レポというより「M’s Diary」番外編です。ネタバレ有り。
文才ないのはご了承を(^^;)

東京・紀伊国屋サザンシアター
1月28日19:00〜初日
(3列右側)
29日14:00〜(3列中央)
帰ってきて見たまま感動したまますぐに書こうと思ったけど、心地よい疲れと幸せな気分に浸ったまま「Good-night」(笑)してしまいました。
ロビーには贈られたお花がたくさん。初日、内海くん本人も来ていたようですが、お花もありました。(ん?晃や淳くんお花はどうしたのかな?(笑))岡本健一くんはゆり子さんの分と2つ。森光子さんや「Myojo」等のお仕事関係、次の公演予定の「劇団☆新感線」からも大きなお花が♪「犬夜叉」のチラシも頂き、TOPにあっくんの名前があるのを見て、初めて本当に次の舞台も決まってるんだな〜って実感。だっていつも詳細をアップしてても実感湧かなかったもの。2日目29日の開場前、ロビーのイスで鴻上さんが関係者の方たちとお話されてるのを発見。お花を1つ1つ見ていらっしゃいました。開場後もお客さんにまぎれてロビーを普通に歩いていらっしゃいましたけどね。
ちょっと、いや、随分興奮気味です!(^-^)まず一言で感想を述べなければいけないと言われれば「
あっくん期待以上に舞台をこなした。」でしょう。
あっくんはやっぱり言われなくても求める以上のことをしてくれる人なのよ。もうファンが心配する必要は全くないです。すごい成長してってる。いつまでも光GENJIの中の末っ子ではないことを実感。一人でしっかり道を歩んでいってる。
誰もが心配していた(?)滑舌もバッチリでとちる事もセリフを忘れることもなく期待以上の出来。初めてのセリフはまだ舞台が明るくなる前に電話で石田ゆり子さん扮する女座長、奈美さんに電話で話す早口な言葉だったけど、あれだけ焦った感じを出すセリフを詰まらずしっかり話す
あっくん。さすがに初日の最初の方は緊張が少し伝わってきたけど、それもすぐにクリア出来たようで、表情も豊かで硬くなくってあ〜これなら大丈夫!すごいよ。始まる前の心配は全くなくなりました。そりゃね、舞台経験豊富な筧利夫さんに比べたら声の出し方も全然違うけど、TV「真夜中の王国」で演出の鴻上さんが言ってたように「演技というものは自然に身について行くもの」だから、今回は初舞台なのに、あれだけ出来るんだから。これからよ、これから。
ストーリーは少し難しいです。2度見て私は理解できたという、理解力のなさ(苦笑)。『現実』『夢』『虚構』・・・目まぐるしく変化していき、見てる私まで不思議な気分になってくるストーリーなので「あっくん、かっこいい〜」なんて現実的なこと考えて見とれてると、あっっと言う間に置いていかれちゃうのでご注意を(笑)。劇中劇になっている「ハッシャ・バイ」の戯曲本を先に読んで理解しておくとなお深く楽しめるかも。少し内容的な変更はあるようですが、少ない回数行かれる方は全く知らないで見るよりはいいかも。でも難しいといっても所々で入るギャグも充分に楽しめます。
話の中心になってるのは、劇団が公演を数日後に控える予定の「ハッシャ・バイ」の稽古なので大半を劇中劇がしめてますが、
あっくんはその俳優役「平井 純」と「ハッシャ・バイ」の中で演じている「森山 幸男」という「虚構」の世界で生きている人物役(最後には「虚構の夢の中の世界」だということがわかるのだけど・・・)をこなさなければいけない大変な役。これを初舞台でやるってことは、一人で2役やるようなものなので、ものすごく大変なことだったと思う。舞台の稽古で「幸男」を演じてる役を演じてるとき(ややこしい?(笑))のあっくんはほぼ女装!・・・なのでこの「ララ百」の芝居の大半がスカート!
女座長役の石田ゆり子さんが演じる女性の夢の中で見る光景「『天国と地獄』の曲に合わせ、
フレンチカンカンを踊る男性達」からそれははじまった!(笑)あっくんは舞台中かつらは全くかぶりません。伸びた髪そのままですがもう似合う似合う!好きだから目立つってことじゃなく舞台栄えするのよ、あっくんの美しさが。踊りは今さら言うまでもなくカンペキだし、表情もいいしね。あれが素の佐藤敦啓だったら絶対照れちゃうんだろうけどさすが稽古してきた「役者・佐藤アツヒロ」だからね、堂々となりきって踊ってる演じてる。もう一つの夢の世界では黒ぶちめがねをかけて緑のパジャマ着て人形とともに踊るあっくん。これまたかわいいっ。バカっぽい表情も上手いのよ。でもでも!かわいい〜っばかりではありませんっ。もちろん舞台全体、芝居全体を見るのは当然なんだけど、あっくんはセリフをしゃべっていないときもちゃ〜んと表情で演技してるからそれも見逃さないで!!!微妙な表情にドキッとすることあるからねっ。そして、「幸男」では裾が斜めにカットされたフレアースカートにストッキング、高さ5センチくらいの太目のヒールの黒いパンプス。足細くってキレイなんだぁ。足さばきがこれまたいいの!ときどき翻るスカートのすそからチラリと見える太ももでKOされちゃいました。言葉使いも女の人口調。けど、オカマとかニューハーフって感じではないんだなぁ。ちっともおかしくないもの。で!!!今回の女装の決定版は衣装なのか?セットなのか?という大きな純白のドレス(天井に届きそうなくらいの高さで登場)を着て「ママ?ママ?」っていうセリフを言っている「幸男」役のあっくんの姿!!!!あ〜これが一番の目玉よぉ〜。これ見て壊れない人っている??顔がちっちゃくてすっごく長〜〜〜〜〜いひらひらドレス。そのときのあっくんったらお嫁さんにしてぇ(笑)家に飾っておきたい。何処にも連れて行かないで誰にも見せないでってくらい(爆)ホントキレイなの。痩せてシャープになったあごのラインが引き立ちまるで彫刻の像みたいなんだもん。女座長を思い苦悩する「」と劇中劇の役柄で虚構の夢の中の「幸男」全く違う人物になりきったあっくん。これからまだ1ヶ月という長丁場、回を重ねていくに連れもっともっと自分のものになって行くんでしょうね。さっきも書きましたけどセリフだけでなくセリフがないときの表情もしっかり役になりきって演技してるから、それがこれからもっと上達していくと思うし。周りの出演者からいろいろなこと吸収していって欲しいな。今後も楽しみです。
出演者が7人しかいないお芝居だけどこんなに奥が深く、2時間という時間の中で内容盛りだくさん、しかも華やかにも出来る舞台があるなんて知りませんでした。演劇の虜になりそうです。新しいことに挑戦していってくれてる
あっくんに感謝です。ちょっと今までライブにこだわりすぎてたかな、私。考え方が変わりました。もちろんライブもやって欲しいですがね(笑)でも今は満足感でいっぱいです。

おまけ・・・最前列の方、筧さんの汗が飛んできます(笑)。そして前のほうの端より席の方、セーターとかコート、スーツなどいい服着ていくと終ったあとで大変なので気をつけましょう。何かが降ってきます(笑)。そして佐藤正宏さんにはかなり笑えます。こころして望みましょう。(爆)


「眠れそうにないとき祈りをこめていう言葉、これが『
ハッシャ・バイ』」私もこれから眠れない時にはこう言おう。

東京・紀伊国屋サザンシアター
2月12日14:00〜
(3列左側)・14:00〜(3列右側)
13日14:00〜(3列右側)
当初見に行く予定ではなかったのに、大阪まで待てなくって3回連続見てしまいました。開演前、私より回数を多く見ているのりこちゃんはるかちゃんが、すでにあっくん演じるところのセリフを覚えててね、この二人ったら、にわか「ララ百」寸劇を演じてるので横で楽しく見てました。(バラシごめん)どこの部分でこうゆうセリフ話すかっていうのは私もわかってたけど、こまかいセリフまでは・・・(笑)しかものりこちゃんったら、冒頭のダンスやフレンチカンカンの振りまで覚えてて。さすが!(笑)私も今回の3回で穴があくほど見て覚えてやるぞっ。っていう意気込みで観劇に望んだのであります。(笑)
あっくんのこと書く前に他の共演者のことを少し。
まず
筧さん。すっごいね、この人は。あたりまえだけど最後のカーテンコールでの拍手も断然大きいし。あの飛び散る汗で一体1公演どれだけ体重が減るのかな?ってくらい心配になるくらいなんだけど、お腹の底から出る声量と言い回し。舞台経験をたくさん積んでいらっしゃるだけのことはありますね。「ハンバーグ」(RUPのHP「ララ百新聞」より)が声の出る秘訣なのかな?(笑)表情もすごくよくって。パンティかぶって踊るときの表情なんかサイコーです。これから見られる方、楽しいですよぉ。
ゆり子さんは、セリフが多く長いだけにやはりかんでしまうところが多くって時々聞きづらいところもあるし声も小さいときあるけど、舞台初めてにしてはすごく頑張ってると思います。
正宏さん。この人を語るにはとてもここのスペースでは足りない(笑)合間合間のギャグがさえる!12日と13日では違うこと言ったり歌を歌ったり。筧さん13日は目つぶって笑いをこらえてるんだけど肩が笑ってる。私も爆笑。この方がいるのといないのとでは舞台の印象全然違ってたでしょうね。
旗島伸子さんもさすが声量のある声でオトナっぽくもあり可愛くもある印象。生方和代さんはパワーあるお芝居でした。筧さんとのカラミはすごく楽しく何度見ても笑っちゃいます。旗島さんと生方さんのことが気になったのでネットサーフィンしてみたら、生方さんってあっくんと同い年(26歳)で演歌歌手を目指してたけどつかこうへいさんとの出会いにより役者に替わったそう。特技は空手初段!なるほど。どうりで筧さんを簡単に投げ飛ばすわけだ。ちなみに旗島さんは27歳。このお二人は関西テレビの「幸せワイン」に出演してるそうですね。知りませんでした。・・ていうか見れないんですけどぉ。
高橋拓自さんには身軽なフットワークに感心しました。軽々と高くジャンプする身のこなしと表情がよかったです。
そしてあっくん。目立った失敗もなく、初日と2日目に見たときよりももっと上手くなってました(^-^)。走り気味にセリフを言ってしまっていたところもちゃんと間を考えて話すようにしていたし、お客さんの笑い声とかぶることなく言えてたのでかなり聞き取りやすくなってました。声の出し方も強弱つけてて気持ちがなお伝わるようになってきたし。パジャマを着て繋がった人形と踊るシーンも以前よりオーバー気味な踊りになっててすごかった〜。ただ、時々舞台の端に人形をつないでるバーがぶつかりそうになるのが気になるのか、横目でちらっと時々見てしまうところに「素」が入っちゃってましたけど・・・。でも13日はそのパジャマ踊りのときに目線いただきました♪・・・気のせい?うんそうかもしれない(笑)。でも一人で満足させてやって(笑)12日2部と13日はとにかく席が思いっきり
あっくんの立ち位置のところだったので見とれる時間かなりあって、いい席でした。12日1部は逆の席で、フレンチカンカンを踊るあっくんが堪能できる席だったし座席にすっごく恵まれました。どうもありがとう!(感涙)<超私信
11日12日と2回公演が続いてたせいもあるのか
あっくん始め、出演者のみなさんかなり喉が辛そうで、かすれが目立ってましたけど、13日はなんとか持ち直してました。12日は「明日どうなるんだぁ?」って心配だったんですけどね。無駄でした。
あとすごく私が気に入ってる
あっくんの演技なんだけど、「幸男」を演じてるとき、はいてるスカートをぎゅっと握り締めてセリフいうところ。細かいしぐさもいいのよね。あとすごく練習したんだろうなぁって思うのは一番最後に出演者全員が声を揃えて言う「ハッシャ・バイ」最後の早口な長ゼリフ。本にもほぼ同じセリフが書かれてるので、私も試しに声に出して読んでみたらつかえる・・かむかむ(笑)とちらず遅れることなく、希望に満ちた表情でセリフを言ってるあっくんもステキっ。
そして感動なのが、最後のカーテンコールのとき♪お辞儀しながら「ありがとうございました」って小さい声で言ってるの。ほんとに小さい声で言ってるから1回だけしか聞き取れなかったけど毎回口動かしてた。ああいう礼儀正しいところが好き♪
あっくんって昔からそうだよね(^-^)。話それるけど、昔コンサートで初めてのソロ「出逢い」を歌った後引っ込むときも全然見えないところで深々とお辞儀してるの見たときからそう思ってたけど、あの頃から変ってないよね。ほんと感動しちゃいます。見てるこっちの方が「ありがとうございました」って言いたいのに。
私の観劇は残すところあと、大阪1回のみ。そのときまたどのような変化が見られるかとても楽しみです。


大阪・近鉄劇場
2月27日14:00〜
(G列左側)
あっという間に私の観劇は最終日を迎えてしまい、もう見れないんだなぁって思ったら、見逃してはいけないからってかなり気合いれてたんだけど。
今回は笑いました!もう吹き出して笑いを止めるのを必死なくらいに。何って?ハプニング(?)が沢山でね。東京公演の時からだんだんエスカレートして行ってたのが正宏さんの演技!フレンチカンカン踊った後のあっくんにする会話「奈美のところに一緒に言いに行かないか?」ってセリフを言いながら正宏さんは
あっくんの腕をつかんで指をネチネチってたどる(爆)んだけど、そのネチネチかげんがだんだんすごくなってきててあっくん思わず吹き出して笑っちゃってるし。その笑った顔がかわいいんだけどね、その後に続く「失礼します!」セリフもこらえてたけど肩が震えて笑ってたような(笑)。
その後の、稽古の合間の榊原さんから電話が掛かってきたっていうシーンでもやってくれました。正宏さん!(爆)
あっくん(純役)の「馬場さん、こんなときに」ってセリフのあと正宏さんったら「有栖川!」って言わなきゃいけないのに「榊原!」って言ってしまったのだけど、すかさず「うるしばら、ありすがわ」って訂正して切り抜けたけど、もうおっかしくって!出演者も笑っちゃって。あっくんが次にいうセリフ「もういいじゃないですか!」も半分笑ってる状態だし、ゆり子さんはセリフ噛んじゃうし。私もツボに入って笑いをこらえるの必死だし、隣で見てたのりこちゃんもウケちゃってて涙まで流しちゃってたみたいだし(笑)。それにつられて私もいつまでもおさまらなかった生の舞台って何がおこるかわかんないからいいよね。何回みても飽きませんね。ってことで、今回は正宏さんがとくに引き立ちましたね(爆)・・・なのでこの日の舞台の出来はいいとは言えなかったんだけど(オイっ)そのあとのギャクもいつもの数倍の笑いが起こってたなぁ。
そしてこの回が見れてよかったなぁって思ったのは最後のカーテンコールのときでした。そでにはけるとき、拓自さんと打ち合わせでもしたのかどうか、軽快に横ジャンプ(謎)して元気に引っ込んでいった
あっくんがすっごくかわいくって♪♪相変わらず最後に「ありがとうございました」っていう言葉を忘れずに言ってるし。もう、あっくんステキ♪これまでずっと3列目で見てて、今回は初めて7列目だったんだけど、少し後ろにさがっただけでも舞台全体が見やすくってそれもよかったかな。いつもならあっくんを集中して見てるとそのときの他の役者さんの細かい演技までは見れてなかったので、最後にこの席で見れて良かった。
観劇をすべて見終わったあとの感想
最初に挑戦したのが、鴻上さん演出の作品でよかった。あっくんの魅力が引き出せる役だったと思う。女装なんかもあっくんのタメに脚本書いてくれた?って思うくらいあっくんの美しさ(笑)を見せる場面が沢山つくられていたし。困った顔をする「森山幸男」が上手く演じられてたと思う。「純」役はあまり普通っぽくって魅力には欠けるかな・・・とは思うけど、そういう役どころだったと言えばそうなんだけど・・・。あっくんって今までやってたドラマの役でもそうだけど、怒るトコロの演技があんまり好きじゃないな。私は、ですけど・・・。一所懸命なのはわかるけど、あまりその感情が伝わってこない気がする。セリフが走り気味っぽく感じる。もっと芝居経験積んでいけば、その呼吸も自然にわかってくるのかな?とにかくがむしゃらって感じはわかるんだけど、表情とかせっかくいいんだから今後もうちょっと頑張ってくれることを期待してます。
なんか辛く書いたけど、トータルして良かったから書けるんだよね〜。ホントはすべてに二重マルあげたいくらい。「幸男」の芝居をしてる時から稽古外の「純」に戻るときの切り替えが結構上手かったし。区別つかなかったらそれは困るけどね(^^;)。「幸男」が美しいから「純」が余計に平凡に見えたのかな。私は「幸男」のときのあっくんの演技はとても好きなので、余計にかも・・・。
あとは喉の心配かな・・・。復活したかな?って思うと枯れ気味になっちゃったり。特に喉だけで大きな声だしていうセリフを言ってると毎日のことだから、健康管理しても枯れちゃうと思うので・・・。筧さんはしっかりお腹の底から声出してるのであれだけ大きい声出して長ゼリフ言ってもほとんど枯れないんですよね。さすがだと思います。裏で時々咳き込んでいらっしゃったときもあったようですが、舞台上ではまったくそんなことを感じさせないですからね。すごいですよね。
次の「犬夜叉」は劇中劇とかないので、1人(1半妖怪)を演じるだけなので、「ララ百」ほど役つくりに困ることもないと思うので、頑張って欲しいです。(なんか私非常にエラソー(苦笑))「犬夜叉」ってほとんど原作だと笑ってないんだよね。だから、私が気になってる「怒る演技」っていうか敵に対する怒りをどう表現していってくれるかが楽しみです。見た目の心配は全然心配ないし、「立ち回り」もきっと大丈夫だと思うので。「ララ百」終ってもこれから休むヒマもなくまた稽古に入るという大変なスケジュールだけど、体調壊さずに頑張って欲しいです。
「ララ百」の千秋楽を終えてあっくんはどう感じるのかな。舞台挑戦してよかった!って思うだけでも今回は成功だったと私もはそう思います。
思ったことをこのまま書いたので、また追加や訂正入れるかもしれません。