一本の糸
受話器越しのあなたの声は
いつもみたいに甘いのに
私を熱くさせるのに
声しか聞けないもどかしい距離
触れる事すらかなわぬ距離
そっと目を閉じ
彼の声に耳を澄ます
まるで側にいるような
甘い錯覚
幸せな時間
そして
とてもとても
切ない時間