1999/September

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Sep/1(Wed)
TOKYO-FMの強さ
ジオの聴取率調査については、何度かこのページでも触れてますが、TOKYO-FM(以下TFM)のページによれば
「20代ではTFMが聴取率ナンバーワン」
なのだそうです。2位がニッポン放送らしい。ということに、AERA(9月6日号)がどの程度迫っているか読んだのですが、表面的な取材で終わってます(2ページだし)。残念。
要するに
「20代に絞った番組作りをし、マーケティングをきちんと行い、生放送を増やした」
ことが好調の秘密だといいます。しかしAERAは制作側だけの取材で、
「なぜリスナーがTFMを聴き、新宿を歩くとTFMが聞こえてくるか」
という視点がないのです(AERAはおじさんが見るビジネス雑誌ってことだから?)。
TFMが聴取率を上げたのは、邦楽をかけるようになってからです。それまでは洋楽一辺倒で
「洋楽の方が高級な音楽だよ」
というJ-WAVEと同じ路線を行ってました。クラシックもかけ、エアチェックファンに対処すべく、番組の内容もかなり先まで決まってました(だからFM誌が4つもあったのです)。かの徳光和夫。
「FMは一部のファンが聴くメディアだ」
と、そこまで言っていました。
さて、TFMの強さ。渋谷にスタジオをいくつか設け、そこから連日のように生放送を仕掛けてます。それから、時に
「この人、誰?」
という人をDJにして、がっちりリスナーをつかんでいるのですから、侮れずです(その典型については、5月に書きました)。
繰り返します。TFMが強いのは、週末のドライブに聞いても耐えられる選曲・話題だからです。それを全国ネットでやっているのと、一地方でやっているのとでは、全国ネットの方が強いでしょう。もちろん、AM局で名物アナウンサーが仕切っている例をいっぱい知ってますけれども、それが聴取率に結びつくかどうかは別問題です。TFMは若者に目を向け、NHKは熟年に目を向け(=ラジオ深夜便)、それぞれ成功してます。さて他局はナイターシーズンが終わると、どういう手を打つのでしょうか。

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Sep/4(Sat
M先生へ
M先生へ。昨日、近くまで来ていながら、多忙そうだったので声をかけずに失礼しました。あらためてインターハイ・ヨットの活躍のお祝いを申し上げます。それにしても、休む間もなく3年生の調査書を仕上げ、試験問題の作成にも入らなくてはならないのですから、お体、ご自愛ください。
さて、私にとっては元職場となってしまった学校を訪れ、何人かとの生徒とも話をしたのですが、その中にあなたが担任をしている生徒たちもいました。彼女たちに声をかけられるような記憶があまりないのですが、もしかすると「国際交流事業」のとき面倒を見た生徒たちだったのかもしれません。そういえば、私が6年職場で過ごしたうちの5年間は、彼女ら「国際経済科」との日々だったと、家に着いてからようやく思い出したのです。
あなたが担任をしているのは最後の国際経済科の生徒。聞けば、生徒たちはなお苦闘の日々が続いているらしいと。彼女らが苦闘しているのは
「国際経済科が何もので、後に続く下級生がいない」
のも原因だろうと思います。あなた(もしくはそれ以前の担任)がそのことを意識して接していたかどうか、「国際経済科」が何物なのか伝えたのかどうか、そのことがよくわかりません。その中で、3年生が「国際経済科」の最後の看板を背負っているのが、負担になってはいやしないだろうかということです。ともあれ、折に触れて激を入れ、彼女たちを勇気付けてくださいますよう。
さてM先生。去る出張で、文部省の調査官が
「日常の清掃、遅刻防止に気を配っていれば、教室は締まる」
ということを言ってました。
「自分の持ち場を忠実にすること」。
これが何よりだ、とも。いきなりの担任で胸突き八丁の毎日だと思いますが、あなたのファイトなら「最後の国際経済科」を無事まとめあげられるでしょう。そのことが、国際経済科出身の一人一人の思いでもあります。もうひと山ふた山あると思いますが、3月の笑顔を祈念して結びとします。

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Sep/6(Mon)
やはりドラゴンズ
:首位相手に、2つは勝てませんでした>カープ
熊:ピッチャーがいなくて、故障者続出のカープなら、1勝1敗で御の字でしょう。
鯉:さて、昨日はニッポン放送でスワローズvsジャイアンツを聞いてましたが、なんでしょ。3つ取りましたよ。
熊:スワローズにはAクラスという目標がある。ベイもうかうかできないよ。
鯉:昨日の放送は平松さんの解説でしたが「ピッチャーがいないチームは優勝できない」、「巨人はピッチャーがいない」と。
熊:すなわち「巨人は優勝できない」と?
鯉:私はそう解釈しました。「上原がいるからこの地位(=2位)にいられるのだ」とも。
熊:「気迫が足りない」「向かっていくピッチングがほしい」とは、平松さんらしい。
鯉:読売に上原がいなかったら借金6ですか。うーん。まだ、カープより上だなぁ。
熊:カープに佐々岡がいなかったら、借金いくつなんだか(--;)。
鯉:それは言わないでくださいな。で、ドラゴンズ論を言うほどわれわれにはデータがないのですが、読売の胴上げは無理?
熊:でしょう。優勝するチームには勝ちパターンがあるのだけど、読売の場合は「これ」というのがどうもねぇ。
鯉:長嶋のひらめき采配。20世紀の伝説ですね。泉麻人が「世の中、カリスマを求めている」と言ってました。
熊:槙原が太ももをやって、だめ。
鯉:槙原と私。同じ年なんです。そのことは複雑な心境です。
熊:ホークスの工藤もだろ。で、あのチームは伝統的に「先行逃げ切り」なんだ。それを8回9回で連日ひっくり返されたら...
鯉:たまったもんじゃありません。
熊:若松監督なら、そこまでしたたかに計算していたかもしれないぞ。
鯉:3日とも、ペタジーニにやられているのでしょう。いかにも、負け方がよくないです。
熊:よくないといえば、「今週の読売」というような番組で、「勝った試合のシーン」を延々とやるのも、ねぇ。
鯉:その後に「昨日の試合」をする、あのパターンですか。それが流れていたころまでは、ちょっとは希望もあったのですが、ね。
熊:というわけで、セ・リーグ優勝争いの楽しみは、ここまで。
鯉:読売ファンのみなさま。カープ・タイガースファンの世界へようこそ(^_^)。
熊:お待ちしておりました(^_^;)。

注)’99ペナントレースは、最後の最後にドラゴンズが突き放し、ジャイアンツの負けで閉じたのであります。カープは5位、タイガースは最下位でした。
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Sep/9(Thu)
プチ・テクノストレス
かに恐れていたことが現実となってしまい、ここ数日はひどいものでした。そう、家でのパソコン、職場でのパソコン。見るのもいやになるというあれです。
ノートパソコンが職場にあると、目の前に仕事と向き合っているようなものですから、逃げられません(注・前はデスクトップで仕事をしてましたから、心の備えも違ってました)。逃げられなかったら、それなりに楽しい工夫をパソコンにすればよいのですが、なぜかスクリーンセーバーが作動しない。遊ぼうにも、職場で使う目的が仕事一辺倒(=当たり前のことですが)なので、どうにもなりません。
私の妹は、職場でパソコンをそこそこ使うのですが、彼女は家で絶対にキーボードに触りません。「仕事を引きずるのが嫌」だというのがその理由ですが、ここ数日。私も職場のディスプレイの前でため息をつき、家のキーボードには向かおうともしませんでした。
「それは、脳が休息していないからで、背伸び→脱力を5セット繰り返すだけでかなり違ってきます」。
というジパング(NTV)に反応していた自分が怖うございました。実際、一昨日は職場で2時間ダウンしてましたし、昨晩はドリカムを教会で歌っていた夢を見てました。まっ、ちょっとしたストレスでございます。

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Sep/11(Sat)
ちょっとした注意
ーパーなりコンビニのようなセルフサービスの店が成り立っているのは、客に取捨選択能力があって、必要なものだけをレジに持っていくという前提があります。これがないと、万引きがいくらでもあって、やったもん勝ちになってしまいます。もちろん、
「人のものに手を出さない」
「不明なものにも手を出さない」
という価値観も必要になってきます。ところが、万引きをやってしまって
「どうして、そんなに怒られなければならないの?」
という反応をする10代が増えているように感じます。あのね、必要なものはお金を出して買うの。
「だったら、取ったわけじゃないんだから、見つかった時点でお金を払えばいいじゃん」
「取る気なかったわけだから、見つかったら返せばいい。見つからなかったら儲けものだし」。
こういう10代にどう説明をすればいいか、年々難しくなってきています。本人に罪悪感がなく、それが罪と気づくまでにかなりの時間を要しているのです。
悪いことをした。親は叱ることをせず、子どもに気を使ってます。叱ったらショックを与えるだろう、と。だから
「万引きは悪い」
と子どもは気づかないままなのです。注意するタイミングを失ったら、ますます助長することになります。
最近、万引きに限らずそういう現場に遭遇することが多く、タイミングのまずさにめげているのです。コンコースで堂々と喫煙している高校生、通路の真中で立ち話を続けている面々。些細なタイミングが積み重なって、いきなり無差別殺人に行った。だから、よけいに厄介なのです。

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Sep/13(Mon)
ずれてる「フツー」
の人が
「横浜の家を売って、娘の通学のために渋谷にマンションを買った」
とコラムに書いているくだりを見て、
「あれ、旦那の仕事が忙しくて別居したのか?」
とぼんやりと思ってました。
彼女は若くして大学の同級生だった旦那と結婚し、20代後半には娘を産み、その後は
「異動してくれ」
という会社からの願いを断りつづけ、東京勤務を続けている方です。数年前に出したエッセーで
「趣味はゴルフ。旦那と2人でコースを回るのが好き」
と記し、
(お金もってらっしゃるのねぇ。そんな暇なんてあるのかしらん)
と邪推しました。その人はいつ教会に行くのかしら、と。
「娘が受験し、何とか中学に入ることができたので、マンションで暮らすことにした」。
うむ。フツーの親ばかなんでしょうけれども、旦那はどうしたのかしらん。彼女のエッセーに、娘は出てくるものの、旦那はたまにしか出てこなくて、なかなかすれ違いだったことをぽろっと書いているのです。
実は彼女、2年前に離婚していた。そんな記事を目にしました。
「フツーの感覚を大事にしたい」
とも言ってました。彼女のエッセーにある「フツー」とのずれをおぼろげながら感じていたのですが、うーん。なまじ「フツー」を標榜しなかったほうがよかったのではありませんか。仕事場にお節介な電話がいっぱい行くのを、私は案じています。

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Sep/14(Tue)
こどもたちの「マイブーム」
や、ゼアブーム...ということはさておき。
彼らもテレビっ子であることは確かなのですが、目の付け所が違う。子ども番組をそこそこ見るのはともかく、
『人気者でいこう!』(ABC)が好きなのが謎です。ここ数週間は
「きょうは『にんきものでいこう!』のかようびだから、はやくおふろにはいるんだ」
ということを言います。どうも『芸能人格付けランキング』が好きらしいのですが、どこがいいんだ?
「内藤剛志がアップになるところがおかしな絵だからということ?」
だけでもないようです。そこで狂喜しているのは確かなことですけど。
「浜田雅功が正解者の部屋に入っていって、ファンファーレが鳴るところが気に入っているから?」
なのでしょうか。
考えるほどに謎なのですけれども、はっきりしているのは
「『にんきものでいこう!』ごっこをしよう」
といって、トイレに入るときに
「おめでとうございます」
とやったり、
「ワインののみくらべごっこしよう」
と言ったり。そこまでしてはまっているのはなぜなのでしょう。
ついでに、「HEY!HEY!HEY!」のランキングにカンフーのアニメが出てくるのですが、それを見ても喜んでいます。何なんだか。

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Sep/15(Wed)
つまり、自己保身
:「諭旨免職」と「懲戒免職」の違いって、よくわかってなかったんだよ。
鯉:「諭旨免職」は「辞めてくれ」と言われて二つ返事で辞めるもの。
熊:「懲戒免職」は?
鯉:即刻クビ?
熊:ふむ。わかったようなわかんないような。で、けさのジパング(NTV)を見て、よくわかったのだ。
鯉:懲戒免職はクビというのはその通りなのでしょう?
熊:つまり、退職金がないのが「懲戒」。あるのが「諭旨」。
鯉:じゃ、諭旨の意味は?
熊:ちょっとばかり説教して、「じゃ、君の将来もあることだし、退職金でなんとかしてくれ」ということ。
鯉:よくわからないのですけど...。
熊:つまり「普通の退職」(ジパング)ということだ。
鯉:えーっ??世間を騒がせている神奈川県警の元警官たちの多くが「ふつうのたいしょく」ですってぇ(--;)?
熊:その通り。で、県警本部長がなお開き直りつづけているのも謎なんだけれども、
鯉:あの、メディアの対応を誤りつづけている彼ですね?
熊:部下の処分をすると「自分の昇進」に影響があるので、及び腰になっているんだそうだ。
鯉:組織を良くすることが先決なのに、
熊:「だから公務員」と批判を受けるのだよ。似たような話を聞かないかい?
鯉:生徒の処分(退学・停学など)をすると、自分の昇進に影響するのでいやがる校長がいる、と聞いたことがあります。
熊:今の上司は?
鯉:彼は毅然とした人です。「私が責任を取りますから、どうぞやってください」と言います。
熊:当然といえば当然だけど、しかしねぇ。
鯉:知人の知人で神奈川県警に勤めておきながら退職した人がいて、
熊:今日の事態を予測していた?
鯉:かどうかはわかりません。しかし、退職した際「どうして?もったいない!」と言われたそうです。
熊:今は「よかったねぇ」って言われているの?笑えないなぁ。
鯉:敬老の日でした。「若い人はしっかりしなきゃだめだぎゃぁ」と言われそう。
熊:「まったくそのとおりです」。さて、これらは誰の真似でしょう(^_^)。

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Sep/16(Thu)
山車とスピーカー
日は秋雨前線のせいでそれほどでもなかったのですが、晴れていれば山車のお囃子が情け容赦なく市内に響き渡ってきます。
♪よいさよいさ、よーいさぁのさぁー
というあれです。下手な子にマイクが回ろうものなら
(うまいこと謡えよな)
とつぶやきたくもなります。で、山車にスピーカーというのは、25年前。私が小学校高学年だったころも、マイクでがなり立てていた記憶が残ってはいます。
「昨今の道路事情の悪化に伴い、スピーカーなしでは声が通らない」
のが事情なんでしょう。
♪ぁやーれやーれやーれやーれー
が聞こえてこないと、道路事情の判断ができない。なら仕方ないとして、考え事をしている夜8時過ぎにあれが聞こえるのがよいのかどうか。1年に3日だからいいのか。心躍りだす自分と、変だぜと思う自分と、両方います。

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Sep/18(Sat)
侮れない子どものおもちゃ
子が懇願して、リカちゃん人形のNRE版(要するに車内販売バージョン、3,980円)を手に入れます。彼はすっかり気に入って、妹ですら手出しできない状況であります。
そのことはさておき、その中で
「NREのアテンダントになろう/りかちゃんの身だしなみ教室」
というパンフレットが同封されてます。後ろに「日本レストランエンタプライズ」とあるから、公認なのでしょう。それに「NREアテンダント主要乗車線区」として秋田〜東京などの営業地域の地図があり、その横に
「NREのアテンダントになる秘訣を特別に教えちゃいます。」
とあり、おきてが書いてます。このおきてが「子どものおもちゃ」と侮れない部分を持ってます。
ユニフォームはきちんと着用していますか?
髪型はきちんとまとめていますか?
というのはよろしい。問題は次の2項目です。
アテンダント証は持ちましたか?
   左胸のポケットにつけます。
   その他、仕事中はアクセサリー(ネックレス、ブレスレット、指輪、ピアス)はしてはいけません。
常に清潔を心がけていますか?
   爪は短く切ります。
   仕事中にマニキュアはしてはいけません。
   靴はきちんと磨いておきます。
清く、正しく、美しく!!
列車乗務するためには、時間はきちんと守ります。
−−そこらでブイブイいっている高校生が見たら、真っ青になりそうな内容が書いてます。

つまり、翻訳すると「うちの会社に来るにはそういうことを守れない生徒はいらないよ」ということで、求人倍率0.62ではじき出される彼ら彼女らはますます困るわけです。アルバイト、といっても校則より厳しいマニュアルがあるのでしょ?だから、子どものときにきちんとリカちゃんごっこをしてないと、大人になってから困る、ということなのであります。

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Sep/20(Mon)
バスの日フェスティバル’99
年は大通り商店街から肴町商店街に場所を移して行われた「バスの日フェスティバル’99」(盛岡市・バス協会などの実行委員会主催)。去年はバスの展示で終わったのですが、今年はレトロバス(宮城の栗駒から借りてきたもの)の市内運行、観光バスの郊外運行というのも加わり、点が面になったという広がりがありました。当方は岩手県北バスの2階建てに乗り、郊外運行を体験します。
他の1階建てバスよりも車高が高いというのは、盛岡バスセンターを発車するとき、隣のバスの車窓と比べて50センチぐらい違うというのでわかりました。ですから景色は上々と言いたいのですけれども、なにせ昨日は小雨が降っている状況でした。
コースは盛岡バスセンター→マリオスロード→御所湖・シオンの像→盛岡手づくり村→盛岡バスセンターというところを2時間30分で回ります。「マリオス」とあったので、あの20階建ての有料展望台に行けるのかと期待したのですが「ロード」なので、その周辺を走っておしまい。逆に、シオンの像周辺を非常に念入りに見ます(御所湖1周ですもん)。そのあたりで「おみやげ」が配られるのですが、県北バスのCD、石川啄木の豆本...と、それが家族分渡されます。はぁ。
雨が強かったのと、リピーターでもあったので、手づくり村(45分)ではお茶して終わってしまいました。2時間30分のコースなら、まぁそんなものでしょう。他の3コース(寺院めぐり・先人めぐりなど)と比べればもっとも観光の要素が強かった感じがあるのですが、マリオスを体感して、手づくり村の時間がもうちょっとあってもよかったように思います。あと、無料観光バスの定員が埋まらなかったのは、PR不足によるもの。乗車客にアンケートがあれば、次年度に生かせるのですが。まぁ、うちはちょっとした小旅行を楽しませてもらいました。

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Sep/21(Tue)
でたらめなひと
:♪でたらめなーひと/でたらめなーひと/でたらめなーひとどこにいる。でたらめなーひとここにいる。
熊:なんじゃい、その歌?
鯉:知らないのですか。ポンキッキーズで爆チュー問題が踊りながら歌っているあれです。
熊:爆チュー問題??
鯉:あっ、爆笑問題。
熊:たとえば、どんなでたらめな人?
鯉:♪朝起きたらばこんばんわ、食事の前にはごちそさま。
熊:ということは、君の息子も歌ってる?
鯉:です。げらげら笑ってますけどね。
熊:ところで、笑えない事柄が多いねぇ。「誘拐されたはずの女子高生が恐喝に絡んでいた」(21日各紙)とか
鯉:「離婚して悪びれるどころか、『心地よい離婚』を雑誌に勧めたり」とか。
熊:それより、ある党の「代表者討論会」で「護憲だ改憲だとやっても、党は割れない」と3人とも言ってたよな。
鯉:その党だけで自自公に対抗するんですって。野党で対抗軸を作るとは考えてないんですよね。がっかり。
熊:それもまた、でたらめなひと。
鯉:「2本」社会党の流れを汲んでいることは確かです。
熊:さて、ソーテックのe-oneがi-Macに類似だから「販売禁止」というのも出ていた(21日各紙)。
鯉:土曜日の「めちゃ×2イケてる」は見終わった後、「何これ?」ってしばらく考えてました。
熊:言ってしまえば「結婚詐欺」をテレビに曝されたあれ?
鯉:それを「シャレだよ、シャレ」と括ってしまうには、こちらの理解力が相当ないとついていけないものがあります。
熊:翌日の同じチャンネルで深沢・田中夫妻の結婚式が心温まる企画だったからこそ、落差もでかいです。
鯉:だから、同じチャンネルで「でたらめなーひと♪」とやるわけですか。
熊:うーん、しゃれにならない(--;)。

(注)恐喝されたのは女子高生だったと後の報道にあります。『心地よい離婚』というのは女性誌が勝手につけた見出しです。
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Sep/23(Thu=Holiday)
現場と執行部の温度差
日、組合の会議で「県立高校再編成問題」が一つの論点になりました。今後(2000〜'09年)10年間で18校の統廃合を行うとしている県教委の案に対して、執行部は
1)労組として組合員の雇用を守る
2)「進学」校に手をつけてないことへの議論が必要
3)地域に理解されることが必要
とし、なおきちっとした議論を進めたいと述べます。これに対して、当該校からは
――「反対」ときちっと言うべきじゃないか
と追及があります。具体的にいうと
――農業高校の実習教員(正式には「実習助手」)で学科転換が行われた場合、
   他教科の指導に不安を抱え、免許取得が困難になる
――地域は、(教員の集まりである)組合がどういう見解を示すか注目している。方針で「計画の見直し」と明言してほしい。
といった点です。
各分会から出された修正案
「計画案の抜本的な見直しと...」
という文言に対し、執行部は採決で決着をつけようとするのですが、説明がされればされるほど、現場組合員からの追及が厳しくなります。
――統廃合は強行すべきでない
――地域との協同を進めたい
――運動の方向性の決議をしていただきたい
――長い時間をかけて周囲の意見を聞かなければいけない
という「各高校の思いを受け入れてほしい」との声を、執行部は無視できず「趣旨理解、修正案取り下げ」となったのです。
最終的に「1学年=1学級でも高校を残」す運動まで発展するのかどうか。「総合学科ではなく普通科での再編を」という意見に、こちらは与することはできないのですが、ともあれ、苦悩する現場と、模様眺めの執行部。かなり温度差があるように感じました。

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Sep/24(TGIF=Fri)
コンビニのコピー、ふさがる
要に迫られて、カラーコピーをしにコンビニに行きます。コピーそのものにちょっと時間が掛かるのですが、出てきたコピーは原版と遜色なく、しかも1枚=50円(ローソンでB4までの大きさのとき。A3=80円)。10年前に大学図書館で1枚=200円かけてまだら色のコピーをした時と、雲泥の差です。
さて、たかだか5枚をコピーするために、コンビニを3ヶ所回る羽目になります。最初の店は、定期演奏会の女子高生がフルスコアをすべてコピーしていて、ようやく半分といったところ。あの、それは露骨に違法行為なのね。いくら練習用だといっても、複写には変わりなく、著作権に抵触しているの。まして、他校からのフルスコアだったら論外なの。今度そんなことしてたら、学校名を出すからね。先生によく言っておくんだよ(←知らないとは言わせない>先生)。
2つ目の店は、これまた女子高生らしき2人組が、ファッション雑誌からカラーコピーを取ってます。あーでもない、こーでもない。でも、このページ悪くないんじゃない...。と、白黒コピーを取る感覚で次から次へと取ります。こっちは血管がぶちぶちと音を立てているのですが、先客なので仕方ない。子どもを連れていたので3つ目の店で、決着します。
20年前(そう、私が高校生だったころ)って、白黒コピーに1枚=50円という値段が平気で付いてませんでしたか?で、コンビニといったものもなく、セルフサービスでもなく、お願いしたコピーの端が切れて、何度も「もう一度」と頭を下げた記憶があります。たまにセルフでコピーを取ると、失敗して失敗分も払った記憶が残ってます。ところが20年後。コンビニで繰り広げられる光景を見要に迫られて、カラーコピーをしにコンビニに行きます。コピーそのものにちょっと時間が掛かるのですが、出てきたコピーは原版と遜色なく、しかも1枚=50円(ローソンでB4までの大きさのとき。A3=80円)。10年前に大学図書館で1枚=200円かけてまだら色のコピーをした時と、雲泥の差です。
さて、たかだか5枚をコピーするために、コンビニを3ヶ所回る羽目になります。最初の店は、定期演奏会の女子高生がフルスコアをすべてコピーしていて、ようやく半分といったところ。あの、それは露骨に違法行為なのね。いくら練習用だといっても、複写には変わりなく、著作権に抵触しているの。まして、他校からのフルスコアだったら論外なの。今度そんなことしてたら、学校名を出すからね。先生によく言っておくんだよ(←知らないとは言わせない>先生)。
2つ目の店は、これまた女子高生らしき2人組が、ファッション雑誌からカラーコピーを取ってます。あーでもない、こーでもない。でも、このページ悪くないんじゃない...。と、白黒コピーを取る感覚で次から次へと取ります。こっちは血管がぶちぶちと音を立てているのですが、先客なので仕方ない。子どもを連れていたので3つ目の店で、決着します。
20年前(そう、私が高校生だったころ)って、白黒コピーに1枚=50円という値段が平気で付いてませんでしたか?で、コンビニといったものもなく、セルフサービスでもなく、お願いしたコピーの端が切れて、何度も「もう一度」と頭を下げた記憶があります。たまにセルフでコピーを取ると、失敗して失敗分も払った記憶が残ってます。ところが20年後。コンビニで繰り広げられる光景を見て、隔世の感がするわけです。

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Sep/25(Sat)
淡谷のり子さんを悼む。
谷のり子さんが亡くなった(92歳。昼のJNNニュース)と聞いて、ある世代以上の方は感慨にふけっていると思います。30代半ばの私にとっては、「ブルースの女王」という肩書きより、「ものまね王座決定戦」(フジテレビ)のご意見番という印象の方が強いです。コロッケ(今は他局にしか出てないようです)や清水アキラがウケを狙った「芸」を見せるのに対して、彼女は絶対にそれをよしとせず、「アンタはふざけているからだめ」とばさっと切り捨てるところが、また受けたのでした。番組に彼女が出なくなってから、わさびの効いた感じが抜けて、つまらなくなったような気がします。
彼女の評伝はいろいろなサイトで見られるでしょうから、詳細は省きますが、戦時中の慰問の際に「軍歌は歌えない」と言って、銃殺寸前になったとか、激しい恋の繰り返しだったとかと聞きます。「命がけ」のレベルが違っていたのです。そういう彼女が、長く芸能生活を送ってきたのですから、上下関係などの掟にも厳しかったのでしょうし、「ものまね」でのコメントにも説得力があったのはそこから来たのでしょう。
最近の「メガヒット」(=CDの売れ行きが一部の曲に集中し、売れる曲とそうでない曲との差が激しい現象)やら、タメ口を聞く彗星スターの存在を、彼女がどう思っていたのか、聞きたかったような気がします。そういう風潮を説得力のある言葉で批判できる人が少なくなっている昨今、彼女を天に送ってしまうのは、非常に残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます。

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Sep/27(Mon)
出る責任、出ない責任
が8敗したとき、場内の雰囲気は
「優勝力士を相手に、よくやった。でも、これだけの善戦をしたのに引退をするのはもったいない」
という感じだと察しました。故障を抱えて、それでも出るというのは、選手層の薄いカープにありがちな情景ですけど、あまり感心できることではありません。彼とカープとの違いは「トップであり続けるかどうか」であり、カープにその必要は「ない」(各紙のゴシップ)というのが定説のようです。
さて、4人もいるキング・オブ・レスラーのうち2人は早々と休場してしまい、「超豪華!オールスター秋場所大感謝祭!!」という編成の目論見が早々と外れてしまいます。残りの1人は、一応優勝するのですが、彼は8つも金星を与え、「金星は最小限に、座布団の舞は控えめに」という編成の思惑も、またまた外れてしまいます。
大鵬・輪島。そしてキングになりそこなった小錦の強さを知っている私は、力というより技で上ってきた彼には、出ない責任という取り方のほうが合っていたように思います。
「弟とは違う。出ることで果たす責任というのもある」
と彼は言うでしょうし、今引退して困る事情もあるのでしょう。が、少なくともこのことで、大相撲の人気は凋落し、若者は相撲にヒーローを求めないでしょう。
「4人、キング・オブ・スモーレスラーを上げてみてください」
って渋谷で聞いてごらんなさい。輪島さんやコニシキさんの方が有名だよ、きっと。

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Sep/28(Tue)
IMEを比べよう
にワープロを教えるときには
「機械の性能に差があるゆえ、文節ごとに変換しなさい」
と教えています。ところが一文ごとに変換できたりすると、ついそっちを当てにしたりします。誤変換が多いと苦しむわけですが。
では、最近のIMEはどうか。一気に変換します。
例文1)労組は実損回復を要求した
A:労組は十村回復を要求した。
B:労組は実損回復を要求した。
C:労組は実損回復を要求した。
うわぁ。A社ではIMEがストを起こしているのですね。
例文2)広島市民球場は1回を終わって0―0です。
A:広島市民球場は1階を終わって0―0です。
B:広島市民球場は1回を終わって0−0です。
C:広島市民休場は1階を終わって0−0です。
この間使った辞書では、広島市民「窮状」というのがあったぞ。そりゃ、今年のカープは弱いけどさぁ...。
例文3)隣の客はよく柿食う客だ。
A:隣の客はよく柿食う客だ。
B:隣の客はよく柿食う客だ。
C:隣の客はよくか聞く雨客だ。
Cの辞書が、かなり古くなっていることを感じます。
例文4)日経クリックは定価590円で絶賛発売中。
A:日経クリックは低下590円で絶賛発売中。
B:日経クリックは定価590円で絶賛発売中。
C:日経クリックは定価590円で絶賛発売中。
Aの辞書の変換率も低下しています。じゃ、もう一つ。
例文5)
A:お手数でも「アイバンク」への連絡が必要となります。
B:お手数でも「アイバンク」への連絡が必要となります。
C:お手数でも「合判く」への連絡が必要となります。
ちょっと長くなると、Cは苦労します。
というわけで、Bは全勝。A・Cが2勝で、Bの圧勝です。すごいぞ、ATOK
さらにいうと、ATOK13でなくて、12でこの出来です。文節変換の精度が明らかに違います。あとの2つは最新鋭のを使っているはずなのですが、どうもねぇ。って書くと
「ちょっとした例で全体を批評するのは止めてくれ」
と言われるからなぁ。ですから、ソフトは書きません。でも、おりこうさんはATOK12/13の方です。

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Sep/30(Thu)
さよなら、スーパーDJ
は、DJとしてもっと評価されてもよかったのではないか。ラジオでのしゃべりを知っている私はそう思ってます。
人は
「『ザ・ベストテン』の追っかけアナ」
と捉えてました。短い時間にスターと接触を図るのは、彼の技術の一つではありましたが、すべてではありません。
彼はDJをするために生まれてきたような人でした。ラジオでも生番組に意義を見出し、時刻の言い方にしても絶妙のタイミングで秒単位まで告知し、今を生きることを実感させた人でした。
>「時計の針は7時45分20秒を回りました。赤坂の気温は現在18度。外の風がそろ
>そろ秋めいてきました。
>TBSラジオ、ザ・ヒットパレード電話リクエスト。きょうは『秋の歌』をテーマにリクエストを>受け付けています。
>大田区の吉田さんからのリクエスト、アリスの『思秋期』」。
ここまで一気にまくしたてるのが、彼の彼たるところです。
一昔前のFMは曲の頭から終わりまでフルコーラスをかけ、エアチェックさせるのをよしとしてました。彼はエアチェック全盛時代でも、その考え方とは一線を画し、歌いだしに被らないよう、ぎりぎりまでしゃべりつづけます。
「そうじゃなければレコードと同じで、DJの意味が何もなくなってしまうじゃないですか。しゃべることにDJの意義があるんです」。
TBSを退社してフリーになったのは、決して彼の本意ではなかったように思います。フリーになってFMでも番組を持ちましたけれども、どこか居心地の悪さがあったように感じられました。本心は、TBSがもっと局アナを大事にして、DJとしての彼を認めてほしかったところにあったと思います。40代半ばで派手なスーツを着てニュースを読んだり、『レコード大賞』特番でスターにマイクを向けるというのは、彼本来のポジションではなかったでしょう。
彼は誰かに向けて、ずーっとしゃべってなければ気がすまなかった。だからスーパーDJであろうとし続けたのでしょう。しかし、彼の思いがもっとも届いてほしいであろう人に届かなかった。それが彼の悲運でした。放送学科を出た彼は、DJ以外のバックグランドがほとんどなかったように思います。DJがDJとして認められなかったここ1、2年。不本意だったと察します。彼の死で、局アナがDJであり続けた時代が終わった。そう、感じました。
松宮一彦さん。スーパーDJに自殺は似合いません。DJはDJとして全うしてほしかった。一リスナーはそう思ってます。

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