1999/November

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Nov/1(Mon)
ラードの匂いがだめ
北100選に選ばれたと看板が出ているラーメン屋に行きました。味はそれなりにおいしく、ギョーザは小ぶりでもパリッとした食感があり、味噌ラーメンは野菜を細かく切って丁寧に炒められていて、おいしくいただきました。さらに、ラーメンのチャーシューもしっかり味付けされていて、手が込んだ仕事だと感じることができました。そのことは文句をつける筋合いのことじゃありません。
しかし、我慢できなかったのは、立ち込める強い香辛料の匂い。
「たぶん、ラードの匂いじゃないだろうか」
とは妻。店の雑然とした雰囲気から漂ってくるその匂いは、何か、強い香水のようで、こちらは嫌悪感を伴ってしまいます。10分ほど店にいると鼻が慣れてしまうのですが、食事を終えるとまた匂ってきます。こちらは、そういうものを食べに来たので、「そんなもんか」と思えればいいのでしょうが。
「ラーメン屋さんの匂いだ」
と妻は言います。麺は太く、スープはこってりで、仕込みがしっかりしているのがわかります。しかし脂ぎっていて、化学調味料が多く入っているらしい(=妻が確認してます)。たぶん、生理的にラードがだめな体質に変わってしまったのでしょう。そうでなければ、これほどラードの匂いに嫌悪感を伴うことはありますまい。

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Nov/3(Wed=Holiday
K氏なら言いそう。しかし...
―クス の工藤がFA宣言したのは球団の対応が悪いから。直接の原因となったのが福岡ドーム副社長のK氏とのやり取りだったと聞いて、私も憤慨した一人です。つまり
>火曜に君が登板した日の客の入りが少ない。
というようなことを言うのは、工藤の気持ちを逆なでさせただけだったと考えるのです。しかし、半日ほど考えているうちに
「ホークスは、工藤が退団しても止むなしと考えていやしないか?」
と思えるようになってきました。それはその後の球団側の発言からも伺えますし、改めてK氏の経歴をたどってみると、球団サイドの考えが納得できるところもあるのです。
K氏は請われて盛岡グランドホテルの経営を任されることになりました。「岩手の迎賓館」と呼ばれたホテルは、K氏が来る前は傾きかかっていました。彼が手をつけた一つに
・ホテルでの結婚式の時間を2時間にした
ことが挙げられます。それまでの盛岡近辺の結婚式の時間は3時間が主流だったのですが、2時間にすることで回転率を上げることを思いつきます。当然、式の時間を短くすることに反発も強かったのですが、彼はこう言います。
「結婚式には遠来の方もお年寄りの方も参りますから、3時間ずっと座っているのは苦痛でしょう。であれば、密度の濃い2時間の結婚式の方が、お客様にも喜ばれると思いますよ」。
その結果、盛岡近辺のホテルでは2時間の式が主流になります。他にも葬儀や同級会、各種パーティーをホテルでやるように仕掛けたり、小沢一郎のブレーンとして「あっ」と言わせる候補を知事選・衆院選で担いだりとなかなかのやり手であることは確かです。
もし福岡でK氏が評価されることがあるとすれば、ホークスの赤字をなくし、関連施設の経営を立て直した時だろうと思います(似た例がヴェルディなどのJリーグにもあります)。工藤はそのための「象徴」なのです。ホークスは市民球団である前に、ダイエーの広告塔だったということをファンはわかっておくべきでしょう。
注)これを書いた後にオーナーが工藤に謝罪をしましたが、これがまた事態をややこしくしましたね。
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Nov/4(Thu)
秋田花まるっ、じゃないサービス
館に列車で日帰りしてきました。1人で旅行した時と、家族で動いた時とで旅の印象は得てして変わるものですが、「あれれ」ということがいっぱいありましたので、紹介します。
☆子どもは客ではないらしい。
街中の料理屋さんで昼食を取ったのですが、おしぼりとお茶が出てきたのが大人の分だけ。「食後のコーヒー」を出すのはいいのですが、こちらから催促しないと出てこない。味・分量がまぁまぁだけに、もったいないです。「秋田はサービス下手」というフレーズを思い出してしまいました(ちなみにもっと下の県がある、という説があります)。
☆田沢湖へは電車・バスで行くところではないらしい。
その証拠には、「こまち」と羽後交通バスの接続がよくないのと、駅構内に食事をするところがないからです。そういえば秋田新幹線の駅前には「立ち食いそば」のような小腹に入れるものを扱う店がないです。雫石は食堂、田沢湖はKIOSK、角館はフォルクローロまで足を伸ばし、大曲も食堂...。その代わり、沿線観光案内のパンフレットと人員配置に十分なものがありました。
☆「週刊プレイボーイ」が逆さになって売られている。
そんな、表にしても代わり映えしないのに。
――他にも、平日メニューと休日メニューで値段が違っていたとか、ホテル構内の食堂で自社カードが使えなかったりとか???でありました。おみやげ品を見ても雑然としていて、どれが目玉なのかよくわからないありさまです。
「まっ、お屋敷町なのね」
と連れ合いが一言でまとめてました。

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Nov/6(Sat)
三つ子の魂百まで
>もしかしてわれわれ自身もまた幼さを抱えながら生活しているの
>じゃないかと、思ってしまいました。ただ彼らと違うのはわれわれ大人
>の場合、幼さを抱えたままだと直接生活に跳ね返ってくる点、それが
>決定的な差です。
これ、2年前に書いたことです。2年後の1999年、事情は全然変わってません。
幼稚園の説明会に妻が行ってきたのですが、実にいろいろな面々が集ったそうです。
「説明会には子どもを連れてこないでください」
という園の要請に関わらず、強行突破して子どもを連れてきた保護者が1割弱。やむなく連れてきた保護者もあれば、確信犯の保護者もあり。それに対して
「あの人たち、常識ないのね」
とひそひそ言うグループあり。一団はどこに行くにも群れをなして、濃い付き合いをしているということも聞きました。
時間に平気で遅れてきて、バッタンと扉を閉める保護者。茶髪とミニスカート姿で飛び出してきた保護者。
「だから、社会の縮図なのよねぇ」
と妻が言います。その後、延々と説明会の状況を説明されます。
その幼稚園に10年前通っていた子が「お誕生会」で友だちを招待し、その際手作りケーキでもてなしたら、もっともうれしそうな顔をしていたのが主役。他の子は
「あたし、どこどこのケーキの方がおいしいと思う」「あたしはこっちがいい」…
と始めたため、それ以来その家でお誕生会を取りやめたという話が延々と出てきます。
話を聞きつつ、
>幼さを抱えたまま
群れをなし行動する面々を想像してました。そこに入るも抜けるも掟があって、どこに行くにもべったり。同じ幼稚園に入れればよいとして、別々の幼稚園になったら彼らの関係はどうなるんだろうかと、要らぬ心配をします。そのことで強迫観念に陥り、循環関係が続く。それは10代に見た光景と変わらず、もしかして50代・60代以降も形を変えて続く光景なのでしょうか。そうなると
>幼稚園ママ、おつきあいの掟

>老人ホーム、おつきあいの掟
と形を変えて雑誌に出てくるのでしょう。笑えない話です。

注)実際、11月下旬に「幼稚園ママ」になりきれず、幼児殺害という事件がありました。
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Nov/8(Mon)
総合学科への疑問
る校長から、30分ほど「総合学科高校」について尋ねられます。
――総合学科が各自の進路の違いによって「好きな教科」を取れるのはわかった。そのことで生徒が意欲を持って授業を受けられるのもいい。しかし私が疑問に思うのは、クラスの連帯なり一体感があるかどうかということなんだ。
「3年生だとクラスマッチ・文化祭の出品・遠足があります。ホームルームも朝夕あります」
――専門高校にしても普通高校にしても、進路は一定じゃないんだよ。現実には100%就職・進学というのはあり得ないわけだから、多様な進路には変わりない。私が言いたいのは<クラスが助け合って、一つの出来事を成し遂げようとする雰囲気が果たしてあるのかどうか>ということだ。例えば、専門高校なら<検定を取得しなければ、何のために専門高校に来たのか>という雰囲気があるから、それでお互い切磋琢磨する状況ができる。普通高校にすれば<大学受験>ということでそれができる。じゃ普通高校だけならいいかというと、専門高校は社会に人材を送り出していることがあり、それで成り立っている。
「それを補うべく、クラス合宿をしている担任もいますし、『産業社会と人間』で進路意識を計っていることや、もちろん部活動もあります」
と答えておきました。
――だから、最後は<生き方指導>なのだろう。どんな教育システムであっても、生徒にどう関わっていくかということなのだろうから…
体に気をつけてがんばりなさいということで面談を終わります。
この面談の効果は「総合学科って何なの?」というもやもやをある程度晴らしてくれました。内部で
「総合学科について検証する時期に来ている」
という議論も出てきているわけですが、加えて、外部との意見交換ができたことはありがたかったと思ってます。そして、内部にいる我々が「総合学科とはこれこれこうだ」という考えの核を持ってないと、理解が進まないだろうとも感じたのです。

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Nov/9(Tue)
100キロ通勤をする人
:別に、珍しくもないような気がするよ。100キロだったら新幹線で十分可能でしょ。
鯉:いや、100キロずっと新幹線に乗っているわけじゃなく、70キロ新幹線、30キロ車。
熊:その100キロ通う人をどこで知ったの?
鯉:10月初旬から(どこかで見たことある人がいるなぁ)って思ってたんです。
熊:10月に異動だったら考えられるねぇ。
鯉:その人、事実10月から定期を持っているわけですが、まさか峠越えをするとは...
熊:思ってなかったわけだ。で、どこまで通っているの、その人?
鯉:東磐井(岩手県南)までです。その町に私、5年住んでました。
熊:その当時の道路事情と現在ではどう変わっているの?
鯉:道路はかなり整備されて、峠の冬もスタッドレスで走破できるだろうと思います。
熊:仮にJRだけ使うとどうなる?
鯉:私がいた頃は接続がよければ1時間30分。乗り換えを3分でする荒業もありました。
熊:1時間30分通勤にかけるなら、そこに住んでしまえばいいと思うんだが。
鯉:「それはままならない」ってことです。何人かは車で100キロ通勤してます。
熊:例えば?
鯉:盛岡〜宮古、久慈〜宮古、一関・水沢〜陸前高田...。
熊:何でそんな長距離を?
鯉:単身してごちゃごちゃするより、帰って寝るだけでも通勤した方がいいということです。
熊:君の75キロ通勤も長い方の部類だと思うがねぇ。
鯉:いいえ、上記の人々に比べれば、まだまだひよっこです。

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Nov/10(Wed)
読書指導の持ち味
日、勤務先で図書関係の研究協議会があり、1年生の公開授業がありました。
「ああいう授業には行かないことが仁義なのよ」
と啖呵をきった同僚もいましたが、行くことが仁義と考えている私は聞き流します。それ以前に生徒から「授業を見に来い」と言われてましたから、そっちの義理を果たすのが先だったのです。
公開授業の内容は、各クラスで短編を読み、班ごとに感想をまとめ発表するというものでした。クラスごとに読む本を決め(舞姫・沈黙...といった日本文学です)、ホームルーム担任が授業展開します。教科担任でないというのがポイントです。当然、国語じゃない教科担当者からクレームがついたわけですが、最後は説得されます。
県内各地から高校の先生、県教委まで見に来ていた公開授業。ある組は国語の授業そのままの感じで展開し、隣の組は生徒をうまく動かし、前で発表をします。別の組は討論に時間をかけ、担任が笑顔で応じます。よその組は一人一人に感想を聞き、端では教師が読書感を淡々と語って授業を展開していたという、多様な展開でした。
「担任の持ち味が出ていた」
という事実の前に、参観者の一人であった私は脱帽してました。本来はそそくさと会場を後にするところを、結局、最後まで参観することとなったのです。5パターンの展開を見ることで、読書指導の幅を感じることができた。
「あなたが来てびっくりした」
とある同僚から言われましたが、こちらにはありがたい公開授業でした。

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Nov/11(Thu)
江藤のFA
:工藤のFAについては1回取り上げてますので、きょうはカープの江藤について。
鯉:今年は「チャンスに弱い」という印象です。得点圏打率で2分下がってますし。
熊:中継を聞いて何度か「えとー、何やってんだぁ」と言ってましたなぁ。
鯉:報道を見る限り「今年の初めから江藤獲得の手が伸びていた」って。何なんだか。
熊:一カープファンの気持ちとしては?
鯉:勘弁してくれよ、という感じもあります。しかし「今年こそは」を毎年聞かされていて...。
熊:江藤君の「心機一転したい」という気持ちもわかる。
鯉:それは第三者が客観的に物事を見た場合。どこかにある甘さが解消できますか。
熊:緒方はFAを使いませんでした。
鯉:うん、緒方はよくやっていると思いますし、チームでの自分の位置がわかってます。
熊:じゃ、江藤は?
鯉:彼、東京生まれでしょう。市民球場よりも、首都圏での印象が強いですもん。
熊:さて、川口さんのFAは家庭の事情もありましたが、彼のFAは成功しました。
鯉:ベイに行くって言われてますが、そうなったら横浜、怖いよ。
熊:読売の目は?
鯉:「何でもほしいシゲちゃん、ツネちゃん」。ほしいんじゃないですか?
熊:でも、ここ数年。何でもほしがるようになってから読売は優勝してない。
鯉:あなた、それがFAの最大の功績じゃないですか。
熊:あっ、なるほど。
鯉:自前で選手を育ててきた球団に、勝運が行くってことです。

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Nov/12(Fri)
1か月で決める小論文2
。小論文を指導しているうちの1人が受験に向かいます。
当方がしたのは
「文章を書き慣れること」
そのためのトレーニングでした。
・同じことをくどくどと書かない。
・誤字脱字を避ける。
・流れに沿って書く。
・構想を練ってから書く...。
>論旨が何なのか、見えるように書く。
域に達したかは怪しいのですが、とにかく彼が書いてくる文のポイントが見えるようになってきました。
ここ何回かで
「彼がした体験」
に基づいて文を記すようになり、おぼろげながら
(書き慣れてきたのかな)
と感じるようになりました。ただし、彼は思わぬところで誤字を書いてしまうので、それが不安材料です。そこが「1か月」で決めようとする限界なのだろうと思います。
・資料を読み取ってまとめ、自分なりに構成し直す
というのが彼が受ける大学のテーマです。それなら、1か月やってきたテキストを思い出して書けばよいのです。さて大甘に見て、彼の実力はボーダーラインなのですが、どういう結果が出ますやら(この項、恐らく続く)。

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Nov/15(Mon)
8kgのモバイル
場のハードの台数が足りない、家でのパソコンがノートになった。でも、モバイルをやろうとは思ってなかったのです。というのは10年近くデスクトップを使ってくると、持ち運ぶのが面倒になり、「何もそこまでしなくとも」と思っていたのです。
ところが必要が迫ってくると、そういうことも言ってられなくなります。
「職場のハードが足りない」
というのはプリンタの数も足りないわけで、急ぎの原稿を出すときに非常に焦ります。隣席の同僚からプリンタを借りる手もあるのですけれども、他人のパソコンに手を出して、設定して印刷するのも気がひけます。というわけで、今までは家のパソコンと職場のパソコンを分けて使えばそれでよかったのですが、住宅事情により
「大きいパソコンは不可」
となり、やむを得ずノート1本になるのでありました。となると、ホームページの原稿を家で作っている立場はどうなるか?
「持ち運べば?」
ということになり、予算がついて、パソコンバッグを買うこととなったのです。
前置きが長くなりました。一式を入れます。本体・プリンタ・アダプタなど。それに弁当箱が入って8kgになります。プリンタはさておき、少なくても7kg弱。最大8kg強のものを持ち歩いて通勤することになります。バッテリーパックを買うと、もうちょっと重くなります。献血明けの月曜日。ことさら重さが腕にずっしりと来そうです。

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Nov/16(Tue)
あの県警のことについて
村淳はTBSラジオ
「善良な警官にとってはえらい迷惑な話だし、コツコツと仕事をしている人を何人も見ている」
と警察を弁護します。しかし、
・警部補の覚せい剤使用をもみ消し、内部からの逮捕者なし
・同僚を脅し恐喝未遂で警官逮捕
ということがらが起これば、不信感を抱くのは当然のことです。
私が覚えているだけでも
・坂本弁護士一家を捜索できなかった
・共産党員宅を盗聴していたらしいのに、否定しつづけている
これらも、神奈川県警管轄のことでした。
他県に住むわれわれは、一県警のことなどどうでもいいのです。しかし、神奈川県民にとってはイメージダウンの元凶となり
「あっ、あの治安があやしい神奈川に住んでるの?」
と電話口で言われ、近所で些細な問題が発生しても
「あそこの警察行くなら、やめておいた方がいいわよ」
となりかねない。その筋の方が繁盛しているのかもしれません。
それらの疑問や不安に、仕事でもって答えを出さなければいけないのに、連日のように
「また、神奈川県警が**をした」
という記事が出ます。いっそのこと、警視庁神奈川分室でも作ったらいいのに。これが冗談にならない昨今です。

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Nov/17(Wed)
冬支度を進めよう
:さて、盛岡も雪降りです。デジカメを持って、外に出ました。
熊:おっ、見せて見せて。
鯉:真っ暗で何にも見えないんですわ(;_;)。
熊:このページの更新時間にまでに日の出は来ないもんなぁ。
鯉:です。路面は濡れているので、この辺はノーマルタイヤでも走れると思います。
熊:高速道で北行きはスタッドレスにしないとアウトだろう?
鯉:南行きもでしょ。昨日からガソリンスタンドはタイヤ交換作業が進んだっていうよ。
熊:もう1週間先でもいいと思ってたんだけどね。
鯉:いや。「雪が降ってからでもいいかっ」と思っている人が多いです。
熊:どっちにしても雪は降った。混むぞ、タイヤ交換。
鯉:まぁ、そのうちにします。岩手県北バスのダイヤ改正に合わせるような降雪でした。
熊:ところで、鯉ちゃん。盛岡で冬を越すのは何年ぶり?
鯉:かれこれ17年ぶりになります。
熊:ということは、氷点下10度台を体感しないでかれこれ17年?
鯉:です。その間スキーもしてないです。
熊:君は20年以上滑ってないぞ。そんなんで、盛岡の冬を越せるのかい?
鯉:いや、妻子は盛岡の冬初体験です。
熊:初体験とはどきどきするねぇ。
鯉:何か、勘違いしてませんか(--;)。妻が「くだらん」と言ってますよ。
熊:雪かきが一大イベントとなりそうだと聞いているけど。
鯉:ここは、その必要がなさそうです。集合住宅で、やってもごく狭い部分でしょう。
熊:「雪かきがいやで集合住宅に住んでいる」という人が、そういえばいたなぁ。
鯉:さて、大雪注意報が出ている職場(岩手県内陸南部)に向かいましょう。
熊:車、どうする?
鯉:きょうは運転できないかも。
熊:どちらさまも安全運転で。

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Nov/18(Thu)
ラジオのサッカー実況とマタイ伝
れサッカー好きとして、地上波でのJリーグ中継が少ないことに一家言あるのですが、
「そんなのBS・CSで見ろ」
と言われそうなので、そういう場合は渋々ラジオ・ニッポン放送のJリーグ中継を聞きます。数年前、チャンピオンシップのラジオ中継に合わせてチャットしたとき
「ラジオの中継って聞いたことがなかったんです」
という発言にも驚いたのですが、局内外でも
「ラジオ中継=マイナー」
という認識だったのにも驚いたものでした。
それから5年後。ASAHIパソコン12/1号で小田嶋隆が改めて
>好感触を抱いた。
と記してます。5行後、
>妻は「皆目わからない」
その理由が
>無意味な固有名詞の羅列にしか聞こえないのだ。
というのを見て、唸ってしまいました。こんな感じです。
>>「イナモトからナカムラヘ、そのままワンタッチで左サイド、モトヤマぁ!」
というのがわかるのは、選手とポジションが頭に入っているからだというのです。なるほど。
無意味な固有名詞というと、思い出すのはマタイによる福音書です。1章2節。
>アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、
(聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation (c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988)
このあと42代にわたって系図が延々と続くのを見せられるのですが、それが福音書の1ページ目にあることがつまずきの原因でもあるのです。しかし、アブラハムやイサクの人となりがわかっていれば、これもJの中継のように理解できるわけです。
――まっ、そういうわけで、勉強って言うのは「どこに何があるか」というのをはっきりさせるためにするもんだな。まぁ、せいぜいテストがんばれや。というところに話を持っていきましょうか。きょうから、このへんの高校で定期考査となります。

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Nov/20(Sat)
クリスマスページの手入れ
節稼業の「かほくのクリスマスページ」。よそからリンクされていることもあって、閉鎖こそしてなかったのですが、ちょっと草ぼうぼうになってました。というのは、ページを更新しなかったことに加えて、リンク先のアドレスがかなり変わっていた点で、手を入れる必要を感じたのです。
具体的にいうと
・サイトそのものが消滅したところ
・サイトを移転したところ(まだ、案内を残しているところ)
・プロバイダの表記が変わったところ
とあって、特に3つ目のには泣かされました。要はドメインが or から ne に変わっただけなのですが、それだけで「サイトが見つかりません」というメッセージになるのです。
くしくもある教会関係者との会話で「ホームページの更新」ということが話題になり
「コンテンツを更新しないと、ホームページってやってけないんですよねぇ」
としみじみいわれます。
さて、アドベントまであと1週間となりました。3年目のクリスマスページも、内容を決めないといけません。聖書を基本にすることは一緒。プラスアルファをどこに持ってきて、表ページとの整合・区別をどうするかということを考えないと。ぶつぶつ...。
妻が言います。
「そんなこと、しなくていいのに」。
いや、クリスマスページの読者もいますから、その義理も果たさないと。さて、どうしましょうか。むにゃむにゃ。

注)どうしたかということは、こちらまで。時間が足りなかったのです。
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Nov/22(Mon)
あの番組について
のもんたと美川憲一たちが出ていた番組について、関口宏がニュースショーで取り上げていました。関口は彼らの裏番組をやって、そこそこ視聴率を取っているのですが、そのことは置いておきます。
念のためにおさらいしておくと、離婚必至の夫婦をスタジオに呼んで、中尾彬・デビ夫人といったゲストが「助言」するといったもの。夫婦が口論しているところに「愛人」が入ったり、実情暴露したり、取っ組み合いのけんかをして、周囲に止められたりという光景はざら。月曜午後7時からの番組では最高視聴率。ちなみに局はフジテレビです。
番組の視聴率が上がると、子ども向けの番組の視聴率が下がります。ということは
「子どもも見ていた」(街頭インタビュー)
ことになります。
「あんな殴り合いは、しちゃいけないんだよね」(同上)
と子どもが言っているそうです。で、街の声は
「夫婦の痴話げんかを、見せる方がどうかしている」
という声より
「他人のことだから、どんどん見たくなる」
という声の方が多かったようなのです。関口の番組のある出演者が言います。
「こういう番組が高視聴率なのは、作り手と視聴者の共犯だといえる」。
それに対して、脚本家が言います。
「あの夫婦たちは、ドラマよりも生々しいセリフを言っていて、『かなわないなぁ』と思ってみてた」と。
事実は小説よりも奇なのであります。して、関口はかの番組の2つの問題を挙げます。
☆番組が「やらせ」だったのかどうか
☆番組の内容には問題はなかったのか
――つまり「やらせ」だとばれたから放送中止が決まったので、内容に問題があって中止となったわけじゃないということを言いたかったようなのです。しかし、かの脚本家。
「私にはあんな脚本、書けないなぁ」
と言っています。そこに問題の根源があるように思います。
ちなみにうちでは、内容のすさまじさに引いてしまい、子どもたちもいるのでよそのチャンネルを見てました。そういうおどろおどろしたところに近寄りたくなかったというのが、正直なところです。よそのうちでは、子どもたちによく視聴させていたものです。
そういえば、おばさま方が人生の悩みを解決しようという番組が火曜日にあって、その局はTBSでした。あれも、おどろおどろした番組だったように記憶してます。

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Nov/24(Wed)
コーヒーで夜も眠れず
:昨日、よく眠れなかったのですよ。
熊:結構長い距離歩いたらしいねぇ。
鯉:いや、市内まで歩いたことはどうってことなかったんですけど、4時過ぎに飲んだコーヒーかな?
熊:まさか。ずーっとパソコンに向かっていたことが原因じゃないの?
鯉:それとも、出勤と休日の区別がつかなくなっている体が信号を発したか。
熊:レッズ(official page)が引き分けたからか
鯉:江藤の行方が決まらないからか。って、どんどん原因から遠くなってます(^^;)。
熊:ほんと、しょぼい目をしているねぇ。
鯉:放っておいてください(--;)。精神的な面があんまり考えられないですから、コーヒーでしょうか?
熊:鯉ちゃん、あんまりコーヒー飲まないの?
鯉:久しぶりでした。少なくても10日は飲んでませんでした。
熊:いつもはどうやって飲むの?
鯉:ストレートです。しかし、昨日はやたら濃い味で、ミルクを入れてしまいました。
熊:それで眠れないの。弱いねぇ(--;)。
鯉:寝る前に話し掛けられたこともありました。
熊:でもさっ、それは家族の会話だから、あって然るべきだと思うんだ。
鯉:そうなんですけどねぇ。いつもと違う生活が続くから眠れないんでしょうかね。
熊:要は、君も神経質なんだよ。
鯉:さて、レッズは最終戦どこと戦うんでしたっけ?
熊:知らなかったのかい。サンフレッチェと。
鯉:あいたたた。また、眠れない。
熊:レッズの選手の方が眠れないと思うけどね。
鯉:アビスパ・ジェフも然り。
熊:↑そこが、気を使いすぎているところなの。

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Nov/25(Thu)
1か月で決める小論文3
。定期考査も終わり。職員室に入ってきた「小論文の彼」を捕まえ、推薦入試の出来について聞きます。
「問題文にある専門用語にわからないのがあって、よく書けなかった」
と言い出します。
−−とはいっても、「この言葉はこういう意味で、こう思う」と書けばある程度よかったのに。
「いや、どういう問題が出たかもよく覚えてないのです」
そう来ましたか。しかし、思い出せないような問題だったら、書けないことで差がつかないようにも思いますが。
「まずだめ(な結果)でしょうから、次は〇〇大学を受けます」
ということまで宣告されます。そんなに次々推薦を受けられるものか?
「いや、大学に行ってしたい分野が決まっているので、落ちたら次に切り替えます」。
ずいぶん潔い。なら、次の学校の傾向を考えないと−−と10分ほど話したものです。
昨日。担任が生徒を呼び出し、合否の通知をします。
「合格でした。ありがとうございました」
と。それはよかった。
私立大の推薦が入りやすくなったことは確かです。しかし、彼には明確に勝因がありました。
・成績がそこそこだったこと。
・志望動機が明確だったこと。
小論文からみると、「よく書けなかった生徒が続出」する中で
・論旨が何なのか、見えるように書こうとしたこと。
その姿勢が評価されたのでしょう。
彼を斬って捨てた、小論文指導ベテランの同僚が言います。
「むずかしいことをあれこれ書いて混乱するより、わかりやすく書くことがいいのよ」。
それには賛成でした。彼への論文指導はそこにしか行き着けなかったのです。(この項終わり)
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Nov/26(TGIF)
新星日響の合併
では聞いてましたが、東京フィルハーモニー新星日本交響楽団が合併に向かって進んでいるようです(本日の朝日新聞12版)。両方の音を聞いていて、それぞれに特色のあるオケだっただけに、単独での存続がなくなることを残念に思います。
ファンクラブ会員として言わせてもらえば、新星はもっと高く評価されてよかったオケのように思います。ピークには年200日のステージをしたという積極性。ポップスをするのに二の足を踏むオケが多いのに対し、積極的に「新星POPS」として演奏会を開いたこと。自主演奏会をどんどん開き、聴衆が何を求めていたかを進んで探っていました。あるいは、毎年8月15日に開く「ハートフルコンサート」などで平和への希求を続けていたことも評価できるところです。新星の若々しい音と、意欲的なプログラムが好きでした。私も「新星だったら」と年数回聞きに行ったことがありましたもの。
嫁ぎ先の東京フィルは「目標の高い求道者」という印象がありました。マンハッタントランスファーのバックとしての演奏、モストリーモーツァルトでの演奏、「第九」の演奏などを思い出す限り、正統派を目指していたそんな感じがします。この両者。
>イベント減り経営厳しく(朝日)
ということで合併になってしまうのは、惜しい。しかし、
・東京のナンバー1オケ
になれる可能性は秘めていると思います。新星のフットワークの軽さ、東フィルの真摯さ。この壮大な実験が成功に導かれることを念願するものです。
Up
Nov/27(Sat)
東京幼児殺人について
京幼児殺人について。周囲の反応は
「どうして殺人にまで至ったのか、よーわからん」
ということで一致してます。なのですが
・幼稚園・保育園の送り迎えで世間話に花を咲かせる人々
は一種独特の雰囲気を持ち合わせていることは確かなようです。
(この会話を続けることは、前向きじゃないのだけれども、抜けると何言われるかわからないから、抜けられない)
なんて考えていようものなら
−−ねっ、〇〇ちゃんのおかーさん。そう思うでしょう。
と振られ、
「えっ、そうねぇ。はははは」
という会話を続けることになるのです。会話に入らないもんなら、嫉妬の光線が飛び
☆相手にしないで、困った顔を見るのが快感に変わる
という雰囲気があるのだそうです。
蚊帳の外にいる側から見ると
「たかがお受験」
でしかありません。その中で明暗が分かれ、日々の会話が続けられていた時に
「何か、違う」
と容疑者は思いつめていた。ふと
☆困った顔を見るのが快感に
という悪魔のささやきがあった。それを
「衝動的な殺人」「短絡的な殺人」「幼い動機」
と言ってしまうのは簡単なのですが、その後、大人たちが会話とどう関わるか。子どもたちの微妙に変わった空間を、どう維持させていくか。かなり神経を使うだろうと思います。
天声人語でも触れていましたが、容疑者の夫について。この人は、妻と苦しみを分かち合おうとしている、そう感じました。夫婦で何度も話し合って、一緒に自首した。夫の職場にも連絡を取っている。夫が覚悟を担うつもりでいるので、妻は自首できたのでしょう。容疑者のしたことはきちんと裁かれるべきですが、加害者の家族の将来について(もちろん被害者側もですが)、周りがどうこういうより、時間による解決を待った方がよいように思います。あとは、メディアがよけいなおせっかいをしないこと。これに尽きます。
Up

Nov/29(Mon)
今年のクリスマスページについて
降節に入り、街のそちこちでクリスマスイルミネーションを見かけるようになりました。当方のサイトにもリースがついてます。となると、クリスマスページの時期です。
3年目になるこのページ。基本方針は去年と変わらずです。日本聖書協会の新共同訳聖書を「百万人の福音」の聖書日課に従って読んでいく。解説は付けないという進行です。
というのは、解説をつけると表ページ(つまりここのコラム)が疎かになりますし、どうしても「聖書日課」解説の引用が避けられなくなってきます。それは著作権的にも当方の時間的にも、双方の読者にも差し障りが出てくるだろうということからです。
それ以外の見どころですが、リンク集が少々変わってます。アドレスが or から ne に変わったことへの対応、新たに発見した諸団体を加えてます。さらに専用掲示板・専用メールアドレスを設け、ジャバスクリプトも加えたことです。あまり目新しくないか。
前後のリンクなどにやや問題を残していますが、そちらは近日中に動きがあるでしょう。というわけで、表ページとクリスマスページ。双方ともよろしくお願いします。
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Nov/30(Tue)
2000年問題について(1)
2000年問題については、ぼんやり考えていた一人でした。総理が
「国民各位においては、充分な備蓄をしておくように」
といっているのを
「ふーん」
という感じで受け取っている一人でした。要は、
「当方のパソコンは2000年問題に対応してます」
という宣言がでていれば、それでよいと思っていたのです。
しかし、2000年問題(Y2K問題)のサイトを検索して尋ね当てると、そういう次元の問題ではないことに気づかされ、早くから警告している人たちがいます。
家庭のレベルでいうと、マイコンが内蔵されている機種に2000年と1900年を誤認するものがあるといいます。タイマーつきのもの、例えば日付があるビデオ・電子レンジ・パソコン…。日付だけではなくて、中のチップが誤作動する恐れがあるものが部品に含まれているものをいうと、自動車の装置も危ないといいます。
もっと怖いのは電気・ガス(うちは都市ガスなので、やや心配)・水道という生活に必要なものがどうなるかということで、これが読めない部分であり、備えが必要な部分であります。
「阪神大震災のレベルのパニックにならないように」
充分な備えをするように説いているサイトもあります。もちろん、被害はない(少ない)に越したことはないのですが、慌てないように準備せよ、とあります。
さて、わが職場なのですが至ってのんびりしてます。止まりそうなものがいくらでもあるような感じですが、年が明けてから何とかなればよいのですが…。
(この項、裏を取りつつ続く)

注)広報もりおかの12月1日号に盛岡市の2000年問題の取り組みについてありました。
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