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○DAKARSOUND VOL.8: AN ANTHOLOGY OF THE MODERN SENEGALESE MUSIC : NO2 DE NO1 (DAKAR SOUND 019/CNR 2004803, EU, 2000)セネガルのオルケスタ・ナンバー・ワンの復刻編集盤2枚目ということで、このタイトル『NO2 DE NO1』となったのだろう。1996年に出た『NO1 DE NO1』は未発表録音が中心だったのに対して、今作は旧譜(第3〜7作)から選曲されている。
彼らのディスコグラフィーを公開しました。また、詳しい紹介は後日の予定です。(7/4、7/11)
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○WEBEFOREME / LAGBAJA! (INDIGE DISC ID495003, USA, 2001)ナイジェリアのラバジャの新作。コンピレーションなら数枚あったけれど、単独盤としてはこれが彼の世界デビューだろうと思う。フェミ・クティのブレイクに後押しされたかのごとく、彼も一皮抜けた感じだ。これまで聴いた中では、文句無しに最高の内容。彼のアフロ・ビートもライブで体感したい。(7/4)
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○L'AIR DE RIEN / TETE (SONY/ATV MUSIC EPC 501290-2, FRANCE, 2001)セネガルのダカール出身のテテ。彼のギターを中心にしたサウンドは、60年代のポップスなどを想起させるとても懐かしい音。非常に良質なポップスだ。その意味では一般的なアフリカ音楽のイメージからは、完全にはずれている音楽で、ここで取り上げたことに抵抗はあるかも知れないが、とても気に入っている。私にとっても、今年のベスト作候補。(7/25)
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○25 ANS / OMAR PENE & LE SUPER DIAMONO DE DAKAR (MEDIATOR/NIGHT & DAY NDCD 083, USA, 2001)セネガルのベテラン、オマール・ペンとスーパー・ジャモノの25周年アルバム。粒ぞろいの新録作品群の中では一押しの仕上がりで、こうしたンバラが一番安心して聴ける。(7/11)
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○GUEW / SOULEYMANE FAYE (NEXT MUSIC/SYLLART CDS 8851, FRANCE, 2000)セネガルのソウリマン・フェイの久々のCD。昔からユッスー一派寄りのサウンドだったが、今回も同路線の作り。サバールの音が気持ちよく、彼の諸作中でもかなり内容が良い方ではないだろうか。(7/11)
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○MAKAN / ABDOULAYE DIABATE (NEXT MUSIC/SYLLART CDS 8853, FRANCE, 2000)現在、仏コバルト・レーベルの看板ミュージシャンである、アブドゥライ・ジャバテの作品集。新録音ではなく、パリとアビジャンで録音した過去のアルバムから選曲されている。まるで一時期のモリ・カンテのような古くさいサウンドの曲も含まれているが、今の彼の音楽に通じる硬質なアコースティック・サウンドを多く楽しめる。SEKOU KOUYATE、MAH DAMBA、DJELY MOUSSA KOUYATE、JEAN-PHILIPPE RYKIELなどが参加している。(7/25)
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○DJOUROU / DJENEBA SECK (NEXT MUSIC/SYLLART CDS 8854, FRANCE, 2000)マリの若手歌手の新作。SEKOU KOUYATE など優れもの揃いのバックに支えられた、まずまずの一枚。(7/11)
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○BARO / HABIB KOITE & BAMADA (ALTERPOP AFPCD 5258, JAPAN, 2001)マリのアビブ・コワテ待望の第3作。基本路線に変化ないが、より穏やかなサウンドに移行した印象もある。「CIGARETTE ABANA」のリメイク版も収録。(7/11)
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○RUMBA CONGO / KEKELE (STERN'S AFRICA STCD 1093, GERMANY, 2001)ニボマやパパ・ノエルなど、コンゴのベテランが寄り集まって作り上げたルンバ集。相変わらずコンゴはベテラン勢が元気だ。(7/4)
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○UJUMBE - MESSAGE / SAMBA MAPANGALA & ORCHESTRA VIRUNGA (STERN'S/EARTHWORKS STEW43CD, GERMANY, 2001)ケニアの大ベテラン・グループの新作で、これまでと同様にルンバが中心の一枚。(7/25)
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○ALARM BLO : INNOVATION OF HIGHLIFE / SMILIN' (DAKAR SOUND 021/CNR 2004806, EU, 2001)「AFRO KONKOMA」の雄、スマイリン・オセイの第2作。レーベル・オーナーのTED JASPERS が自らプロデュースに乗り出し、新録を始めたことも注目される。(7/11)
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○TANZANIAN CLASSICS / TONDO (DAKAR SOUND 022/CNR 22 200872, EU, 2001)こちらも新録。タンザニアの男女混成8人組グループがタンザニアの古典曲に挑んだアルバム。モロゴロ・ジャズ・バンドのンバラカ・ムウィンシェヘ(レコード・コレクターズ2001年3月号参照)の曲も取り上げている。(7/11)
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○SOUL OF ANGOLA : ANTHOLOGIE DE LA MUSIQUE ANGOLAISE 1965/1975 (LUSAFRICA 362392, FRANCE/EU, 2001)アンゴラの60/70年代の曲のコンピレーション。ギターを主軸にした素朴でサウダージ感漂うサウンドに酔う。(7/11)
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○MUSIC!: 100 RECORDINGS 100 YEARS OF THE BERLIN PHONOGRAMM-ARCHIV 1900-2000 (WERGO SM 1701 2, GERMANY, 2000)20世紀の民俗音楽の録音を俯瞰する大作4CD。世紀初頭のロウ管録音には、アフリカで採録された音楽も多数収録されている。(7/14)
<< comment>> 取りあえず、最近のお気に入りを3枚ピック・アップ。もう少し詳しい紹介コメントは、まあそのうちにということで、、、。(7/4)
まだきちんと聴いていない作品が多いのだけれど、個人的にはセネガルの3枚が圧倒的に気に入っている。(7/11)
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