1998/10/下旬
UNIX USERの98年11月号(かな?)で505RXがB5サイズで
XGAの解像度を持っているという記事を読んでしまって、
それからはもう、ほしくてたまらなくなったのさっ。
それだけの解像度があれば、Beckyのよう広い画面を要求するソフトでも問題ないしね
(私が使いたいのはBeckyではなくてWanderlustだけれど)。
その後、本山哲のホームページでCARTドライバーの
(になる、と言った方が正確か)
服部選手もVAIOっていうのを知ったというのもあるかな。
1998/11/07
どこに行っても「売り切れです。次の入荷も未定です。」といわれるばかり。
そんな中、T-ZONEだけは予約を受け付けていたので聞いてみると
「3週間はかかると思ってください」と言われたので、一旦引き下がることにした。
1998/11/14
やっぱりあきらめきれず、翌週もアキバへ。
アキバではVAIOフェアとか銘打って各店ともVAIOの広告や紫色のバイオ袋を配ったりしていた。
「でもなぁ、いくら広告打ったって商品がなかったらしかたねーじゃんかぁ」
しかし、こんな大々的なキャンペーンをしてるってことは、
もしかすると505RXも間に合わせて出荷してるのかもしれない、、
と多少の希望的観測を交えて、とりあえず一番可能性がありそうなT-ZONE
に行ってみると、あった!505RXには「残り3台」の札がかかっていた。
しかし、その横にはC1もあり、多少迷った。
だってC1はポインティングデバイスが私の好きなスティックタイプな上に、3ボタンなのだ!
知らなかった!これはこれでほしいぞ。
(もっとも真ん中のボタンが普通に使えるのかは知らないけど)
でも、結局505RXにしたのでした。だってC1だとカメラが勿体ない気がしたから。
(どーせ25万画素前後じゃ、使い道ないもんねぇ)
1998/11/14
購入して帰宅した日に速攻でLinuxを入れた。入れたのはぷらっとホームが焼いたDebian2。
ただし、VAIOは最近のノートの例に漏れず、NEOMAGICのビデオチップを使っているので、
Xサーバーについては、RED
HATのサイトに行ってXFComを取ってきた。
XFComで感心したのはちゃんとVAIO用のXF86Configもついてたこと
(正確にいうと libretto100ct 用とその他の neomagic 用の2種類がついてました)。
なんて親切なんだろう>RED HAT
ところで、XF86Configは一カ所だけ直さなければならないところがありました。
キーボード!US101の設定になってるんだよね、ってそりゃそーか(苦笑)。
[1999/1/11追記]
RedHat製XF86Configはデフォルトでは8bitカラーになってました。
今まで全然きづかんかった。恥ずかしー。(--;
# どーも簡単に色数が足りなくなるとは思ってたんだよなー(苦笑)。
1998/11/20
VFATを認識させたいと思ったのだがカーネルをコンパイルするときに
どこをいじればいいのかわからなかった。
というか、元のままにしておけばちゃんと認識はするのだけれど、
余計なドライバーがたくさん入るのはいやなのでカーネルの再構築のついでに
いろいろ外しちゃったらVFATが認識しなくなったのだ。
いろいろ試して、Native Filesystemの欄を選ぶと、
そのなかからVFATサポートの設定項目が現れることがわかったのでした。しかし、
なんでNative?Nativeってどういう意味なんだろう?
っつーわけで、1999/1/1 現在の私の
/usr/src/linux/.config はこんな感じになってます (Linux 2.0.34) 。いちおー音もでます。
でもこれがベストセッティングなのかは不明。
だれか、こうすればもっといいよ、っていうのを知ってたら
教えてください。
1998/11/28
これまでは、せっかく買ったのに環境を全然移行できてなくて、
相変わらずチャンドラを使う毎日だったのでした。
で、この週末は私としては珍しくずっと家にいるので「今しかない!」と思い立ち、
ついに全面移行作業に突入。
しかし、問題発生。XEmacs で Wnn6 が使えない!どうも、オムロンが
Wnn6 のライブラリーをソース公開していないため、GPL の問題で
Debian にはバイナリパッケージが用意されていないらしい。がっくり。
でも、あきらめられん。どこかに Debian 用 XEmacs for Wnn6 はないものか。
1998/11/30
あきらめて、当面 Wnn4 を使うことにした。
1998/12/04
Wnn6を使うために自分でXEmacsをコンパイルすることにした。
Debianのディスクにもソースは付いているが、どうせコンパイルするなら新しいほうがいいよな、
と思い、ネットからソースをダウンロードすることにした。
XEmacs Short Tips
に行ってみると、Get21.2!!の文字があったので、21.2が最新なのだろうと思い、
そいつを落してコンパイル。コンパイルに際しては
ここ
を参考にしました。するとあっさりコンパイル成功。やったぁ。
しかし、またしても問題発生。
SEMI等のMIMEツールのバイトコンパイル中にエラーが起きてしまうのです。
何度やっても結果は同じ。かなしぃいい。
いよいよ念願のWanderlustを入れようと思ってたのになんてこったい。
1998/12/08
どうも21.2βは21.0βが途中から枝分かれしてできたものらしいことがわかりました。
しかも、ドキュメントやWWWページ等を見ると、
semiやWanderlustは21.0をターゲットに開発されているような感じもします<単なる邪推。
# 少なくとも21.2β8ではWanderlustも動くようです。
もしかすると21.2β5で動かなかったのは私のやり方がまずかっただけ、なのかもしれないなー。(99/01/14追記)
もしかすると21.0ならうまく行くかもしれない。
ここまで来たらもういくらでもダウンロードしてやる、
と電話代無視で半ばヤケになりダウンロードすることにした。と言っても落したのは
xemacs-21.0.60.tar.gz
xemacs-21.0.60-info.tar.gz
xemacs-21.0.60-elc.tar.gz
mule-base-1.21-pkg.tar.gz
だけ(と言っても13メガほどありますが)で、残りのパッケージは21.2の使い回し。
そのまま使えるか不安ではあったけど今(99/1/1)のところは問題なしで使えてます。
ちなみにconfigure時のオプションは、こんな感じ。
./configure --with-gcc --with-mule --with-x11 --with-xpm --with-pop --with-jpeg --with-png --with-tiff --with-wnn6 --with-xface --with-xim=xlib --with-sound=native
別に明示しなくても、
たとえばwith-xface辺りは自動判別してくれるってドキュメントには書いてあるようにも読めるんですけど
いまいち自分の英語の読解力に自信がなかったので全部指定しちゃいました(苦笑)。
なぜかコンパイルは通ったのに
XIM
は使えない、のだけれど Wnn6 の方は使えるから、ま〜、よしとするか。
どっちかってーと、vje のキーバインドのほうが感覚的に私にはあっているような気がするのだけれど。
1998/12/19
21.0にしたらSEMIも無事にコンパイルできるようになりました。
そこで、Wanderlustも入れてみると、なんともあっさりと動きました。
以前一回Meadowに入れたときはインストールはできたけど全然動かなくて、
初期画面が表示された直後、固まってしまっていたのですが、
あれはたぶんありもしないIMAPフォルダーを探していたんだろうなぁ。
.folderをデフォルトのままで動かしてたもんな、たしか。
ってなわけで、今の私は、VAIOの使用時間の大半はWanderlustとともに過ごしています。
Wanderlust
ってニュースもメールも透過的に扱えるところがいいですね。
あと未読の管理やスレッド表示もちゃんとしてるし。最近
ニフティのフォーラムがNNTPによるアクセスができる
ようになったし、ASAHIネットのサロンはとっくにNNTPアクセス可能だから
メール/ニュース透過っていうことはニフティやASAHIネットも透過的に扱えるってことなわけ。
これは嬉しい。
ついでに自作のWWW掲示板をメーラーで読み書きするperlscriptを組み合わせて、
メール/ニュース/ニフティ/ASAHIネット/WWW掲示板へのアクセスを全部Wanderlustから行っています。
スクリーンショットを見ればその様子がわかると思います。これがとっても快適なんです。
1998/12/22
よせばいいのに、semi-gnusも入れようとして四苦八苦。
別に入れたって使うわけじゃないんだけど、とりあえずapel/flim/semi
と全部入ってるんだからsemi-gnusも入れとくか、と軽い気持だったのがまずかった。
どうしてもエラーが出てしまうのだ。いろいろいじっているうちに、
同じくapel/flim/semiを利用しているWanderlustに悪影響が出てしまった。
そう、Wanderlustからのメールが文字化けするようになってしまったのだ。
それに気づかず、メールを2通、WWW掲示板への書き込みを1つやってしまった。
メールのほうはともかく、WWW掲示板への書き込みが文字化けしたのはまずかった。
「メーラーの設定ミスで」と言い訳したのだけれど、
きっと普通の人はメーラーの設定ミスと掲示板への書き込みがどう関係あるのか不思議だったに違いない、
よなぁ。(- -;;
1999/01/09
XFree86 は 3.3.3になってから、Neomagic製ビデオチップにも対応した。
ってことは、VAIOでもX-TTが使えるってことかぁ、と今更気付いた。
気付いてしまうと、とたんにTrueTypeフォントを使いたくて仕方なくなってしまうワタシなのであった。
ためしにdebian-jpのftpサイトにいってみると、すでにパッケージになっているのを発見。
unstableではあったが、そんなことはどーでもいいのだ。
仮に少しくらい不具合があったって、TrueTypeフォントが使えるなら、
それ以上望むことなんかないぞ。
っつーわけで、以下のパッケージを落してきました。
xserver-xtt-svga
xserver-common
freetype2
libfont-xtt
xtt-font
pd-ttfonts
# あー、最近電話代すごいだろーなー。テレホーダイの利用も考えないと、、、。
ところが。お約束、の問題発生。既存パッケージとコンフリクトしまくりなのです。
そりゃそーだ、ワタシのマシンはver2.0(hamm)なのだが、
入れようとしているのはver2.2(potato)なのだから。
で、仕方ないので、とりあえずぶつかるものはどんどんアンインストールしていくのだが、、、
えっ、GIMPも消さなきゃだめなの?
xbaseも消すのか。あ、xserver-commonっていうのがxbaseの代わりになるのかしらん。
うそっ、imagemagickも消さなあかんのかい。
なんだかきりがないぞっ。いつになったらこの依存関係地獄から抜け出せるのだぁー(泣)。
そして、xserver-commonを入れようとしたところで「ncurses4が必要です」と言われたのだが、
既にインターネットに繋いでダウンロードする気が失せていたのでした。そして
「あーあ、とりあえず一休みしてメールでも読むか」
と普段のようにXを起動しようとすると、なんと「xtermがありません」とほざき
Xが起動しないではないか!なぜだ、なぜなんだぁっ。もうやめたっ。寝よっと。
あー、しかしすっきりしないなー。
1999/01/10
やっぱりあきらめきれなかった私は翌日、ソースからコンパイルすることにした。
# しかし、XEmacs
といい
X-TT
といい、何と
Debian
らしからぬやり方なのだろう、とは思う。やっぱ
Slackware
育ちだからなのかなー(苦笑)。
とりあえず、前日消した xbase などのパッケージをもう一度入れ直した後、
ここから
X-TT
化パッチを落してきて、ついでにインストールマニュアルも落して、
で、インストールマニュアル通りにやってみたらあっさり成功してしまって拍子抜け。
こんなに簡単なら、最初っからソースを持ってくるべきだったよなー、絶対。
この日は
X
のフォント設定の過程で、X
を
8bit
カラーで使っていたことに気づいてしまいました。げげっーーーー。
ってなわけで、
.xserverrc には
X :0 -dpi 100 -bpp 16 -deferglyphs 16
っつー感じで 16bitカラーを使うように記述してみると、なぜか今まで使えていなかった
XIM
機能までもが使えるようになりました。どーもこれも色数不足で起動しなかったってことかぁ?!
今までは、with-xim 付きでコンパイルしたにも関わらず
XEmacs
で
C-SPACE
してもマークがセットされるだけだったのに
突然 vje が起動するようになった。うーむ。
でも今は
XEmacs
だと辞書登録するのに
M-x toroku-region
って勝手に指が動いてしまうんだよなー。
というわけで、vje は相変わらずネットスケープでの入力でしか使っていないのであった。
え、どーしてネットスケープでも Xwnmo じゃないのかって?だって、せっかく買った
vje、全然使わないのはもったいないじゃん<セコいね
ちなみに、X-TT 使用後はこうなったです(使用前は 1998/12/19 のところを見てね)。
もうTrueTypeなしには戻れないなー。
1999/01/13
ロック(なんだろーか?!)ボーカリストの三橋美香子さんのページに掲示板ができたと聞いて訪れてみたら
トップページは Shockwave がなければ何も見えなくなっていた。がーーーん。
私はプラグインの類いは全然入れてなかったのでとーぜん見れない、というか、だいたい
Linux
用のプラグインなんてあるのかいな。
ところが、である。あったのだ。三橋さんのページからShockwaveのページに飛ぶと
「ベータ版だよ」というただし書きがついてはいるけれど、Shockwave のプラグインがあるじゃありませんか。
おおっ、すごい。さすがは今流行の
Linux
だぜ(でも、個人的にはかなりバブル人気っぽいと感じてるんだけど)。
というわけで、
Shockwave
な画面はこの時初めて見たんですが、なかなかおもしろかったです。
しばらくは Shockwave なページ巡りにはまってしまうかも、なんて思ったりして。
それはそうと、三橋さんの掲示板の URL って SJIS 混じってるのね。
これは Shockwave 体験以上にびっくりしたです。インターネットでは、はじめてみた。
# 社内のネットワークでは腐るほどあるけど(苦笑)。
1999/01/22
安達さんのページにある SUPPORTED.CARD.JP
を見ていたら、そのなかには Microtech International XpressDock というのがあった。
私が持っているのはその類似品、、、じゃなかった(^^;、その姉妹品にあたる PortableDock
というものだけれど、ひょっとして同じ方法で使えるのかなぁ、と思って
/etc/pcmcia.conf の CORE_OPTS= の行を
CORE_OPTS=unreset_delay=500 に書き換えたら使えるようになった。(^^)
他にも私のカードで動くのはないかなぁ、
と探したけど、RATOC REX-5536A には無情にも×の印が付いていた(泣)。
やっぱり ZIP を読むには Win に切り替えるしかないかなぁ。
と思ったのだけれど他にも見ていくと、Microtech Mii Zip 100 Drive は動く、との記述を発見。
確か、これって ZIP ドライブの電源なしで使えるっていう商品だったはず。
ZIP ドライブの馬鹿デカい電源とおさらばできれば、
メディアとドライブごと持ち運びだってできない話じゃないし
しかも Linux でも使えるのなら買わない理由はないぞ。今度アキバに行ったら絶対買わなきゃ。