(in no particular order.)

- World Music は、今年個人的によく聴いた10枚を選出。なので、音楽各紙や音楽ブログでの発表とはかなり異なった結果になっているはず。個性的すぎるかも知れないが、最近の私の音楽趣向が正直に反映されている。

- African Muisc の新譜部門は、12月30日になって慌てて今年の代表作をまとめて聴き直して選出。その結果、当初想定していたリストからは大幅な変更を施すことになった。買った当初は今ひとつ受けつけなくて、ブログでも厳しいことまで書いたイッサ・バガヨゴやチウォニーソもずいぶん楽しめるようにはなった。今年はまずまず豊作な年だったと思うが、その一方で飛び抜けた作品がなかったために、代表曲をライブ収録したバーバ・マールと、昨年のアルバムを変則的に新作としてリリースしたアワディとが上位を占めることになった。

- African のリイシュー部門は今年は断念。フランコとリコ・ジャズを除くと、聴く価値、推薦する価値のある作品が全く思い浮かばなかった。そのかわりにアフリカ以外のものも含めて今年を代表するリイシュー作を並べた。これらは比較不能なので、これら５作は順不同。
　アフリカに限らず発掘する価値のあるワールド・ミュージックは、すでにほとんど残っていないのかも知れない。マニアックで音楽の質の伴っていないリイシューの多さにそのことを痛感した。これからは重箱の隅をつつくような発掘作業よりも、歴史を改めて俯瞰するような作業がより重要になってくるように思う。そのような観点からも田中勝則さんがコンパイルした『アラブ・アンダルース音楽集』の解説は、内容とともに素晴らしいものだった。続編に期待している。

♪ 詳しいコメントは後日にでも。

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'D's personal best 10' is uploaded on my blog page, http://desertjazz.exblog.jp.

English comments will be coming later ...

(2008.12.31)