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○ORIGINS OF GUITAR MUSIC IN SOUTHERN CONGO & NORTHERN ZAMBIA 1950 '51 '52 '57 '58 (SWP 015/HT 09, NETHERLAND, 2001) ○FOREST MUSIC : NORTHERN BELGIAN CONGO 1952 (SWP 016/HT 10, NETHERLAND, 2001) ○TSWANA AND SOTHO VOICES : BOTSWANA, SOUTH AFRICA, LESOTHO 1951 '57 '59 (SWP 017/HT 11, NETHERLAND, 2001)イギリス人音楽学者ヒュー・トレイシーが採録した、50年代のアフリカ音楽の復刻シリーズの第4弾。3タイトルのうち、『CONGO GUITAR』と『FOREST MUSIC』の2枚はシリーズ中でも最高の出来と言える内容。特に、前者は唯一、ポピュラー音楽に焦点を当てた編集がなされているばかりでなく、コンゴのギター音楽が生まれた過程を辿る上でも貴重な資料となっている。もちろん、収録曲はどれも高水準かつ楽しいものばかりだ。
国内盤は12月2日発売の予定。(11/3)
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○TRIBAL, FOLK AND CAFE MUSIC OF WEST AFRICA (PAVILION RECORDS GEMS 0130, GERMANY, 2001)アーサー・アルバーツが1949年に採録した西アフリカ諸国など(アイヴォリー・コースト、マーシャル島、ガーナ、リベリア、ブルキナファソ、スーダン、ギニア)の音楽集が復刻された。と言って分からなければ、『アフリカの音が聞こえてくる』の111ページを見て下さい。中村とうよう氏が唯一でかいジャケット写真を掲載して自慢していたあの音源です。最初SP9枚セットで発売されたこの音源、1998年に一部CD化されたのだが、何と曲目リストすら掲載されていないという酷い代物だったので、嬉しい完全復刻(2CDで46トラック収録されているので、多分全音源が収められていると思う)。しかも、44ページもあるブックレット、ほとんどのページがぎっしり文章で詰まっていて、読み切るのも大変だ。(11/7)
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○PIRATES CHOICE / ORCHESTRA BAOBAB (WORLD CIRCUIT WCD 063, FRANCE, 2001)70〜80年代セネガルを代表するバンド、オーケストラ・バオバブの後期の代表作の復刻盤。録音は82年で、当初はセネガルで2本のカセットとしてリリースされ、その後カセット版の12曲中の6曲がLPとCDで復刻された。ただし、89年のワールド・サーキット盤では6曲のみの復刻。今回ようやく全12曲がCD化された。いずれもベテランらしい、メロウで奥行きのあるサウンドを堪能出来る。(11/3、11/5 改)
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○REFUGEE VOICES : BUILDING BRIDGES / VARIOU ARTISTS (UNHCR RV 002-2, SWITZERLAND, 2001)アンゴラ、リベリア、スーダン、エチオピア、ジンバブウェ、ルワンダ、ソマリア、など周辺国のミュージシャンの曲を集めた編集盤。プロデュースはユッスー・ンドゥールで、彼はアレンジ、パーカッションなどで参加している他、ラストの1曲ではちょっとだけ歌ってもいる。ちなみに録音はユッスーのイッピー・スタジオで行われている。(11/3)
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○LE SHOW / VIVIANE & LE JOLOF BAND (JOLOLI DJOL 01040-2, SENEGAL, 2001ユッスーの義妹ヴィヴィアンの第3作目。ライブ一発録りの6曲収録だが、スタジオ盤とは大差ない。ユッスーのグループから、ペペ・オマール・ンゴムとアサン・チャムが参加している。(11/3)
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○AFRO-ROCK VOLUME ONE : A COLLECTION OF RARE AND UNRELEASED AFRO-BEAT QUARRIED FROM ACROSS THE CONTINENT (KONA RECORDS/DMI KONACD 001, - , 2001)アフロ・ビートの編集盤。ジェラルド・ピノとマーキュリー・ダンス・バンドの曲を聞くだけでも価値があるだろう。(11/3)
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○FIGHT TO WIN / FEMI KUTI (BARCLEY 589264-2, USA, 2001)フェラ・クティの息子フェミの第5作目。前作とそれほど違いは感じないが、そこそこメロディーの良い曲が並び、アンサンブルも相変わらず力強いので、聴き応えはある。国内盤は11月21日発売予定。(11/3、11/7 改)
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○LE ROI DU ZIGBILITHY / ERNESTO DJEDJE (POPULAR AFRICAN MUSIC PAM ADC305, GERMANY, 2001)コート・ジヴォアール音楽の父と崇められているアーネスト・ジェジェのファースト+セカンド(ともに77年作)。70年代の典型的アーバン・ポップスが聞ける。(11/3)
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○VINTAGE VERCKYS / ORCHESTRE VEVE (RETROAFRIC RETRO15CD, UK, 2001)コンゴの名サックス奏者であるヴェルキスの編集盤で、60〜70年代の代表曲を集めている。が、CD化済みの曲が多い上に、音も改善されていないので、さほどお勧めではない。同じヴェルキスであれば、オルターポップ盤を真っ先に買うべきだ。(11/3)
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○M'BAMINA : BEST OF DU GROUPE MYTHIQUE VOL.1 1975-1980 (BAYELOU MUSIC M771 135002, FRANCE, 2001)コンゴ共和国出身者たちが72年に結成したグループ、ムバミナの編集盤。詳しくは『レコード・コレクターズ』10月号を。(11/3)
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○ETHIOPIQUES 10 : ETHIOPIAN BLUES & BALLADS (BUDA MUSIQUE/MELODIE 82222-2, FRANCE, 2001) ○ETHIOPIQUES 11 : THE HARP OF KING DAVID (BUDA MUSIQUE/MELODIE 82232-2, FRANCE, 2001)今ちまたで大ブレイクしているエチオピーク・シリーズの続編2枚。後者はやや地味な内容だが、前者はかなりお勧め。(11/3)
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○GIGI / GIGI (PALMPICTURES PALMCD 2068-2, USA, 2001)ワシントン在住のエチオピア人歌手の作品。余りアフリカ的ではなく、一般的にも好まれそうな良質なポップス作。(11/3)
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○THE SHED SESSIONS / BHUNDO BOYS (SADZA RECORDS SADZA 1, GERMANY, 2001)ジンバブウェのギター・バンド、ブンドゥー・ボーイズの初期録音(82〜85年)の復刻。多分全て初CD化のはず。内容は抜群に楽しく、ビッギー・テンボのギターを中心とする、さわやかな演奏が清々しい2CD。(11/3、11/4 改)
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○AMADLOZI / BRENDA (THE CCP RECORD/EMI 7243 530356 2 4, SOUTH AFRICA, 2000)南アフリカのヒップホップであるクワイトの女王、ブレンダの最新作。(11/3)
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○URBANZULU / BUSI MHLONGO (MELT2000/EMI 7243 5 35130 2 3, EU, 2001)南アフリカの女性ヴォーカリスト。マスカンダの現代版を歌うと紹介されることが多い。これは数年前に大ヒットした作品なのだが、収録曲がローカル・ヒットしたために再プレスし、日本にも入荷したらしい。(11/3)
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○BAOBAB / WAGNER TISO (VISOM VICD 00113, BRASIL, 2001)新譜なのかどうか分からないのだが、マリの鉄人ヴォイス、サリフ・ケイタが参加していることに気が付いた一枚。まだ通して聴いていないが、あまり面白くはなさそう。ブラジル音楽ファンにはパウロ・モウラの参加も気になるところ。
最近サリフの活動について少しばかり調べたところ、結構あちこちのセッションに顔を出していることを知った。だけど、この辺のデータはサリフのディスコグラフィーを作っている方でもフォローできていないようだ。−余談でした。(11/3)
このCD、やはり旧譜だった(1992年作)。昔どこかで見かけた記憶があったのだが、ブラジルのリオのレコード店で新譜としてディスプレイされていたので、リイッシュー盤ということなのだろうか?(11/13)
<< comment>> 8〜10月の間は新譜紹介をすることができなかったので、その間に発売されたり/入手したりしたアルバムをとりまとめました。まだきちんと聴いていないアルバムが多いのだけれど、取りあえずジャケットだけでもアップしておこうという意図で作ったページなので、簡単すぎるコメントについては寛容に、、、。(11/3)
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