1998/March

     
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Mar/2(Mon)

コンビニの進化と競争のない市場

週間前、ローソンにあった端末(以下<ロッピー>)で遊んだのですが、これでホテルのチケットが取れることにおったまげます。
「そんなのホテルに電話して、代金はあとで払えばいいじゃないか」
と思われるかもしれませんが、いや。駅でもなく旅行代理店でもない、近所にあるコンビニでクレジットできるのが画期的なのです。レジではローソンカードしか使えませんが、ロッピーでは他のクレジットカードも使えるらしいのです。ちなみに、ワールドカップツアーも扱うよう(注:受付は3/3の7時から。現金かカード1回払いのみ。値段は端末を見るまで不明)。
コンビニがこうなった背景には、公共料金の支払い実績が銀行窓口を上回ったという裏付けがあります。あちらは月曜日から金曜日までの9時〜15時。しかも、待ち時間あり。こちらは毎日24時間、レジで支払っておしまい。しかも近所にある。何かのついでに行けるのですから、支払いがコンビニに流れるのは当然です。
通り一辺倒のことだけでは、このロッピーがどういう実力の持ち主なのかわからないので、らくだスという雑誌に手を出しました(250円)。気づかなかったのですが、リクルートに作らせてるのですね。道理で「あちゃら」「じゃらん」に作りが似ていたわけです。これを見ると、花束を買って発送できるわ、時計やデジカメも手にできるわで、まこと。コンビニで一通りのことができる時代になったのを実感するのであります。
ということを買い物待ちで思っていると、妻がぶーぶー言いながら戻ってきます。某量販店の売り出しにあったおむつが品切れ。普通は代替品を置くとか、おわびの貼り紙があるのですが「ない」。別のおむつを探したところ、パートタイムの従業員が質問に答えられずだめ。別の従業員が「持ってきます」と言って時間がかかりだめ。結局10分待たされた、とぼやかれたのでした。
「結局、競争がないから、こんなことでもやっていけるのよ」。
それでも、他の店が定価販売を続けているので、従業員の対応が後手になっても、お客が集まるのであります。もし、かのコンビニが宮古にやって来たら、お客が一斉に流れるような気がしてなりません。でも、それでいいのかなぁ。
注)「らくだス」にいったところ、まだ工事中でした。5日にオープンとのことです(--;)。
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Mar/3(Tue)
おそるべし、キティちゃん(Web編)

度目のキティちゃんブームを仕掛けたのが誰で、どういう展開だったのか定かではありませんが、私が知るところでは
・華原朋美が「私、キティちゃん好きっ」と言って、広まったらしいこと
・去年の6月、TOKYO−FMが渋谷にキティちゃん人形を呼んで、妹がいるらしいと話したこと
−−この2つがきっかけだったと見ています。それからの展開はみなさまご存知の通りです。
先日、ホワイトデーの売り場を覗いたところ、ピンク色のケースの多さにのけぞってしまいます。かのキティちゃんお菓子が数社から出ているということにです。1つはロッテ、もう一つは森永だったか明治だったかよく見てなかったのですが、とにかくライバル社同士がキティちゃんものです。これ、OLへのお返しをキティちゃんにしておけば間違いないということでしょう。「マイメロ」の方がいい、という人もいますが、売ってる数が少ないのです。
さて、岡山では祭りずしにキティちゃんが登場したとか、松山ではタルトにキティちゃんが登場?ということで、知人がキティちゃんタルトを送ってきました。噂には聞いてましたが、見立てがすごい。キティちゃん=マドンナ、おさるのもんきち=のだいこ...というように、強引に坊ちゃんの主人公に持っていくところが、松山です。売れているんだろうな。中身は普通の一六タルトですが。それから東京にキティちゃん人形焼があるように、東北限定で2種類キティちゃんもののお菓子が出ているようです(詳細不明)。
これで、サンリオの売り上げも上方修正したというのですから、キティちゃんさまさまです。そういえば、小僧寿司もキティちゃんひなを出したらしく、そんなこんなで目の前にはキティちゃんが10匹ほどいるのでした。別に私、キティラーじゃないんですけど、ねぇ。
注)天の声から「祭りずし」と「ままかり寿司」は違う、と間接的に指摘を受け、直してます(4/24)。
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Mar/4(Wed)
会って話さないとわからない
:結局、オフライン・ミーティングの効用はこの1点に尽きるわけです。
熊:回線を切って話をしようということ?
鯉:そう。パソコン通信なりインターネットがモデムなりISDNを媒介としているのに対して、直接会って話をしようとことです。
熊:なぜ、唐突にそんなことを言い出したのだい?
鯉:パソコン通信・万人向けの会議室で、専門的な話を仕掛けている方がいます。
熊:君は、この前フォローをしに行った。
鯉:それは、彼女の立場を守るために行ったのですが、その後、別の筋から「書かない方があなたのためにいいわ」って彼女に忠告があったんです。
熊:そういう「親切」が、逆に専門的領域に閉じ込める書き込みになりやしないかと思った。
鯉:えぇ。一応、こういう会議室がありますからどうぞ、って言ったら、彼女。どう解釈したのかどうか、またまた専門的な書き込みをしました。
熊:彼女の書いている内容はさて置いて、2つ禁じ手をしている。1つは、新聞の内容をそのまま引用している。
鯉:記事の著作権を侵していることになります。
熊:話題にしたいことは多いんだけどねぇ。「著作権違反」と言われたらしょうがないから、許可を取らなければいけない。
鯉:会議室のモデレータが、注意しないとだめでしょう。もう1つは?
熊:自分の言いたいことを一方的に書いて「お気を悪くしたらごめんなさい。私の思うままを書きました」ってやってます。
鯉:あの。私もかつて政治的なことをその会議室に書いて「有権者は投票を行使しなければならないっ」と言いました。その時、政治の会議室モデレータが来て
熊:「うちの会議室に来てくれ」と言ってくれたんだよな。
鯉:そう。行く気はなかったんですが。そしたら、コメント先の相手が恐れをなして、それっきり会議室に来なくなったんです。
熊:歴史は繰り返す。でも、モデレータとして、何か彼女に指導しなければならないような気がするんだけどねぇ。
鯉:私、一度カードを使ったので、2枚目のカードはその会議室のモデさんが切るべきだと思います。
熊:正論言っている人って、どこか相手の話に耳を聞かないところがあるんだよ。
鯉:私のことでしょうか(^^;)。そうだったら、気をつけます。
熊:「会って話してもわからない」ことが多いのだから
鯉:なおのこと、会わないで話すとわからないことだらけです。そのことを埋めるために
熊:オフラインがあるわけだ。うまくできているよなぁ。
鯉:田中康夫が「週刊宝石」で言ってましたが、デジタル化の時代に「人と会う」手段が発達しているというのは、面白い現象だと。
熊:先祖帰り?
鯉:そういう言葉も蘇ってきました。でも、田中はいろいろな人に会っているのが強みです。
熊:彼は「会って話さないとわからない」ということを肌でわかっているんだろうね。
鯉:まぁ、世の中いろいろと不満もたまってきたことですし、そろそろオフをしませんか?
熊:ところで、田中がこれこれこういうことを言っていた、という引用は著作権法違反?
鯉:さぁ...。あまり神経質になると、今度は何も書けなくなってしまいそう。
熊:じゃ、書くのやめようか?
鯉:......。
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Mar/5(Thu)
骨盤の歪みと肝機能の関係
たまた視聴率週間(注:岩手では連日ではなく、不定期に行われているらしいのです)らしく、地元局の情報番組はどちらも「健康」を取り上げてます。IBC岩手放送では「体の歪みを矯正する体操」というのをやっていたので、見ました。いくつかあったのですが、とりあえず2〜3ほど。
・仰向けになって寝て、右手を「物を取るよう」に5秒間伸ばし、脱力。その後3〜5呼吸したら、左手も同じようにする。その時、「気持ちよかった」と思った側に背骨が曲がっているらしいので、そちら方面の矯正が必要
−−私の場合、2・3度やって不明だったのですが、どうも右の方が気持ちよさそうです。
・同じように寝転がって体を「く」の字にそらせる。手は思い切り後ろ、足も同様。右足バージョンと左足バージョンで気持ちいい方をやってみる。
−−やり過ぎるとかえって悪化するので、注意してほしいという注がありました。うちの場合は、子どもたちが一斉に襲ってきましたが(^_^;)。
もっとも、毎晩寝返りすることで、体の歪みを治す働きをしているともありましたので、布団を1枚取って、寝返りをうちやすいようにしました。そうすると、少しばかり肩凝りが治まってくるじゃありませんか。
肝機能の数値が高めに出てきて、献血ルーム出入り禁止になった時点で、疑ってはいたのです。そこで原因の1つは「運動不足」だろうという察しはしてました。あと、何かないのかずっと考えていたのですが、ある日妻が「骨盤が曲がっている」といきなり言い出します。「そこから肩凝りも腰痛も発生するのだ」という段階なら、聞き流せるのですが、実は「骨盤が曲がっていると肝臓の機能が正常に働かない」という調査を見て、考えを改めつつあるところです。
そんなこんなで、近々整骨院行きが待ってます。私のページにリンクして下さってる整骨院の先生。もしこれをご覧になってたら、ぜひ「整骨院は恐くない」というメールを下さい。そしたら、覚悟を決めて伺います。
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Mar/6(TGIF)
卒業式を迎える心境
れから1年経って、次の3年生が卒業する日です。去年、5人の担任のうち3人が号泣した(注・私は泣かなかった1人でした)渦中から、今年は一歩も二歩も下がった3年副担任としての卒業式です。「学級通信」を打つわけでもなく、要録を書くわけでもなく、ちょっとした読み物を発行しただけです。座席こそ「3学年」のところに座っても、生徒に手を出せないもどかしさがあります。
渦中にいる担任たちは、昨日も遅くまで仕事をしてました。指導要録を書く人、卒業アルバムの整理をする人、成績処理をする人、生徒と学級文集を作る人。それから配偶者の出産に関する手続きをする人−−という面々が、卒業生を出すのです。
卒業式の予行を聞きながら思います。「職員・生徒、起立」。−−卒業式は生徒が主役なのだから、職員が最初に来るのはおかしいと思う(注・前の職場では「生徒」が先でした)のですが、意見表明しようにも会議の日はインフルエンザだったのでした。淡々と進んでいく予行の中で、(これだけ第三者的な立場でいていいのだろうか...)という思いが強く残るのです。もちろん、入退場の時にバンドの面倒を見ますから、「送り出す」心を持ち合わせているつもりなのですが。(たぶん、続く)
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Mar/7(Sat)
卒業祝賀会にて
て、昨日は卒業式でした。その後、市内で行われた「祝賀会」は3時間を越える濃い内容のものでした。終わったら人数が半減していたのが残念であります。
5人の担任が卒業生を出した思いを話したのですが、泣いたのは2人。しかし、あとの3人の目もどことなく光っていたのを私は見落としません。ある担任、異動の内示と3年間の苦闘の思いがからまり、とりとめのないスピーチになります。同じ調子で話されるので、たまらなくなった先輩教員が「もういい」と言うのですが、彼は言わずにはいられなかった。あとを受けた私はこう続けました。
「彼は受け持ちの生徒を全員卒業させた。卒業証書を渡す時、初めから終わりまで、一人一人に拍手が送られた。応援団長は彼に握手を求めた。それだけで彼はいい担任だったと思う」−−。
別の担任は、こう言います。
「『43人で卒業式まで行くのだ』。私は生徒にそう言いつづけてきました。でも、1人卒業証書をもらえない生徒が出てしまった。ところがある生徒がその生徒のところに泊りに行き、一晩語り合った。きょう、この生徒が卒業式に出てきたことで、私は『負けた』と思った。その生徒は卒業証書をもらえなかったけれども、でも『卒業』したのだ、と。43人卒業です。ありがとうございました」。
卒業生を送った曲『ひだまりの詩』が頭の中で流れます。別の組の担任は
「全員卒業させられなかったが、それぞれの道でしっかりとやっている。進路変更させたことに悔いはない」。
と言いました。別の担任は、自分の卒業した組を持たせてくれと教頭に頼んだところから話し
「この学科を卒業してよかったと思えるように、担任をしてきた」
と言ったところで、感無量となり号泣します。彼は初担任でした。
このような光景が続くと、昨年3年生を送り出した面々ももらい泣きします。その学科を去年受け持った担任は、近寄って固い握手をします。やがて、隣から泣いた担任2人が漏らした一言「担任は大変でした」というのが、実感を伴って聞こえてくるのです。
さて、1校時にはホームルームを明け渡すために整理整頓に行きます。主のいなくなった教室に行った時、彼らとの日々が蘇ってに違いありません。あと10日足らずで高校入試、そして1ヶ月後には入学式があります。今年もそんな巡り合わせがやってきました。
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Mar/9(Mon)
コメントがつけられない
:鯉さんよ、週の始まりから対談かい?
鯉:最近、どうも起床が遅くなってしまっているんですよ。
熊:肩凝りはよくなったんだろ?
鯉:えぇ、少しは。今朝も快調に目覚めたのですが......
熊:春眠暁を覚えず。
鯉:いや、単にぐずぐずしていただけです。BBSのコメントもいくつかつけなきゃなぁと思うのですが
熊:他の方も熱心だからねぇ。そのペースだと君はついていけないだろうねぇ。
鯉:頭がBBSに向いている時間帯は、子どもがパソコンのスクリーンセーバーに夢中の時間で、だめです。
熊:今は?
鯉:このページに向いているのです(^_^;)。
熊:そういえば、君の連れ合いは「何か、最近斜に構えてないかい?」と言ってた。
鯉:「姿勢が斜め?」と聞きました。
熊:ところが、「世の中疑っている」という答えが返ってきたんだ。
鯉:世の中、自分中心では回りませんから、そのことに対するストレスがあるのです。
熊:君が感じることはない。
鯉:いや、上に立てば、ストレスがまとわりついてくるのです。
熊:「ストレスは体を動かして解消すること」だと、みなさん言っている。
鯉:わかってます。わかっちゃいるんですが、どうも怠け者で......。
熊:まぁ、他人のストレスに比べれば、どうってことないと思うけどねぇ。
鯉:話題を変えます。私が副担任をしていた生徒たちは、実に担任思いの面々でした。
熊:あぁ。みんないなくなった黒板に「先生、ありがとうございました」と書いていた。
鯉:最後まで悩んで悩み抜いた人でした。卒業式当日も、そのことを吐露してました。
熊:そのことを一番わかってたのは、保護者でも同僚でもない。生徒たちだったんだ。
鯉:花束の数が多うございました。翌日も、生徒からひ・み・つの手紙が来たりと。
熊:うらやましいねぇ。でも当事者の苦労は、相当だったらしい。
鯉:.....。ここから次のコメントをひねりだそうにも、つけられないのです(;_;)。
熊:そういうときは、無理に考えなくてもいいんじゃないの。「資源の無駄遣い」と言われればそれまでなんだから。
鯉:あわわ。うーん、でもそうかもしれません。お便りがBBSに来てます。ペンネーム・風水さんからです。
熊:いつもありがとうございます。
鯉:「金曜日に表示される−TGIF−の意味がわかりません」。
熊:Thanks God. It's friday!
鯉:昔、ALT(外国語指導助手)にそれは“ハナキン”のこと、って教えたことがありましたが。
熊:まぁ、そんなもんだ−−というのと元のニュアンスがちょっと違ってくるのですが。
鯉:「きょうは金曜日。明日は休みだ、ありがとう(^_^)」ということです。
熊:きょうは月曜日。明日も仕事だ。
鯉:おあとがよろしいようで。
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Mar/10(Tue)
30過ぎの再就職
一線の営業マンだった方が会社から解雇されて就職活動を始めたところ、なかなか「採用通知」をもらえないそうです。その人は営業一筋、会社に尽くしてきた。ほしい人材だと素人は考えるのですが、
「彼は資格取得がないのです」
と採用側は言います。でも、資格というのは一義的なもので、日本ではあまりにも資格にこだわっているように思うんですが。
「資格を持っている人というのは、時間を惜しんで自己啓発をします。就社後、資格を取得した人はいくらでもいます。彼はそれをしなかった」
なによりも、営業で培った経験・人脈があるじゃないですか。
「いいや。30を過ぎると自分に凝り固まっていて、社風に合わないということがでてきます」。
社風に合わない。徳陽シティ銀行が岩手にある支店を譲渡したいと申し出たところ、某地方銀行は「預金(の一部)は引き継ぐが、店舗と従業員は引き継がない」と言いました。店舗は100メートル隣にすぐ店があるから却下。従業員も「社風が違う」ということで預かれないそうです。ちなみにこの地銀は数年前、徳陽との合併話を従業員からの反対を理由に断っているところです。
日曜日、各紙に求人コーナーがでます。目を皿のように見るのですが、「30歳まで」という企業のいかに多いことか。某ソフト会社は理由をこう記しています。「ソフトウェアを開発するための言語を覚えるには、30歳までが適当だから、と考えるからです」。ちなみに、この企業は赤字決算が見込まれているところです。
世の中にはいろんな人がいて、思い切ってそのような人たちを採用する度量がないと、世の中は歪んでしまう−−というのは、現代においては戯れ言のようです。私が社会に突き出されて、再就職を余儀なくされたとしたら。どうも、漂流時間が長期化するようでなりません。
それでも「朝の来ない夜はな」いです。そのことを確信して。
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Mar/11(Wed)
悩み相談室

手・34歳・男−−私の悩みを聞いてください。
あるプロバイダパソコン通信でホームページの更新をしつつ、2つの会議室(ニュースグループ)を担当してます。今までは何とかしてきましたが、そろそろ曲がり角に来ているように思います。
いや、会議室の面倒を見るのは好きです。私でよければやってもいいのですけど、最近どうも反応が鈍いのです。
「これこれこういうことについてはどうですか?」
と尋ねて、もう1人の担当がすぐフォローするのですが、それっきりです。いや、もう私も世話役をやって何年にもなりますし、もう1人の担当が育ってきましたから、そろそろ潮時かと思っているのですが、どんなもんでしょう。
もう一つですか?愚痴になりますから、あんまり言いたくはないんですけどね。いや、別の会議室(注・私が世話人をしてないところ)に「はじめまして」という方がやってきたのはいいんです。コメントは私が書いた「営業案内」についてましたから、思案中なのですが
☆この地域のことはこちらに書いたらいいのでしょうか、それとも別の会議室に書いたらいいのでしょうか?
というものなんですよ。いや、私、別の会議室がメインですから、そちらの会議室で
「この会議室は専任モデレータがいませんから、書いてもコメントがつきません。せっかくですから、名前も出ていることですし、別の会議室までどうぞ」
とやってしまうほどの度胸もありません。正直に書けば営業妨害になりますし。いや、初めからわれわれの方に書いてくださると
こちらは東北に密着した話題を3人の専任モデレータがフォローします」
とコメントできますから、それでよかったんですが。だからちょっと、指名されてない私からはよその会議室にはコメントしにくいのです。
結局、私が心配していたことが的中したんです。前の会議室から離脱するとき
「7分科会を3〜4人で責任を持って面倒見られるの?」
ということを尋ねました。それから、会議室の管理が事務局主導から自主運営になったことで、弱小会議室に対するプレッシャーがかかってくることもはっきりしました。世話役の長い反応の鈍い会議室は、そんなものさと世話役が割り切れているからまだよいのです。老舗の会議室あてにコメントがついていない方がずっと問題です。とりあえず、紳士的におとなしくしてましたが、
「このとおり、会議室は荒れていて、とても誰もコメントできない状態です。悪いこといいませんから、別室でお茶した方がいいと思います。よろしく」
とやらないといけないのでしょうか。あちらの世話役にメールして、了解を取らないといけないのでしょうか。
あぁ、悩みを聞いてくださってありがとうございました。(この答え、あればまた後日)
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Mar/13(TGIF)
為すべきを為す

年前の異動で、同僚は私にいくつかのことを忠告しました。1つは「ほうれんそう」であり、1つは「独身のうちにいろんなことをやっておけ」ということでした。
「ほうれんそう」というのは報告・連絡・相談ということで、それをしなかったばかりに各方面に迷惑をかけてしまったことが何度かありました。今もその嫌いがあるのですが、今度は組織が大きくなってますから、反響も大きく、5年前よりはよくなっていると1人で思ってます。助言があってから1年後に結婚し、いざ子どもが生まれ、生活のかなりの部分が子どもペースとなり、「独身のうちに...」ということを身にしみて感じる昨今です。数日前に記した件〜転職の際には、ここ数年で取った資格があるかないかを見る〜で言えば、私もアウトでありまして、現状にしがみつかなければいけない自分が見えてくるのです。
さて、勤務先ではトップが変わります。私のよく知らない方ではあります。「厳しいよ」「進学に力を入れるらしいよ」「仕事ぶりにチェックを入れるそうだよ」...。という噂に対して、
「何か、恐くありません?」
という同僚がいます。いいや。思い込みで仕事をするのでなく、悪いところを改め、気を引き締めて仕事をするいい機会だと思います。やるべきことをやって、それでも失敗したら、次回に生かせばいいのです。−−その人は、そんな甘くない?いや、こういうことは正攻法で行った方が一番よいことに、最近気づいたところです。できるかできないかは別問題ですが。
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Mar/16(Mon)
ことばが創造できるか否か
に「キレ」ると表現することについて。「こどもたちが何の前触れもなく、突然怒りをあらわにし、衝動的に乱暴し、場合によっては殺人まで発展すること」という前提でお話しします。
私がずっと疑問に思っていたこと「衝動的に殺人まで起こすのは男子で、女子はそこまで行かないのはなぜか?」という点に際し、社会学者の宮台真司が明快な答えを週刊金曜日で言ってます。1文だけ引用すると
>男の子が脱社会的になりがちなのは、言葉が使えないからです。(3/13号・59ページ)
ということを、明快に説明してます。つまり、女子は口八丁手八丁で、自分でことばを作ってまでもやりとりするが、男子はそれができない。「むかつく」とは言うものの、次の言葉が出てこない。で、経過を追うのが面倒なので、行為に出る(=キレる)と考えられるのだそうです。じゃ、男子はどうして言葉が使えないか?という疑問に宮台は(週刊金曜日で)答えてないのですが、「かつて、男子は言語不足を補完する術があった」といいます。
(これから私の解釈→)かつては、言葉に意味が伴っていたのですが、最近は伴わない場面が多くなってきた。例えば
「自民党に取って代わる政権を作るために、野党勢力が結集して...」。
結集なら共産党も自由党もでしょうし、その前に別の結果(←失敗)が出ています。−−となると、ますますことばが信用できなくなります。もう一度整理します。
女子=信用できないことばに頼らず、自分でことばを創造する。
男子=信用できないことばを使う前に、自分で事を起こしてしまう。
この差でしょう。つまり、男子は文学を読む前に体を動かす。いざ、ことばを使わなければいけなくなった場面で言葉が出てこない→いきなりキレる。という仮説ができます。
あとは、普段から体を動かしストレスを解消できる手段を持っている子は、衝動的行為に出ない。ない子は衝動的行為を取る、という仮説もできます。問題は、誰がフィールドワーク(=実証)するかということなんですが、現実問題としてわれわれは宮台センセイに頼ってしまっているのです。
注)宮台先生の仕事に、TBSラジオ「荒川強啓デイキャッチ」のコメンテーターがあります。そこからたどっていけば、顔写真もあります。
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Mar/17(Tue)
GOSPELjapanのメールニュースから
ebの著作権問題が吟味されていく中で、むしろ「転載可」という文字を見かける方がむずかしくなりました。今日紹介するのは、珍しく「転載可」とあった
GOSPELjapanからのメールニュースです。

━ ★ GoodAfternoon -こんにちは、もとたかです ★━━━━━━━━━━━

毎度おなじみもとたかくんのエッセイです。今回のテーマは「けんか」
そういや僕もよく取っ組み合いをしたなあ……

□けんか・・・してないなの巻

小学生の2年生までですね、けんかをしていたのは。小学校では、5年生ぐら
いまで、けんかをしていましたが、教会学校では、2年生ぐらいまででした。
毎週毎週、望くんとけんかしていました。望は、僕の一つ下で、すっごく仲の
いいけんか友達でした。僕の方は、いつ望が、けんかをしかけてくるかと、わ
くわくしていました。

もちろん、教会の中でけんかです。とめられた事は記憶にないですね。けがは、
して当然です。大きなけがはしませんでした。そして、不思議な事に、まけた
記憶もかった記憶もないんです。あれは、けんかというより、スキンシップだっ
たのかも知れません。

母と子のスキンシップが少なくなっています。おんぶしてる母親はいません。
だっこしている母親はいません。みーんな、ベビーカーです。スキンシップが
少ないと、サイレントベイビーになる事があるそうです。たとえ、まる一日保
育園にあずけても、だっこしておんぶして、肌と肌をくっつける時間を持てば、
なんとかなるんもんだと、テレビで言ってました。まあ、一理あるかも知れま
せん。

友達との、スキンシップが少なくなっていますよね。けんかしないから、つか
みあいっこが無くなっています。とっくみあいが無いです。子供は、スキンシッ
プが大切です。しかも、対等の取っ組み合いのスキンシップが。そうじゃない
と、サイレントチルドレンが、増えますよ。いませんかあなたの周りに?

まあ、昔は怪我をしない環境だったと言う事もありますが。しょうがないのか
な。まあ、けんかしても大怪我しないところで、僕はけんかさせてます。大い
に、けんかさせてます。どっちも負けるな、がんばれ!

母と子のスキンシップは、みなおされていますよ、だいぶ。だけど、みんな子
供同士のスキンシップは、みとめていません。けんか大いに結構じゃないです
か。スキンシップと思えば、けんかもいいもんです。大きくなってからの、ス
キンシップは大変ですから。

教会は、許しあう所だと思っています。けんかしても、大丈夫ですよ。その信
仰があれば。結構、許せないのは、子供同士じゃなくて、親同士かもしれませ
んね。大人の私たちは、弱い存在です。主にあって、助けてもらいましょう。

大人も、けんかできればいいのにな。そんで、許しあえればいいのにな。大人
の場合は、スキンシップじゃなくて、マインドシップとでも、言っときますか。
大丈夫ですよきっと、神様がついてるし。(もとたか)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━G-News━━━━━
GOSPELjapanについては http://www.gospeljapan.com/gospeljapan.htm
をご覧ください。
copyright(C) 1998 CAP)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━G-News━━━━━

これだけで終わってしまうと申し訳ないので補足。先日、5人のこどもがいる牧師宅に行きました。下の子は振り回されるし、上の子は車を取った取られたとやっていたのですが、「楽しかった?」と聞くと「楽しかった」と彼らは言うのです。4時間、7人のこどもに付き合った妻は言うに及ばず、30分しかいなかった私ですら疲れました。−−戻ってきてから、彼らはやや乱暴になったように思えます。しかし、欲求不満がある程度解消されてほっとしていたのでしょう。大人の方が欲求不満になってしまいましたが。
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Mar/18(Wed)

電波も春の訪れ

BSラジオを聴きつつ通勤してきたシーズンを、間もなく終えようとしてます。日の出が早くなってきて、電波そのものが届かなくなってきているからです。「私の旅」に手紙を出そうかどうか迷っているうちに、当人が番組を聴ける状態でなくなりました。
理屈はよくわからないのですが、AMラジオの電波は、太陽が出ている間だと近場の局しか受信しないのですが、夜になると遠距離の局が入ってきます。日本海側の局で、中国・ロシアからの放送が混信し、NHKラジオ第一の内容がFMに移されるということを聞いたことがあります。
ということで、電波の届きが悪くなったことで春を感じるのが一つ。もう一つは番組の放送時間変更・パーソナリティ変更についての知らせが多くなっていることです。それはテレビでもあるのですが、あちらはもう「春の特別編成」と化してますので、あまり季節を実感できないのです。いつもの声が、いつもの時間に流れなくなるのは妙に落ち着かないものです。一つだけ例を挙げると「小沢昭一の小沢昭一的こころ」が時間移動(現在は17:15から17:30)局によっては放送休止)なそうで、それも時代の流れを感じます。というより、今まで全国同じ時間に同じ内容を流しつづけてきた。それを何年も続けられたことに偉大さを感じます。
さて、当方の春の訪れですが、これから送別会が続きます。入試の合格発表、離任式、引越しと続き、入学式にたどりついて「あっ、春かな?」と実感するまであと3週間ぐらいかかりそうです。
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Mar/19(Thu)
ATOKを見直す
ME98がやってきました。マイクロソフトは相当な自信を持ってWord98+IME98を送り出しているようです。ならば、IME98の癖がつかないうちに、ちょっと実験してみましょう。同じ文章をIME98とATOK11Ver2(ジャストシステム)で入力し、その感想を記します。実験に使う文章は「ワード98」の広告です。先にIME98で打ちます。

先生、ありがとう。

3年間お世話になりました。
先生から教わったことはたくさんあるけど、
いちばん心に残っているのは、
言葉の大切さについてのお話です。

『英語では『YOU』だけしかないけど
日本語は「あなた」とか「君」とか
いろいろな表現を持っている。
それぞれの言葉の違いをきちんと理解して
使い分けられる人間になってほしい』

そうおっしゃいましたね。

これから私もいろんな人に出会って、
いろんな『あなた』や『君』に出会うと思います。
でも、これからも先生は、『あなた』でも『君』でもなく、
やっぱりずっと先生です。

お元気で。 3年1組 千春より


句点の処理が若干気(「、」が「,」)になる点をのぞけばスムースに打てます。一ヶ所「たくさんあるけど」が「たくさん歩けど」となったのはご愛嬌ですが。今度は同じ文章をATOK11Ver2で打ちます(本文省略)。
結論を言うと、ATOKの方がストレスを感じませんでした。念のため申し添えると、私がふだん使っていたのはIME97で、97はそれまでのIMEに比べるといいかなと思ってました。むしろATOKが使い慣れてないので、職場の日本語入力もIMEに変えるほどです(^_^;)。ところが、IME98がこなれてない(=使い込んでない)とはいえ、ATOKの口語入力にストレスを感じなかったのは驚きでした。
先に入力したのがIME98の方で、長文を一気に変換して、ほぼ希望通りに入力できるのに驚いたのですが、ATOKでも同様だとわかったのです。これ、「単語は文節で変換しなさい」という考えを改めてもいいように思います。それだけ日本語入力が進化していることを実感するのです。最近、ワープロ専用機の前に立つこともなくなったのですが、現在の実勢価格が5万円を切っているんだそうですね。かつて20万近い出費をしたワープロを買った層は、この状況をどう見ているのでありましょう。
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Mar/20(TGIF)

担任3年継続説

夕、職場の懇談会で話題になったのは「担任は3年継続すべきか否か」ということでした。私は職場の人事希望で「担任は3年間持ち上がりで全うすべきだし、恣意的に変える必要はない」と書きました。当方は1学年5クラス(新入生から4クラス)で、各クラスとも教育課程が違っています。一般的高校のように同一の教育課程を1年経て、それから文系理系に分けるということをしないものですから、3年持ち上がりが可能なのです。
今まで、担任は原則として3年間という暗黙の了解が職場にありました。ところが昨年今年と2年次に進級する段階で、全クラス担任替えを断行してます。管理職は言います。
「中には担任と反目する生徒がいる以上、担任を変えた方が救われる生徒も出てくる」
いや、そんな生徒も確かにいたが、こちらはこちらなりに気を遣ったつもりだ。そう同僚が言い返します。自分がきちんと担任をして、他の人が業績を悪くしてしまったらどうするんです?
「それは、仕方ないです。あなたは、他の組で実績を上げれば救われる生徒も出てくるんです」
じゃ、3年間毎年のように担任が変わる組が出てきてもいいのですか?
「それもありです。あくまでも、担任は1年完結なのです」。
別の場所で同じ論議がありました。私が担任をするときは、ぜひ3年続けて同じ生徒を持ちたい、と別の同僚がいいます。管理職は同じ返事でした。
私は3年持ち上がりの担任を2回してますから、断固「担任3年継続説」を取ります。そして、隣にいた同僚は「3年で3人の担任がいたが、恩師と呼べる人が思い浮かばない」ともいいます。だからこそ、3年間生徒とともに苦楽を過ごした日々は忘れられません。3年通しで同じ生徒を見ることで、生徒と深く関われるように思うのです。
管理職に反発するのは、「他の人に担任は任せられない」という意識があるからかも知れません。生徒を私物化する行為なのだ、と言われたらそうでしょう。あくまでも生徒は預かり物ですから。それを育てて保護者に返す時、1年しか関われなかったのと、3年関わったのとでは後者の方が深くなっているような感じがします。
現実は「担任1年交替説」で動くことになりそうです。今年卒業生を出した40代の担任は「今後、3年持ち上がりで担任をすることはないでしょう」と断じてました。つまり、教育現場では1年交替説が主流を占めているわけです。3年間、腰を据えて物事に取り組むことですら、むずかしくなってます。まず1年、ですか。
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Mar/21(Sat)

ファイト、です。

:3週続けて、土曜日が休日です。ありがたい限りです。
熊:鯉ちゃん。きょうは「ホームページを更新しない」と書いていたのに、けさもいつも通りかい?
鯉:娘の泣きに起こされました。まぁ、ついでに起きてしまえということで。
熊:こっちは頭がぼーっとしていてたまんねぇよ。なんか目新しいことはないのかい?
鯉:高校入試の合格発表がありました。番号のみの掲示2年目(注・岩手の公立高校)です。
熊:去年まではラジオが「高校合格おめでとう」特番をやっていたんだけどねぇ。
鯉:一昨年までは合格した生徒の名前を延々と読み上げてました。
熊:結局、去年はスポンサーがあったけれども、今年はなくなったと。
鯉:だって、6時間ほど「高校合格おめでとう」とやってもしょうがないです。
熊:では、今までのように合格番号を延々と読み上げていくというのは?
鯉:某国の乱数放送みたいで、誰もラジオを聴かなくなります。
熊:それなら、新聞に「合格番号一覧」を載せるというのは?
鯉:そんな新聞、誰が買います。あれは知り合いの名前を探すことに意義があるんです。
熊:だから別刷りも成立したし、広告も多かった、と。確実な収入源が減ったねぇ。
鯉:でも一応「プライバシーを保護する」という県教委の姿勢に沿うわけですから。
熊:その前に、新聞社は実力テストも主催していたねぇ。
鯉:私、受験した記憶があります。これも「輪切りにつながる」ということで文部省の方針に沿って断念した。
熊:収入源が2つ減った、と。
鯉:ところで昨日、合格発表を見ていたのですが、保護者付き添いで発表を見る受験生が多くなりました。
熊:車に乗ってね。で、保護者同士あいさつする。
鯉:......。
熊:どうした。
鯉:昨日は暖かかったから何とも思わなかったのですけど、不合格の切なさを思い出してしまいました。
熊:あぁ。
鯉:私、ある学校に入ろうとして2度受験したのですが、2度ともだめでした。
熊:......。
鯉:そのころは保護者の数も多くなく、それよりも受験生がいっぱいいたような感じがしたのです。
熊:......続けな。
鯉:2年続けて「不合格だった」と電話して、確か2年続けて小雨でした。「これからどうしようか」って2年続けて思いました。
鯉:そして、次の入試の時も同じように失敗して、最後に拾ってくれたのが母校だったのです。
熊:何人か、そんな受験生がいたなぁ。昨日も。
鯉:その子たちに思いを寄せられなかった自分は、なんて勝手なんだろうと思います。
熊:まぁ、立場上しょうがない。それはそうと、何か言っておきたいことは?
鯉:プレッシャーを克服するのは、最後は本人のがんばりです。すぐには何とかならないかもしれませんけれども、10年。いや20年すればいいこともあります。
熊:本人のがんばりで何ともならない時に、周囲の励ましがありがたいものです。
鯉:すみません。これしか言えなくて。
熊:ともあれ、次に向かってファイト、です。
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Mar/23(Mon)

「こまち」効果

田−東京を4時間弱で結ぶ、いわゆる秋田新幹線「こまち」が開業1周年を迎えました。1年前に「また乗ってみたくなった」と書いてから何度となく乗ったのですが、なにせこちらは秋田と反対側の宮古に住んでますから、秋田まで通しで乗ったことがないのです。それでもこういうことが伝わってきてます。
・乗車率は75%。JRの予想を上回る好調ぶり。
・時間帯によっては指定席発売日(乗車の1ヶ月前)に売り切れる列車もある。秋にも指定席を1両増やし6両編成にする。
・航空各社は「こまち」の影響を受けるわけがない、と高をくくっていたが、落ち込みが目に見えてきたので6往復を5往復に減便する。
ということです。
新幹線乗車が4時間を切ったら、飛行機と勝負できるという説があります。私もそれを支持しているのですが、例えば
・岡山−東京 のぞみ3時間7分(17,690円)vs全日空1時間15分(22,050円)
といったところは飛行機がわずか4往復です。広島にしても飛行機が12往復
・広島−東京 のぞみ3時間51分(19,680円)vs各社1時間20分(22,300円)
です。この場合、空港までのアクセスという問題が生じてきますが、岡山は完全に「のぞみ」の優位。広島は両者互角と言っていいでしょう。
さて肝心の秋田なのですが、こうなってます。
・秋田−東京 こまち3時間49分(16,810円)vs各社1時間(17,600円)
どう見てもこまちが不利です。3時間49分というのは一番早い列車で、もっと時間がかかる列車がほとんどです。それでもこまちに流れたのは「乗り換えなしで秋田まで」という心理的効果の部分だったように思えます。秋田からバスに乗り、搭乗手続きをし、飛行機に乗って、羽田で荷物を受け取り、モノレールに乗って...という流れを面倒と考えた層は予想以上に多かったのでしょう。余りにも航空各社は無防備でした。
そんなこんなで、こまち1周年です。東北新幹線沿線でも「1周年記念」と銘打って、秋田の観光物産展が開かれてました。一番恩恵を受けたのはこの部分だったかも知れないと思いつつ昨日、満席のこまちのデッキに立っていたのでした。早く6両にしようよ>こまち。

注)新幹線と飛行機のデータは運賃・料金については標準的なものを。時間については、もっとも早いパターンで比較してみました。市内から空港までのバス運賃等・時間は含んでません。
注2)2000年3月現在、秋田−東京は こまち3時間49分(16,810円)14往復vs各社1時間5分(17,400円)。じわじわとこまちが来ています。

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Mar/24(Tue)

石丸寛さんを偲ぶ

丸寛(いしまる・ひろし)さんが亡くなられた、という報を聞いて、また時の流れを感じてしまいました。
この人は指揮者でした。地方のアマチュアにとって、氏から受けた影響は計り知れないものがあります。今でこそ全日本合唱コンクールの常連である「盛岡コメット混声合唱団」、かつての常連だった「岩手大学合唱団」、それから「岩手県民オーケストラ」といったところは、氏から多くの指導を受けたのでした。そのきっかけが「ネスカフェ・ゴールドブレンドコンサート」だったのです。
1970年代から80年代にかけて、盛岡でもゴールドブレンドコンサートがありました。ベートーベンの「第九」、ショスタコービッチの「森の歌」といった大曲をアマチュアが挑戦し、成功を収めます。まだ新幹線が開業する前、ホールも岩手県民会館しかなかったころでしたから、コンサートそのものが貴重でした。「コンサートをする」ことで終わらず、アマチュアの団体を線で結んだ役割は大きかったと思います。ですから今日、岩手の合唱界があるわけで、それに加われなかったのが吹奏楽界だとも言えます。盛岡コメットがコンクールの全国大会に行ったのはそれからのことで、石丸さんから猪俣猛さんといったポピュラーの大御所を紹介され、コメットは音楽そのものが変わりました。
氏を最後に見たのは十数年前、コメットのサマーコンサートで颯爽と指揮をしていた姿でした。それから盛岡でのゴールドブレンドコンサートはなくなり、氏は別の場所で地方音楽に尽くされました。もしかすると、私が音楽的にもっとも影響を受けたのは石丸寛氏からだったかもしれません。直接教えを受けたことはなかったのですけれども、岩手には石丸さんの影響を受けた人は少なくない。訃報に接して、改めて実感します。
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Mar/25(Wed)

Kアナへ

アナへ。けさの朝日新聞・岩手版のインタビューを見ました。貴方はラジオのDJをするために地元局を蹴って岩手に来た、そうありました。そして念願のラジオDJをすることになった。ところが肝心の中高生から反応が鈍い。これはどうしたもんでしょうか。
ある人は「ラジオが聞こえない」といいます。それは住宅密集地で、しかも鉄筋の作りだと、部屋の中でラジオが聞こえない現象が起きるのです。「ラジオが聞こえないときは窓際へ行って、それでもだめなときはアンテナを買って...」というアドバイスがありますよね。ところが、それが面倒なのです。「そうまでしてラジオを聞こうとは思わない」という人が少なからずいるのです。
それから「ラジオじゃなければ」という理由が見当たらないのです。テレビがラジオ的な作り--双方向性--をする工夫があるのに対し、最近ラジオ側の努力が感じられないのです。例えば報道ひとつをとっても、ラジオが「詳しくは6時30分からのテレビをご覧ください」と言っている。それは「ラジオを聞かないでテレビを見てくれ」と言っているのと同じです。メディアミックスといえば聞こえはいいのですが、ラジオの立場を放棄しているとも言えないでしょうか。
中高生はまるっきりラジオに接してないわけではないのです。ただ、夜になると在京局・在阪局といったところが聞こえてきますから、そちらを聞くのです。情報量も多いですし、勢いもありますから。加えて、夜は地元局よりも良好に聞こえてくる地域が多くあるのです。当然、彼らはそちらにダイヤルを合わせることでしょう。
Kアナの同僚が、昨日宮古で講演をしたと聞いてます。彼はテレビの仕事もあるのに「生活の中心はラジオだ」、そう言い切ります。彼の番組は、行間に工夫がにじみ出ています。天気の伝え方、情報の伝え方など、明らかに研究の跡が見えます。貴方はまず、リスナーの動向を探るとともに、他局を知ることも必要でしょう。そして、同僚に学ぶべきです。その時、リスナーの数が増えていると断言できます。
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Mar/26(Thu)

そして、FMステーションも休刊となった

るはFMfanだけ、と紹介していたのはけさの朝日(12版)です。
かつて、FM雑誌が4つあった時代がありました。私がもっとも愛読していたのはFMレコパルだったのですが、十数年前レコパルは潔くFM誌からの撤収を決めます。撤収前に当時の編集長が言っていたことと、朝日の記事と重なるのですが、要はFM他局化に雑誌が対応できなくなったということです。
FMの番組表ということであれば、他誌にも掲載されてますから、何がなんでもFM誌ということもない。民放FMで言えば、ファックスを使った生番組が増えてますから、番組表がなくても不自由しないのです。あえてFM誌を買う必要があるのは、同僚のようにクラシックの番組をチェックする場合のみでしょう。
もし、局の情報を仕入れたいのであればウェブで検索して局名を入れればいいのです。何月何日の番組はこういう内容だったと紹介している局もあれば、○月○日の△時ごろにかかったのはこんな曲と教えてくれる局もあります。雑誌はそれを追いかけるしかないわけですから、マーケットとしての成立も難しくなるのは当然だとも言えます。
軽さで売ったステーション、読者にランキングを決めさせることで成り立っていた週F。オーディオの良さを説きつづけたレコパル、どこまでも王道を行ったfanと4誌が住み分けをはかっていたころがFM誌の黄金時代でした。「FM誌はファンがいるから成り立っていた」と言ったのは徳光和夫でしたが、気がついたらそれから15年以上経過していたのでした。
もはやFMはファンという次元でなく、生活の一部と化したのです。ある意味ではFMがメジャーになったと言えるでしょうし、羅針盤なしで楽しめる存在になったとも言えるでしょう。あとは熱心なFM“ファン”がマーケットを支えられるかどうかだと思います。
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Mar/27(TGIF)

ただいまホームページ手直し中

:鯉ちゃん、「身分を隠してる」って言ってたけど、ばればれだよ。
鯉:えぇ、先日もアンケートに答えてくれというメールがあって、「どうしてこのページがわかったんですか?」と聞いたなら
熊:「あなた、自己紹介に書いてるでしょう」と。だめだよ、嘘はもっと上手につかないと。
鯉:4月1日が迎えられない。
熊:BBCとかASAHIパソコンなんか、嘘の名手なんだ。
鯉:立派な歳時記です。
熊:ところで、ホームページを手直ししてるのは、ほんと?
鯉:ロボットサーチエンジンに引っかかる部分もあるので、あまり変えたくはなかったのですが、検索を考えるとどうしてもやっておかなければいけないのです。
熊:コラム
鯉:えぇ、アクセス数の割には好評のようです。
熊:「読みたい人向け」とも紹介されていたなぁ。
鯉:それはどちらでもいいのですが、そうなるとカレンダー形式に整理した方が見やすくなるかと思ってやっているのですが
熊:時間がかかってるみたいだねぇ。
鯉:そうです。完成は4月にずれこむでしょう。
熊:他の手直しは?
鯉:4月からコラムを毎日続けられるかが最大の問題です。
熊:まぁ、仕事も忙しくなるからねぇ。
鯉:それは後で考えるとして、とりあえずアクセスカウンタもいじってみました。
熊:あの音符のカウンタ、気に入ってたのにねぇ。
鯉:いや、大家のカウンタに変えてもいいんですが、あまりにも種類が少ない。
熊:アクセスカウンタも楽しみのうちだ。
鯉:とりあえず表紙の右上にあるものですが、どんなもんでしょう?
熊:恐ろしく、反響がないんだよねぇ。読まれている形跡はあるんだけど。
鯉:ある人に言わせれば、「BBS、掲示板のないホームページは面白くない」そうですが
熊:大家はそういうホームページを認めてないらしいからねぇ。
鯉:どうしてもこちらで書き直しをすることになるから、他ネットのようにはいかないのです。
熊:Webの別館を作る予定は?
鯉:いや、すぐにでも作りたいです。ただ、どのプロバイダにすればいいかということと
熊:面倒なんだろう?
鯉:その通り。1つで不便を感じているかというとそんなことないんです。
熊:あと、アドレスがわかりやすくなることぐらい?
鯉:まぁ、これ以上面倒は増やしたくありません。
熊:ところで、あとのページの見直しもと言いたいところだけれども
鯉:結局てまひまの割には反響が少ないのです。まぁ、趣味の問題だということで
熊:そうかぁ。まぁ、今週も終わることだし、皆さんお手を拝借。
鯉:それは手拍子。このホームページは
熊:手直し(^_^;)。
注)某日、アクセスカウンタ提携先がいきなりメンテナンスを行い、終日つながらなかったこともあって、その後大家のカウンタになります。
注2)2001年現在、解析機能つきのカウンタをつけてます。
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Mar/31(Tue)

また、ネットワーク考

日、ネットワークに関する会話がありました。8割聞き役だったのですが。
ポイントは1つ
うちのネット会員がいっぱいいるにもかかわらず、なぜBBSの存在を知らない人が多いのか?
に尽きます。
苔:なぜならBBSがWEBから自由に読めないからです。
海:それは、BBSにとっても損です。
苔:そうなんですが、BBSの人間は「外から読まれること」を想定してないので、大家は開放政策(=他ネット会員からも書き込みが読めたこと)をやめたのです。強硬な反対運動もありましたし。
海:うわぁ、閉鎖的!
だから、BBS人口が伸びない→書き込みも増えない→モデレータが苦しむという図になるのです。だいたい、モデレータに専念すれば、ホームページの更新まで手が回りません。
海:それはそうと「東北」の会議室に書き込みが少ないのは地域性が原因じゃないかと思うのですよ。
苔:別のネットワーカーも言ってました。もっと地域を狭く(例えば「岩手」とか「宮古」とか)すれば、それはそれでそこそこ賑わうのですけど。
海:モデさんがいっぱい(=4人)の会議室がありましたよね。あれで全国を網羅することは無理があると思うのですが。東北を誰も面倒見てないでしょう?
苔:あれは、全国で括らないと会議室そのものが成立しないから、とりあえずモデを立てておいて、存続を図ったところです。
海:何とかなっているのですか?
苔:全国的には高視聴率なそうですからねぇ。
海さんはBBSも知っているのですが、メインがWEBの方ですから、こういう調子になります。ちょっとネット歴がありますから、まだ理解してもらえるのですけれども、BBSをまるで知らない人が続々ネット会員になっている現状をここでも知ります。ですから「BBSなんて知らないよ」という人はどんどん多くなって、同じことを書いてもこちらの反響が早くて大きいのです。
「それって、いいのか?」のそれ(=ASAHIネットにBBSがあるにも関わらず、WEBとその近辺のみに手を出すこと)をわかる会員は、実はベテランの部類。「何が?」という会員の方が、実は多くなっているようです。
「そんなことより、ほらホームページで自分の好きな書いて、情報を発信したら会合も開けるでしょう?」
えぇ。でもBBS育ちの人は
「どこの誰が見ているかわからないところに会合の情報を発信するのは怖い」
と言うのです。それにもかかわらず、あちこちでインターネットを通じた会合ができ、成立しているのですから、もしかすると「怖い」ということ自体オクレていることなのでしょう。
いいか悪いかは別として。
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