オウガバトル・トーナメント
OGRE BATTLE TOURNAMENT
 
〜 コラム集 〜
 
私的なトーナメント戦記。
 執筆 :ライザード公爵殿 (2000/10/12UP)
   
トーナメント最高成績 優勝
 もう、みなさんお馴染みのトーナメント漫才師。^^; 毎度生み出す
 奇抜で強力な編成の数々でトーナメンターの度肝を抜いてます。
 
 私をトーナメントに駆り立てたものは敗北と編成と強化。
 優勝の栄誉に与かり、四天王の称号を授かり、今では皆から敬遠されるようになった
 私の部隊編成。
 実は既に第2回の初出場の時に能力強化に対して多少の興味を持っていたが、
 編成を左右するほどではなかった。
 すべての始まりは第2回大会の初出場1回戦敗退に起因する。
 「んなっ、あほな・・・」
 敗北していく試合を眺めながら私はつぶやいた。
 そして、その呟きを聞いていた者がいた。
 「何や、初戦敗退かいな、情けない」(軽い口調で)
 興味無さげな兄のその一言にムカッ。
 こうなったら意地でも一回戦を突破してやるわい!と決意を胸に秘め、
 狂った様に明けても暮れてもキャラクターの発掘と強化の研究をしていた(誇大表現)
 一回戦突破が目標と言う小さな夢の為に。そう最初はこんなに無欲な私だった。
 
 第2回大会初出場の部隊はバランスの取れた部隊で打撃攻撃の回数も威力も
 強力であったはず。
 回復量も多いと自ら自信を持って送り出した部隊が、いとも容易く敗れ去った。
 私は何故であろうかと言う疑問以上にトーナメントシステムに対する関心を抱いた。
 強化も施された前衛3人の猛攻は暗黒耐性の高いティアマットに吸収され、
 耐性の効果を身を持って知り、
 回復役のプリーストは逆にダメージ増加の原因になった事で能力の低さの脆さを知り、
 相手がプリンセスリーダーで攻撃回数が一回増え、攻撃回数増加の強大な効果を知り、
 そして私の分析は結論に至った。
 初期能力が高く、攻撃回数が多く、攻防一体で、能力強化をこれでもかと言うぐらいに
 貪欲に行うことが出来て、攻撃や魔法に対する耐性を十分に備えていて、且つ、
 強化の柱を無くしても転生にて補完し、戦闘体勢を維持でき、ムーンで前後に
 入れ替わっても十分に戦いを展開でき、後のテンパランスで体勢を元に戻し決勝に
 望める部隊編成。
 この結論に限りなく近い執念の部隊が次回の試合で優勝を収めた。
 
 ◎第3回トーナメント出場◎
 それがこの部隊(能力は初期値→1ターン目の強化1段階→2ターン目の強化2段階)
 この大会の時の能力強化値については少し曖昧な感じですのでそのへんは御容赦を。
 以降の編成紹介も装備品能力追加済みですが装備品はあえて記入しません。
 
 前衛
  タロス  (293)(168)(163)→(329)(189)(184)→(366)(210)(204)
  アルビレオ(118)(185)(201)→(142)(222)(238)→(165)(259)(275)
  タロス  (293)(168)(163)→(329)(189)(184)→(366)(210)(204)
 後衛
  ユーリア (085)(165)(170)
  石ゴーレム(288)(128)(163)→(324)(144)(184)→(360)(160)(204)
  カチュア姫(116)(130)(192)→(139)(156)(235)→(162)(182)(269)
 
 まず目をつけたのは言うまでもなくカチュアプリンセスとユーリア。
 カチュアは全体攻撃と回復を同時に行う事が出来る希少な珍しいキャラだった。
 プリンセス効果によって全体攻撃魔法×2、3ターン目の能力強化されきった回復で
 ダメージ一掃。
 ユーリアの20%能力強化2連発。
 そして、タロスの高耐性と水属性の強打撃、水耐性の高いキャラが当時はほとんど
 居なかった所が更に良かった。
 ALIも高いゆえトードの対象からも外れると言うこれ以上無い鉄壁さに魅力。
 アルビレオの強化柱を前列にあえて配置したのは直接攻撃を受ける確立が非常に
 薄かったからだった。
 なぜならHPが高く防御力最高に近いタロスが攻撃を一身に受けると言う打算が
 あったからである。
 魔法の攻撃に対してもINTの高いアルビレオには大した打撃にはならないと踏んでいた。
 ランクの関係で予定外のストーンゴーレムが一体編入される事になり編成は完成した。
 当時では他に類を見ないほどのSTRであったために楽勝で勝ち進めると踏んでいたが、
 予想に反し、易々とは勝ち進めなかった。一回戦では強化の要、ユーリアがいきなり
 動かなくなる・・・
 そして、痛みを伴う戦いが早くも2回戦で繰り広げられアルビレオがお金持ちに・・・
 強化は薄くなった。
 その後、ストーンゴーレムが買収されたり、リーダーが居なくなったり、後の戦いは
 能力強化のおかげではなく、タロットの力で勝利を得たようなものであった。
 そんな、ボロボロな状況に陥るなど部隊を送り出した時には予想すら
 していなかったのは言うまでもない。
 結果が予想できない昨今の試合、まさに流水が如き試合展開。
 どちらに勝利が流れるのか予測できません。
 
 ◎第4回トーナメント出場◎
 
 第3回大会の強化は主にSTR。所謂、直接攻撃の強力さを確かめるべく構成された
 部隊であった。
 が、第3回準決勝にて大した強化もされていないエンドラ陛下の凄まじき魔法の嵐を
 目の当たりにした。
 「むむ、なんちゅ〜威力や!こうなったら次回は女帝陛下より強力な大賢者様に
  御出まし願うしかない!」
 そして、私はINT強化に大いに意欲を持つに至った。
 
 こうして完成したのが、第4回の必殺魔法部隊。暗黒大賢者御一行
 (初期値より以降変化無し)
 
 前衛
  地獄犬  (233)(233)(218)
  ギルバルド(181)(137)(158)
  地獄犬  (233)(233)(218)
 後衛
  ラシュディ(162)(177)(315)
  グリフォン(206)(275)(145)
  バティスタ(087)(122)(180)
 
 恐るべき全体魔法と全体特殊攻撃、しかも全試合1ターン攻撃タロット。
 要するに全試合1ターン目に強力全体魔法×2+全体強力特殊攻撃。
 生き残り掃討用のヘルハウンドの直接猛攻撃。
 「ぐふふふ、ちょっとした強化部隊でも、あっという間に一件落着。後にはぺんぺん草も
  生えてこうへんで〜♪」
 
 しかし、能力強化に気を良くし、慢心していた私に早くも大きな壁が立ち塞がった。
 なんと!対戦相手がちょっとした強化部隊ではなかった(乾笑)
 当然強化について研究していた私はこの部隊の存在に気付いていたが、実は
 敬遠していたのだ。
 それはあまりに凶悪な部隊なのだが、強化の柱が弱々しいと言う考えからである。
 敬遠の理由は第3回大会の2回戦で呆気なくお金持ちになったアルビレオの所為だ。
 と言う事にしておこう。
 その対戦相手と言うのがrento卿率いる最強竜部隊。
 暗黒竜王アキシオン(418)(280)(336)と言う驚異のリーダーが立ち塞がったのだ。
 「しもた!!グリフォンが混乱して一発目の嵐が自軍陣地内で吹き荒れてしまふ!!」
 私は能力を算出した時に負けを悟りました。
 当然、アキシオンがタロットを使うであろう事も予測できましたので・・・
 「タロット、何を使ってきてもアウトやな、こりゃぁ〜」
 第2回の時と同じくつぶやいた。違うところがあると言えば、そのつぶやきを
 耳にしたものが居なかった事か。
 ラシュディ一人を戦力と頼んでいた事も敗因の大きな一つでありました。
 
 ◎第5回トーナメント出場◎
 
 第4回は手痛い初戦敗退。何たる事か!四天王の称号を頂いておると言うに!
 第5回の部隊コンセプトは編成に初のテトラ制導入を検討すると共に強力特殊攻撃で
 トーナメントを席捲する♪
 なぜ特殊にこだわったかと言うと最強竜部隊の両脇に居た封魔装備の竜使いの様な
 魔法効かずのキャラに対抗し得る為であった。
 それと第4回の爆風鳥獣部隊の強力な特殊攻撃を見てである。
 「やや!これはおもろい!むっ、しかし次回は抑制されるはずやから別のやつらで
  代用でけへんか・・・」
 と同時に心の呟き。
 「それにテトラが横行し始めたよったからテトラ対策もせなあかんなぁ・・・」
 そしてピッタリのキャラが潜んでいた。ステータス異常付きで(邪笑)
 
 こうして生み出された小悪魔のキッス部隊
 
 前衛
  バティスタ(110)(146)(210) 
  グレムリン(203)(298)(281) 
  女ロード戦(186)(153)(160) 
 後衛
  グレムリン(195)(298)(296)
  グレムリン(195)(298)(297)
  グレムリン(195)(298)(295)
 
 実質60%テトラ、INTは80%強化
 恐るべきステータス異常付き単体特殊攻撃。確実に相手のテトラを分解できる!
 更に魔法攻撃に対する異常なまでの防御力を誇るであろうINTの高さ。
 直接攻撃にもある程度防御力があるであろうSTR(素のヒカシュー並)
 テトラ封じのステータス異常も跳ね除けるであろうAGI。
 と、テトラ構成員は完璧であった。
 私は意気揚揚と部隊を送り出し、対戦表の発表を待った。
 
 そして、対戦相手の黄 純承殿の部隊も同じであった・・・・・(乾笑)
 違うところと言えば相手には盾が居た。それも無敵の棺桶・・・
 およそ見たくもない様なキッス合戦が繰り広げられた末、運良く勝利を得た。
 しかし、初戦で大きな山脈にぶち当たった為にキッスの台風は熱帯低気圧に変わり
 早くも勢力を弱めてしまった。
 2回戦敗退・・・今度は耐性の高い四天王にしてやられた。
 「・・・守りに入った私の取り組み姿勢が敗因になってしもた!」
 今回は積極的に攻めることなく補助のタロットばかりを用いていたのだ。
 攻撃系タロットを使用しておけばINTの高さにより強力なダメージを与えられたというに
 何たる事か!
 反省すべきところが多い大会であった。
 
 ◎第6回トーナメント出場ならず◎
 
 とんでもない失態を演じたのがこの回だった。
 その日、いつもの様にテレホ帯にネット入り、スタートサイトがTwelve Gatesである為、
 真っ先に目に飛び込んできた募集の告知とその開始時刻と終了時刻
 ・・・・んっ!!(絶句)
 気の緩みとでも表現しようか、応募締め切りの1時間ほど前にメールを送る。
 案の定、既に定員オーバーしていた。
 「うっきぃ〜〜〜、なんちゅ〜こっちゃ!!出場を逃すとは!!・・・がっくし」
 そして、悔しいやら悲しいやら情けないやらで、かなりへこんだ状態が長く続く。
 おぉ〜禁断症状だ(爆死)
 なんと、あの高名なLibertyWind殿も仲良く出場ならず(泣笑)
 しかし、バトラー卿の御高配により両者による前夜祭を勤める事が出来ました。
 前夜祭終了後、第一回戦全試合の考察を行う事で気を紛らわせたのは言うまでも無い。
 当初は全試合の考察を行う意気込みであったが諸事情により一回戦全試合のみに
 なってしまいました。
 
 部隊のコンセプトはキャターズアイを利用してみよう♪です。
 何故かと言うと前回LibertyWind殿が伝家の宝刀GP12アイテムを使用したからです。
 私も使用してみたくなっただけだったりして(笑)
 
 前衛
  竜使い  (150)(134)(130)
 ◎グロズヌイ(460)(326)(349)
  竜使い  (150)(134)(130)
 後衛
 ○アキシオン(393)(272)(298)
  竜使い  (150)(134)(130)
  屍ドラゴン(350)(266)(264)
 
 強化の柱を潰される前に相手を完膚なきまでに叩き潰すと言うのが主旨の部隊です。
 強化の限りを尽くしたグロズヌイに攻撃タロットを使わせるか否かを迷った挙句に
 あの結果。
 かなり素早い動きの後衛の暗黒竜なのでキャターズアイの暗黒攻撃20%アップで
 まかなえるだろうと。
 「また痛い部隊やな〜、このシルフ、絶対タロット使いよるで〜それに筒もっとるがな、
  きっつ〜ぅ!」
 シルフテトラとは恐れ入ったの一言ですね。
 あの部隊には攻撃タロットの方が有効的だった・・・
 なんて機能的なAI付きのシルフであろうか、ステータス異常が見る見る
 回復してゆくではないか!!
 「おい、ちょっと待たんかい!待ったって〜や、お願い!待ってちょうだい筒吹くのは、
  フェアリーちゃん」
 心の叫びは虚しく響き、グロズヌイは更に深い眠りに・・・もう起きないよ、とほほ・・・
 その後の展開は皆様ご存知の通り。
 まさに強化部隊キラーな小憎らしい部隊ですね(笑)
 
 ◎第7回トーナメント出場◎
 
 今回からは先着順ではなくなり、選考制度が取り入れられる。
 そして、運良く選ばれた様で御座います、ひとまず安堵。
 奇抜な部隊は選ばれやすかろう。とあえて勝利を度外視したおもしろ部隊を。
 と言う観点からキャラ選考を始めたのだった。
 そして、とある事情で直前まで構想を練る事が出来ず、短期間に編成作業を
 済まさなければいけなかった。
 
 この部隊編成を発見したのはキャラを見る前に攻撃パターンのページをDLしながら
 覗いていた時であった。
 「ん!?なんじゃこりゃ?奪い取るとは非常においしい攻撃方法やんか〜♪」
 装備品を奪って自軍強化、尚且つ、ダメージは前衛2倍、後衛3倍・・・
 即、検討段階に入りはしたものの、なんと貧相な連中だ、ゴブリンとは。
 基本能力はさっぱり。テトラ組んでも弱い・・・救い難し。
 ま、ここは今後の成長(邪笑)に期待して妥協するか♪
 「嫌われてもええから、どんどん肥え太らんかい!転んでもただで起きたら貧乏人や!
  負けても頂く物はちゃっかりと!」
 と言う訳で名前が決定しました。とある大泥棒の4人組のばったもん。
 活躍は現時点では不明ですがどうなる事やら。
 
 そんな訳で編成された天下の大泥棒部隊
 
 前衛
  ゴブリン  (215)(266)(152)
  ゴブリン  (207)(258)(147)
  ゴブリン  (215)(266)(152)
 後衛
  ゴブリン  (207)(258)(147)
  女ロード僧 (137)(131)(174)
  ボーグナイン(110)(149)(212)
 
 実質50%テトラ部隊、速攻性でその盗みの技は、もはや神業の域に達しているはず・・・
 1回戦においては滅法弱い部隊です。強化される前に成仏しない事を祈りたい。
 
 そして今回、日の目を見ずに終わった募集候補で盗人部隊と大いに迷って接戦だった
 没部隊を紹介します。
 その名も自然電力開発部隊、嵐の閃光花火職人。
 
 前衛
  バティスタ(115)(134)(193)
  デスティン(198)(173)(203)
  グングニル(210)(248)(258)
 後衛
  クレセント(210)(245)(255)
  クレセント(210)(245)(255)
  クレセント(210)(245)(255)
 
 当然、1ターン目に攻撃タロット+全体魔法×3を基本に考えた速攻部隊。
 「猛烈電光石火の魔法攻撃で、もはや敵など残っては居まい・・・・」
 しかし、同じ編成で応募の方がいらっしゃるのではないかと言う予想から出場を
 見合わせた訳です。
 魔法が効かなければ前衛のデスティンとグングニルの攻撃のみに頼らねばならず、
 あまりにも危険な賭けの様に思えたからです。
 それにアンデッドやムーンも怖い(^^;)
 
 さて今回、イグドラシル義勇兵団も騎士団枠から出場させて頂いています。
 編成考案者として一応内容の原型を。
 
 前衛
  空き
  人狼えむえす 7(236)(211)(158)ルシファーリング S+21
  精霊使い星映 6(185)(000)(178)破魔の盾 A-15
 後衛
 ○ライザード公爵9(244)(217)(222)大天使の羽根 I+16
 ◎勇者ペンタロウ9(206)(190)(189)浄化の杖 I+7
  あさ簣姫   9(150)(180)(233)マリーツァの杖 I+7
 
 騎士団テトラとペンタロウ卿効果で20%強化。
 前衛に防御の要である魔法無効星映殿と神聖耐性多少強化えむえす卿。
 後衛に回復強力攻撃魔法半減あさ簣殿、全属性攻撃対応ペンタロウ卿。
 そして、強化+攻撃回数多し、私ことライザード公爵であります。
 後衛がランクポイントの高いキャラで構成されましたので斯様な編成と相成りました。
 選ばれなかった他の団員同志の方、この場をお借りしましてお詫び申し上げる。
 御容赦くださいませ。
 それにしても、騎士団のタロット使用がどのような具合になっているのか存じ上げず
 成り行きが楽しみです(爆)
 
 トーナメントでの様々な数奇の変遷を見ているが故に、前回の部隊よりも
 「より理想に近い部隊編成」を目指し、飽くなき試行錯誤が現在まで繰り広げられて
 いるのであります。
 そして、これからもその挑戦は続いて行くことでしょう。
 魅惑の魔力を秘めたとでも表現できようか、オウガバトルトーナメント恐るべし。
 
 
 以上コラム終わりです。
 では御機嫌よう。
 

 
 
 
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