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○MISSING YOU (MI YEEWNII) / BAABA MAAL (VIDEOARTS MUSIC VACK-1200, JAPAN, 2001) ◎MI YEWNII / BAABA MAAL (ORIGINES no number, SENEGAL, 2000)セネガルのスーパー・スター、バーバ・マールの新作。今年のアフリカ音楽で最注目盤となるだろう。意外にもアコーステックな作品集となっていることもあって、評価は分かれそうだ。私にはまだピンと来ないアルバムでもある。詳しい内容については、各音楽誌を参考にしていただく方が良いでしょう。
なお、昨年リリース済みのカセット版は10曲入りで、CD版とは内容が異なる。(4/27)
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○SOUND TIME / CHIEF STEPHEN OSITA OSADEBE AND HIS NIGERIAN SOUNDMAKERS (INDIGE DISC ID495001, USA, 2001)ナイジェリアを代表するハイライフ・ミュージシャンであるステファン・オサデベ(1936年生)の編集盤。1970−85年の代表曲を収録しているとのこと。パームワイン・ミュージックを思わせる暖かみを湛えたり、ジュジュっぽく展開したりする。(4/19)
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○APALA MESSENGER / HARUNA ISHOLA AND HIS APALA GROUP (INDIGE DISC ID495002, USA, 2001)ナイジェリアのサカラの第一人者、ハルナ・イショラ(1918-83)の1968-71年の録音。サニー・アデやオベイのジュジュ・ミュージック、あるいは一連のフジ・ミュージックへと繋がるその音楽は、強烈で最高!! 特選盤です。(4/27)
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○THE HIGHLIFE ALLSTARS : SANKOFA (NETWORK 37.992, GERMANY, 2001)ガーナのハイライフ集。ALEX KONADU らの近作を集めた編集盤だと思う。内容は結構良い。(4/16)
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○SEBAI BAI / MAHOTELLA QUEENS (GALLO/INDIGO/LABEL BLEU LBLC 2571, FRANCE, 2000)南アフリカのマホテーラ・クイーンズ。ボスのマハラティーニが他界して、その後の活動が危惧されたが、昨年のWOMAD出演に続いて、最新スタジオ録音も発表してくれた。ベテランらしく、いつもと変わらぬサウンドが気持ちよい。(4/16)
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○TIHAREA / TIHAREA (ZIMBRAZ MWCD3020, NETHERLANDS, 2000)マダガスカル南部出身の GELLE 三姉妹グループで、ベルギーで制作されたせいか(?)、ザップ・ママによく似たアカペラ・コーラスを聴かせる。(4/16)
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○SOUL MAKASSAR / TARIKA (TILOKA TR70000-2, USA, 2001)マダガスカルの5人組タリカの新作。毎作素敵な音楽を聴かせてくれるが、今回の目玉はインドネシア勢との共演。マダガスカルとインドネシアという、インド洋で結ばれた両者の相性は抜群だ。(4/19)
<< comment>> お待たせしました(?)、4月の新譜紹介です。他にも話題となっている新譜が多数あるのですが、フォローしきれない状態です。紹介盤のコメントもこのところ満足に書くことができていませんし。言い訳をすると、本業が忙しすぎるのと、先月紹介したフェラの新譜を聴きまくっているのと、、、それと『レコード・コレクターズ』のレビューを担当し始めたことが、その理由です。特にRCのレビュー原稿を執筆する分、これまでこなしていたことの時間を削らなくてはならない訳で、使える時間が有限である限りは、こうした状況は仕方ないことだろうと思います。RCの方はいつまで続けられるか分かりませんが、雑誌やライナー、ウェブ・サイト、等々といった様々な場をバランスよく使い分けて、情報提供していきたいと考えているところです。そのような訳なので、RCの拙稿も併読いただけると幸いです。(4/16)
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