大普賢岳は、標高が看板では1779.9m(1780m)場所は北緯34度13分40秒, 東経135度57分45秒である。
途中の和佐又山が1344m、日本岳が1550m、小普賢岳が1640mである。
大普賢岳を大峰奥駆けに沿って、1655mの国見岳、1584mの七曜岳がある。
そしてそのもっと先に、行者還岳1546.2mが続いている。
大峰奥駆道の主稜線上にある名峰である。
ガイドブックを見ると一般コースであるが、雨の時などはかなり危険な山でもある。
遠くから見ると、コブが階段上にくっきりと見え、大峰山脈の中でも独特の山容で登りたいという気にさせる姿のいい山である。
だから一生懸命登った。
しかし、しかし。
道はきつかった。
大普賢岳は梯子だらけで、ガレ場もありスリリングである。
ただし梯子を登る毎に、高度が上がり、上に上にと登っている感じがする。
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(14:27 きれいな登山道) |

(14:33 木の根っこが足場、そしてはしご) |
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(15:07 きれいな山並みが見える) |

(15:16) |

(15:35) |
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山頂の展望は大峰山系を見渡せる上々の眺めであった。
大峰山の主峰、八経ヶ岳も見渡すことができ、大峰山系のすばらしさを実感できる。
それと共に、大峰奥駆道のすごさを感じる。
大峰奥駆道は、これらの山々を昇り降りしながら本宮まで行くのである。
健脚の人でも1週間はかかる。気合いを入れなければとても歩き通せない。
そんな大普賢岳山頂へはちょうど4時に着いた。
一般の速度からするとかなり遅い。
帰りは暗くなる可能性があるのでコーヒータイムは短めにした。
赤とんぼやクマバチ、そして蝶がたくさん飛んでいた。
クマバチの蜜を吸っているところを撮りたかったが崖の上に身を乗り出さなければならなかったので、足がぐらぐらするためあきらめた。
時間があればせめて赤とんぼのいいショットを狙いたかったが、明るいうちにどうしても越えておきたいところがあったのであきらめ、早めに降りを開始した。
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(16:02) |

(16:03) |

(16:14) |
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(15:41) |

(16:13 この花に蜂が寄っていた) |

(16:26 アカタテハ) |

(16:27) |
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(16:28 赤とんぼ) |

(19:14 夕暮れに加えてガスがかかってきた) |

(18:57 何とか明るいうちに来た) |

(19:03) |
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(19:33) |

(19:48) |
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(19:15 ヘッドランプ点灯) |
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(19:53 キャンプ場では夕餉の一服というところか) |

(20:00 ヒュッテとお月さま) |
何とか降りの難所を明るいうちにクリアし、シダンの窟を過ぎたときは7時に近かった。
夏で日が長いのでまだ明るかった。
しかし次第にガスが濃くなり、山の夕暮れは一気にやってきた。
さっそくヘッドランプを点けて歩いた。
道はなだらかで要所要所にテープが巻かれているので迷うことはなかった。
岩に足を引っかけ転ばないようにだけ気を付けながら降った。
年を取るとちょっとしたところで躓く。
足がかなり身が入ってきていたので、石碑があるところに来たときはほっとした。
和佐又ヒュッテに到着したのはちょうど8時であった。
体力的に登れないだろうと思っていた山だが、時間はかかったが無事登り切った。 |