1999/October

             
       
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Oct/1(TGIF=Fri)
1か月で決める小論文
1週間前、担当から「小論文指導にあたってくれ」という依頼があり、あまり考えずに承諾したのですが、事情がわかってくるうちにこっちが蒼くなってしまいました。ものの本には
・小論文対策は早ければ早いほどいい。1/2年生のうちから、読書を重ね、思考訓練を積み重ねること。
と書いているのが一般的。では書店に詰まれている『読むだけ小論文』といった本ではどうか。頭では理解できるのですけれども、具体的なテーマにどう立ち向かうか、各自が咀嚼しなければならず、これまた実用的じゃありません。30分ほど迷い、現役高校教諭が編んだ実践テキストを買うことになります。
「あなた、いまごろ小論文をはじめたって、レベルが違うのよ。学校、選びなおしなさい」
と斬ってしまう同僚もいます。しかし、該当生徒に言ってやりました。
「仮に試験に落とされたとしても、文章を書くことは日常生活で求められることであり、大学受験で課せられることは、必ず通っていかなければならない関門だ」
と。こっちが蒼くなったのは、彼らがこの期に及んで文章を書く作業をぜんぜんやっていなかったことに対してでした。
あるホームページはこういいます。
・作文と小論文が違うのは、後者は学力を見ることだ。
という点で攻めれば、私がするのは学力向上にあるわけですが、たぶん付け焼刃にしかならないでしょう。ならば、書くためのトレーニングを積んで、
・論旨が何なのか、見えるように書く。
その1点で攻めて、霧が晴れるところまで持っていくのが当面の仕事でしょう。合格ラインに達するには、その上を行かなければいけないのですが、まずトレーニングからです。当方が取ったのは
・テキストにしたがって、1日1講やる
という方法です。
(この項、続く)

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Oct/3(Sun)
「かほく」の由来
ほくのホームページ主宰、かほくです。そのうちに自己紹介(コンテンツ)を改めなければいけないと思っているのですが、多忙をいいことに後手に回ってます。そうではない部分でサイトを少しずつ変えてますので、ここでは「かほく」を名乗っていることについて説明します。
私がこの世界、インターネットというよりもパソコン通信に踏み入れたのは8年前のことでした。仕事でパソコン通信に取り掛かり、やがて会議室→チャットというコースをたどっていきます。2つめに加入したパソコン通信のASAHIパソコンネット(現ASAHIネット)が実名表記主義で、最初、私は本名のみで参加してました。
ところが、みなさんハンドル(=ニックネーム)で参加していらっしゃる。疾風のように会議室に表れ、怒涛の書き散らしをしているうちに、「これは、ハンドルで参加しないと違和感を伴うようだ(=端的にいうと“いずい”)」ということに気づきます。そのうち、
「近々ハンドルを決めます」
と宣言して、自分自身を追い詰めます。
最終的に「かほく」と決めたのは、「河北新報題号の由来」にあった、「白河以北一山百文」というところから取りました。すなわち、当時のASAHIネットは中部・関西という面々が精力的に会議室への書き込みを行っており、東北地方からの発信はほとんどなかったように記憶してます。そういう流れに棹をさすのであれば、「そっちの人」ということを表すハンドルがよかろうと思ったのです。
後で気づいたのですが、宮城などの地名に「かほく」というのがあり、そちら出身と間違えられることもありました。しかし、原敬(=盛岡出身の宰相)が言った「いちざん(=一山)」をハンドルにしたら、今日のホームページ/当人はなかったでしょう。

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Oct/4(Mon)
知人とバスに乗り合わせる
岡駅で、バスを待ってました。2台続けてきて、郊外線のバスが先に扉を開け、ほどなく市内からのバスも乗降の取り扱いをします。郊外線のバスは扉が一つなので、降りる客が手間取っている。じゃ、すぐ座れる市内からのバスに乗ろう...。この、いつもとは別のバスに乗るパターンが、予期せぬ再開とつながります。
声をかけてきたのは知人の方からでした。彼が高校の同級生だと気づくのに1秒ほどかかったのは、それだけ会ってなかったことの裏返しです(実際、最後会ったのは2年前ぐらいか?)。両手に大きな荷物を持ち、ロングシートに座ってた彼は、肉親の見舞いに行くのだ、と話してました。
5〜6分ぐらいしか乗り合わせてませんでしたから、彼の肉親の話だけで終わってしまいます。こちらがおけらでなく、翌日出勤でなかったら、再会を祝して語り明かすところだったのです。その間が、われわれの置かれている距離でもあるのです。しかし、いかなるときも声をかけてくるのは彼の側から。言葉はぎこちないけれども、的確なタイミングで祝福を送るのも彼の側。そういう意味で、昨日彼と話が出来たのは、絶妙の天からの配剤だと言えるのです。
バスを先に降りたのは彼。再会を約束し、見送ります。慰められなければいけないのは彼なのに、慰めを受けたのは私の方でした。

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Oct/5(Tue)
公私混同
:おや、熊さんおかんむり。何か、不愉快なことでも。
熊:いや、昨日髪を切りにデパートに行ったのさ。
鯉:そういえば、ずいぶんすっきりしたように見えます。いくらで切ったんです?
熊:3,300円(税別)。カットでマッサージ、耳掃除などを1時間30分。鯉ちゃんはどこで髪を切るの?
鯉:商店街の床屋で、1時間ぐらいで済ませます。だいたい、3,300円というのが相場のようですね。
熊:床屋のことはさておき、きょう問題にしたいのは、女子高生の公私混同について。
鯉:公私混同って、別に彼女らに限りませんけど。
熊:いらん突っ込みが多いねぇ(--;)。昨日、エレベーターを降りようとすると、手に紙コップを持った女子高生2人組。
鯉:(きょうは、えらく機嫌が悪いわぁ。)まさか、そのまま乗ってきたのですか?
熊:おぅ。数人が乗っているエレベーターに悪びれず紙コップを持ち込み、1階まで平然と乗った。
鯉:あらぁ。彼女たちはその後どこへ?
熊:1階を歩いていたぞ。いいのかね、名門百貨店にそういう女子高校生が出入りして。
鯉:まぁまぁ(^_^;)。しかし、そういう人種がとうとう登場してきましたか。で、携帯を持ちながら店を闊歩する人もいるのでしょ?
熊:ところが、そっちにはあまり怒りを感じなくなってきたんだな。本屋に1人。他の売り場に1人。しかも、一般人だ。
鯉:ある学校の文化祭で見た光景なんですけどね、食堂に立てひざ姿でいた高校生がいたんですよ。
熊:ジベタリアンの変形だね。
鯉:テーブルがあったから、立てひざだったようなものです。で、いすを勧めたんですけどね、
熊:座らなかった?
鯉:そう。あの不潔を不潔と思わない鈍感さはどこから来るんだろうかって思います。
熊:鯉ちゃんは、「公私混同」をやかましく言うほう?
鯉:言いました。あんまり他人に説いてきたので、自己嫌悪になったほどです。
熊:そういえば、人から聞いた話なのだけど、「本校への茶髪卒業生・高校生への出入り、ご遠慮ください」という掲示が...
鯉:文化祭であったのですか?
熊:らしい。私立の学校だからできたのかね?
鯉:そこまで他の学校が言い切れるんだろうか?
熊:躊躇するところが「生徒指導が甘い」ってことになるのかねぇ。
鯉:しかし、携帯電話をしながら歩く人・自転車に乗る人・バスで通話する人。あれが、公私混同の張本人だと思います。
熊:店の中で携帯を使って、情報交換というCMがあったよな。あれで、みんな真似しちゃったんだ。
鯉:ホテルで「携帯の使用、ご遠慮ください」という表示があると、ほっとします。
熊:バスの中もJRでも、「ご遠慮ください」ってあるんだけどねぇ、鳴るんだな、これが。
鯉:まったく、日本全国おしゃべり化。
熊:いや、おしゃぶり化。
鯉:その心は?
熊:幼稚化だってことだ。本当に携帯が必要な場面で、必要な話をしているのかね。
鯉:だって電話って、もともと取り留めのない話をするものでしょ?
熊:そんなもん?
鯉:少なくとも、長話をする人、チャットする人はそうです。その延長を戸外に持ち込んでいるということです。
熊:公私混同ねぇ。
鯉:そうです。私たち、おじさん化してます。

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Oct/8(TGIF=Fri)
玄米を主食とする
のアトピーがきっかけで、和食(粗食)を心がけるようになりました。ここ2、3年7分つき・雑穀入りの米を食していましたが、思うところがあって、玄米を炊いて食べるようになりました。消化がよろしくなくて、体が戸惑っていますが。
妻によれば、進駐軍が玄米主食を止めさせた、と。それは
「日本人の体格が貧弱なのは、米だけで栄養を取っていたから。戦後の食糧事情では米の供給が不足し、子どもたちへの栄養が行き渡らない」
だから、アメリカ式の「指導」があり、パン・牛乳・肉などの「栄養」がつくものを食べるようになったのだそうです。確かに、牛乳を飲めば身長は伸びますが、ね。
玄米は噛み応えがあるので、食事に時間がかかります。白米のようにごっくんとすると、胃への負担が大きくなり、やむなく噛みます。ですから、あごが鍛えられ、唾液を分泌することで栄養が充分なものとなります。適当な時間をかけて食事をすると、満腹を教える中枢神経が働き、食べすぎを防ぎます。粗食で、たまのご馳走がよりおいしく感じられます。いいじゃありませんか。
問題は、ふつうのごはん釜では炊けないこと。圧力鍋を買って、早起きしてご飯を作らなければいけないので、手間ひまがかかります。もっとも、手間ひまを惜しんであれこれと弊害がでてますから、そういう意味でも玄米を食するのはよいのだろうと思います。あとは、当方の慣れだけです。

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Oct/9(Sat)
これって、ワープロ検定?
ある会議で「エクセルによる全商ワープロ検定1級文書問題のやり方」というのがテーマとなり、実技講習を受けてきました。具体的にいうと、表をA4の大きさにごちゃっとまとめた感じを、より見栄えよくすることとか、文字ポイントの大きさなど。つまり上の表を、下の表に直すと、より「見栄えがよくなりますよ」という内容だったのです。
        キリンビール アサヒビール サッポロビール サントリービール
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キリンビール アサヒビール サッポロビール サントリービール


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(注、忠実には再現できないのですが、概念で言うとこんな感じです)
それはさておき。会議が進行していくにつれ、
「問題の中で4倍角が出たら22ポイント」
「縦倍角は14ポイント」「横倍角は16ポイント」
「ここの文字を均等に割り付けるために、罫線に付くのは是か非か」
ということが問題になってきます。要するに
「表計算ソフトの見栄えではワープロの見栄えとして許せないので、どこまでなら我慢できるか」
というのがテーマだったようです。そんなあほな。
そもそもワープロ検定は、ワープロソフトを試すものではなく、ワープロ専用機をどう活用するかに主眼がありました。ですから、時間の中で能率よく表を作成し、並べ替えるという内容なら、専用機では問題なかったのです。ところが「一太郎」や「ワード」
「松(現在の「松風」)といったところは、文字を打ってストレートコピーすることはできても、表の並べ替えは「エクセル」や「1-2-3」の方が専門分野なわけです。ですから、表計算を扱う検定を担当する側から見れば
「ワープロ検定する意味がなくなる」(かつての同僚)
ということを、数年前から指摘していたわけです。それでもワープロ検定が残っているのは、
「まだワープロ専用機を使っている」(別の参加者)
学校が多いのと、ワープロ検定の受験者数が、簿記などの検定に比べて圧倒的に多いためです。
会議の中で「ゴシックと明朝の混在は、見栄えのよい文書に反する」と主宰者が大まじめな顔で言ってました。要するに表計算ソフトから貼り付ける際に、表計算はゴシックで、文書が明朝だと混在するわけです。
コンピュータの性能が向上するたびに、ワープロ検定も難度を上げてきた歴史があります。ですから、こういう会議が持たれたのでしょうが、「1-2-3による...」というのがないのはなぜでしょう。各学校の機種が混在して、一様な対応ができないという現状があり、そこから先は、各自で研鑚を積めということなのでしょう。でも、これを「ワープロ検定」とくくるのにはそろそろ無理が生じてきています。

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Oct/10(Sun=Holiday)
盛岡探偵団、番外
設1ヶ月を迎えようとしている「かほくの盛岡探偵団」も25日で350ヒットというまぁまぁの視聴率で、本館を脅かす存在になってきてます。そこできょうは、BBSには載せることができない画像を一気に公開して、日ごろのご愛顧に応えようと思います。カメラはカシオのQV-10です。

マリオスロードから見た岩手山
これはマリオスロードから見た岩手山(1999年10月10日、朝7時ごろ)です。盛岡駅西口にマリオスがあるのですが、そこから東口に抜ける道を「マリオスロード」と言ってます。かつては国鉄盛岡工場があったところですが、まだ空き地も見えます。

そろそろ稲刈り
盛岡駅を西に進み、太田に行きます。昨日(9日)、稲刈りが終わってなかったところも多かったのですが、昨日やったところが多かったようです。たまたまここは稲刈りが残ってますが、きょうにも片付くことでありましょう。

南部式の乾燥。
テレビ局のすぐ近くまで田が広がっているのですが、道路のすぐ脇でも、このような光景が見られます。バスガイドに教えてもらったのですが、この形式は旧南部藩に伝わっている干し方で、これが北上に行くとだるま型の干し方に変わります。北上は南部藩と伊達藩が混在していて、本来南部といわれているところでも、「だるま」式で干している地域もあるようです。

10月の東家・ランチ
さて、お腹が空いてきたので、食事にします。見づらいのは勘弁して下さい(__)。盛岡・東家のランチ(10月5日取材)です。左上から鯖の味噌煮、漬物、里芋の煮っころがし、そばの実入りご飯(お代わり可)、油揚げの味噌汁、茸入りおろしそば。写真には写ってないのですが、デザートにずんだ白玉団子が出て、840円です。平日(月〜金)限定20食です。

「盛岡探偵団」をページのメインにするには、いろいろ躊躇する問題もあって、悩んでいるのが正直なところです。ほら、このページは「ドメスティックな雑多さ」がウリですから「洗練されたページ」なんて似つかわしくないのです。今回、試験的にフロントを写真入りにしましたが、反響を見て次回をするかどうか決めましょう。では、その時までごきげんよう。

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Oct/12(Tue)
Datefmに行く
141に行く用事があって、「じゃ、Datefmにでも行こう」。そういえば、スタジオ担当が渡辺祥子さん(フリーアナ)でした。彼女は、同じゼミの同級生で、学生時代からアナウンスの仕事をしてます。
仙台駅方面から銀杏坂を進みます。遠くに十名ほどの集団が確認でき、
「すわ、渡辺祥子ファンクラブの集いか?」
とびびりますが、実はサムシングエルスを見にきた集団だとわかります。でも、彼女のフリークがスタジオ前にいて、熱い視線を送ってます。
さて、ガラス越しに生放送が見えてきました。番組「ラ・フォレスタ」をいつものように、軽快にさばきます。曲がかかって(と屋外設置のスピーカーでわかる)、彼女が一息ついているときに、こちらが手を振ったら一発で認識してもらいました。あまり熱烈に振ったので、隣の男性(推定・30歳)から
「お知りあいですか?」
と尋ねられます。こちら、「同じゼミだ」と話して納得してもらいます。
鉛筆(のような筆記用具)を片手に、メモを取りつつ番組は進行します。ジングルの合間にペットボトルの水を飲み(2本目も半分ほど減ってました)、見ているこちらが気持ちよくなるような、手際のよい仕事ぶりでした。
おっと。141に行く用事を思い出したので、Datefmを後にします。もう一度手を振って、最敬礼され(←そんな、仰々しい)、スタジオから立ち去ります。
彼女の担当は11時まで。駅前のアイエでエンディングを聞いたわけですが、彼女にとってDJは天職だったと、今さらながら思ったのであります。今度は一リスナーとして、激励も兼ねつつメールでも送りましょう。

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Oct/13(Wed)
三浦綾子さんを悼む
一報を聞いたのは移動中のバスの中でした。「とうとう亡くなったか...」というのが最初に思ったことでした。三浦綾子さんが77歳の生涯を全うしました。
戦後まもなく
>肺結核とせきついカリエスを患い
死因も
>多臓器不全(引用は、いずれも13日付「朝日新聞」)
ですから、知人が
>「病気のデパートだった」
と表現するのもわかるような気がします。
さて、10代のころ、曽野綾子さんと混同して認識してましたが、ずばずば言う曽野さんと違って、彼女は「愚直」な感じの人でした。どの作品を読んでも、ひたすら
「イエスキリストの前に作品を書く」
という姿勢が感じられます。あるキリスト者はラジオ番組で
「僕はあまり好きじゃないのですけれど、入門書として三浦綾子さんの本をお勧めします」
と言って、司会者・聴取者を戸惑わせたことがありましたが、たぶん愚直な物書きがそう言わせたのでしょう。
彼女を象徴するできごとが、榎本保郎牧師(故人)との出会いを綴った『ちいろば先生物語』(朝日新聞社)の一節にあります。初対面の時、二人ともずーっと無口で、相手のことを「愛想のない人だ」とお互いに思っていた。そんなこんなで、別れなければならないとき、どちらともなく「あのなぁ」と切り出し、以降、言いたいことを遠慮なく言える「旧知のような仲」になったのだ、と。榎本がアメリカで客死するまでの、彼の生涯を取材したこの作品は、榎本・三浦双方の生き方が表れていて、私は面白く読みました。
きょうの書店に行けば「三浦綾子追悼コーナー」というのができていて、彼女の本が山積みとなっていることでありましょう。そのときに見てほしいのは、彼女の人柄もそうですけれども、彼女を生かした力はどこにあるのかということです。そこに、三浦綾子が生涯をかけた願いがあるのではないでしょうか。10年ぐらい前、盛岡で「聖書展」があったとき。あるいはそれ以前から
「余命と戦っている」
と彼女は言ってました。それから10年以上、彼女は神の御用にあたることが許されたのです。謹んでお悔やみ申し上げます。

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Oct/14(Thu)
飽食はキレる原因
度かこの手のことを書いてますが、しつこく書きます。
東京医科歯科大学教授の藤田紘一郎氏が「教職員共済だより」にこういう文を寄せています。
>(前略)養生訓を著した江戸時代の大学者、貝原益軒は「腹八分目に医者いらず」と過食を
>戒めている。ネズミの実験でも、カロリー摂取量を制限した節食群は、自由にエサを食べさせた
>飽食群と比べ3割から6割も寿命が長いことが確認されている。(中略)
>(同様にサルでも同じような実験を行った)結果、節食群は血清の脂質などの化学成分や血
>圧などの値が正常で、生活習慣病の兆候はなかった。一方、飽食群は、糖尿病、心筋こう
>そく、がんなどの病気を起こしたものが有意に多かった。性的な成熟は飽食群で早まった。
>これらのサルをビデオで撮影し記録したところ、節食群は元気で、社交的で、攻撃性はとくに見
>あたらなかった。逆に、飽食群では『いじめ』が見られ、仲間同士でやたらにケンカしていた。(後略)
(1999年10月15日付発行「長生きケンカせず」より)
その反面、高校生たちを見ていると、めちゃくちゃな食生活で、こっちがはらはらしてくるような現状があります。顔色の悪い生徒に聞くと
「最後に食べたのは昨日の夕食。おにぎり2個とプリン」...。
こういうのが決して珍しくなくなりました。悪い顔色を隠すために、濃い化粧をしてごまかす。すると肌が荒れるので、ますますファンデーションを塗る。彼女らに次代を安心して託せるのかどうか、不安を感じます。
つまり、めちゃくちゃな食生活を許す社会が存在しているわけで、
「お弁当は持たせてください」
「ごはんは極力一緒に食べてください」
ということをお願いしてもかなわない実態があるわけです。だからキレてしまう。
−−ここまで書くと、妻が一言。
「あなただって、外食が続くと体が重いでしょう」。
そうかもしれない。飽食からどうやって身をかわすか、それも問題です。

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Oct/17(Sun)
かほくの盛岡探偵団・サブテキスト2
10に試しにアップした「かほくの盛岡探偵団サブテキスト」。
「もっとやってくれ」
と言われたので、調子に乗ってもう1回やります。ただし
「平日は忙しくて、画像なんか見てられない」
と釘をさされてもいます。よって、休日にこそっと書きます。カメラは例によってカシオのQV-10です。

岩手山に初冠雪
岩手山方面を見ると、いきなり初冠雪で驚きました(写真は10月17日正午頃・撮影地はみたけ)。かなり白くなっているのがわかると思います。盛岡市内は、昼ごろ小雨がぱらついていたのですが、もしかするとみぞれ気味だったのかもしれません。とにかく風が冷たくて、立っているのがつろうございました。

そろそろスケートシーズン
あと2週間もすると県営スケートリンクが一般開放されます。フェンスが開いていたのでリンクのすぐそばまで寄って写真を撮ってきました。リンクに水を張ってコンディションを整え、人工製氷機で凍らせます。今月末にはオープンするでしょう>たぶん。

こちら、県・武道館。
こちらはスケート場斜向かいの県武道館です。昨日、ここで国体選手の結団式があって、岩手県選手団は「20位以内の成績」を目標にするのだそうです。弓道場では高校の新人戦が行われてましたが、その他にも各地からマイクロバスが来て駐車場がいっぱいでした。

昼1時30分。気温・9度
昼1時ごろの盛岡駅・パナソニックの気温が11度と12度を行ったり来たり。1時30分ごろ中ノ橋脇のテレビ岩手・気温計が9度(!)。盛岡・日中の最高気温は、一応10度を超えたようですが、「11月上旬から中旬の気温」なそうです。そのころ、河川敷では「民商まつり」が行われていて、妻子が梅干などを買っていたそうな。写真は運転中の車から撮ったのですが、やっぱりピントはずれでした(←安全運転を心がけましょう^^;)。

当方、喉がいがらっぽいです。マスクをしたバスの運転手もいました。そろそろコートを着て仕事場に向かわなければいけない時期になったようです。
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Oct/18(Mon)
冬の色
:5時で2.6度。寒くなってきたねぇ、盛岡も。
鯉:岩手山も初冠雪でした>昨日。
熊:1週間前の画像と全然違うよ。本当に同じ盛岡なのかい?
鯉:同じ盛岡です。昨日の場合は、いかにも冬の空という感じです。
熊:思い出した。盛岡の冬空は本当に「鉛色」で、何をするにも重たくなるような。
鯉:そうです。せめて色彩だけでも思うのですが、何か、自主規制が働くのです。
熊:まだ高校生の制服・コートならわかるけどな。
鯉:「その色、どんよりした感じで、何とかならないか」という指摘はあります。
熊:ということは一般人に期待するわけだが。でも、まともに冬の盛岡を過ごすのは何年ぶり?
鯉:16年ぶりですか。雪道を連日スタッドレスで走行するというのも未体験ですし。
熊:いいや、6年前までは適当に走っていた。
鯉:あれは、内陸南部なので雪の量が少ないですし、それに車も4WDでした。今度はファミリーユースのFFです。
熊:職場に向かう途中に、一大坂道があるな。
鯉:あの坂をどう登ろうか、困ってます。いざとなったらバス通勤の覚悟はしてますが。
熊:まぁ、一列車早く乗って、自衛するんだな。ところで、盛岡の色彩の話を続けよう。建物に暖色系が多いのは理由あり?
鯉:あれは、冬場の景観を暖かく見せるためです。それから、高さに制限があって、岩手山を見やすくするだと聞いてます。
熊:マリオスが一番高いのは。
鯉:あれは特別に認めたのでしょうか。今度調べておきます。
熊:しかし、マリオスの「展望レストラン」(=有料展望台の下にできるはずだったが、現在未定)。どうなってるの?
鯉:仙台アエルの「聘珍楼」をイメージしているんでしょうが、あそこは庶民が手を出せません。
熊:むしろ仙台のSS30みたいにいくつかテナントを入れて競争させればいいのにねぇ。
鯉:きっと、聘珍楼みたいなところで食べなれている人が展望レストランの構想を立てたんでしょうよ。
熊:構想というより妄想。
鯉:オーナーの盛岡市。ようやく別の手を打つようです。まだ不透明ですが。
熊:盛岡の空みたい。鉛は空の色と、言葉だけで充分。
鯉:熊さん、きょうはオチがくどい。

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Oct/19(Tue)
居場所がないとぐれる
議の最後に、出席者の一人が発言を求めます。
「鳥かごのような喫煙場所だと、煙草を吸っていても落ち着かない。ソファのある休憩室を禁煙にしてから、人が寄り付かなくなっている。何とかならないか」。
当局が回答します。
「非喫煙者が休憩室で喫煙してもいい、と言えば、戻すことにやぶさかじゃない」。
あらら。このトーンでは、非喫煙者の同意を得られそうにありません。
「ところが今の休憩室はテレビがあっても、他に何もないところで、休んでいても誰も来ない。本当にここにいていいんだろうか」
「私が休んでいる時に限って、上司がやってきて、全然休んだ感じがしません」。
先の発言者が続けます。
「職場環境が見えなくなってきて、情報交換の場所として休憩室が機能して来なくなってます。生徒たちがぐれるのも、何となくわかってきました。落ち着くスペースがなくて、空き教室にたまっている現状があるからです」。
「だから大食堂とまではいかなくとも、コミュニティスペースを設けて、息抜きの場所を作ってみてはどうでしょうか」。
再び当局が回答します。
「それはいろいろな意味で難しいところがありますので、皆さんの知恵をお借りしたいと思います」。
−−会議のやり取りを聞きながら、昔雑誌で見た「オープンスペースに満ちた高校」というのを思い出しました。空間を広く取っていて、教室に鍵がない。じゃ、事故が置きそうなものなんですが、ない。現職場と対極です。
「あれをしよう、これをしようにも鍵をかけられて規制されてはかなわない」
というのが正直なところです。しかし環境が劣悪。ぐれたくなる要素があることは確かです。
会議後、同僚が一言。
「でも、会議好きが多いよな。この職場は」。
当方は、なかなか活発なやり取りでよろしいと感じてます。しかし所要時間30分オーバー。減らせるやり取りもあります。

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Oct/20(Wed)
おじさんが思うこと
じさん、世の中の動きが速すぎて困ってます。
「それも世の中なんだよ」
とか
「今までのスピードが遅すぎたんだ」
というもっともらしい解説が出てきてますが、それにしても変動が激しくて戸惑います。例えば
☆IZAMと吉川ひなのが結婚して離婚した。
☆スピードが来年3月で解散。
なんて、あっという間のできごとじゃありませんか。それに比べれば
☆モーニング娘。のメンバーの変動
は理解の範囲内かもしれません。
−−変に若ぶっているんじゃないよ。という声が聞こえてきそうなので、先に行きます。
おじさんは、新聞を読むことから1日が始まります。補足としてテレビを見ます。あっ、最近はインターネットもしますけど。きょうの新聞(=とりあえず朝日から)を拾ってみましょう。核についてはさっき触れたので、
☆組み換え食品 安全確認を義務化
(「買ってはいけない」の効果なのかねぇ)
☆「ニッサン・ルネッサンスはじまる」(見開きの広告)
(そんな広告を打つより、従業員の不安を解消するのが先だろうに)
☆「巨大グマを巴投げ」(テレビ欄から)
(そういうしょうもない記事に、ワイドショーは乗りたがるのね)
−−このように、おじさんは1人突っ込みたがります。ねっ、誰かなんか言って。
会社があれこれ名前を変え、系列グループがうねりを上げて併合を始める。公務員ですら年収が下がり、高校レベルの統合が始まる。新幹線の橋梁・トンネルからコンクリートが剥がれる...。
−−これ、予想されてはいたこと。そうかもしれません。しかし、いきなりうねる音がして、そこからのスピードが速すぎます。
−−おろおろしている暇があったら、手を打ちなさい。
という声が聞こえたところで、出勤時間です。それでは、また。

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Oct/21(Thu)
かの「個人的見解」について
内で日経を読んで愕然とします(20日)。防衛政務次官の発言が載っていたのですが、いや、正直な人です。要旨が4つあるのですけれども、2つ目と3つ目がこの人を表している事柄なんでしょう。日経さん、週プレさんごめんなさい。引用させてください。
>1.核を持たないところがいちばん危険なんだ。日本も核武装した方がええかもわからんと
>いうことも国会で検討せなアカンな。
>1.核とは「抑止力」なんですよ。**(注・とてもこのサイトでは書けません。以下同様)
>してもなんにも罰せられんのやったら、オレらみんな**魔になってるやん。けど、罰の抑
>止力があるからそうならない。
>1.(社民党について)まあ、アホですわ、あんなもん。だからボク、社民党の(集団的自衛
>権に反対を唱える)女性議員に言うてやった。「お前が**されとってもオレは絶対に
>救ったらんぞ」と。
>1.(朝鮮民主主義人民共和国=北朝鮮=の工作船の領海侵犯に関して)ホンマに
>撃って、そんで撃沈する。
繰り返しますが、この人は正直に自分の考えを週プレに述べたのだろうと思います。最初の項目は、むしろ現実に即した発言だったように思いますが「日本は非核三原則(=核兵器を製造しない、保有しない、持ち込みを認めないという、日本政府の3つの原則。1968年当時の佐藤栄作が国会で表明・大辞林)が国是である」ことを考えれば、軽率な発言ではあります。自民党からも「確信犯」と言われているのですから、首相に責任がないとは言えないでしょう。
2つ目。週プレだから**という言葉がでたのでしょうが、つまりこういう例え?
「戦争してもなんにも罰せられなかったら、みな戦争をしている。けど、核の抑止力があるからそうならない」⇒
「だから、核武装を検討すべし」
わかりやすくなってきましたね、彼の考えが。
3つ目。彼と同じ方面の選挙区、辻元清美に言ったのだろうと思います。男が性を救ってあげるという、このゴーマンな考え。当然辻元は怒ります。
「私は謝るまで追及する。国会議員を辞めるまで攻めていきたい」(21日・朝日)。
女子大生もこう投書します。
「女をバカにする下品で無節操な人に政治をする資格はない」(21日・朝日「声」)
前政務次官のお膝元にも、いかがわしい知事がいるという話もあります。
4つ目の文脈がどこからきてどう行くのかよくわからないので、このことへのコメントはパスします。
さて、政府のみなさんよ。本当の国是はこうなのでしょ?
☆1.核を持つところがいちばん危険なんだ。他国も核を持たない方がええかもわからんと
☆いうことも国連で検討せなアカンな。
今度の政務次官は「国是を守るのは当然だ」(21日・朝日)と言ってます。当たり前ですが。

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Oct/26(Tue)
ただ今、データ移行中
事情により、旧パソコンを手放すこととなり、新パソコンからサイトの更新を行うこととなりました。これがうまく行けば、めでたしめでたしです。
今回取った手順は
1)旧パソコンのデータをzipドライブ(2万円そこそこで買いました)に移す。
2)zipから新パソコンに移す。
3)新パソコンからデータをアップする。
2までは行きました。ただし、他のソフトを見る限り、移行できたデータとそうでなかったデータがあるようなので、実際移行が完了するまでは不安です。何せ6MBあって、そのために某プロバイダを抜けた経緯がありますから。
うまくいったら、祝・モバイルですし、そうでなかったら、ホームページの構想見直しです。さて、FTPの転送です。
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Oct/30(Sat
実は結膜炎
うも1週間前の温泉で結膜炎をもらってしまったようです。月曜日・火曜日あたりは
「ただの疲労?」
と思ってましたが、目の赤いのが全然消えず、恐る恐る医学書を見ると
「流行性結膜炎」
らしい。風邪の症状もでるようなので、サイトの更新も自重してました。
気づいたのが水曜日の晩。ただ、仕事のやり繰りがつかないので木曜日にそのまま仕事をし、症状の改善が見られないので、とうとう昨日医者に行きます。
視力検査・眼底・眼圧のチェックの後、診察を受けたところ
「確かに結膜炎の症状です」
と言われます。
「涙の質が変わっていて、乾きやすい目になっているので、症状が出るのです」。
うーむ。で、職場には行っていいのですか?
「明日も症状が変わってなければ、休んだ方がいいと思います」。
――ということで鏡をチェックしたのですが、赤い目のまま。私は構わないのですが、人に移しては申し訳ないので、自重しているところです。なお、サイトの更新も自重が続きます。

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