オウガバトル・トーナメント
OGRE BATTLE TOURNAMENT
 
〜 コラム集 〜
 
武器屋の親父に愛の手を
 執筆 :ひでぼんさん (2001/10/13UP)
   
トーナメント最高成績 3回戦進出
 トーナメントに出場していない時から、チャットでのヘビーな発言により、
 みなさんから、トーナメンターとして将来を嘱望されている親父(?)です。
 
 「武器屋の親父」・・・その名の通り、ヴァレリア島で武器屋を営む親父である。
 (注:以後の文中、「親父」と略しているところ多数あり。)
 
 一介の民間人にすぎない彼が、トーナメントのキャラとして選ばれているのかは
 なぜなのか。彼がいるくらいなら、他にこんなキャラがいてもよさそうではあるが、
 数多の脇役の中で彼が選ばれた理由とは?
 答えはバトラーさんしか知らないが、理由をいくつか推測してみよう。
 
 まず思いつくのが猛威を振るうトードの対抗キャラとして。しかし、武器補充はあくまで
 戦闘が終わってからのことで試合中の不利は拭えないし、肝心の買収には全く
 無防備である。
 しかも、それらに対抗するならもっとよいギフトアイテムが他に存在しているのだ。
 では、味方を強化する支援キャラを増やす為か?それも要因としては
 考えられなくはないが、その能力からいって必ずしも必須のポジションにはない。
 STRとINTしか強化できず、しかもその発動が非常に遅いのだ。
 特にINT強化など2ターン目であるから、存在のみでその効力を発するバティスタにも
 遅れをとっている。
 
 フレデリックにはないLサイズも強化できるという特徴も、ドラゴンや魔獣の能力を
 下げてしまう副作用で薄れてしまっている。
 ちなみにユーリアはこの点も万全ときている。まったく親父キラーだよアンタは!(笑)
 「親父入れるならユーリアのほうがましでは?」
 何度こう言われてきたことであろうか・・・。
 (以前はユーリアのほうが1ランク上なだけだったのだから無理もない話ではあるが。)
 
 私は想像する。ただ一つ彼が持っていた力、トーナメントキャラとして採用された理由。
 ひょっとしてそれは独自の顔グラフィックと台詞の存在感ではないだろうか!(笑)
 自分の操る(ルートを問わず)非情なデニムが、ガンプのJr.たちやオクシオーヌの
 ばはむ〜をオークションにかけてしまった後、彼は年輪の刻まれたその顔に
 愁いの表情をたたえて、デニムとプレイヤーにこう語りかけるのだ。
 「・・・大切に使えよ、その金は。」と。
 (く〜、シブイよ親父!)この存在感あふれる親父が私はお気に入りである。
 え?暗紅のハイラム?障碍のジルドア?影?
 そんなの汎用キャラに名前付けてくださいよ。
 ・・・あぁっごめんなさい石を投げないで!バトラーさんも別データ作るの大変だしね?
 <逃げ
 
 つい熱く語りすぎたが、本題のトーナメントに戻ろう。(^^;
 トードへの対抗としても、自軍強化キャラとしても中途半端なそのポテンシャルゆえか、
 あるいは高ALIならユーリア以上の強化率を誇るフレデリックの登場、
 彼の強化が及ばないVIT(ヤキトリ待望!)やDEXの導入という逆風のせいもあってか、
 これまで一度として武器屋の親父が実戦投入されたケースはなかった。
 (第9回、私のマイキャラアイコンとして騎士団編成に初登場したが、これは騎士団
  編成を一種の祭りととらえた上での判断であり、味方の攻撃手段がまちまちな
  イグドラシルには他のキャラを加えたほうが強いのを覚悟の上である。
  残念ながら有効活用とは言えないだろう。)
 
 そんな不遇な彼を有効に活用できないか、それぞれの行動について考えてみよう。
 (お願いだからユーリアとの比較論は脇に置いておいて欲しい、かなうはずが
  ないのだから。最終的にユーリア−3ランク分の価値に匹敵することを目指せば
  よいではないか。)
 「武器補充」は戦闘中は役立たない一種の特典なので関係ナシとしよう。
 まずは勝つことだ。
 前衛での「昔の自慢話」これもINT・DEXの低さからいって過度な期待は禁物である。
 
 「合成肉ハンバーグ」は2ターン目という発動の遅さがネックとなる。
 ターン数だけでなく、武器屋の親父の(前述したし、大げさかもしれないが)隠れた弱点、
 それはAGIの低さだ。
 AGIが120、これを下回る魔法系は、爺婆やそれと同じくらい高齢のキャラ、僧侶系、
 プレザンス、王であるモナーク、あとはソーサラーやゴエティックいったキャラしかいない。
 非常に選択の幅が狭いのでオーブを装備させたくなるが、そうしたところで
 1ターン目の魔法は強化できない。有効なのは試合終盤で放つタロットか、
 一部の魔法を3回以上放つキャラ、ロードデニムやハイプリーストカチュアなど
 後半によい魔法をもつキャラといったところか。
 (親父にオーブ装備は、低INTで魔法使い並みの耐性しかない彼を攻撃に晒すという
  欠点もはらんでいることはおさえておくべきである。回復役がいないと不安が
  増すだろう。)
 
 オーブとは逆に魔法系にガラスのカボチャ等を装備させる手もあるが、装備が犠牲に
 なるし、魔法系が1〜2人ならば親父のランクを他に回したほうがいいか?という面も
 あるのだ。
 親父の為だけにレベル1アップ(AGI+4)や銀の砂時計も考えたが、正直もったいない。
 さらには1ランク足せばバティスタがいる。破魔装備も特殊攻撃防御装備も、
 マリーツァの杖だって装備できて、どんなにAGIが早い味方も強化可能だ。
 残念ながら魔法一辺倒の編成に彼の居場所はあまりなさそうである。
 (AGIに関してはCHAが23と低いことに望みを託して高CHAのリーダーをつければ、
  オーブとあわせて180〜190くらいまでカバーできそうな気もするが確証は無い。)
 
 「ドラゴンステーキ」彼の行動で最も効果を発揮しやすいのはこれではないだろうか。
 なにしろ1ターン目の行動なので、オーブをつければ1ターン目から強烈な打撃も放てる。
 それに、前衛肉弾系キャラは攻撃回数が3回以上のものも多いし、後衛はすでに
 親父でひとつ配置場所が制限されているからだ。
 ガレスやヒカシューなどに状態異常武器を持たせてみても面白いかもしれない。
 STR系に関してはAGIが鈍重でも強力なキャラがいるため、オーブなしで守りを
 固めることも不可能ではない。これも大きな利点だ。
 
 前衛のSTRを強化し、後衛のINTを強化し、とバランスの取れた編成はないものか?
 残念だがSTRにしろINTにしろ、20%強化編成では、結局の所3ランク差を考慮しても
 ユーリアとの差を埋める事が難しい。VITやDEXにMENだって欲しいに決まっている。
 第9回のイグドラ編成のように高ランクなメンバーばかりでユーリアが使えない
 ときにはまだ次善の策といえるかもしれないが。
 (ちなみにイグドラではフレデリックのほうがいいはず)
 なにもユーリアでなくてもロード+アエリアルやテトラなどを組み合わせれば、
 打たれ弱い武器屋の親父という弱点のない編成が組めるということもあるだろう。
 
 最後に私が逃げ込んだ先、それは超強化編成に組み込むことだ。
 ユーリアやなどとダブらせてSTR・INT40%強化なども(かなり打たれ弱いが)
 可能だし、魔獣超強化だってSTR系の技しか使わないキャラなら
 まぁかまわないだろう。
 そしてSTRといえば巨人族や人形族、チャージホルンに親父を足して、ひたすら
 殴るなど。
 ・・・しかし、残念ながらこれらは過去に類似した編成が存在している。
 そこに親父をあてはめ「使いました」というだけの事だ。
 「私には武器屋の親父を使う責任がある!」そう力んだ
 私はいわゆる超強化形の編成を次回に向けていくつも考えてはあることはある。
 
 だがそれらは面白みに欠けるし、なによりそれで考えることを止めてしまっては、
 私自身のトーナメントへの可能性が閉じてしまうだろう。 (←なにを大げさな(^^; )
 時間が許せば親父の存在しない別の編成を考え、第10回はそちらで申し込むことに
 したい。(とはいえ、また強化系で行く事も考えられる。あまり緻密な戦略は
 思いつけそうにない。)
 これは一種の敗北宣言である。
 ユーリアにたいしての、また武器屋の親父編成考案への。
 まことに残念ではあるが、私の頭脳では武器屋の親父を「有効に」利用した上で、
 まったく新しいというような編成を考えだせそうにはないのだ。
 (その他の編成は多少二番煎じ気味でもかまわないが、親父に関して
  妥協したくはない。)
 
 どなたか、この恵まれない(トーナメントに登場できる時点で恵まれているともいえるが)
 武器屋の親父を光り輝かせることのできるお方はおられぬか!?
 彼を使う以上はどこかで妥協をしなければならない部分があり、ユーリアに負けず
 劣らずというのは高望みがすぎるだろうが、いつの日か彼を活用した新しい編成に
 出会える事を私は期待してやまない。この難題にあなたも挑戦してみないか?
 なになに?トランキライズだぁ?そんなものが怖くてトーナメントができるか!
 ・・・ごめんなさい。嘘です。ホントに。お願いですから勘弁してくださいよ旦那〜(笑)
 

 
 
 
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