風折烏帽子

風折烏帽子

(本調子)

風折烏帽子(かざおりえぼし) 腰蓑つけて
清き流れの長良川
流れ尽きせぬ幾千代かけて
君にささげん鮎の魚
舟端たたいて ほうほうほう


稽古日 平成二十五年二月十六日
春日小唄集 七七頁


風折烏帽子(かざおりえぼし)
立(たて)烏帽子の頂が風に吹き折られた形の烏帽子。
狩衣(かりぎぬ)着用のときにかぶる。
右折りは上皇、左折りは一般が用いた。
平礼烏帽子(ひれえぼし)。かざおり。
出典:デジタル大辞泉の解説

長良川鵜飼(ながらがわうかい)とは、
岐阜県岐阜市の長良川で毎年5月11日から10月15日まで行われる鵜飼である。
中秋の名月と増水時を除く毎夜行われる。
中秋の名月に行われないのは、
満月の月明かりにより篝火に鮎が集まりにくいためといわれるが、
他の満月の際には催されるので、
これは伝統的な公休と言える。
1300年ほど前から行われており起源は漁としての鵜飼だが、
現在は古典漁法を今に伝える観光としての鵜飼である。
そのうち宮内庁の御料場で行われる8回の鵜飼は「御料鵜飼」と呼ばれ、
獲れた鮎は皇居へ献上されるのみならず、
明治神宮や伊勢神宮へも奉納される。
長良川における鵜飼は日本で唯一皇室御用の鵜飼であり、
長良川の鵜匠は職名を宮内庁式部職鵜匠といい、
長良川の鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財、
長良川鵜飼漁法は岐阜県指定無形民俗文化財である。
また、この鵜飼が行われる長良川中流域は1985年「名水百選」に、
また岐阜市の長良橋から上流約1kmまでの水浴場が1998年環境省認定「日本の水浴場55選」に、
2001年「日本の水浴場88選」に全国で唯一河川の水浴場で選定されるなどする清流である。
出典:ウィキペディア