■■■ オロモルフのエッセイ集3 福島第一原発(オロモルフ)■■■


◆◆◆ ▼テレビ ◆◆◆

 を見ていますと、被害の拡がりが予想以上で、空前の震災だった事がわかり、いささか呆然としております。
 私らの方は夫婦とも80に近いですから、若い人に迷惑かけないように過ごすくらいしかありません。
 救助が進むことと、被害の拡大を防ぐことを祈るばかりです。
 原発災害の問題は、テレビを見ていても、何の事やら分かりません。爆発の白煙は見えるのですから、どの建物なのかすぐに分かる筈ですが、テレビの人にはなかなか分からないらしい。衛星写真はどうなんでしょうか? ・・・と思っていたら、だいぶ遅くなって写真が出て分かりました。
 じつにきわどい。
 深夜にNHKの解説で海水を入れると言ってましたが、どうも話が分かりません。どこに、どこから、どのように入れて、それをどこから、どのように、出すのかの説明が無いのに、アナウンサーが頷いているのが変。専門家の解説は、昼から夜まで同じ事を繰り返しているだけのように見えます。どうもはっきりしません。質問したいけど、質問など出来ませんし・・・。政府閣僚の説明は論外で、国民の疑問に何も答えていません。


◆◆◆ ▼原発 ◆◆◆

 昨日もテレビの解説をだいぶ見たのですが、どうも分かりません。
 アナウンサーは、結果としてどうなるか、だけを心配していて、それが分かると話を打ち切りますね。
 私は技術系の人間なので、その場に仮に自分がいたとして、なぜ、どこを、どのようにして、いじるのか――が分からないと落ち着きません。
 ですから、ずっと落ち着かないまま過ごしています。
 たとえば、海水を入れても循環させなければアッという間に沸騰してしまうのでは?
 原発の安全性については、地震のたびに疑問を持ちましたので、次の機会に書きます。


◆◆◆ ▼海水注入の話 ◆◆◆

 専門家や科学記者とされる人たちがアナウンサーに解説しているのを、今日も必死で見ていたのですが、やっぱり何のことなのか分かりませんでした。
 アナウンサーは「分かりました」と答えていましたけど、本当に分かったんでしょうか?
 どなたか、原発に強い人がおられたら、説明してほしいです。


◆◆◆ ▼原発反対 ◆◆◆

 原発反対運動家にも、停電の不便さを味わってもらいたい。
 反対運動の不毛が多少は分かるかも。
 私らの年代だと、電気が来ている方が珍しかった時代を知ってますけど。


◆◆◆ ▼原発の設計 ◆◆◆

 もし設計者が十分な設計を主張していたとしたら、おそらくは経済性の問題で圧力がかかって妥協してしまったのでしょう。


◆◆◆ ▼原発容器 ◆◆◆

 内部の容器が厚さ15センチの鋼鉄、その外側が厚さ3センチの鋼鉄だという話ですが、私だったらそんな薄い防禦にはしません。戦艦大和のようにします。しかしカネがかかりすぎるとして首になるでしょう。


◆◆◆ ▼理想電池 ◆◆◆

 つくづく思うのは、超高性能の電池が有ればいいなあ――ということです。
 そうすれば、被災地にも役立つし、原発災害にも役立ちます
 SF的な理想電池を空想した事がありますが、それは交流まで出せるので、発電機など不要になります。
 SF的理想電池は無理ですけど、電池の高性能化はとても重要だと思います。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5097『震災関連2』◆◆◆

▼分かりにくい説明

 テレビで見る解説の分かりにくさは言語に絶するほどです。
 政治家の解説もアナウンサーの解説も専門家?の解説も。
 とくに東電の人の停電の話、何を言ってるのか、さっぱり分かりませんでした。
 戦後の国語教育の成果なのでしょうか。

▼うちの停電予定

 13日の夜までは9:20〜(テレビ報道で)
 14日の朝のうちは12:20〜(市のサイトで)
 14日の夕方になると15:20〜(町内会役員の話)
 14日の夜には、15日の早朝6:20〜(テレビ報道で)

 で、まだ一度も停電せず。なんだか狼少年みたくなってきました(苦笑)。

▼海水注入のメカニズム

 について、昨日の民放テレビの解説で、多少は分かりました。まだ半分ですけど。

▼発電機の選択

 原発におけるポンプなどを動かす電源を推理しますと、原発が発電している時はその電力、次が他の発電所から送電線で送られてくる電力、最後が自前の発電機・・・この三段階でしょう。
 しかしこれは平時における三段階です。
 非常時になりますと、当然ながら第一と第二はありません。
 ですから第三が第一になってしまいます。
 したがって第三の予備がどうしても必要になります。
 それも各原子炉に数台は必要です。
 KABUさんによるとエンジンの水冷装置がうまくいかなくなったとか・・・。
 これは設計や置き場所が拙いですね。海岸にあるのに津波対策が出来ていないです。

▼発電機の予備

 敷地内に一台でしょうが、あとは津波を絶対にかぶらない高台の上とか地面が揺れても倉庫は揺れない耐震櫓の上とか・・・。
 私の素人発想でいいますと、いざという時、その高い場所の予備発電機は移動しません。そこから電線を敷地まで引っ張ります。
 地下はダメです。すぐ手の届く空中に張ります。これなら緊急時にすぐに張れますし、切れてもすぐに直せます。
 むろん水冷なんかにはしません。

▼海水用ポンプ

 これって、どのように設備してあったのでしょうか。
 自衛隊が助けたという話もありますけど。
 津波で海の水がぐじゃぐじゃに汚れた時の対策は?

▼人材払底

 もう数十年も前ですが、原発批判が多くなったために原子力関連の学科を希望する若者がほとんど居なくなったと、嘆いている老教授の声を聞きました。
 原発反対運動と少子化が人材不足につながったと思います。
 いまではもう原子力学科って無くなったのではないでしょうか? 別の名の学科の中に少し残っているだけで。
 東海村で放射線が発生した事件の時も、バケツで人夫さんがどうかしていたとか、絶句するような事がありました。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5102『世相家事雑感』◆◆◆

▼災害関連

 ついに四号機も火災に・・・。米軍がポンプを持ってかけつけて消してくれたという話を読みましたが本当か・・・?
 五、六号機の温度も上がっているとか・・・じつにきわどいです。
 我々は祈るほかありません。
 一方津波による死者数はやはり数万にはなりそうですね。
 米軍空襲以後最大の惨劇です。

▼予備

 私に理解出来るのは電気系くらいですが、自家発電機に津波対策が無く予備も無かった――という話が本当だったとしたら、完全な設計ミスです。
 完成後にもそれに気づかなかったとしたら、危機意識皆無です。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5105『世相家事雑感』◆◆◆

▼後手後手

 原発では、措置のランクを仮にABCD・・・で表しますと、危機意識があればCの措置を採るべき時にAをやってる。Dを採るべき時にBをやってる・・・そういう感じがします。
 後手後手です。
 これもたぶん、危機解決よりも経済性を重視する訓練を受けた人たちが原発を運営しているからなのでしょう。
 海水注入だって、地震の直後からやるべきでしたが、そうするともう炉は使えなくなって経済的に損をする――そういう平時だけに通用する発想で遅れたのでしょう。
 避難区域だって、5キロ→10キロ→20キロ→30キロというふうに小出しにして、何だか分からなくなっています。
 最初から50キロにし、それでダメなら100キロにする――くらいの事はしないと、危機を防ぐ事は出来ないのでは?
 政府の危機意識は論外ですが。

▼自家発電機のお粗末ぶり

 この事は前に書きましたが、ようやく少しだけ東電の人が言ってました。
 危機に瀕した原因の大きなものに、自家発電機の損傷が有った。今日の午後には送電線が復活して一部ではあるが電力が届く――と。
 信じがたい安全設計です。
 前にも書きましたが、自家発電機が第三の予備というのは、平時の事です。非常時にはこれが第一になります。
 なのに、津波への備えもない一台が有るだけです。
 安全な場所に仕舞われた予備など一台も無いらしい。
 金銭的には、炉自体より遙かに安価な筈です。
(以上は私がインターネットで見た事が事実ならばの話です)

▼放水ポンプ

 の準備も何かとても頼りないように思います。
 どれほど強力なポンプがどれだけ有ったのか・・・?


◆◆◆ ▼送電線 ◆◆◆

 原発に送電線がやっと届きそうだとか。
 こういう話を聞きますと、前に書いた原発に必要な電力の三段階は、素人考えではありますが、あたっているような気がしてきます。
 以下再掲

◎平時の三段階
1.原発自体の電力
2.他から送電線を通ってくる電力
3.自家発電機の電力

◎非常時の三段階
1.自家発電機aの電力(平時用と同じもの)
2.自家発電機bの電力(地震や津波に十分な耐性のあること)
3.自家発電機cの電力(津波の来ない附近の高台に耐震性で設置されていること)

 ところが福島第一では平時の3.しかなく、しかも地震や津波に弱い構造だったとのこと。これじゃ事故が生じるのは当然です。
 私は臆病なので、もし私が設計者だったら、非常時の三段階を無くせと言われたら精神錯乱してしまうと思います。


◆◆◆ ▼矛盾 ◆◆◆

甲:放射線濃度が高い時は絶対近づいてはいけない。
乙:大至急水を入れなければいけない。

 解説の大学教授がこう言っていました。
 誰が考えたってこの二つは矛盾しています。
 知りたいのは、「この矛盾を解決する技術的方法」なのに、質問した司会者は「なるほど」と言っただけでした。
 こういう説明をする専門家が多いですね。何の専門家なのでしょうか。
 わからないなら「わかりません」と言うべきです。


◆◆◆ ▼分かりやすい解説 ◆◆◆

 ようやく分かりやすい解説に出遭いました。
 それは、東京消防庁の人でした。
 じつは気づくのが遅くて、一部分しか聞けなかったのですが、いかにもたたき上げのような顔をした人物(本当にそうかどうかは知りませんが)の説明です。
 こういう修羅場では、現場で何十年も苦労したのちに幹部になった人の話がいちばん信用出来るし分かりやすいです。


◆◆◆ ▼素人考え ◆◆◆

 原発事故について、素人考えが次々に浮かびますので、少し書いてみようと思います。とっくにやってる事かもしれませんし、現場で苦労している人が聞いたら怒り出すかもしれませんが、決して面白がっているわけではありません。

▼素人考え1

 日本には無人ヘリがあり、アメリカにもたくさん有るでしょう。
 そういう遠隔操縦の無人ヘリにカメラを積んで建屋の上から撮影したら、容器の様子などがかなり分かるのでは?
 もうやっているんでしょうけど、報道には出てこないので・・・。

▼素人考え2

 原子炉のガス抜きですが、空中に放出すると放射線が増えるといいます。
 であれば、鋼鉄の上に鉛を張った大きな箱を至急作って、その中に吸い込んだらどうでしょうか。
 最初、その中にふつうの水蒸気を入れて、少しおくと、冷えて水滴になるので、容器の中の気圧が下がります。
 そこで原子炉のガスをその低圧で吸い込むのです。
 原子炉内のガスも水蒸気が多いでしょうから、吸い込んだあとは体積が減り、さらに吸い込めるでしょう。
 この程度の箱なら、一日で出来るのでは?
 吸い込んだ後はヘリで遠方に運んで、少しでも洩れないように厳重なカバーをします。
(自信ありませんが輸送用石油タンクの利用なども可能かも)

▼素人考え3

 無人ヘリの用途ですが、放水用ホースの先端に重りをつけたものをヘリにぶら下げて運んで、燃料プールの上に落とすと、重りの作用でほぼ安定するでしょうから、そこで水を注水したら、どうなるでしょうか?
 こうなれば放水ではなく注水ですから、効率はとても良くなると思います。
 うまくいってるかどうかは、ヘリのカメラで確認するわけです。
 器用なロボットがあれば、壊れた鉄骨のどれかにホースを結びつければいいんですけど。
(ホースの先端を燃料プールに入れるアイディアは無数に出てきますが、たぶん多くの現場の人が考えているのでしょう)

▼素人考え4

 長大なクレーン車は使えないものでしょうか。
 クレーンの先にホースを結びつけて。

▼素人考え5

 軽い樹脂で塔を作ってそれにホースを固定し、無人ヘリで建屋まで運ぶ方法。

▼素人考え6

 原子炉の水循環装置が壊れてしまっているわけで、それで海水を注入しているという話ですが、どこからどのようにそれをやっているのかが、「専門家」の解説では分かりません。どういうポンプをどこに置いてどのように使っているんでしょうか? またそれ用の海水はどこから採っているんでしょうか?
 でもとにかく海水が注入できているという事は、パイプを繋ぐ入り口が原子炉にあるわけです。
 それがあれば、そこに水の出口と入口を同時に作って(つまり一本のパイプの中に二本入れて)多少の循環は出来るのでは?
 外にポンプを置いているのでしょうから、そこに冷却装置も置けば、一本だけでも多少の冷却は可能なのでは?


◆◆◆ ▼50サイクルと60サイクルの話 ◆◆◆

 西と東で電力のサイクルが違うので、電力の融通が出来ないらしい。
 これも変です。120年たっても統一されないとは・・・。
 昔は統一は大変だったでしょうが、最近では電子機器の性能が向上しているので、どちらかに統一しても何とかなるのではないでしょうか。
 そうすれば相互に融通しあう事が出来ます。
 このような統一をすれば、いろんな設備が必要ですが、それが逆に経済を刺激するのでは?
 まあ、大変と言えば大変ですけど・・・。

 どうしてもダメな場合は、50サイクル地域の発電所に60サイクルの機械を義務づけるなど・・・。
 どちらでも発電出来る発電機を発明するとか・・・。


◆◆◆ ▼温度と圧力 ◆◆◆

 原子炉の温度が急上昇し、一時400度になり、危険なので海水注入を増やして温度を下げたが、蒸気圧は上がった。その後ある程度落ち着いた。
 こういう話をテレビでしていたと、家内に聞きました。
 私が気になったのは、温度と圧力の関係です。
 水というのは、気圧が低いと、低い温度で沸騰します。
 ふつうの地表では、だいたい100度で沸騰します。そして、閉ざされている場合、水面の圧力が沸騰によって一気圧を超えると、沸騰が抑えられます。
 富士山の山頂などではもう少し低い温度で沸騰するそうです。
 逆に、気圧が一気圧より高いと、100度でも沸騰せず、もっと高温度で沸騰します。
 では、400度になると、どんな高圧で沸騰し、原子炉の空間はどのような圧力になるのでしょうか?
 私の知識には無い事でしたので、理科年表でそれを計算してみました。
 温度の上昇に比例して圧力が上がるのではなく、幾何級数的というか加速度的というか、激しい勢いで高圧になると分かりました。
 とても大雑把なものですが、下のグラフのようになりました。
 縦軸はふつうの1、2、3・・・ではなく、1,10、100、1000・・・と、十倍ずつになる片対数グラフです。
 合っているかどうか、まったく自信がありません。
 これが大体合っているとすると、400度では原子炉内の圧力は300気圧くらいになります。これはたぶん、海面下3000メートルの水圧に等しいのではないでしょうか。
 もの凄い圧力です。
 危ないです。
 本体は別にしても、パイプなどはひとたまりもないのでは?
 保証されているのが300度くらいらしいですから、だとすると100気圧までです。
 それが三倍になっていたわけですね。
 三割温度が上昇すると圧力は三倍になる!

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◆◆◆ ▼ウンチの臭い ◆◆◆

 尾籠な話で恐縮ですが、原子炉と放射線について、ウンチとオナラの皮肉なたとえ話があちこちにありますね。
 ある場所にウンチが溜まって臭くて健康にも悪いので、ウンチの専門家を呼んで話を聞くと、ウンチの臭いの成分をエンエンと話してくれて、どうしたらウンチを掃除できるのかという技術はいっこうに分からない。
 ウンチは片付けないといけません。しかし近づいては臭うので危険です。
 話はここで終わってしまって、ウンチの臭いが強烈な現場でどういう機械を使ってどういう作業すれば良いかについては、専門家もアナウンサーも何も言わない。
 まあ、そういうような皮肉です。
 たしかに、原子力ハンドブック(うちにも有ります)を見れば素人にも分かるような話しか、テレビでは出てきませんね。そういう話は――不要ではありませんが――最初の数回で結構です。もう十分に分かりました。
 つまり、平常時の物理学の専門家を非常時の修羅場に呼んで質問する方が間違いなのです。
 私のような人間には、物理学の話より、原子炉の設計図を見せてくれた方がずっと有り難いです。とくに配電系や通信系。もちろん見ても判りませんけど。
 さらに、海水を入れているポンプやホースのマニュアルを見せてくれると有り難いです。ついでに防護服のマニュアルも・・・。これらも、見ても判らないでしょうけど。
 以上は徐徐に改善されているとは思いますが、まだ隔靴掻痒です。


◆◆◆ ▼希釈の効果? ◆◆◆

 強い放射線が観測されている水が建物に溜まっているというニュース。
 これが地中や海中に入らないように注意しないといけない――と政府が言っていましたが、では、どこに流せばいいのでしょうか?
 もし鉛で囲った容器に入れるとしますと、そういう容器が何百何千と必要だと思いますが、どこにあるんでしょうか?
 これから作る?
 放射線が通常の一万倍あるとすると、それを海の水で一万倍に希釈すれば、ふつうの海水になってしまうような気がします。
 海は広大で深いですから、一万倍どころか一億倍の海水だってほんの一部に過ぎないと思います。
 しかし、政府の説明ではそうはいかないらしい。
 このあたりの事は、素人考えでは無理で、beeさん、教えてもらえないでしょうか?


◆◆◆ ▼保安院 ◆◆◆

 ――というのも、何だかよく分かりません。
 聞いていますと、東電に命令したり東電を叱ったりしているだけのように思えます。
 東電が当事者能力を失っていることは、もうわかりきっているのですから、保安院の幹部が自らが陣頭指揮に立たないと、何事も進まないのでは?
 それとも、そういう能力の無い人たちが集まって出来たのが保安院なのでしょうか。
 だとしたら情けない。
 日露戦争では、大臣を卒業したようなお偉方が大砲の飛んでくる所に陣取って指揮しています。


◆◆◆ ▼大量の放射性汚水 ◆◆◆

 ――の収容タンクが作ってなかったというのも、私の感覚ではとても変です。
 それこそ戦艦大和みたいな特殊タンカーを造るべきですね。
 水爆が落ちても壊れないくらい頑丈なタンクで、普段は真水を運び、緊急時には汚染水を入れる。
 六万トンくらいのやつを・・・。
 あるいは、簡単に接岸できる小型特殊タンカーを多数。


◆◆◆ ▼海への水漏れ箇所 ◆◆◆

 ――が見つかったというニュースが臨時ニュースとして流れました。
 それについてのNHKアナと科学解説者の対話を見ていましたが、どうも納得がいきません。事前に「これこれは聞かないでくれ」と打合せしているのか、それとも私が気にするような事はアナウンサーはまったく気にしていないのか、分かりません。


◆◆◆ ▼内視鏡がほしい ◆◆◆

 放射性の水漏れって大変な事だと思います。
 その昔、数キロにわたって窒素ガスを封入した鋼管を埋設したものの面倒を見る立場にいたことが有るのですが、いくら洩れないように厳重にしたって継ぎ目から洩れてしまいます。
 それを外から見つけてシールするのは至難です。
 不可能です。
 というわけで、ちょっと考えたのですが、原子炉の中に内視鏡を入れて洩れる場所を発見しシール出来ないでしょうか?
 海水が入れられるのですから、内視鏡も入ると思います。
 前に内視鏡の大腸検査とかポリープ除去とかをやってもらった事がありますけど、内視鏡ってけっこう器用に動きます。大腸のひだの間をかき分けて、そこにあるポリープを見つけて器用に切り取ります。
 それの大型なのを作れば?
 とくにパイプの中は内視鏡の得意領域だと思います。
 あと、ゴキブリのようなロボットを作ってそれを原子炉の中に入れて、そのロボットが自動的に洩れを見つけて、自分の身体を溶かしてシールしてしまうとか・・・。
 まあ、今の技術では無理でしょうけど・・・私がもし若くて、こういう種類の装置を開発しろと言われたら、おそらく夢中になったと思います。


◆◆◆ ▼福島原発事故の比較 ◆◆◆

 世界中で、チェルノブイリやスリーマイルとの比較が為されているようですが、たしかに原発自体として考えるとそういう事になるのでしょう。
 しかし今回の日本の場合は、猛烈な津波によって周辺が壊滅し、原発の作業員も津波で行方不明の人がいるような事態の中での津波による原発事故なので、原発の運営のみの事故である他国と比較するのは無理だと思います。
 したがって、福島第一原発については、地震と津波対策が不十分だった点を猛省して、次の原発設計に生かすべきだと思います。
(それにしても、もし私が設計責任者だったら、絶対にあんな設計にはしませんね。もっとずっと高い場所を人工的に作るだろうと思います。電源もあんなふうにはしないでしょう。日本は高層ビルやスカイツリーを作る技術を持っているのですから、十分に可能だと思いますし、費用も五割り増し程度ですむと思います。現在の建物が40メートルとすると、それを60メートルにして下の20メートルは使わないようにするだけの事です。電源配線もパイプ類も、ずべて地上数十メートル以上の高さにし、地表から見える場所に布設します。


◆◆◆ ▼プールからの核燃料取り出し ◆◆◆

 東京電力は13日の記者会見で、福島第一原子力発電所1〜4号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールから核燃料を取り出して安全な場所に移す方法について、複数の手段を検討していることを明らかにした。(読売新聞)

 ――というニュースが有りましたが、これって誰でも考えるような事(*)なのに、日本全体として準備していなかったのですね。しかも、建物が爆発して移送が困難になってから考え始めたらしい。遅すぎます。

*:以下は前にここにオロモルフが書いた事ですが、誰でも考える事だと思います)
 昔の戦艦のような頑丈なタンカーの中に、十分な安全装置のある核燃料プールを作っておけば、緊急時にはそこにヘリで移送して安全を保てると思います。
 移送は大変でしょうが、それ専用の遠隔制御ヘリを作っておけば、可能なのではないでしょうか。


◆◆◆ ▼ロボット計画 ◆◆◆

 日本学術会議(金沢一郎会長)は13日、東京電力福島第一原子力発電所事故の早期収束と安全な廃炉作業に向け、ロボット技術の結集と、国、研究機関、企業が参加する横断的な支援体制の確立を盛り込んだ行動計画を発表した。
 行動計画は、現在から原子炉の冷温停止、冷温停止から廃炉完了、周辺地域の除染完了の三つの期間に分け、それぞれの目的に合わせたロボットを開発する。
(読売新聞)

 今からこんな事をやるらしい。
 今からではもう遅いとは言いませんが、地震予知と同じで、学者の研究費を増やすのに役立つと思います。多くの学者が、研究費増額を期待している筈です。


◆◆◆ ▼平常時の専門家 ◆◆◆

 ――は日本にたくさん居ますけど、非常時の専門家は少ないですね。
 今回の震災でその事がよく分かります。
 非常時の専門家は、災害そのものだけではなく軍事や戦史学に詳しくないといけない筈ですが、そういう人材の少なさは、前に南原次男さんが嘆いておられました。南原さんは元陸自の参謀で、退役後は大学で古代史の勉強をして何冊かの本を書いた御方。
 南原さんは、日本の古代史学者は戦史学を学んでいないために、『日本書紀』の読み方がデタラメだと嘆いておられました。
 私も、テレビで軍隊嫌いらしいある解説者が、自衛隊や米軍の救難活動の話が出た時、民間の船を派遣して小舟で物資を陸揚げすれば良い――と言っていたので唖然とした事があります。(どういう言い方だったのか記憶が曖昧ですけど)
 非常時の港、空港、道路の緊急復旧は重要な軍事作戦である筈です。一度自分で民間船から小舟を降ろして瓦礫の山の海岸に行ってみれば・・・と皮肉を言いたくなります。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5214『世相家事雑感』◆◆◆

▼原子炉用内視鏡

 我ながら良いアイディアだと思いますが、実現しないでしょうか。
 頭に浮かぶ問題は高温対策ですが、何とかなるでしょう。鉄が溶けるような熱じゃありませんから。原子炉の中は人間の体内よりずっと単純な構造ですし、丈夫で傷もつきませんし、太くても入りますから、人間用よりずっと楽ではないかなあ・・・???


◆◆◆ ▼一号炉 ◆◆◆

 福島原発の一号炉で、燃料がほとんど露出していたという話。
 どうも信じにくいです。
 どうしてそんな簡単な事がいまごろになって分かったんでしょうか?
 そんな孔があいて水が猛烈に洩れていたのなら、外から見たってすぐに分かりそうですけど・・・。
 それこそ、内視鏡のようなものを建物の窓から入れればいいわけだし、ロボットのカメラでも分かりそうなものですが・・・?
(人間用の内視鏡だって、臨時に長さを少し延長しただけで、使えると思います)
 原発の技術って、私にはどうも理解しにくいです。


◆◆◆ ▼原発発表 ◆◆◆

 どうも分かりません。
 今時になってメルトダウンがどうしたとか、地下に大量の汚染水があるらしいとか・・・とっくの昔に分かって対処しなければならないような話が出てきます。
 どうなっているんだか・・・。
 やはり処罰が必要でしょう。
 ご苦労様ですむ話ではありません。
 私も役所に近い職場にいましたし、親戚にも役人が何人もいましたから、大まかな事は知っていますが、高額の退職金貰って辞めてしまえばそれまでよ・・・の世界です。在任中の失敗の責任を問われる事は、まずありません。最近では年金がいい例です。コンピュータを過信してデタラメなデータ入力をしてしまった当時の最高責任者が法廷に出されたという話は聞きません。
 こういう事では、日本は良くならないと思います。役人に緊張感が生まれません。
 そして東電も役所に準じる職場です。天下りもたくさんいるのでは?


◆◆◆ ▼原発問題 ◆◆◆

 60歳の人が亡くなったとのこと。
 お気の毒です。
 しかしどうして医療体制が不備だったのでしょうか?
 二十キロの外側の病院に多くの専門医を配置して、原発に交代で駐在させるべきではないでしょうか。最低でも数人は。交通は高性能ヘリで。むろん昼夜ともに。なにしろ世界が注目する大事故なのですから国家総動員態勢でそうするべきなのでは・・・?
 当然そうなっていると思っていましたが・・・。

 原子炉の中のことが、今頃になって報道されています。
 どうも信じにくい話です。
 なぜ、内部を覗く装置が出来ていなかったのでしょうか。水は入れられるのにそこを見る事が出来ないって、私にはどうも理解出来ないのです。報道によると、外側から圧力容器を見る事も出来ないらしい・・・?

 原発事故問題は、どうも私のような技術系の人間には理解出来ない事が多いです。
 テレビの解説も、最初のころはまったく理解出来ませんでした。専門家と称される人たちがデタラメを言っているとしか思えませんでした。最近になってやっと、少しは分かる解説が増えましたが・・・。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5257『世相家事雑感』◆◆◆

▼ポンプのトラブル

東京電力は29日、冷温停止中の福島第1原発5号機で、原子炉や使用済み燃料プールの冷却系ポンプが停止するトラブルがあり、原子炉などの温度が上昇していると発表した。予備ポンプに切り替える復旧作業を急いでいる。
東電によると、28日午後9時ごろ、敷地内をパトロール中の作業員がポンプの停止を見つけた。この段階で原子炉の温度は約68度、プールは約41度だったが、復旧作業を開始した29日午前8時すぎにはそれぞれ約87度、約44度まで上昇していた。
(産経ニュース)

 これは私にとってはとても不思議なニュースです。
 なぜ自動的に切り替わるようになっていないのかが不思議なのです。
 小さな町の電話局でも電源はそうなっているのに・・・。
 原発の技術って、謎が多いです。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5290『世相家事雑感』◆◆◆

▼原発事故の解説

 原発事故の話、3月から4月にかけては、テレビの解説で専門家(という事になってる人)の話を何度聞いても分からず、悩みましたが、その後5月に入ってから、かなり分かるようになりました。
 と思ったら、最近になってまた、分からなくなってしまいました。
 言ってる事がどうも変です。
 なにしろ建物の中がどうなっているのか知らされませんから、何も分かりません。
 ロボット工学者は今まで何をやっていたんでしょうか?
 ロボットの綱渡りとか、自転車に乗るロボットとか、見ましたけど、そんな事より、原発事故対策ロボットや竹島奪還ロボットや森林作業ロボットなどを作ってほしいです。
 これまで税金がロボット研究にずいぶん無駄に使われてきたと思います。
 大学に勤めていたころ、身近でそれを見ていました。


◆◆◆ オロモルフ号の航宙日誌5373『世相家事雑感』◆◆◆

▼福島第一原発の高さ

 前に私は、もともと福島第一原発の場所は高台なのに、それを削って低くして設置している。どうしてそんなバカな事をしたのか。海水の利用など高台だって出来る。
 ・・・まあ、こんな素人の感想を書きました。
 今日の宮崎正弘さんのサイトを見ますと、
「ウォールストリート・ジャーナルの記事によれば、今回の福島原発の大惨事の遠因は最初の建設時点で、高さ35mの建設用地をわざわざ25m削って10mにまで低くしていたことだと分かりました。」
 ――と書かれていました。
 素人の率直な疑問が正しかったのですね。
 削って海面に近づけた理由は、「船で資材を運んで設置しやすくするため」と「海水の利用をしやすくするため」だそうで、当時の関係者は、その考えは正しかったと主張しているそうですが、正しくなかった事は結果によって明かです。
 当時の日本の運搬技術でも、35メートルの場所に原子炉を運ぶなど可能だったのではないでしょうか。巨大前方後円墳の建造や大阪城の巨石運搬よりやさしいと思います。
 費用もさしてかからないでしょう。
 まもなく出来た別の原発ではそうしているわけですから。





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