アニメーションは大量の人員による手工業です。キャラクター設定と美術設定をもとに、何人ものスタッフが作画し、また背景が描かれます。その際にガイドが必要となってきます。
そのガイドとなるのがここで紹介する「設定」と言われるものです。
設定と全く同じに描くということは不可能ですが、全く違うキャラクターなり背景なりが描かれるよりは少なくとも画面統一の手間は軽減されます。勿論、作画監督も美術監督も設定への統一をチェックしているだけではなく、作画監督ならばキャラクターそれぞれの動きや表情の修正、つまりは芝居のチェックもしますし、美術監督もそのカットで必要とされる背景にするべく修正したりもします。
設定はアニメーションのあらゆる課程でガイドとなるものなのです。設定があることによって、本編の作業が進む前に色を塗り、決定した色を色彩設定、美術ボードという設定にしていきますし、その素材を使ってカメラテストを行いもします。
とりあえず、とても重要なものだと理解していただければ間違いはありません。
『千年女優』にも設定は存在します。キャラクターデザインは本田 雄、美術設定は池
信孝の両氏が担当しています。 |