1998/July

         
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Jul/1(Wed)

ひとりっ子は育たない

紫哲也が「朝日ジャーナル」の編集長をやっていたときに、何度となくぼやいてました。いわく、
「表紙に女性が微笑んでなくて、『硬派』と呼ばれる総合週刊誌が存在しない。ひとりっ子は育たないのだ」
という趣旨だったと思います。この場合の「ひとりっ子」というのは、そういう雑誌が「朝日ジャーナルしかな」かったという意味です。今にして思えば、「エコノミスト」がジャーナルに近かったのかと思うのですが、あちらには「東洋経済」や「ダイヤモンド」という雑誌がありました。その後、筑紫は「ニューズウィーク日本版」の創刊にエールを送り、朝日から「AERA」が出たとき、「ジャーナル潰しじゃないか」という社外内外の声を相手にせず、やはりエールを送ったそうです。
前置きはここまで。ニューズグループを任せられると、進行役は「会議規約を守り、会員が書きやすい環境を作ってください」と事務局からお願いされます。うまい進行役は、会員の事務局に対するぼやきを「この会議室には似つかわしくないから」となだめます。けっして殺伐とした環境を唆してはいけません。そして新来者が書きこみをしやすいよう、会議室での営業も求められてます。私がどんなにがんばってもかなわないのが、ある万人向けの会議室を任されている3人で、なかなかその域に達しません。せめて「会議室で何が起こっているか」を1ヶ月に1度まとめるのが手一杯です。それは、会議室を任されている者の最低の責務だと考えます。――と言うと、こんな声が聞こえます。
☆そんなことをやるのは大変だから、やめた方がいいよ。
そのせいか、まとめをきちっと出している進行役の方が圧倒的に少数です。
☆会議室なんて、まとめる必要はないし、流れに任せた方がいい。
とも。
そんな私の思いを知ってか知らずか、共同進行役が一部の会議室をまとめてくれるようになりました。とてもありがたいことですが、なかなかその向きが広がらないのです。何度か訴えていることなのですが、それは空に向かって紙つぶてを投げている行為。そんな感じがどんどん強くなってきているのです。
☆大変だから、まとめなくていい。
☆気の合った面々と、気の合う話題を書いてしまえばいい。
という傾向に対して、どうやって棹差すかということを同労者と話します。しかし、それは会議室の面々が決めればいいこと。事務局は知らない、を通します。ある意味では当然の反応ではあります。しかし見方を変えれば、事務局は会議室を育てることをやめたとも言えます。
ともあれ、ひとりでは会議室は育ちません。エールを送った相手が、エールに答えてくれるよう願っているのですが、相手はエールを疎ましく思っているようです。まったく、ひとりっ子が育つのは難しいことです。
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Jul/4(Sat)

ゲストブック、手直しの顛末

月末からゲストブックが使えなくなってしまいました。そのつもりはなかったのですが、FTPソフトを操作した際「削除しますか?」「はい」とやったみたいなのです。
その後、サポートセンターと何度かメールのやり取りをして、一時復活→すぐに不能→手直し→復活→不能...を繰り返します。しかし、書き込みができてもリンクができなかったり、CGIが反応しなかったりで、とうとう旧ゲストブックの復活をあきらめます。
手直しがままならない間、「プロバイダを変えようか?」というあらぬことを思います。ところが、一般的プロバイダが雑誌に出している広告はイメージに訴えるもので、「これこれこういうことができます」という説明が足りないのが現状です。ですから、「短気を起こしてゲストブックをぐちゃぐちゃにしてもしょうがない」と思い直します。
こちら、管理者の立場とすれば、わかりづらいマニュアルを読む気力が足りないこともあって、ずいぶん悩みました。プログラムの何ヶ所かを書き換えればよかったのでしょうが、だめでした。最後に取った手段は、ファイル名の変更でした。それで、何とかゲストブックの欄が蘇ったのです。
それまでのタイガースやサッカーなどを巡るやりとりも面白くて、なくすに忍びありません。しかし、「新しいぶどう酒は新しい皮袋に」という言葉もあります。また、作り直しです。お騒がせしました。こちらともどもゲストブックをよろしくお願いします。
注)その後、課金を安くするためサイトの引越しがあり、またまた移動しました。いや、申し訳ない。
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Jul/6(Mon)

迷う、迷う。参議院選挙

議院選挙で日本の政治を変えよう、というのが選管・メディアの合言葉になってます。とにかく、この閉塞的な世を何とかしなければならない。どうにかしよう、ということで投票には行きます。ちなみに選挙区は、入れる人を決めてます。
問題は比例代表区で、「どの党に一票を入れるのが最も効果的なの」か、迷っています。いえ、ね。今までだったら「参議院選挙ではこの会派」というのがありました。ただ、今度の場合、会派に名を連ねる人がどうも、首をひねるような人ばかりで、迷ってます。あの党は寄り合い所帯ですし、その党は現実的にどんな施策を打ち出すのか不明です。別の会派は「ぐるみ選挙」ですから、入れられません。
業界・圧力団体の代弁者は、私にとってどうでもいいのです。そのしがらみが、有権者から考えることを奪い、真に独立した精神で投票することを妨げています。だから、参議院選挙は一貫してある会派に入れてきたのですが、今度その会派の比例1位は6年後に80歳を越えますし、2位は若いのに2世。うーん、積極的に一票を投じることを躊躇します。それなら某会派の1位がずっとましです。しかし某会派もまた「しがらみ」から自由になれず、そこが記入をためらう原因でもあります。
動員をかけ、票の締め付けを行い、利益誘導を図ろうとしている既存団体が、もっとも閉鎖的なのです。そういう団体に勝利させたくない。しかし、漂流するわれわれの受け皿がどこにあるかと考える時、今回はとても迷ってしまうのです。まっ、元気なところに一票を投じる予定ですけれども、本当に比例区は迷ってます。
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Jul/14(Tue)

このたびの参議院選挙

12日の参議院選挙については、多くのメディアで伝えてますし、鮮度が落ちてますので、概論は省略します。ここでは私がとった選挙行動を記します。
選挙権を持ってから参議院選挙が6度目となります。そのうち、今まで5回の比例区はすべて二院クラブに入れてました。「ました」と過去形で書いたのは、今回は別の党に入れたからです。今まで二院クラブに入れたのは、「参議院は衆議院のカーボンコピーじゃない」という彼らの主張に共鳴したことと、市川房枝からの流れを汲んで「清潔な選挙」に徹していたからでした。しかし今回は、トップさん(=下村泰)の年齢が78だったということが引っかかります。比例2位の青島美幸は、都知事の娘であることが引っかかります。青島の世襲というのもどうだかなぁ、という思いもあったのです。
結局、比例区は社民党にしました。今まで比例区では衆議院も含めて社民党(旧社会党)と書いたことはなかったのです。それでも社民党と書いたのは、自社さの連立政権をある程度評価したことがありましたし、民主党よりも市民に近いと評価しているからです。辻元清美が雑誌に書いた連載も影響しています。
選挙結果は、ご存知の通り自民惨敗、民主・共産躍進でした。「与党内野党」という考えがわかりづらい。それよりは野党を全うしていたほうがわかりやすいのです。でも「そうじゃない」ということを辻元が言ってましたから、それを正当に評価しようというのが私の取った行動でした。しかし、全般の結果と食い違ってます。
思うに、今までの自社さ体制での実験を、これから各党が生かさなければいけないように思います。政策を反映させるには、論戦に責任を持たなければいけない。それは社民・さきがけのみならず、どの党も担う必要が出てくる――というのが、今度の選挙結果から言えることだと考えるのです。
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Jul/19(Sun

いざ、出陣

:鯉ちゃん、ようやっと出番が来たねぇ。
鯉:大会5日目にして、やっとゲームがあります。何か、わくわくします。
熊:高校野球岩手大会は全部で90校の参加だったっけ?
鯉:です。何か、今年は波乱の予感でありまして
熊:過去の甲子園出場校でいうと福岡・盛岡一・盛岡商・黒沢尻工・久慈商・久慈などが既に敗退。
鯉:盛岡三・盛岡工も負けてます。ただ、「シード校敗退」という書き方はしても、これらの学校が負けて「波乱」とは言わなくなっているように思います。
熊:所詮、高校生だからねぇ。で、君の母校は?
鯉:負けてます(;_;)。昔、甲子園に行ったことになってるんですが
熊:そのことを知らない人が多くなってるからねぇ。あと、君の義理人情で残っている学校というと...
鯉:採用同期のいる学校は、みな負けました。最後の砦です。
熊:君が試合をするわけじゃないから、どうってことないと思うのだけれども
鯉:いやぁ、仕事振りに直結します。生徒の採用にも関わりますし。
熊:勝ちつづけることで、採用が増えるわけじゃないんだろ?
鯉:そうなんですけれども、この時期の求人応対は「野球はどうなってますか?」
熊:「はい、ベイスターズが負けませんねぇ」ではないな(^_^;)。「えぇ、順調です」から話がはずむもんな。
鯉:です。とにかく、全校が野球応援すると、盛り上がり方が全然違ってくるのです。
熊:君の奥さんが、岩手に来て高校野球を知った、といってる。
鯉:です。3試合、4試合と球場に行けば、興味・関心を持たされます。
熊:朝日新聞が聞いたら、涙を流して喜びそう。
鯉:あぁ、明日は休刊日って出てました。
熊:なんかさぁ、こういう身近なイベントがあるときに限って新聞が配達されないということが多い。
鯉:吹奏楽コンクールの翌日も休刊日。
熊:そう。関係者は現場に行っているからいいだろ、というような。それがイベントを疎遠にしている原因だということに、朝日は気づいているのかね?
鯉:朝日だけの問題じゃないのですが。あっ、そろそろ出発時間です。
熊:6時30分、応援道具を積んでスタートだっけ。応援に遅れを取ると負けるから、心して。
鯉:えぇ、行ってきます。結果は、また明朝。
(この項続く)
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Jul/20(Mon=Holiday

勝利は最上の薬

戦。明らかに当方は緊張してました。9時開始のゲームで、体が硬い。2アウトまで簡単に取っても、何が何だかわからないうちにヒットを打たれ、3回表まで0−3とリードされます。その後一旦追いついたものの、9回。2つのエラーと2ランスクイズがあって3−5。その裏、2アウトにされて「今年はおしまいか」と観念したところ、1点差、同点。延長に持ちこんで逆転サヨナラと、苦しい試合でした。8回までは向こうのヒットが8本、こちらのヒットが4本。ところが試合終了では両方9本ずつで並んだのですから、勝負ごとは終わってみないとわからないものです。
応援の3年生は到着してから、ずっとハイテンションでした。統導長が舌を巻くほどの、歌詞つき・踊りつきの応援。1回から3塁側スタジアムがライブ会場と化します。3年生の踊りを見て、おどおどしていた1年生のチアガールも感化され、気がつけば一緒になって踊っていたのです。で、9回。こちらは応援のノウハウがあるので、その勢いをグランドに伝えようと踊り始めます。なぜか1塁側も踊ってます。実はフェンス近くまで20人ほどの女子生徒が出て、当方の真似をしてます。スタンド上部に目をやると、男子の応援団がバケツで何度となく水を掛け合ってます。いいのか、そんなにはしゃいで?――ということを生徒は知る余裕もなく、必死の形相で応援を続けます。
1アウト1塁2塁が送った形になって、2アウト2塁3塁。そう、このチームの得点の形はこうでした。この段階でのスタンドは(何が何だかわからないけれども、応援しないと負けてしまう)という感じで、絶叫が続いてました。その中を9番がヒットを打って1点差。そしてムードメーカーの1番がヒットを打って同点。延長になった時点で、試合の流れは当方のものでした。
2年生の野球部員が言ってました。「この組み合わせで、緒戦が一番厳しい。似たようなチームで、どっちが勝ってもおかしくない」。その通りのゲーム内容でした。勝敗を分けたのは、去年の経験の差。そして応援の差でした。勝ち上がるにはどこかで苦しいゲームがあります。この勢いを持続し、きょうの同地区決戦に臨みます。
(この項続く)
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Jul/21(Tue)

連続逆転勝利

戦目。またしても3点リードされるところから試合が始まります。向こうの応援は途切れることなく進み、ラッパも鳴り響き、いやな感じでした。こちらはというとノリが悪く、応援団リーダーが踊っているのに、一般生徒がついてこない。スタンドが前回の椅子席から芝生席へと変わったこともあり、さぞ応援がやりづらかったと思います。
「エースは連投で参っているんじゃないか?」とある職員。いや、これしきでへばるようなら、監督は彼に背番号1は与えないでしょう。コントロールを乱そうが、2アウトからヒットを重ねられようが、彼が打たれたらおしまいです。この日は、相手の攻撃が3者凡退で終わることは1度もなく、常に塁上に走者を背負いながらの投球でした。ゲームを制することができたのは、練習試合で1度も負けたことがないという自信と、後半尻上がりによくなって来た応援にありました。
このチーム、「打てない、打てない」と言われながら、実は集中打で点を取っています。前日のゲームは9回で2点差を追い付き、10回でサヨナラ。この日は4回に一挙7点という場面を作り、相手の反撃意欲を削ぎます。もう1点が取れそうで取れなかったのですが、終盤だめ押し点を入れ、試合を決めます。6点差をつけたゲームでしたから、楽勝の展開ではありました。しかし、3時間ゲーム。点差ほどスカッとした感じがありませんでした。それが次のゲームへの課題でしょう。
さて、6点差がつくころには応援もよくなり、全員で踊る状態になってました。相手まで踊らせるのはこちらの勝ちパターンです。で、向こうの8回・9回は試合の状況に関係なくスタンドだけで盛り上がっていたという感じで、見ていて妙でした。一応選手の名前は言うのですけれども、何度も応援団が水を掛け合い、終始立ちあがって全員がぐるぐると回る。ともあれ、ご苦労さまでした。
そんなわけで、この地区でベスト16に勝ちあがったのが当方だけとなりました。次は明日。好投手のいるシード校に、全員野球でぶつかります。
(この項、明後日に続く)
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Jul/22(Wed)

梅雨明けまで、もう少し

校野球岩手大会が順延なく日程を消化しているのは何年振りのことでしょうか。週間予報を見ると、曇る日はあるものの大きく崩れることはないようです。今夜から明日にかけて持てば、何とか順延なしで日曜日決勝となるでしょう。
2試合、スタンドに足を運びました。だいぶ夏の雲らしくなってきたのですが「抜けるような青空」になりきれず、どんよりした部分を残してます。陽射しが強くても、風がまだひんやりとしていて、さわやかなほどに過ごしやすいのです。ただし終日外に出ていると、日焼け止めをしない肌は真っ赤になってしまいますが。
さて、宮古は最高気温が20度と30度を行ったり来たりしています。まだやませが吹いてます。この状態を抜けないと梅雨が終わりません。梅雨だったら、ぱーっと降って、ぱーっと上がったらいいのに。このイライラ状態が梅雨なのかしらん。
(実際この時期、野球じゃないネタで書くのは苦しいです。申し訳ありません)
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Jul/23(Thu)

覇への歴史を築くべく

前。2戦目について記した際端折ったのですが、実は当方のエース、2年生の時に腰の手術をしてます。1ヶ月以上休んだのですが、それは選手権大会に照準を合わせるためだったといいます。ピッチングはもちろん、バッティングにおいても彼はチームにとって欠かせない存在でした。他にもピッチャーはいましたが、存在感と安定感において彼を凌ぐ存在はチームにはいません。ですから、勝つも負けるも彼に託すのは当然のことだったと思います。ゲームの予想をした時、エースがどこまで抑えられるのか、心配の種でした。しかし不幸にも予感が的中してしまいます。
2ストライクまで追い込み、そこから打たれるのは2戦目と同様でした。前回は曲がりなりにも抑えることができたのですが、今回は待球されます。降り抜かれます。打球がぐーんと伸びます。1・2戦目のように、似通った実力のチームとやったようにはいきませんでした。2回表、あれよあれよと4点を先制されます。前2試合は3点差を追いつき、逆転しました。それぐらいどうってことない、という雰囲気がスタンドにはまだ残ってました。2回裏、相手の2番手投手を攻め立てますが得点なし。ようやく向こうは3回から主戦投手を出してきます。決して調子がいいようには思えませんでしたが、それよりうちのエースの調子が問題でした。3回以降も小刻みに点を重ねられ、気がつけば6回表で10点差をつけられていたのです。
3試合目で全校応援。ねっ、コールドだけは避けて、せめて9回まで試合をしよう。それは相手に当方の応援を茶化されようと、声援は固まりとなって、地響きとなってグランドを襲いました。事実、向こうのエースはかなりびびってましたし、何度も何度も塁上をランナーで埋めたのです。でも、あと1本が出なかった。最後は、勢いのないライナーが1塁に飛んで、そのままゲームセット。時計の針は2時をちょっと回ったところでした。
バスで片道3時間かけて、終業式を簡略化してまで全校応援とした効果はどこにあったのでしょう。点差をつけられても、右に左に動き回り、声援を続けた原動力は何だったのでしょう。それは応援が選手たちを勇気づけ、「実力以上の力を出」し(監督)、逆転勝利に結びついた場面を共に体感したからに他なりません。壇上で応援団に指示を出しつづけたリーダー、回を重ねるごとに音が通るようになってきたバンド、我を忘れて踊った一般生徒。3試合の体験は、必ず来年以降の力になると信じています。
応援歌に「波が高くても足元をしっかり固め、目標を定め、大会制覇のため意気を高めよ」という意味の詞がありました。スタンドで歌うことはなかったのですけれども、その詞を記し、今年の高校野球中継を終わります。「覇への歴史を築くべく 震え高揚我が選手」
(この項、終了)
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Jul/24(TGIF=Fri)

インターネットで、何を見せる?

泊4日の合宿から戻ると、中学3年生の体験入学が待ってます。休むわけにいかない私は、インターネット担当にされてました。で、インターネットで何を見せるのです?
――学校のホームページをたどって行って、リンクした最後に芸能人のページに行ければ彼らも喜ぶでしょう。
えっ?職場のホームページもしばらく手直ししてません。それは同僚が手直すということを信じて、こちらは合宿に行かせてもらいます。
ところで、中学3年生にインターネットを実演してみせるとき、何となくやってよいのでしょうか?授業で「ネットワーキング」というのがあって、インターネット・通信上のおきてを学び、メールのやりとり、Webの発信ができるようにするのが狙いの教科です。それを実践して見せればいいのでしょうが、授業のコマ数が8つあって、まともにやると大変です。
中学3年、毎回40人×8回の実演でさて、何をしましょうか。午前中は情報の海を泳ぐことができても、午後溺れてしまうかもしれないところが不安です。
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Jul/28(Tue)

合宿の効果

めて合宿をやってみました。
「合宿なんて、日常の練習時間をちょっと長くすれば、泊まり込まなくてもいいじゃん。それに、やっただけの効果があるの?」
という自問があって、要は面倒だったからしなかったのです。今回合宿を決行したのは、昨秋の青森遠征で合宿慣れの必要を感じたのが一つ。もう一つは中編成から大編成へと鞍替えしたことがあり、それに見合った音作りをするためでした。
結論は「効果あり」です。外部講師の力によるところが多かったのですけれども、1日目の夜に木管の音が変わります。翌日には金管の音が変わってきます。3日目には指揮をしていて楽になってきます。バンドと指揮者の関係がぎくしゃくしていたのですが、流れが感じられるようになったのです。最終日には曲の解釈部分まで踏み込むことができました。
もちろん、一人一人の能力が劇的によくなったということではありません。ただし、講師が個々人の持っている潜在能力を引き出し、バンド全体がそれを感じて戻ってくることができたのは幸せなことでした。中学校時代からの経験者は「これが普通だ」と口を揃えて言ってます。「やっと、中学生のレベルに並んだ」とも言います。多忙をいいことに顧問が面倒を見てこなかったことがばれてしまいました。中学での未経験者は講師に指導してもらうことを「もうたくさんだ」と言いますが、経験者は「もっと教えてほしい」と言います。講師が地区予選に足を運んでくださるそうですから、その時に次の段階を考えればよいのかと考えてます。
この4日間、私自身も吹奏楽に没頭でき、譜読みも進んだように思います(それでも、まだ半分)。日常、いかに他の仕事に関わっている部分が多いかということをも知らされた、今回の合宿でした。
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Jul/30(Thu)

Windows98使用中

:いや、カープが勝てないね。鯉ちゃん。
鯉:鬼門の神宮もだめ。甲子園でもだめです。打てなきゃ勝てません(;_;)。ところで、サンフレッチェは?
熊:いいところまで行ったんだけども、勝てないねぇ。なんかぱーっとした話題はないのかい?
鯉:あっ。Windows98が売れてるそうです。2日で25万本とか。
熊:前評判は高くなかったんだよなぁ。鯉ちゃんは買った?
鯉:インプレスダイレクトで手に入れました。店に行っている暇がなかったもので。
熊:買うのを焦ることもなかったのに。
鯉:ベータ版を使ってましたから、さっさと製品版に変えたかったのです。上書きに少々てこずりましたが。
熊:確か、いったんベータ版OSを削除して、それから製品版に変える段取りだったね?
鯉:ところが、削除を拒絶されまして、そのまま製品版CD−ROMを入れたら、問題なかったのです。
熊:その方がかえってよかった、と。
鯉:その通りです。でも、95の導入時に比べれば抵抗を感じませんでした。
熊:あの時は、メモリは足りないわ、インターネットは作動しないわ......。
鯉:今回は学習機能が働いてますから、快適な部類だと思います。
熊:で、どんな活用法を?
鯉:CDのタイトルが自動的に表示される機能がよいです。
熊:それはPlus!についている、インターネットを使ったものだね。
鯉:邦楽は「タイトルがありませんでした」となるのですが、洋盤はまず大丈夫でした。
熊:Plus!じゃなくて、OSのみで言うと、何がましになったんだろう?
鯉:「これ」というのがなかなか見つかりません(^^;)。しかし、95のパソコンを使うと「何か違う」って思うんです。
熊:こうやってみると、Plus!の有無が快適度を分けるような気がする。
鯉:スクリーンセーバーにPEANUTSがある(=Plus!)のも買いです。
熊:で、1ヶ月単位でスクリーンセーバーを変えることもできるらしい、と。
鯉:ともあれ、マイナーチェンジに過ぎないのですが、さりげなく使いやすくなっているのは確かなことです。
熊:アップグレードで2万(=98+Plus!)というのは、ちと取られ過ぎなんだけど。
鯉:パソコン業界は喜んでます。これが景気回復の起爆剤になるといいのですが。
熊:こっちも、気分転換にどこかに行こうか?
鯉:ケーキブッフェをしに。
熊:そそ。ケーキ回復(^_^;)。
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Jul/31(TGIF=FRI)

音を紡ぐ作業

奏楽コンクールの渦中にいます。今年は3週間先の県大会を見据えることができてまだよいのですが、それでも演奏がまだ重たいのです。1週間前、譜読みもままならない状態で合奏したころよりは、もちろん向上してます。ただしコーチが面倒を見てから1週間経つと、奏者に迷いが出てきます。それが合奏の時に表れる重さなのでしょう。
昨年は野球応援→定期演奏会→(1週間後)コンクールという強行日程でした。あの時は、定期演奏会もままならず、コンクールもボロボロでした。ちなみに今年は定期演奏会→野球応援→合宿→コンクールという日程で、コーチの「練習量は裏切らない」という理屈からいえば、順調な部類です。
だからこそ、音作りに貪欲になれるのかも知れません。楽譜は一通り読んだ。解釈の面で、ここが平板な演奏になっている、あそこはまだ技術がついてきてないというようなことまで、思いが行くのです。今回幸運なのは、コンクール前後に他の出張がなく、音作りに専念できること。講評用紙に何をどう書かれるかおびえつつ、1回目の本番まであと2日となりました。
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