決勝 8月 4日 11時30分スタート 晴れ

午前11時30分レースはスタート!ホールショットはなんとARTA-EXの
ダグ・ポーレン(18)。武田(71)以下ホンダ陣営はスタート失敗。しかし
悲しいかなX-フォーミュラではスピード不足。まずは梁(7)が先頭に踊り
出た。

しかし3週目。今度は北川(8)が梁をパス!トップに浮上する。

丁度10番手前後高橋裕紀(10)と藤原(39)がバトルを繰り広げていた。

トップを行く北川(8)しかしその背後には梁(7)そしてじわじわと順位を上げ
てきた玉田(33)が迫って来た。

5周目再び梁(7)がトップに立つがその背後には赤いマシンが2台。いよいよ
キャビンホンダ軍団の逆襲が始まった。先頭グループ4台は9秒台で走行し、
後続グループを引き離しにかかった。

8周目とうとう本命加藤大治郎(11)がトップに立つ。

そして14周目。なんと北川(8)がヘアピンでスリップダウン!大きなダメージ
はなさそうだったが、これで3周をロスし、トップ争いからは脱落した。

これでトップ争いは玉田(33)、加藤(11)、梁(7)のワークス3チームに
絞られた。ちなみに写真は22周目、玉田がトップに立った所

一方YSP YAMAHAはトップ争いからは少し離れ淡々と走行中。写真は
吉川和多留

とこっろで周回数はわかりませんが、ヘアピンでホンダ浜松エスカルゴ
(74)が転倒!小田切は腰を打ったのか、立ち上がれない。オフィシャル
に抱えられようやくコースから避難。マシンもオフィシャルの手で撤去され
たが、コースには部品とオイルが散乱。オフィシャルはマシンの通過の合
間合間にコースに飛び出しては、コースの清掃とオイル処理を行っていま
した。しかしレース序盤ならばともかくひっきりなしにマシンが走行するなか
での作業ははっきり言ってヒヤヒヤ物。赤旗かセイフティ-・カーもでずに
処理を行うとは凄いというか富士と大違いと言うか・・。まあなんとも言えま
せんが、もうレースそっちのけでオフィシャルの作業見ていました。

さてホンダ勢まず最初にライダー交代をした桜井ホンダ。いよいよバロス
の登場!しかし3位岡田とは20秒差だが、なかなか差を詰める事が出来
ない。

一方首位争いは加賀山(7)とエドワーズ(11)の戦いとなった。一方岡田(33)
は周回遅れに阻まれ、トップグループからは遅れ気味・・。

40周目ようやくエドワーズ(11)は加賀山(7)とのトップ争いに決着を着け
加賀山(7)と4秒の差をつける事が出来た。

トップ争いで大きな動きが出た40周の次の周回でKAWASAKIの有力
プライベータ−、阪神ライディングスクール(6)鶴田がスリップダウン。再
スタートしたものの、今度は48週目にヘアピンでマシンを大破させリタイア。

さてトップグループはキャビンホンダ2台の後ろをSUZUKIが追うと言う展開
で膠着状態となり、レース開始後5時間がたった。この頃から4位につけてい
たバロスがペースアップ!

しかし3位の加賀山も負けじとペースアップ。3位争いが白熱して来た矢先
の157周。S字で加賀山のマシンがエンジンブロー!リタイアとなった。これ
でホンダの6連覇がほぼ見えてきた。

ところで8耐は新人の登竜門でもある、将来のワークスチームに加わる為
プライベータで参戦し腕をアピール出来る場でもある。写真の嘉陽 哲久(39)
は藤原と組み、最終的には5位をGETした。現在全日本GP250ccランキング
2位!今後が楽しみである。一方高橋 裕紀は序盤で転倒し、再スタートして
30位、森脇 尚護は1回目のライダーチェンジ直後に転倒94周でリタイアした。

やがて夕暮れが近ずきいよいよナイトランとなった・・・。午後6時45分ライト
オンのボードが提示された。

序盤の転倒から立ち直なおったものの、度重なるトラブルが起きたケンツJ
トラスト&MOJO。しかしなんとかトラブルを解消し完走!プロトタイプ故賞
典外ではあるが、26位相当でレースを終えた。周回数は201周、トップと
18周差であった。来年こそ再びリベンジを期待します!

3位走行の桜井ホンダ、武田雄一(71)ともかく今は3位確保の堅実な走行

そしてトップのエドワーズ。最期は加藤に託す事となった。

最期のライダー交代で、コースに出た加藤 大治郎。ここで最期の試練が
彼を襲った。この週末気まぐれに降るにわか雨。それが午後7時を過ぎた
あたりから西コースを中心に降り始めた。加藤(11)のタイムは2分14秒台
まで落ち、一方バロスは再び加藤との差を詰め出した。ピットは騒然となり
一時はエドワーズが待機する場面もあった。

しかし雨は降ったり、やんだりを繰り返し、バロスの追撃も加藤には届かな
かった。8時間2分4秒922。219周の周回を重ねた加藤がチェカーを受けた。
これで加藤は2回目、エドワーズは3回目の8耐優勝となった。
| 順位 | No | チーム | ライダー | 周回数 |
| 1位 | 11 | チームキャビン ホンダ |
加藤 大治郎 コーリン・エドワーズ |
219周 |
| 2位 | 33 | チームキャビン ホンダ |
玉田 誠 岡田忠之 |
219周 |
| 3位 | 7 | チーム桜井 ホンダ |
アレクサンドレ・バロス 武田雄一 |
219周 |