1999/July

     1    
     6    8  9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

コラム・バックナンバーへ
表紙へ

Jul/2(TGIF)
高校野球岩手大会予想
:われわれ、今週は連投であります。
熊:あちこちで高校野球の組み合わせが出揃ってきた。
鯉:けさの新聞に岩手大会の組み合わせがあります。表は岩手日報などを見てもらうとして
熊:おおざっぱなところを見るか。
鯉:春の大会でベスト8に残ったところがシードされ、優勝の盛岡中央が左のゾーン、準優勝の盛岡四が右のゾーンです。
熊:その盛岡中央のいる第1ブロックから見ようか。もう一つ、大船渡もシード。
鯉:盛岡中央の緒戦が、たぶん盛岡三。あと福岡も当たりそうですが...。
熊:緒戦というプレッシャーをはね除けられれば、トントンと行くとは思うが、なにせ高校生だからなぁ。
鯉:全校応援となったら、その雰囲気で変わってきますし。大船渡のゾーンは?
熊:黒北。勝ち上がると当たる一関工か盛大付。こっちも一筋縄では行かない。
鯉:第2ブロックを見ます。シードは釜石南・不来方(こずかた)。
熊:釜南側は宮古工・高田・千厩・盛岡市立が気になるところだねぇ。3回戦の高田戦がヤマかな?
鯉:不来方の方は?
熊:花巻南を抜けると宮古か黒沢尻工が来そう。もうちょっと行くと久慈か久慈商。またまた大東あたりが上がってきそう。
鯉:右のゾーンに行きます。駆け足で申し訳ありません。第3ブロックは盛岡四と一関一がシードです。
熊:盛岡四は2戦目の盛岡商、その先の一関商工と難敵が続く。
鯉:相手が絞りやすいように思いますが。
熊:でも、こればっかりはやってみないと。一関一も猛者が相手。前沢に水沢。その先が遠野と。
鯉:打ち合いと、伝統校対決という面があります。さて、最終ブロックは専大北上と宮古商がシードです。
熊:ここも波乱の要素あり。緒戦は盛岡一。盛岡北、花巻東か山田と来ます。
鯉:勝ち上がるほどに専北も駆け抜けそうですから、その前の相手が「伝統」の強さをどう生かしますか。さて、宮商ですが。
熊:厳しい。久慈工に盛岡工。その先が花巻北−花北商だろう。
鯉:さて、ここまで組み合わせだけで見ましたが、新聞記事も見ましょうか。
熊:取り上げてない学校では第2ブロックの軽米、第3ブロックの水沢工が勝ち進みそうとありました。
鯉:さて、3年連続で専北が抜けるか、それとも他の私立か、公立が巻き返すかということですが。
熊:何となく公立が行きそうな気がするのよ。
鯉:ほほぉ。その根拠は?
熊:わからん(^^;)。しかし絶対的な強さを持ったチームがないのは例年通りだから、つぶし合いをクリアしたところが上位かと。
鯉:決勝は21日水曜日の予定です。開幕は10日。あっ、来週の土曜日からですか。
熊:ところで、鯉ちゃんの勤務先、出身校はどんな感じ?
鯉:何か、一つ勝てば御の字というところです(;_;)。ともあれ、好ゲームを期待しましょ。
Up
Jul/5(Mon)
誰のための演奏会か
1週間前。高校の定期演奏会でOB・OG(以下OBで統一)が我が物顔で振る舞っていた演奏会を見て、違和感を生じたのは記した通りですが、1週間後。前任校の演奏会で同じような感想を持つとはつゆぞ思ってませんでした。昨年までその団体の演奏会に関わっていた者として、戸惑いの連続でした。
もっとも面食らったのは、昨年まで定期演奏会に足を向けなかったOBが我が物顔で振る舞い、現役たちが小さくなっていたこと。3月に卒業したばかりの、本来ならばもっともよく働くOBに何も仕事が回ってこないのもおかしなところ。さらに3年生の最後のステージだというのに、OBとの合同演奏のあおりを受け、カーテンコールで舞台にいない3年生が存在したのはなぜだったのでしょう。
演奏会が終わってステージが撤収され、プロデューサーが楽器運びに行ってしまい、生徒たちは放っておかれます。段取りを知らされてない生徒たちの目がさまよってます。その脇では、OBたちが「「反省会」の段取りを組んでいます。
盛岡までの車中、OB演奏に出演した1年前の卒業生と演奏会を振り返ります。彼女が指摘したのは
☆プロデューサーが全部1人で仕切ってしまっていて、まずい。
☆選曲が中途半端で、何をやりたいのかわからない。
ということでした。前者について言えば、生徒の知らないところで事が運んでいて、去年まで生徒たちがやっていたことまで、全部持っていってしまった。
「このステージは全部で**分かかって、立ち位置はここ。終わったらこれこれこういう風に動いて、こうしてください」
ということをすべて仕切るので、生徒はその通りにしか動かなくなります。
−−それって、まずくないですか?
だって、その方が生徒は楽ですからねぇ。困るのも生徒たちなんですが。
後者については、宇多田ヒカルなどの新曲をやるわけでなし。スタンドプレー・スポットライトを当てるわけでもなければ、テーマを決めてやったわけでもなし。こちら、1週間前に生じたイライラがよみがえります。
生徒たちの表情が、演奏前と演奏後とほとんど変わってないのが気になります。顔を上げて指揮者を見るわけでなし、客席にアピールするわけでもなし。淡々と演奏を重ね、それは能面のようです。回りをOBで固められ、すっかり萎えてしまった現役たち。「OB会結成」に血眼になっている面々と、自らの実績づくりのために汲々としているプロデューサー。両者の溝、かなりあるようです。アンケートを見て、気づいてくれるとよいのですが。
Up
Jul/7(Wed)
殿様商法
辺談話で一頻り話題になったのは、職場の出入りの業者がふんぞり返っていること。
「書店Aは、にこにこと入ってくるものの、注文を取りに来るわけでなし、転勤者にあいさつをするわけでもなし」
「偉いのよ」
「この前、『**です。いつもお世話になってます』と挨拶したら、『はぁ、どんなお世話をしましたかしら』と言われて面食らった」
「それは社交辞令なのにねぇ」
「近くにある金融機関Bは『ここには来ません』と宣言している。とても横柄」
「昨日、定期預金を普通預金に変えようとしたら『身分証明書を見せて下さい』って言われ頭来ちゃった」
「別の金融機関C。来るのはいいけど、5分ほど真ん中に突っ立っていて、新聞見てさっさと帰ってしまう」
「2つ前の職場の出入りの人も、そうでした。前の職場に来た人はとてもやる気のある人でした」
「俺の前の職場もいい人だった。何なんだろうか、この差は」
「そういえばさぁ、運動着を一手に引き受けているD。名前の刺繍をやらないで、生徒にアイロン掛けさせたでしょ」
「儲かってますよね。水着まで学校指定だし」
「あれ、やろうと思えば業者が名前を付けたっていいのよ。怠慢だわ」
......。そういう、社会情勢をわかってない危機感のなさが、自然とこちらにも反映してきます。
 進学する生徒に対して、同僚たちは危機感を煽ってます。事情がわからなかったこちらは「何もそこまで」とずっと思ってましたが、ここに来てぼつぼつ状況が見えてきたところです。しかし、進学しない生徒の意識がいま一つ。こちらに入ってくる話は
☆企業が高校生を採用する意欲は、相当薄れている
ことばかりなのですが、どうもそういうことが生徒たちに伝わってないように思います。だからと言って、より上級の資格を取らせるべく1年生から鍛えるわけでもなし(←その必要はない、と同僚に言われました)。「スペシャリストという生き方もある」というアプローチが、足りないようにも思えます。
ヒトが殿様になっていることには気づいて、こちらもふんぞり返っている状況。自戒しなければと思います。
Up
Jul/10(Sat
自転車で町中を流す
っていてもうなされることの多い昨今。日が射してきて
「うむ?今何時??」
と目を覚ますと、いつもの5時(^_^;)。しょうがないので、そのまま起きて買い物がてら町を自転車で流すことにします。正味20分。風が強いなぁ、と思いながら平坦地を走ります。
6時ちょっと前という時間帯は、信号機もまだ点滅しているところが多く、交通量も少ないのです。それでも、散歩をしている面々がちらほら。中には朝帰りの原チャリ隊が中心部に向かったり、朝まで鳴っているカラオケがあったり(←近くに民家があるのに)、まぁ、世の中です。こうやって盛岡市内を自転車走行するのは、実に10数年ぶりだったりします。
コンビニで「朝の星占い」を聞かされて、帰りの道を走行します。うむ?!ペダルが重たい。それは風のせいなのか、変速がついてないママチャリのためか。6時を回り、朝野球の面々が小学校の校庭に集合します。なぜか鶏を連れてきたところがあって、その周辺の景気づけに役立ってます(?)。いつもの通勤時間(6:40ごろ)に比べて人の数を多く見たのは、きょうが土曜日だからなのか、朝食準備の前なのか、どちらなのでしょう。
と、正味20分ほどの自転車走行を終えて戻ってきたのですが、やや足も重たいのであります。結局、ふだんの運動不足がこういうところにでるのですよ。しかし、日中の盛岡を自転車で走行するのは恐い現実がありますから、毎日の運転というわけにもいかないのです。気持ちはよいのですけど、ね。
Up
Jul/12(Mon)
やけどの代償
ープが薄い層の中で必死にやっていて、一時は首位に肉薄したこともあったのですが、その反動が12連敗という形で表れるとは思ってもいませんでした。キャンプの猛練習に耐えられなかった体力、レギュラーと控えとの意識・技術の違い、首脳陣(監督・コーチ)の経験のなさ。加えて、箱庭のような市民球場でホームゲームを行わなければならない点。「市民球場ならホームランなのに」という当たりが、よそに行って、あまりにも目立ちます。そういう狭い球場は他には神宮だけなのに、そこでもしばし勝てなかったのですから、いよいよ球場をどうにかしないといけないでしょう。そこまでフロントが事態の深刻さを認識していますかどうか。
さて、当方。土曜日に高校野球岩手大会の開会式を見てきました。日焼け止めを塗らず、帽子なしで半袖で4時間ほど屋外に出たのが間違いでした。腕が真っ赤になり、とりあえず手当てはしたものの、昨日ドライブでもう1度焼いてしまい、いつの間にか水ぶくれ一歩手前になってしまいます。ついには両腕に包帯をされ、「熱さまシート」を4ヶ所張られる始末です。
無防備の代償は高い。そして、痛いことを実感してます。手当てをしても、完治まで時間がかかりそうです。
Up
Jul/13(Tue)
応援で勝つということ
校野球の項が続きます。トーナメントで勝ちあがっていくときに、どの試合もすんなりと行けるわけではなく、頂点に立つまでに必ず1・2試合はきわどい試合があるものです。ここ何年か、夏の大会を見ていると「楽勝のゲーム」「冷や汗のゲーム」「逃げ切りのゲーム」など、いろいろなパターンがあることに気づきます。さらに、応援する側から言わせてもらえれば「選手とスタンドと一体となったゲーム」で勝ちを拾ったゲームもあるように思えます。そういうゲームを目の当たりにしたとき、「いい試合を見せてもらった」と心底感じます。
さて、今度の勤務先は緒戦から全校応援をするところです。じゃ、応援を束ねるのもさぞ大変。「全校応援歌練習」でもあるのだろうと思ったら、なし。応援団の和太鼓と吹奏楽の演奏と合わせたのは30分。って、それで何とかなるのか??応援が上手なのは3年生で、彼らは野球声援のツボを心得ています。その次が2年生で、1年生は場内になじむまでに1時間30分はかかります(←下手すると試合が終わっているかも)。で、どう声援を送るかはっきりしないままで大丈夫なのかしらん。彼らの練習を見ていて、何か不安を感じます。果たして、全校生徒は野球応援になじむことができるのか。勝ちを引き寄せることは可能なのか。こちらが不安になってもしょうがないのですが、ともかく球場に向かいます。
Up
Jul/14(Wed)
案の定
。雨が降り出す前に始まってしまった試合(8:45プレーボール)は、当方の攻撃から。応援団本体が渋滞に巻き込まれ、球場は双方の父母会、報道関係者など50人足らずの観客という、ひそやかな始まりでした。一隊が到着したのは、相手が先。当方が到着したのはそれから5分後だったのですが、その間に試合が動いてしまいます。
エラーの数は双方とも2つ。こちらに暴投1が加わるのですが、それ以外にも記録に残らないエラー(内野安打)があったりと、ゲームを1試合やっているかどうかが、勝負の分かれ目になってます(相手は、1試合経験済み)。当方は、そのゲームを観戦したわけでもなく(グランドで練習でした)、どこでそのチームを分析したのかがはっきりしないのです。
地力の差ははっきりしてました。当方の2年生投手から、向こうは3本のホームランを放ち、相次いでレフトポール際に打球が飛んでくるのですから、違いは認めなくてはいけません。しかし、相手にもらった無死満塁・2つのチャンスを、それぞれ1点しか取れなかったのは、集中力のなさが出てしまった。ふだんから気になっていた野球少年らしからぬ元気のなさが、こういう場面で出たのかというのが、正直な思いです。
昨日「応援を束ねるのもさぞ大変」と記しました。その通りでした。スタンドにどう並べたらよいか、どう応援を送ればよいか。雨が強くなって、濡れたまま待機していた生徒をどうするのか。はっきりとした指示がなく、何となく応援が行われ、気づいたら試合まで終わっていたというありさまです。ゲームセット(降雨中断の後、12:14)を見たのは数人の教職員と保護者の面々で、多くの応援団はその瞬間に立ち会えなかった。ゲームセットに立ち会えなかったのは、向こうも一緒でした。しかし、向こうが少人数で整然とした応援をしたのに、こちらはそれができたのだろうか、と。もし、そのために勝運を呼べなかったとすれば、こちらの応援体制を考え直さないといけないのではないか。無念そうに戻ってくる選手を見ながら、そんなことを思ったのでした。
実は10年連続初戦敗退だとラジオで知ります。案の定、でした。
Up
Jul/15(Thu)
K君へ〜'99夏
K君。3年生との夏が、気がついたら終わっていた。途中まで1点差のゲームをやっていたのに、最後は相手打線に捕まって、残念ながら実力差が出てしまった。雨で順延になった後、いきなり30度を越えた盛岡でのゲームは、20度そこらの毎日だった沿岸との違いを、肌で感じたに違いない。
K君。昨日は君も知っているように、宮古とその周辺の交通が麻痺状態だった。近内川が溢れ、国道106号が機能しない。盛岡との境でもがけ崩れがあって、学校からは応援団を出せず、辛うじて先生2人が球場入りできただけだった。でもスタンドには父母会の方々に加えて、卒業生たちが君たちの健闘を信じて、集まっていた。
去年卒業した(つまり、君たちと入れ違いだ)面々と一緒に試合を見た。彼らのうちの1人が、監督の采配にいくつか疑問を投げかけていた。でも、バントから同点を狙うサインには
「それがこの監督の勝ちにつながる采配だ」
と答えておいた。隣にいた野球部OBは、私の意見に同意してくれた。もう一つ、7回当たりから手投げになっている君を見て、彼は
「ピッチャー限界だ」
と繰り返していた。しかし、変わるピッチャーがいないことを、選手も監督もわかっていたからこそ、君は完投しなければいけなかったし、事実9回を投げきった。
今年のチーム。3年生は4人しかいなかった。試合後のインタビューでキャプテンが搾り出す声で語った
「このチームで春ベスト8ができてよかった」
というのは本心だと思う。決して2年生を責めず、そんな中でチームを引っ張っていった3年生を、君らは誇りに思っていい。
K君。開会式前から伸ばしていた君の髭も、結構伸びていた。試合終了直後、レギュラーの君たちはまっすぐ前を見ることができなかったにも関わらず、控えの選手たちが「こんにちは」と健気にあいさつをしていた。そういう場面であいさつができる、普段からの心がけが、重たくなっていた私の気持ちを慰めてくれた。
豪雨の後始末が終わると、新チームが動き出す。3年生と2年生の差は、歴然としている。あと1年で「3年生のレベル」に達して、きょうの悔しさをしっかりと晴らすのだ。去年も今年も、最後は「力負け」だった。次は打って勝つゲームを見たい。
もう一言。
「選手と応援が一体となって、勝利をもぎ取れ」
と離任式のときに話した。昨日、それがかなわなかった3年生の無念もよく胸に焼き付けておくことだ。そして、卒業生たちが君たちの勝利を確信してスタンドに集まったことも、記憶しておくといい。彼らはそこに「母校」を重ね合わせるのだということを。
Up
Jul/16(TGIF)
見えないインターハイ
:先日、野球場に行って、すべって転んだんだって?
鯉:えぇ(--;)。あの日は、雨が滝のように流れ出して、転ぶ観客が続出したのです。
熊:転んで何ともなかった?
鯉:頭と腰を打って、腕を擦りむいたのですが、打ち身以外にはどうってことなかったみたいです。
熊:頭、大丈夫なのか?
鯉:レントゲンを撮って「異常なし」だったから、後は薬で抑えられるというのが医者の見解でした。
熊:お大事に。さて、高校野球が終わると、岩手インターハイの始まり。
鯉:昨日「インターハイの開会式(8/1)に行ってくれ」って言われたんです。
熊:2週間前で仕事が入ったわけだ。
鯉:ところが続きがあって、「実行委員会で、追加登録を受け付けないので、申し訳ないけれども......」
熊:結局、行けるの?行けないの?
鯉:行けないみたい(;_;)。「インターハイの全貌が見えなかった。もっと早く頼んでおけばよかった」と詫びを入れられました。
熊:頼んだ人は、体育の先生でしょ。
鯉:です。彼にしてよくわからないインターハイが、下々の我々にどうしてわかるのか、という問題があるのですよ。
熊:とあるBBSで「高校生はインターハイ業務をやらないで、勉強しろ」という主張がありましたが。
鯉:いや、1・2年の動員だけでは足りない部分が出てきますから、3年生も仕事する部分が出るのです。
熊:だから、高校野球の日程が1週間早まって
鯉:学校関係は、すべてインターハイにシフトします。3年生の課外は、優先順序が1つ下がります。
熊:ところで、鯉ちゃんのインターハイの仕事って他にあるの?
鯉:あるらしいんですけど、主任がさせてくれないのです。
熊:まだこき使われるほうが、君に合っているよね。
鯉:うーん。だから、ただ観客として過ごして、弁当をもらって、日程を消化するということになるんじゃないかと。
熊:指示系統を出しているのは?
鯉:それも、誰なのかよくわかりません。まったく「蚊帳の外」という感じです。
熊:夕べなんか蚊帳を出して寝ればよかったんじゃないの?
鯉:そうかや(^^;)。
熊:相変わらず、苦しいオチだねぇ。

注)7月下旬、机の中を整理していると「委嘱状」が出ていて、実は当初の役職と別の仕事が割り当たっていることに気づきます。よって、後段の鯉氏の発言に、若干の事実誤認があります。仕事は、きちんとあるのです。お詫びして訂正です(7/22記)。
Up
Jul/17(Sat
企業は個を大切にしない
言社員の存在をホームページで明らかにされた東芝。かの会社がWEBマスターに取った対応は「個人に謝罪すること」ではなく、ホームページで「反論」することでした。念のため事情をおさらいすると
・東芝のビデオデッキに欠陥があることを指摘したにも関わらず、電話での対応で逆ギレされてしまった
というものです。
WEBマスターのページと東芝のページ、双方を見ます。特にWEBマスターについて、巷で言われているようなあくどい人なのかどうか、各ページを回って確かめます。で、私の見た感じなのですが、No(=あくどくない)。むしろ、冷静に事例を出して、判断を仰ごうという書き方です。
「この部署の対応には好感が持てる」
「この社ではこういう対応をされたが、かの社ではこういう口の聞き方をされた」
というように、実体験に基づいて書かれています。ですから説得力があり、メーカーにとって嫌な書き方に映るのです。
「そういうクレームについては、何も表ざたにしなくても、当事者同士で解決すればいいことでしょ」
というのも企業の論理で、「組織が大きいところが正しい」という呪文にはまってしまうだけのことです。
雑誌に紹介され、メディアに紹介され、コトが大きくなって戸惑っているのはWEBマスターだと思います。しかし、
「暴言社員にあやまってほしい。東芝はそのことを、はっきりさせてほしい」
――彼が望むのはそれだけです。なまじ言い訳をするからこじれるだけなのです。メンツをつぶされたことを訴えるより、東芝はすることがあるはずです。対応を間違えると、顧客が目に見えて東芝から離れていくように思います。

注)19日に東芝の副社長が会見して、会社員に「謝罪」。該当社員に「処分」することを発表しました。Webでの反響がそれだけすごかった。
Up
Jul/19(Mon)
パソコンの値段
場のパソコンの数が足りないのと、OSが古いのとで、どうもノートパソコンで自衛しなければならないようです。ちょっと前は、モバイルとして使う、お弁当箱パソコンがはやっていたのですが、現在はA4サイズの実用型が主流のようです。
スペックを、今使っているデスクトップと比較します。
・25万前後(ほぼ同じ)
・CPUは300MHz以上(こちら100MHz)
・HDDは4〜6GB程度(現在増設して4.8GB。買った当時は540MB)
・メモリは64MB(こちらも増設で48MB。買った当時は8MB)
・ディスプレイは13.3インチTFT(15インチ。ただし、重いのと光を受けるのとで大変)
・モデムは56Kbps(28.8Kbps)
どのスペックを取っても、3年半前のデスクトップよりも水準が上です(;_;)。
それだけだったら、まだ「技術の進化」で片付けるのですが、ここ1〜2週間の値崩れがとんでもない。Office2000発売を挟んで20万円以上だったパソコンが軒並み2万円値崩れしているのです。えーっ??そんなことだから、初心者がパソコンに手を出せなくなるのです。
本命はT社のパソコンだったのですが、N社やS社も値崩れで視界に入ってきました。どっちにしても買うときは借金を伴うのですが、必要に迫られているのも確かなのです。

注)結局視界の外だった業界2位のパソコンを購入することになります。決め手はHDDが6.4GBあったのと、売れすぎてないことでした。
Up
Jul/21(Wed)
冷たい緑茶の作り方
星たみこ(漫画家・コラムニスト)が日経
「冷たい緑茶は簡単に作りおきできる。ペットボトルを買ってゴミを出すより、お茶がらだけとコンパクトなゴミで済む」
と言っていたのを思い出します。で、赤星の言うように作ってみました。用意するのは普通の緑茶・ピッチャー・水。それにちょっとの熱湯です。あっ、急須もいるか(ティーバックで代用という手もあります)。あと冷蔵庫。
1)急須に茶葉を入れ、ちょっとの熱湯で浸す(orティーバックにちょっとの熱湯を浸す)
2)1〜2分浸して、茶が出たら、急須に水を足す(orティーバックに水を足す)
3)ピッチャーがいっぱいになるまで、急須に水を入れつづけ、お茶を入れる
4)冷蔵庫に入れ、冷えるのを待つ
これだけです。赤星家では夜のうちに作っておいて、翌朝冷えたのを飲むということでした。
−−で、作って飲んでみました。あれ?ちょっと冷えすぎかな??というのが正直なところだったので、冷蔵庫から出して2〜3分後の方がまろやかさが出ていてよいです。氷も必要なし。市販の緑茶にある「酸化防止剤(ビタミンC)」などがないのもポイントです。茶さじ3杯で2リットル作れますから、1日分はこれで大丈夫。「宵越しの茶」という点が心配といえば心配ですが。
ものの本には「本来、茶は暑くして飲むもので、真夏に熱い茶を飲み続けることで冬場、健やかな生活できるかどうかが決まる」とあります。しかし、冷たいものを飲むとほっとする部分もあるわけで、事実子どもたちはごくごく飲んでました。
というわけで、お金をかけずに冷たい緑茶ができる。しかも、ペットボトルよりおいしくできる方法をお伝えしました。赤星さん、どうも。
Up
Jul/22(Thu)
高校野球、私学の時代
:熊さん、予想大はずれでした。こんなことを言ってましたよね。
>熊:鯉:さて、3年連続で専北が抜けるか、それとも他の私立か、公立が巻き返すかということですが。
>熊:何となく公立が行きそうな気がするのよ。
>鯉:ほほぉ。その根拠は?
>熊:わからん(^^;)。しかし絶対的な強さを持ったチームがないのは例年通りだから、つぶし合いをクリアしたところが上位かと。

鯉:ねっ。公立高校はベスト4で力尽きました。
熊:ベスト4までは大槌、盛岡四(第2シード)が残ってたんだぜ。
鯉:負けは負けです。「絶対的な強さを持ったチームがない」というのも異議ありです。継投の盛岡中央、打力の専大北上。
熊:私立の有力校が残ったんだろう。よいではないか(^^;)。
鯉:昨日のゲーム、どう思いました?
熊:大槌もいったんは同点に追いつき、アナウンサーに「ミラクル」を連発させた。盛岡四も最終回の同点に期待を持たせた。
鯉:しかし、点差以上に両私立高校にしぶとさがあるように思います。
熊:同点にされて、何事もなかったかのように突き放す盛岡中央。見ていて震えが来たよ。
鯉:一方、どこからでも攻められる専大北上...。って、きょうの試合を予想するのじゃなくて、テーマは別です。
熊:「公立高校は、もう甲子園代表になれないんじゃないか」ということ。
鯉:そうです。少子化に伴って、どう魅力ある学校を作るかということで、私立は必死になっているように感じるのです。
熊:両校が残ったということは「野球で生き残ろう」という姿勢の表れにみえる。
鯉:これに盛大付属も入れれば、よくわかります。で、私立は転勤がない。公立は数年のローテーションで転勤です。
熊:公立は性格上「野球だけに力を注ぐ」というわけにもいかんでしょう。
鯉:一応、推薦入学制度がありますから、それで生徒を確保します。しかし、私立の物量攻勢は結構すごいものがあります。
熊:ところで、岩手は高校野球。1回戦からテレビ中継、2回戦からラジオ中継。4回戦からはNHKラジオが入り、
鯉:準決勝からはNHKテレビで中継があります。
熊:なぜ?需要があるの?
鯉:あるんですねぇ。大槌の快進撃(=ベスト4)に象徴されるんじゃないですか。
熊:それは?
鯉:「地域の子」がそれなりに活躍し、メディアで大きく報道されます。そうやって盛り上がる何かがほしいのですよ。
熊:だから、公立に勝ってもらわないと面白くないのよ。
鯉:きょうの決勝戦。両方とも私立です。
熊:うーん。片方のチームは、選手が野球しているんじゃなくて、監督の指示のみで野球をしている感じがして、
鯉:選手が楽しんでない、と。ベスト4に残ったある学校と、実に対照的でした。
熊:「監督の差」って言われるんだよね。それも、あんまり面白くないんだよなぁ。
鯉:まぁ、きょうの決勝戦の見どころもそこなんでしょう?
熊:ふむ。どっちにしても仕事があるからねぇ。
鯉:夕方には結果がわかります。詳細はIATで。
Up
Jul/23(TGIF)
翼の広さと失望と
昔前のこと。私が属している組織が連合の下部組織に入るかどうか投票で決めようということになり、職場討議をします。その際、年配の組合員が「われわれの要求を入れるには、大きな組織にして団結を図るべきだ」という発言をして、結局それが決め手となり、わが分会は「連合加入賛成」を決めたのでした。そのころの私は、連合に入ることで「長いものに巻かれる」心配があり、ひいては「国労つぶし」「弱者に目を向けない」組合になりはしないかと、あらぬことを考えていたのです。
そうやってウイングを広げた連合は、組合員数も多くなり、「一定」の地位を占めてはいます。そのことで、経営者に立ち向かい、リストラに果敢に対抗し、不況から組合員を守ってくれる...ということではなく、何となくそこにあるだけの組織というのが、私の見るです。政治的に影響を行使しようにも、視線は民主党やら公明党やら社民党やらあちこちに向かい、多様化する組合員をまとめることはできません。
「結局、ウイングの広さなら自民党なの」
ということに気づいた単組は、とっくに野党の民主・社民を見捨てています。
さて、わが上部組織日教組は、民主党の議員と社民党の議員を推薦し、「日の丸・君が代」の教育現場への強制を止めさせようと働きかけてました。ところが社民党はともかく、民主党が党議拘束をかけず、賛否両論真っ二つになってしまったことに、私は失望しています。
「いろいろな考えのある、(民主)党の中で政策を反映させる」。
それが、組織推薦を受けた議員への願いでした。それが、自民党にはめられ「記名投票」で、賛否を書かされる。「真っ二つ」というのがわれわれへの答えだったのですね。
ウイングの広い自民党には、ウイングを広げて対応しようという考えはわからなくもないのですが、何せウイングの深さが違います。「要求実現」と「ウイングの広さ」は両立しないのだろうか。共産・社民の党首談話を読みつつ、そうため息をつきます。
Up
Jul/24(Sat
例のブラビについて
本テレビの「ウリナリ」から出たユニットのブラックビスケッツ(ブラビ)。3人だったメンバーに1人加えて、CDセールス70数万枚クリアしないとリーダーと新メンバーが脱退という件は、クリアできず。南々見・ケディが脱退ということになります。どういう展開に進むかはともかく、「**しなければ、**させない」という展開に、さすがの視聴者も疲れてきたことは確かです。あの番組はそれがウリなのですが、ブラビとポケビ(ポケットビスケッツ)で毎週「試練」を見せられていては、辟易します。
ナンシー関が言うように「お笑いユニット」の中で収まっていれば「そんなもんか」で済みます。しかし、ビビアンの存在が微妙。彼女ががんばることで「お笑い」の3文字が消えます。新メンバーのケディが加わったら、なおのことです。
ケディを入れた本来の目的は「中国デビュー」だったはず。その前に日本で地固めをするはずだったのが、足元をすくわれます。それはケディに対する違和感だったのか、番組/ユニットへの飽きなのか。いずれ、脅迫してCDを売る手法も限度が見えてきました。他局でも真似し始めてきましたから。

注)書き終えた後「ブラックビスケッツ」の掲示板を見てきました。嵐のような苦情の数々ですが、プロデューサーは見てないでしょう。たぶん。
Up
Jul/26(Mon)
寝苦しい夜
:お暑うございます。
熊:うん?朝の風。すがすがしくていいよ。散歩すればいいのに。
鯉:いいえ。うちは窓を開けっ放しにして眠っていても暑いんです。風が入ってきても28度。
熊:そんなに暑いんですかい?
鯉:だって、カーテンを開けたまま眠るわけにいかんでしょう。
熊:レースのカーテンぐらいあるでしょ?
鯉:ないない。防炎カーテンだけ(;_;)。
熊:せめて、クーラーとか扇風機とか...。
鯉:クーラーはありません。盛岡ごときで、どうしてクーラーをかけて眠らなければいけないのです。
熊:でも同僚は「盛岡のような内陸だと、クーラーは必須だよ」って。
鯉:今、クーラー取り付けまで2週間はざら?
熊:2週間だったら、夏の峠を下るところですなぁ。
鯉:盛岡は、朝夕の気温が20度そこそこまで下がるので、まだ凌ぎやすいのです。
熊:まったくの盆地だと、20度台後半で夜を過ごすことになるので、
鯉:名古屋に行った知人は「こっちは、クーラーのおかげで仕事が成り立っている」と電話口で話してました。
熊:それでも、寝苦しい。
鯉:娘と位置を変えることが一晩で数度。
熊:どういう寝相なの?
鯉:こっちが知りたいぐらいです。気がついたら右左逆になっていて...
熊:直すのは配偶者の仕事、ねぇ。
鯉:彼女も被害者ですから。
熊:しかし、君の娘は放っておけばどのくらい寝床が必要になるんでしょうなぁ。
鯉:一部屋をぐるぐる回るかも。もっとも、妻がいないと眠りにつけないんですが。
熊:それにしても、東北北部だけ「梅雨明け宣言」が保留だよ。
鯉:北の空が、ちょっとくすんでいるんですよねぇ。そこを仙台管区気象台がどう判断するかです。
熊:景気と一緒なのかねぇ。
鯉:気休めでも「回復したよ」って言ってもらえると、何となく違うんですが。
熊:でも、変なこというと「オオカミ少年」って叩かれる。
鯉:「7月**日に梅雨明けしたと思われる」←でも、この文体。潔さに欠ける感じがします。
熊:「本日、梅雨明けを発表しましたっ。平年より*日遅い梅雨明けですっっ。」←まだ、こっちの方がいいか?
鯉:えぇ(^_^)。この「っ」がないと、迫力に欠けますっ!!

注)仙台管区気象台は7月26日に「東北北部が梅雨明けしたと見られる」という発表をしました。時期は平年並みなそうです。
Up
Jul/27(Tue)
パソコン通信の否定
日・7月24日の記事(注12版。夕刊のある地区では23日付)に「インターネット隆盛でわき役に追いやられるパソコン通信」というのがありました。記事には「ニフティとInfoWebが統合される」ことで、ニフティが「パソコン通信から脱皮したい」、と。もう一つ。ある小説家が「活字メディアは映像メディアに敗北しました。これも時代の流れです。パソコン通信は、活字を愛する人々の最後の牙城でした」。この2つにからんでみます。
ニフティとInfowebはもともと富士通から来ているものでした。ニフティはスタートこそパソコン通信でしたけれども、多くの会員を保ちつつ巨大プロバイダに変身を遂げた。あえてInfoWebを設立した意味がわからなかったのですが、ニフティでは小回りが利かないことを富士通サイドが認めていたからだろうと思います。私からすれば、パソコン通信時代からの膨大なコンテンツを抱えているニフティを、どうしてもっと評価しないのだろうかと、インフォウェブのスターターキットを見てずっと思ってました。ともあれ
「ニフティとInfoWebと、どっちに入ったらいいんですか?」
という問いに答えなくてよくなりました。
後者について。小説家が自らの営みを否定してしまったら仕事にならないと思うのですが。一方で動く画像・音楽いっぱいのホームページがあるなら、一方で活字べったりのページがあってもよいと思うのです。それはテレビとラジオぐらい違っていて、確かに「私、最近テレビしか見たことがないの」という人も多くいます。しかし、フットワークの軽さ、大掛かりでなくてもできるコンテンツなど、よさはあると思います。それが本流たりえなくとも、です。
私は「パソコン通信の閉鎖的空間が、インターネット化することで開放的になる」というようにずっと読んでいました。しかし「限定情報は、限定された空間でしか働かない」とある評論家が言ったのに納得します。となると、ドメスティックな内容のこのページも、所詮パソコン通信上がりのページであり、「開放する」と謳っておきながら、実は閉鎖的なものだったりする、と。でも、パソコン通信のポジションとインターネットのポジションは微妙にずれていて、安易に括ってしまうと、あとでしっぺ返しが来るように思うのですが。つまり「パソコン通信は時代遅れ」と言い切れず、インターネットだって1年後にはどう変容しているかわからない部分があるんじゃないかと。

注)その後、iモードが普及し、NTTドコモがプロバイダ1位になるのですから、世の中わかりません。
Up
Jul/28(Wed)
去年のレベルを超えないと
負事がうまくいっているときは同じやり方で望み、うまくいっていないときはやり方を変える。これが勝負の鉄則です。
−−かつて顧問をしていたクラブから離れるときに
「こういうやり方でお願いしたい。生徒は、それなりに自分たちで動ける」
と後任者に託しました。で、私の与かり知るところでは
「生徒たちが全部やってくれてありがたい」
というトーンから
「こっちが全部段取りを立て、生徒たちが言うことを聞いてくれる」
というトーンに変わって、(まずい方に作用しなければよいなぁ)と思ってました。
その後、そのクラブはステージの自主企画が中途半端に終わり、遠征は集中豪雨で中止を余儀なくされ、消化不良をひきずったまま大会に臨んだのでありました。
.――去年は合宿の後に大会が来たが、ことしは合宿前だった。賞は去年と同じだったが、代表枠が去年と同じだったのではじかれた――。結果の書いてあるFaxを読みつつ、いろいろと想像します。去年より条件が厳しくなっているのですから、それを乗り越える工夫をこらさなければいけないものを。去年まであった勢いが削がれ、何となくクラブをやっている状態が続いてしまった。第3の枠をもぎ取りにいけなければならなかったのに、守りに入った。去年、隣の学校が犯した失敗を、今年はかのクラブが犯してしまった。残された1・2年生にどう動機付けを与え、めげないで部活動をさせるのか。そこも超えなければいけないところです。
Up
Jul/30(TGIF)
娘と隣町まで
たし、『こまち』乗る。
と娘(2歳7ヶ月)が言った前段で、息子と『やまびこ』に乗るということがありました。なりゆき上仕方ない。おむつが完全に取れてない彼女と2人で4時間を過ごすことになります。今まで「1時間限定、こまちの中」というのはありましたが、「ママ命」の彼女が私と4時間を過ごす。どんな展開になったのでありましょう。
バス停から2人きりになり、循環バスに乗った途端、彼女がいきなり眠りだします。駅前で降ろすか、もう一回りするか迷いましたが、だっこして降ろします。起きそうにないので待合室に直行し、ますます快眠するのでホームに上げます。しかしこまち到着前にはしっかり復活し、連結前には乗客に向かって手を振るのですから現金なものです。
昨日は蒸し暑かったものの、日が出ていなかったので、水分を欲しがることなく列車の中を過ごします。20分あまり、ずっと鼻歌を歌い、途中から乗ってきた同年齢の女の子も、つられて歌ってました(^_^;)。その後「お子様そば」を全部平らげたり、KIOSKで5分迷った挙句「ハイチュウ」を買ったりと、彼女は非常に満足して帰っていったのでありました。
さて、2回ほどトイレに連れて行ったのですが、どちらもただの和式なので、させるのに難儀します。盛岡あたりだと、男子用トイレに「幼児対応」のものが増えているのですけれども、ない。帰りのやまびこは高速走行の中だったので、もっと面倒です。でも、昨日に限ってはよく我慢して4時間過ごしてました。バスを降りてうちまでも歩いて戻りましたし。
帰ってから、彼女は黙々と遊んでいたのですが、こちらがくたばってしまい、2時間ほど爆睡していたのでありました。気を使っていたのは娘のほうではなく、こちらだったのです。
Up

コラム・バックナンバーへ
表紙へ