2001 / MAY


○NG'AMBO - THE OTHER SIDE OF ZANZIBAR / KIDUMBAK KALCHA
    (DIZIM RECORDS 4501, GERMANY, 1997)
○BASHRAF : TAARAB INSTRUMENTALS FROM ZANZIBAR
   / CULTURE MUSICAL CLUB  
    (DIZIM RECORDS 4509, GERMANY, 2000)
○THE SWAHILI SONG BOOK : OUD MASTER FROM THE KENYA COAST
   / ZEIN L'ABDIN 
    (DIZIM RECORDS 4502, GERMANY, 1999)
○CHAMSI & MWEZI / BOINA RIZIKI & SOUBI
    (DIZIM RECORDS 4503, GERMANY, 1999)
○DUNIYA : TWARAB LEGEND FROM GRANDE COMORE
   / MOHAMED HASSAN
    (DIZIM RECORDS 4507, GERMANY, 2000)
○SAMBE-COMORES : MODERN TRADITIONS FROM GRANDE COMORE
   / VARIOUS ARTISTS 
    (DIZIM RECORDS 4508, GERMANY, 2000)

東アフリカ〜インド洋諸国のアラブ系音楽をリリースしている、ドイツのDEZIMというレーベルの作品があれこれ日本に入り始めている。全てが新譜という訳ではないが、まとめて紹介しておこう。

最初の2枚がタンザニアのザンジバル島のターラブで、2枚目のカルチャー・ミュージカル・クラブはグローブスタイル盤などで日本でもお馴染みだろう。最近は現地カセットなどが手に入りにくくなっていたので、嬉しいインターナショナル・リリースだ。

次のゼイン・ラブディンはケニアのウード奏者の作品。

残りの3枚はインド洋上、アフリカ大陸とマダガスカル島の間に浮かぶコモロの音楽。そのうち最後の1枚は5つのグループの作品を集めたコンピレーションで、割とポップな曲も聴ける。

素朴な弾き語りもあるけれど、ヴァイオリンを中心に粘っこいサウンドが展開する、エジプト音楽などに通じるものに、魅力を感じてしまう。レバノン、湾岸諸国、エジプト、スーダン、アルジェリアあたりの音楽に関心のある方ならば、細かいこと書かなくてもジャケット写真を見ただけで、興味津々なのではないだろうか。またそれぞれ立派なブックレットがついていて、中の美しい写真を眺めるだけでも楽しい。

ちなみにDIZIMは、サラム・アブダラやモロゴロ・ジャズ・バンドの復刻盤CDを出したレーベルでもある。(5/12)

○ZANZIBAR : MUSIC OF CELEBRATION
    (TOPIC RECORDS TSCD917, UK, 2000)

こちらもザンジバルのターラブを集めた編集盤。最近の録音8曲を収録しており、カルチャー・ミュージカル・クラブの曲も2曲含んでいる。(5/12)

○BIENNALES DU MALI : ARTS ET CULTURE VOL.1
    (SONODISC CDS 7061, FRANCE, 2000?)

マリ音楽の編集盤で、『レコード・コレクターズ』3月号の海外盤レビューのページに紹介されていたもの。これのオリジナルLPは残念ながら持っていないが、同じ写真を使った2枚組は手元にある。だが、何故かこのLPとは4曲しか重複していない(しかも1曲多い)が、これから判断すると録音は恐らく1980年。(5/12)

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今月は「ターラブ特集」といった装いにしてみました。(5/12)


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