2000 / DECEMBER


○NGOMA IKO HUKU
  / SALUM ABDALLAH & CUBAN MARIMBA
    (DIZIM 4701-2, GERMANY, 2000)

タンザニアのダンス・バンドの復刻シリーズ第1弾。ラテンやスイング、ターラブなどからの影響が指摘されているが、やはりコンゴのルンバ的展開の曲が多い。もう少し詳しいことについては、『レコード・コレクターズ』2月号のレビューで。(12/19)

○MASIMNAGO
  / MBARAKA MWINSHEHE & THE MOROGORO JAZZ BAND
    (DIZIM 4702-2, GERMANY, 2000)

タンザニアのダンス・バンドの復刻シリーズ第2弾。こちらは、フランコ風のギター、サックス・ソロ、それにホーンズの華やかさが魅力。これも『レコード・コレクターズ』で取り上げる予定。

ドイツでこんな素晴らしい復刻シリーズが始まったことに、恐らくは誰も気が付いていないはずなので、輸入盤ももうしばらくは入荷しないのでは? ちなみにアメリカのアマゾンでも、上のキューバン・マリンバの方は入手不可能なので、配給されることを期待したい。(12/19)

○ETHIOPIQUES 9 : ALEMAYEHU ESHETE 1969-1974
      (BUDA MUSIQUE 82983-2, FRANCE, 2000)

エチオピア音楽の復刻シリーズ第9弾。強烈にファンキーで、コブシたっぷりのエチオピア節。マハムッド・アーメッドのファンには大推薦!!(12/19)

○ADAM & EVE
   / SWEET TALKS FEATURING A.B.CRENTSIL
      (ASHANTI RECORDS V2 ASHR 2001, UK, 2000)

70年代のガーナを代表するハイライフ・バンドのファースト・アルバム。ノンストップで繰り広げられるインプロビゼイションが魅力的だが、人によっては冗長と感じるかもしれない。(12/19)

○LIVE A BERCY / KOFFI OLOMIDE
      (SONODISC CDS 8844, FRANCE, 2000)

コフィ・オロミデの最新作は、またまた2枚組。で、またもライブ。会場は奇遇にも先月紹介したユッスー・ンドゥールのライブ・カセットと同じ、パリのベルシー。個人的には、これまでで一番好きなコフィの作品だ。(12/19)

○GENESE / PASSI
      (V2 VVR 1013612, FRANCE, 2000)

ビソ・ナ・ビソのリーダー、パッシのファースト・ソロ。最初聴いた時はさほど楽しめなかったが、最近じわじわとこのサウンドが癖になってきた。セネガルのジョロリ傘下のラップ・グループ、BIDEEW BOU BESS などゲストも大勢。その中で、リタ・マリーとの一曲が気に入った。ビソ・ナ・ビソとの曲もあり。(12/23)

○TSIKA / VIRGINIA MUKWESHA
      (SHAVA MUSIK SHAVACD 009-2, GERMANY, 2000)

ジンバブウェの若き歌姫の新譜。確かこれが3作目のはず。紹介するどころか、買ってから聴くことすら、すっかり忘れていた。取りあえず、いつも通りのハチロク・ビートが楽しめるとだけ紹介しておこう。(12/27)

○MUSIC DE MONDE - MALI : CORDES ANCIENNES
      (BOLIBANA/BUDA MUSIQUE 1977822, FRANCE, 2000)

『レコード・コレクターズ』1月号に紹介されている通りの、コラの名盤。(12/23)


<< comment>>

今年の新譜にはまだ紹介していなかったものが数多くあるのですが、それらの中で最近よく聴いているものを簡単に紹介します。ヒュー・トレイシーの復刻シリーズの続編3種は来年国内盤が発売になってから取り上げようと思います。毎度のことですが、今回も日本に入荷していないCDがずらっと並んでしまったので、手に入りやすくなるまで、もうしばらく辛抱して下さい。(12/19)

紹介し忘れていた、ヴァージニア・ムクウェシャの新作を追加。まだ紹介していない盤があれこれ残っているので、それらは来年回しということで、、、。(12/27)


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