オウガバトル・サーガ 第6章
「指導者たる器を持つ者」
Person of Lordly Caliber
 
《第3章 時は過ぎ、人はその責を負う…》
 オープニング 

西部軍をもってしても革命軍の攻勢を止めることはできなかった。
革命軍は主力部隊である蒼天騎士団−これは元南部軍所属のガラント率いる軍団である−の活躍により
西部軍、そして増援として派遣されたローディス教国軍を次々と撃破。
瞬く間に西部タルペイア城を攻め落とし、旧ニルダム領を含む西部地域をその勢力範囲に加える。
これにより、革命軍は中央軍に匹敵する勢力へと成長した。
 
連戦連勝に沸き返り、さらに波に乗る革命軍であったが、指導者フレデリックはローディス教国が
介入してきたことを重く受け止め、これを警戒。
国境となる西部城タルペイアを放棄し、全軍をイタカ山域まで撤退させた。
 
それから三週間後。
革命軍の勢力が巨大化するにつれて、国内では革命指示の機運が高まる一方であった。
多くの民衆や正規軍兵士の革命軍参戦は、その顕著な例である。
そんな最中、西部将軍ユミルが行方不明となる事件が起きたが、大事件にも関わらず
ほとんど取り沙汰されなかった……。

 
 
 
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