくて単にちょっと失敗しただけのようですがちょうど最後のアタックの周で失敗したため、その周でピットインしてしまいました。



 今回、復活してきたのはAGスコットです。彼のクルマはどうもテストが不足していたため今まで上位につけられなかったようです。今年からあまりテストをたくさんしてはいけないようなレギュレーションができたらしく(ピットfmでそういってた。詳細は私は知りません)そのため今年レイナードに代えたばかりのスコットにとっては苦しい結果に終わっていたとのこと。
 ま、彼は道具がよくなればこれくらいのところにつけれる人ではあります。



 で、SSのトップタイムをマークしたのはまたしてもトラなんですが、今回の彼の走りはなんていうか、見た感じの印象はあまり「おお、すげ〜」って感じではなかったですね、山本・本山あたりと比べると。ただタイムはとてもよいのです。トラの2周目、11秒台だったときなんて「これで11秒台でてるの?」という感じでした。そして3周目、この周だけは見た目にも速く、「2周目であれだけのタイムが出てるんだからこりゃ間違いなくポールだな」と思ったらやっぱりポールタイムを出してました。


96/08/17(土) 10:04




3.決勝


一人旅

 決勝はトラの一人旅状態でした。スタートから飛び出すと序盤で2位の御大星野にがんがん差をつけてあとは独走。ついでに2位の星野も3位と差をつけ独走。なんだかレース展開としては淡々としたものになってしまいましたね。


ハンデ足らなかった?

そろそろエンジンかけないとほんとにやばいぞ、トラ。 ドイツからの新人二人にハンデをやるのはもうこれくらいにしようぜ。

なんてことを十勝の観戦記に書いたばかりなのに、それからわずか2戦でトップと3ポイント差まできてしまいました。まだ4戦も残っているのに。どうやら、もう少しハンデをあげても大丈夫だったようです。(言う事がころころ変わる私(^^;;))

96/08/17(土) 10:33




アトラクションでの出来事



 土曜日、SS終了後、前夜祭なるものが開かれました。いきなり最初の出演者は地元の小中学生たち。なんかこの前夜祭、急遽決まったものらしいのですがその割には演奏する小中学生はちゃんと演奏をこなしてました。

96/08/17(土) 10:52



 続いての出演はフォーミュラニッポンのTV中継のエンディングテーマを担当しているという???というバンドでした。(バンド名忘れてしまいました・・・)
 あれ、FニッポンのTV中継にエンディングテーマなんてあったっけ?
 聞いた感想はっていうと、まあ、フツーのポップスですね。レースのテーマよりドラマのテーマのほうがよいような気がする。

96/08/17(土) 10:58





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