2000 / SEPTEMBER


○SUPER AFRO SOUL
  / ORLANDO JULIUS & HIS MODERN ACES
    (STRUT/P-VINE,JAPAN PCD-3568,2000)

ナイジェリアン・ハイライフ・バンドの1966年作。ハイライフのCDが日本で出るなんて、ほとんど嘘のような話だし、このバンドは初めて聴くということもあって、どうせ最近多い、クラブ・ユースの視点からの中途半端な復刻だろうと思っていたら、内容は悪くなかった。E.T.メンサーの優雅さとはまた違った、スピーディーでノリのよい60年代のハイライフが楽しめる。一方で、ハイライフ音源のうち、スターゲイザーズなどのトップ・バンドがさっぱり復刻されないというのも事実。(9/23)

○MIRIYA
  / MAMA KONATE-FARAFINA
    (DANCING CITY/TOSHIBA EMI TOCP-65481,JAPAN,2000)

ブルキナファソのパーカッション・アンサンブル、ファラフィナの新作。このサイトでは、結果として海外盤ばかり取り上げているけれども、上の一枚と同様これも珍しく(?)お勧めできる国内盤だ。カクラバ・ロビの演奏を彷彿させるような、金属的な共鳴音が唸る、エッジが効いたバラフォンの高速な響きは快感。鋭く切り込むジェンベの音色も効果的である。それでも、ネバ・ソロなどにも共通して言えることだが、CD一枚(70分弱)を通して聴くと、さすがに飽きるかも知れない。また、手抜きとも言えるこのジャケット・デザインはどうにかならないものだろうか。(9/23)


<< comment>>

今年の夏、日本への入荷状況は極めて低調だった。また8月に、「今月中に紹介しきれないものは翌月以降に回す」と書いたのだけれど、このところ忙しくて、、、。そのため今月紹介する枚数も少ないです。できれば8月までの新譜を参考にして下さい。それと、紹介枚数が少なくなったからという訳ではないが、今月から『新譜紹介』のページをフレーム形式に変更しました。(9/23)


TOP

CONTENTS