問寒別車輌製造−模型
小ネタとか
1.流用に便利なMrカラー
312 グリーンFS34227 → 乗務員室など客室より濃い目の壁面色、青大将
319 薄松葉色 → 運転台パネル色
322 フタロシアニンブルー → 青15号青20号

312と319の使用例。前面窓からチラと見える緑色が効果的
2.KATO製品の塗装剥離
KATO製品の塗装を落とそうと薄め液に浸すとプラが崩壊するのはよく知られています。
イソプロピルアルコールを使えば比較的安全に全剥離できますが、3日〜1週間掛かってしまいます。
塗替え作品ののために段差だけ消せればよいと印刷だけ落とそうとして、薄め液を浸した綿棒や
ティッシュで擦ると、こんどはケバが車体にくっついて手におえなくなります。
ケバが残るのは拭き取りの初期段階で、軟化した塗料がケバを抱き込んでしまい、窓断面等に
こびりついてしまうためです。
では、始めのうちはティッシュを使わず、薄め液を含ませた筆で擦ってやれば....
これだと薄め液が塗ったそばから乾いてしまい、休みなく手を動かさねばなりません。
同時に作業できるのはせいぜい2両程度と効率も上がりません。
と言う事で考えたのか下記の手順です。
作業手順・・・KATO製115系湘南色を例に
車体より少し大きめにちぎったティッシュを車体に乗せ、上から薄め液をしみ込ませていく。
しみ込ませたところ
しばらく待ったら、別の丸めたティッシュで軽く押さえてやり、そっと剥がす。
すると....
このとおり
印刷のオレンジのみがぺロリと剥がれています。雪切室ルーバーもそのまま剥がれるのが面白いですね。
この行程を1〜2回繰り返します。
オレンジが半分くらい落ちたところで薄め液を含ませた筆で軽く擦り、最後にティッシュで軽く拭いてやれば
(ゴシゴシ擦ったらダメです)下地の緑のみとなり、塗替え用としては十分な下地が出来上がります。
いかがでしょうか?
08.12.20. 更新