■□■□■ 斉藤伯好さんの著作リスト(オロモルフ)■□■□■


◆◆◆ まえがき ◆◆◆

 スタートレック、時の車輪シリーズなど無数のSFを翻訳なさった斉藤伯好さんの訃報に接し、言葉もありません。
 伯好さんは、ハードSF研究所を応援してくださったプロ作家の代表的な方でありました。
 SF作家クラブの創立時からの会員でしたから、その温顔は存じており、SF大会でずいぶんSF談議が弾んだこともありましたが、とくにハード研の客員になってくださってからは、陰に陽に応援をいただきました。
 私が『卑弥呼と日本書紀』の初版を出しましたときも、翻訳教室のお弟子さんたちに推薦してくださり、何十冊もの注文を纏めてくださって、すっかり恐縮した記憶があります。

 ところが、この一年ほど、あまり音信がなく、ちょっと心配しておりましたところ、去る平成十八年九月二十二日に、奥様の斉藤とも子様から、訃報のメールが届きまして、驚愕した次第です。
 八月八日の午後五時四十五分、心筋梗塞で永眠なさったとのこと。
 ご本人のご遺志により、葬儀や法事はなさらず、内輪だけの密葬だったとのこと。
 じつは、三年前から心筋梗塞や尿管癌や肺炎で入退院を繰り返していたが、その間も病院で翻訳の仕事を続けて、お医者さんを困らせておられたそうです。
 五月二十四日に肺炎で聖路加国際病院に入院されましたが、抗生物質がまったく効かず一週間ほどで意識が無くなり、集中治療室で人工透析を受けるようになり、六月末にいったん症状が安定したものの意識は戻らず、八月八日に再度の心筋梗塞を起こして、永眠なさったという事です。

 奥様のお手紙には、ハードSF研究所の客員になったこと、そしてSF神社に生き神様として祀られたことを、とても喜んでおられた――とありました。

 じつは、前述しましたように『卑弥呼と日本書紀』を高く評価してくださり、ご意見を下さったりお弟子さんに購入を勧めてくださったりしとき、そのお弟子さんたちにSF神社の写真を送ってほしい――とのご依頼を受けました。
 ちょっと驚いて購入者全員に神社の写真をお送りしましたが、どなたからも丁寧なお礼状が来まして、伯好さんの教育の良さに感心した記憶があります。
 また、インターネットにも、自分はSF神社に祀られているのだ――と自慢するエッセイを発表しておられました。
(SF神社のアイディアはSF評論家の石川喬司さんも喜んでくださり、SFマガジン発表のSFの中で取り上げてくださいましたが、伯好さんも同様に楽しんでおられたのです)

 なお、斉藤伯好所員の御経歴につきましては、SF作家クラブのサイトやSFマガジン12月号をご覧ください。


◆◆◆ 斉藤伯好さんの書籍リスト ◆◆◆

斉藤伯好所員が刊行された書籍や作品は膨大ですが、伯好さんの翻訳を中心としたSF関連の書籍に絞って、リストをつくり、御霊前に捧げます。

◆1962年
○/マラコット海淵(NW)/コナン・ドイル/早川書房

◆1966年
○/深海の宇宙生物(NW)/ジョン・ウインダム/岩崎書店

◆1968年
○/同位元素人間(NW)/チャールズ・E・メイン/久保書店
○/宇宙連邦捜査官(NW)/ロバート・M・ウィリアムズ/久保書店

◆1970年
○/宇宙の果てを越えて(NW)/レイ・カミングス/早川書房

◆1971年
○/タイムマシン28000年(NW)/レイ・カミングス/あかね書房
○/宇宙大作戦・二重人間スポック!(NW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房

◆1972年
○/時間を征服した男(NW)/レイ・カミングス/早川書房

◆1973年
○/ミュウタントの行進(DW)/福島正実〔編〕/芳賀書店

◆1975年
○/栄光のポンコツ車(NW)/ブルース・カーター/岩崎書店

◆1976年
○/月面の盗賊(NW)/レイ・カミングス/早川書房
○/深海の宇宙怪物(NW)/ジョン・ウィンダム/岩崎書店
○/クレージー・ユーモア(DW)/福島正実〔編〕/講談社
○/宇宙大作戦・暗闇の悪魔(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房

◆1978年
○/宇宙大作戦・メトセラへの鎮魂歌(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房
○/宇宙大作戦・禁断のパラダイス(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房

◆1979年
○/宇宙大作戦・小惑星回避作戦(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房
○/宇宙大作戦・パイリスの魔術師(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房

◆1980年
○/冷たい方程式(DW)/伊藤典夫&浅倉久志〔編〕/早川書房
○/宇宙大作戦・明日への帰還(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房

◆1981年
○/パンドラ効果(SW)/ジャック・ウィリアムスン/早川書房
○/宇宙大作戦・最後の栄光(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房
○/宇宙大作戦・惑星ゴトスの妨害者(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房
○/宇宙大作戦・上陸休暇中止!(SW)/ジェイムズ・ブリッシュ/早川書房
○/宇宙大作戦・星なき世界(NW)/ゴードン・エクランド/早川書房

◆1982年
○/剣の騎士(NW)/マイクル・ムアコック/早川書房
○/アイソトープ・マン(NW)/チャールズ・エリック・メイン/早川書房
○/魔性の森(NW)/ハーバート・リーバーマン/角川書店
○/剣の女王(NW)/マイクル・ムアコック/早川書房
○/剣の王(NW)/マイクル・ムアコック/早川書房
○/宇宙大作戦スター・トレック〔2〕−カーンの逆襲−(NW)/ヴォンダ・マッキンタイア/早川書房

◆1983年
○/宇宙大作戦新たなる航海(DW)/サンドラ・マーシャク&マーナ・カルブレス〔編〕/早川書房
○/宇宙大作戦続・新たなる航海〔1〕(DW)/サンドラ・マーシャク&マーナ・カルブレス〔編〕/早川書房
○/宇宙大作戦続・新たなる航海〔2〕(DW)/サンドラ・マーシャク&マーナ・カルブレス〔編〕/早川書房
○/雄牛と槍(NW)/マイクル・ムアコック/早川書房

◆1984年
○/宇宙大作戦スター・トレック〔2〕(NW)/ヴォンダ・マッキンタイア/早川書房
○/雄牛と樫(NW)/マイクル・ムアコック/早川書房
○/雄馬と剣(NW)/マイクル・ムアコック/早川書房
○/宇宙大作戦スター・トレック〔3〕(NW)/ヴォンダ・マッキンタイア/早川書房

◆1985年
○/宇宙大作戦マッドの天使たち(NW)/J・A・ローレンス/早川書房
○/宇宙大作戦・過去から来た息子(NW)/A・C・クリスピン/早川書房

◆1986年
○/ヨブ(NW)/ロバート・A・ハインライン/早川書房
○/宇宙大作戦・ロムランの罠(NW)/M・S・マードック/早川書房
○/モコモコネコが空をとぶ(NW)/斉藤伯好/岩崎書店
○/宇宙大作戦・ヴァルカン(NW)/キャスリーン・スカイ/早川書房
○/未知の地平線(NW)/ロバート・A・ハインライン/早川書房
○/宇宙大作戦・閉鎖世界チャタリア(NW)/ジョー・ホールドマン/早川書房

◆1987年
○/宇宙大作戦・狂気の世界への旅(NW)/スティーヴン・ゴールディン/早川書房
○/宇宙大作戦スター・トレック〔4〕(NW)/ヴォンダ・マッキンタイア/早川書房
○/宇宙大作戦・惑星ペリーの謎(NW)/ジャック・C・ホールドマン二世/早川書房
○/ソーラー・フェニックス(NW)/リチャード・S・マッケンロー/早川書房
○/ロボコップ(NW)/エド・ナーハ/早川書房

◆1988年
○/運命の星フェンリル〔上〕(NW)/クリストファー・ローリイ/早川書房
○/運命の星フェンリル〔下〕(NW)/クリストファー・ローリイ/早川書房
○/宇宙大作戦・ファースト・ミッション〔上〕(NW)/ヴォンダ・N・マッキンタイア/早川書房
○/宇宙大作戦・ファースト・ミッション〔下〕(NW)/ヴォンダ・N・マッキンタイア/早川書房
○/宇宙大作戦・コロナ(NW)/グレッグ・ベア/早川書房
○/コーディー軍団始動す(NW)/J・ケイス/講談社
○/ハイチの亡霊を追いつめろ(NW)/J・ケイス/講談社

◆1989年
○/宇宙大作戦・クリンゴンの策略(NW)/ロバート・E・ヴァーデマン/早川書房
○/アメリカ大統領誘拐さる(NW)/J・ケイス/講談社
○/宇宙大作戦・エンタープライズの反乱(NW)/ロバート・E・ヴァーデマン/早川書房
○/リビア裏切りの砂漠(NW)/J・ケイス/講談社
○/宇宙大作戦・ファーポイントでの遭遇(NW)/デイヴィッド・ジェロルド/早川書房

◆1990年
○/宇宙大作戦スター・トレック〔5〕新たなる未知へ(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/暁のファーストフライト(NW)/クリス・クレアモント/早川書房
○/宇宙大作戦・栄光の旅路〔上〕(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/宇宙大作戦・栄光の旅路〔下〕(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/最期のゲーム(NW)/J・アンダーウッド/講談社
○/ダラス暗殺未遂〔上〕(NW)/ジョージ・ベアナウ/新潮社
○/ダラス暗殺未遂〔下〕(NW)/ジョージ・ベアナウ/新潮社

◆1991年
○/電脳麻薬ハンター(NW)/ウィリアム・シャトナー/早川書房

◆1992年
○/銀河おさわがせ中隊(NW)/ロバート・アスプリン/早川書房
○/宇宙大作戦スター・トレック〔6〕−−未知の世界−−(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/オメガ・コマンド(NW)/ジョン・ランド/新潮社
○/宇宙大作戦・時の壁を超えて〔上〕(NW)/A・C・クリスピン/早川書房
○/宇宙大作戦・時の壁を超えて〔下〕(NW)/A・C・クリスピン/早川書房

◆1993年
○/宇宙大作戦・ヴァルカンの悪霊(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/戦慄のアルファ計画(NW)/ジョン・ランド/新潮社
○/銀河おさわがせパラダイス(NW)/ロバート・アスプリン/早川書房

◆1994年
○/宇宙大作戦・スポックの世界(NW)/ダイアン・デュエイン/早川書房
○/宇宙大作戦・ヴァルカンの栄光(NW)/D・C・フォンタナ/早川書房
○/新宇宙大作戦・ヴァルカン大使スポック(NW)/ジェリ・テイラー/早川書房
○/新宇宙大作戦・ハムリンの子供たち(NW)/カーメン・カーター/早川書房

◆1995年
○/宇宙大作戦スター・トレック〔7〕−−ジェネレーションズ−−(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/新宇宙大作戦・エンタープライズ狂騒曲(NW)/ピーター・デイヴィッド/早川書房
○/ヨブ(NW)/ロバート・A・ハインライン/早川書房
○/闇の惨劇(NW)/ジョン・ソール/扶桑社
○/宇宙大作戦・惑星パトリアの抗争(NW)/サイモン・ホーク/早川書房
○/新宇宙大作戦・エンタープライズの面影(NW)/マイクル・ジャン・フリードマン/早川書房

◆1996年
○/宇宙大作戦・謎の遺跡惑星(NW)/V・E・ミッチェル/早川書房
○/新宇宙大作戦・奴隷惑星メガラ(NW)/W・R・トンプスン/早川書房
○/宇宙大作戦・航宙艦消失!(NW)/メル・ギルデン/早川書房

◆1997年
○/宇宙大作戦スター・トレック――ファースト・コンタクト(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/新宇宙大作戦・テレパスの絆(NW)/レベッカ・ニーズン/早川書房
○/竜王伝説〔1〕−−妖獣あらわる!−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王伝説〔2〕−−魔の城塞都市−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆1998年
○/竜王伝説〔3〕−−金の瞳の狼−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王伝説〔4〕−−闇の追撃−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王伝説〔5〕−−竜王めざめる!−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/こちら異星人対策局(NW)/ゴードン・R・ディクスン/早川書房
○/新宇宙大作戦・カーク艦長の帰還〔上〕(NW)/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/新宇宙大作戦・カーク艦長の帰還〔下〕(NW)/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/聖竜戦記〔1〕−−闇の予言−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/聖竜戦記〔2〕−−異世界への扉−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/聖竜戦記〔3〕−−異能者の都−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆1999年
○/聖竜戦記〔4〕−−大いなる勝負−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/聖竜戦記〔5〕−−復活の角笛−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/宇宙大作戦スター・トレック――叛乱(NW)/J・M・ディラード/早川書房
○/神竜光臨〔1〕−−魔人襲来!−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/新宇宙大作戦・ヴェンデッタ〔上〕(NW)/ピーター・デイヴィッド/早川書房
○/新宇宙大作戦・ヴェンデッタ〔下〕(NW)/ピーター・デイヴィッド/早川書房
○/神竜光臨〔2〕−−白き狩人−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/神竜光臨〔3〕−−夢幻世界へ−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/神竜光臨〔4〕−−闇の妖犬−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆2000年
○/神竜光臨〔5〕−−神剣カランドア−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜魔大戦〔1〕−−忍びよる闇−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜魔大戦〔2〕−−石城は陥落せず!−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/銀河おさわがせマネー(NW)/ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック/早川書房
○/新宇宙大作戦・サレックへの挽歌〔上〕(NW)/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/新宇宙大作戦・サレックへの挽歌〔下〕(NW)/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/竜魔大戦〔3〕−−それぞれの旅立ち−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜魔大戦〔4〕−−聖都ルイディーン−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜魔大戦〔5〕−−狼の帰郷−−(NW)/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆2001年
○/竜魔大戦6闇が巣くう街/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜魔大戦7白い塔の叛乱/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜魔大戦8聖都炎上/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠1選ばれし者たち/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠2<竜王の壁>を越えて/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠3旅の大道芸人/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠4青アジャの砦/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠5勇者ビルギッテ/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠6ケーリエン攻防戦/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠7旅路の果て/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜王戴冠8竜王の旗のもとに/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆2002年
○/銀河おさわがせアンドロイド/ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック/早川書房
○/新・宇宙大作戦鏡像世界からの侵略上/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/新・宇宙大作戦鏡像世界からの侵略下/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/黒竜戦史1偽の竜王/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史2闇の密議/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史3白マントの野望/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史4太陽の宮殿/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史5白い塔の使節/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史6新アシルリン位誕生/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史7黒い塔の戦士/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/黒竜戦史8竜王奪還/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/昇竜剣舞1金色の夜明け/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆2003年
○/新・宇宙大作戦暗黒皇帝カーク上/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/新・宇宙大作戦暗黒皇帝カーク下/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/昇竜剣舞2反逆の代償/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/昇竜剣舞3戦士の帰還/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/昇竜剣舞4伝説の異能者/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/宇宙大作戦ネメシス/J・M・ディラード/早川書房
○/昇竜剣舞5〈光の要塞〉陥落!/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/昇竜剣舞6識女の秘密/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/昇竜剣舞7剣の王冠/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜騎争乱1嵐の来襲/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜騎争乱2金の瞳の密使/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜騎争乱3氷上の盟約/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/竜騎争乱4精鋭たちの召喚/ロバート・ジョーダン/早川書房

◆2004年
○/竜騎争乱5竜王軍の逆襲/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/新・宇宙大作戦栄光のカーク艦長(上)/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/新・宇宙大作戦栄光のカーク艦長(下)/ウィリアム・シャトナー/早川書房
○/闘竜戴天1黒アジャ捜索/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/闘竜戴天2偽りの英雄/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/スター・トレック・エンタープライズ未知なる種族の惑星/ディーン・ウェズリー・スミス&キャスリン・ラッシュ/早川書房
○/闘竜戴天3九つの月の予言/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/闘竜戴天4消えた聖竜士/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/美しき冒険旅行/ジェームズ・U・マーシャル/清流出版
○/闘竜戴天5シャダー・ロゴス崩壊/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/スター・トレック・エンタープライズ暗黒からの衝撃波/ポール・ルディティス早川書房
○/<時の車輪>シリーズ外伝新たなる春――始まりの書(上)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/<時の車輪>シリーズ外伝新たなる春――始まりの書(下)/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/幻竜秘録1エバウダー脱出/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/スター・トレック・エンタープライズ名誉の代償/デイヴ・スターン/早川書房

◆2005年
○/幻竜秘録2闇の狩猟/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/幻竜秘録3王国の盟主/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/銀河おさわがせドギー/ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック/早川書房
○/幻竜秘録4二つの〈塔〉の策謀/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/幻竜秘録5黄昏の十字路/ロバート・ジョーダン/早川書房
○/宇宙戦争/H・G・ウエルズ/早川書房
○/天空の秘宝(ギャラクティック・バウンティ)/ウィリアム・ディーツ/早川書房
○/栄光への飛翔――若き女船長カイの挑戦――/エリザベス・ムーン/早川書房
○/復讐への航海――若き女船長カイの挑戦――/エリザベス・ムーン/早川書房
○/帝国を継ぐ者(ギャラクティック・バウンティ)/ウィリアム・ディーツ/早川書房

◆2006年
○/プルトニウム・ブロンド/ジョン・ザコーアー&ローレンス・ゲイネム/早川書房


◆◆◆ あとがき ◆◆◆

 斉藤伯好さんは、ずっと兼業ライターでした。
 それも、役所のお仕事が嫌になってSFの仕事を始めた方ではありません。
 両方が好きで両方に情熱を燃やしておられた方です。
 伯好さんの兼業時代のお役所での猛烈な仕事ぶりは伝説的なものがあります。
 そういう猛烈なお仕事のさなかに、寸暇を割いてSF翻訳に従事してこられたのです。

 伯好さんの猛烈ぶりとは比較などできませんが、わたしもずっと兼業でした。
 そして、SFの仕事だけではなく、専門の技術の仕事にも生き甲斐と誇りを持って、決して手抜きはしませんでした。
 おそらく伯好さんは、そういう「両方に生き甲斐を持つ」人間として、わたしにに親近感を持っておられ、ハード研発足にあたっても、特別に記念品を贈ってくださるなど、親切にしてくださったのだと思います。

 兼業者は、勤務先の仕事が一段落して家にいる時間が長くなりますと、「さあこれからは執筆に専念するぞ」と張り切ります。
 わたしにとってそれは六十三歳のときでしたが、伯好さんは六十歳のときでした。

 上に記しましたSF翻訳のリストを見ますと、伯好さんの張り切りぶりが一目瞭然です。
 五十歳になられたころから翻訳量がかなり増えていますが、とくにフルタイムになられた六十歳(1995年ごろ)の少しあとから激増しているのです。
 じつに凄まじいばかりの翻訳量です。
 また、翻訳のお弟子さんも熱心に育てておられました。

 そして、亡くなる直前まで、翻訳を続けておられました。
 奥様のお手紙では、入退院を繰り返すようになってからも、病院で執筆を続けておられたそうで、それは2000年代に入ってからの翻訳量の凄さを見てもわかります。
 最後の最後、意識を失うまで、SFの翻訳を続けておられたのです。
 伯好さんは苦労人でかつ天才だったと思います。

 心よりご冥福をお祈りいたします。
 合掌・・・

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