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2011年5月16日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
龍門山は何度か登っている。 結構登りもきつく、道も荒れているので登山気分が味わえる。 ![]() 腰痛が起きると登りに行く。荒れた道は腰の筋肉を鍛えられる。 ここはギフチョウの生息地である。いつも歩き始めには遇えないかなと期待するのだがまだ見たことはない。またこの龍門山には、和歌山県特産のキイシモツケの群生地(晩春〜夏)でもある。特に明神岩あたりがよく咲くということである。 龍門山登山はいくつかのコースがあるが、私はいつも一般的なコースを歩く。 まず、山の中腹にある田代ルートの駐車場に車を入れる。 コンクリートの道をしばらく歩き、中央ルート登山口から登りはじめる。 11時30分であった。 なかなかの登山道であり、きちんとした足下の装備が必要である。 ![]() 関西の、ロッククライミングの練習場として知る人ぞ知るの明神岩へは、中央登山口から1時間弱で着く。 岩の上からの景色は山に登ったという感じがする。 紀ノ川が右から流れ正面には葛城山系が横たわっている。家々も、都会のようにコンクリートの中ではなく、緑の中にある。 ここからの景色は何度見てもいい。 明神岩の右手に風穴がある。天然の洞穴で、つめたい風が吹き出てくる。楠木正成が一時こもったと伝えられている。 以前来た時タヌキが穴から出てきた。 龍門山は自然が豊富である。道の途中での自然ウォッチングは楽しい。 得に貴重なのは、6月初めには白い小さな花をつけるキイシモツケで、バラ科の落葉低木で龍門山の山頂近くで見らる。和歌山県だけに分布しているとても貴重な植物ということである。 明神岩から20分ほどで山頂に着く。 標高756.6m。5月下旬〜6月上旬になると、このあたりにたくさんキイシモツケの花が咲くのだがまだ見る機会がない。 明神岩で1時間ほど食事をしたので、頂上到着は2時半であった。 山頂から、動物たちをウォチッングしながら10分ほど歩くと磁石岩に着く。何の変哲もない岩で、周囲約17m・高さ約4mで標高約700mの位置にある。ところがこれが磁鉄鉱を多く含んだ蛇紋岩であるため、岩に磁針を近づけると著しく磁性を示す。自然のおもしろさを感じる。写真では分かりづらいが、岩に磁石を近づけると岩に向いてN極が回る。 道は山頂を境に下りとなる。 紀州の山々はやっぱり自然の宝庫である。こうして登るとよく分かる。 磁石岩から田代峠までは15分ほどで着く。ここでコーヒーブレイクにした。20分ほど休憩してから出発した。30分ほどの所に小さなかわいい地蔵さんがある。そこからさらに20分ほど下り小さな溝のような川があり、そこにもまた地蔵さんがある。 田代峠からはかなり急な坂で、路面が濡れているため滑りそうになる。気をつけながら歩かなければいけない。 田代峠を出てからおよそ50分で田代コース登り口に着く。
2012年6月17日。天気はよかった。運動不足解消とキイシモツケを見に竜門山に登った。 途中の道ではシマヘビ君が出迎えてくれた。きれいな案内板のある中央コース登山口から登った。 ![]() 山道には百合がいい匂いで咲いている。 今日の登山の目的の一つ、キイシモツケはもう盛りを過ぎており、所々しか咲いていなかった。 頂上から見る粉河地区は田植えもおわり、きれいに輝いていた。こうしてみるとなかなかの景色。 その昔はここが南北朝が争ったとか。 山道は、最近整備されたのか以前にはなかった案内板や木の説明などがあちこちにあり、ルートなどがわかりやすくなっていた。
龍門山はもう何遍も登るが、ガレ場もあり尾根を行く道もあり結構本格的な登山になり、好きな山のひとつである。
今年もキイシモツケを見に龍門山に登った。 昨年は6月17日で少し遅かったので、今年は1週間早く行った。それでも花は遅い感じであった。 幸い頂上付近に少し残っていたので花を楽しむことができた。 ![]() じつは痛めた左足の膝の回復具合も見たくて登ったのだが、なんとか持ちこたえた。 どちらかといえば、以前から少し痛んでいる踝の方が重い感じであった。 それにしても自然の造形の妙。なぜこの形になったのか、全くわからないが、人の目を楽しませてくれる。 花などは、動かないのだから進化とか関係ないように思うが、何百万年、あるいは何億年の時を経て生き延びるためにこの形になったのだろう。ここまでキレイになる必然はなかったようにも思えるが、こうして綺麗に進化してくれて、人の目を楽しませてくれるのはありがたい。花だけではないが、形や色がすべて同じようであったなら、この世はほん ![]() 龍門山も普段は行き違う人も希だが、今日はたくさんのパーティーにすれ違ったり抜かれたりした。 抜かれてばかりなのは、足の調子を見ながらゆっくりゆっくり歩いたためである。 明神岩のところで昼食をとったが、岩の上に入れ替わり立ち代り様々な人たちが休憩にやってきた。 眼下には紀の川が流れている。手前の木は朴の木の一種だが、あるパーティのリーダーさんが、 「この岩は明神岩といいます。入り口に咲いていたのがキイシモツケで、崖の下で咲いている花が朴の花です」 と説明していると、うしろから、「ほう」という声がかかった。あのね。q(^^)p 梅雨の真っ只中であったが、なんとか降りるまで降らずに持ってくれたのは、ありがたかった。
最近なぜつらい目をして山に登るのか、と聞かれることが多くなった。 ![]() 登山の楽しみは、やはりピークに到達したときの達成感がある。 そして大きな目的が自然とふれあうことである。 その時々の花や昆虫をウォッチングしながら歩くのは楽しい。あとは体を痛めることによる運動不足解消である。最近はこれに腰痛治療が加わった。 2014年6月1日、花ではこの季節しか咲かないキイシモツケを見たいために、龍門山に登った。 昨年は6月7日に登り、花は咲いていたが時期が遅くてもう茶色の花もずいぶんあり、残念な思いをした。今年は昨年より1週間早く登った。 キイシモツケは天然記念物である。 ![]() 一つ一つは可憐な花だがたくさんあるので迫力がある。ちょうどいい時期に登ったかもしれない。 登山の楽しみはこうした自然とのふれあいが面白い。自然の中での食事やコーヒータイムはリッチな気分に浸れる。 今日もコーヒーをわかして飲んだ。 帰りの夕日と思ったが、黄砂のおかげで何となくすっきりしない。PM2.5なども飛んできているだろう。 山を下りる頃には腰もかなり楽になった。 ここ龍門山は登りがガレ場みたいに石がゴロゴロしていて段差もあり、腰のひねりが必要なので、これが腰の筋肉をほぐし、腰痛に効くのかなと思っている。 龍門山は手近でルートがわかりやすい山なので、何度か登っているが面白い山である。 山から見下ろす街は黄砂の影響で何となくかすんでいる。 椎の木にあった幼虫。何の幼虫かわからない。大きさは5センチほど。この虫を撮る時気がつかなかったが、右手に赤いダニがいる。 キジにも出会った。恐れる様子もなく悠然と前を歩いていた。保護色になっているので、少し山の中にはいると見えにくい。ふつうは雄も近くにいるのだが、ひょっとして抱卵中かもしれない。 尺取り虫が休憩したベンチの上を我が物顔に、計りながら?行った。スズメバチ君、誰にやられたのか知れないが事切れていた。この模様が白黒だったら何となくパンダに似ていたのでついカシャ! ホウノキの花も咲いていた。これも昨年は半分枯れていた。
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