ずるずると更新を止めてました。芝居の方で目いっぱいで、手が回らなかったのが最大の原因でした。 これを止めていていた時妄想していたのは、事象が起きた時 「こういうことは、コラムにだったらこう書こうか」 ということでした。しかし、書いてないものはしょうがない。とかなんとか言っているうちに、今日に至ったのであります。 これから3週間、研修漬けです。そのことに触れるのが本筋で、芝居について書くのが横道。サッカーや野球について書くのがわき道。政治や経済について記すのがけものみち(←何だ、そりゃ)。まぁ、今までと変わりなく、ぼつぼつ行きます。この1週間続いたら、本格的復帰も近いでしょう。 Up |
3週間で、新教科『情報』の免許を認定しようということで、初日を受講しました。 こちらはぼんやりと 「なぁに、WordとExcelをさせればいいのさ。現状追認だろ?」 と思っていたら 「そうではない」 と講師が言います。 「それは、中学で履修することになっている」。 よく考えてみるとそうで、『情報基礎(=情報処理)』でワープロと表計算をさせて、年々理解度が高くなっているのは事実です。生徒の段取りがよくなっているのも事実、こちらの段取りが悪くなっているのも事実。授業内容を見直さないと、遠くない将来、行き詰まるだろうという予想も立ってくるのです。じゃ、何をどうするのか? 「だから、新課程で『情報』をさせるのです。これは『国策』です」。 要するに、高速道路の「自動領収装置」を進めるのと根は一緒で、一連のIT化の流れに沿っているのが、新教科・情報なのだそうです。 教科書に出てくるだろう「合宿問題」を見ながら、 「こんなレベルの高い内容を、教える必要があるのだろうか?」 と考えます。しかし 「中学校で受けたIT教育に応じて、カリキュラムが決まる」 というのと、とある大学教授が言っていた 「将来は、センター試験に対応できる教科にする」 という野望を考えた時、こちらの覚悟も決めておかなければいけないのだろうと。 覚悟といえば、うちにMO(←レポートをこれで出すらしい)がないので、どうやって購入するか。とりあえず、そちらの方がもめそうです。 Up |
高校野球岩手大会の決勝を迎えます。例年はそれなりに思い入れを持って経過を見聞きしていたのですが、対象校が早々と消えるにつけ、どうでもよくなります。まして、今年ほど波乱がない年はなく、ベスト8に残ったチームのうち7校がシード(シード校は8)。決勝に残った2校は春の県1位と春の東北1位(県2位)。ガチンコであります。加えていえば2校とも私学。ベスト4に残ったうちの3校は私学。勝ち残っている間の何試合か、当事者で盛り上がるという感じです。 岩手でテレビは1回戦から、ラジオは2回戦から中継の需要があるのはそこで、身近な○○君がマウンドに立つ、△△君がバッターボックスに向かう。それを応援する□□校に息子が通っている。それに一喜一憂できるから、番組が成り立つのです。 何年か前までは、かなりの公立高校が「祭り」をエンジョイすることができました。伝統校であろうと新鋭校であろうと、それは身内のうちの誰かが野球に関わっていたからできたことで、その一体感を求めるために、「全校応援」という習慣が残っているのです。しかしここ数年。私学が決勝を争うことが「予定調和」となってきました。好選手が集まり、大会を制することは正しいことです。そのことで学校の人気が高まり、生徒が揃ってくることも適っていることです。 しかし、それと反比例して思い入れが減ってきているのも事実です。ラジオの中継権を持っている局は、気がつけばテレビでの「報道」量を減らしています。そのことが、われわれの高校野球への距離の取り方を象徴しているように思います。たぶん、ここ何年かでこの傾向に拍車がかかるような気がしますし、学校統合が進むにつれ、加速するように思えます。 Up |
熊:投票日まであと3日だよ。鯉ちゃん、だれに入れる? 鯉:一応、決めてます。けど、みなさん一貫性が... 熊:ないね。朝日の岩手版を見てると、面白いよ。 鯉:全国で報道されないと思って、みなさん好き勝手なことを言ってます。 熊:例えば自民党関係者。尾身担当相「岩手は日本のある種例外」。(25日岩手版) 鯉:自民党が与党なのに、岩手出身の国会議員が1人しかいないことを指してます。 熊:塩川財務相「政界に発言権が薄いことが残念」。(25日岩手版) 鯉:そこで、山崎幹事長の発言につながるわけです。 熊:「もし自民党候補が負けると、『岩手県にはあんまり予算を回す必要はないんじゃないか』」 (15日政治面) 鯉:きょうの折込みには自由党・小沢党首の演説要旨が入ってきました。 熊:わざわざ「ふるさと岩手の皆様には...」とあるなぁ。 鯉:で小泉総理が来県しました。演説そのものを取り上げていた局もありましたが 熊:小泉到着の部分の「きゃぁぁ」という部分を音声だけで取り上げた局もありました。 鯉:報道の本質じゃありません。 熊:本質なのかどうかわからないことでいうと、とうとう本音が出たね。 鯉:「ガチガチの社民支持はなかなか動かないと思うが、ふわっと浮いた層が『自民に渡すのはもったいない』と受け止めてくれれば」。(26日岩手版) 熊:これは民主党の熊谷幹事長代理の発言。 鯉:野党で候補者を調整できないのが、民主党の弱さなのでしょうに。 熊:岩手で組織が弱いから、前段の発言になるのか。他のメディアがどの程度扱ってるのかね? 鯉:小泉さんの狙いは、感情ではわかるのだけれども 熊:「具体的にこういうことをする」というコメントがない。 鯉:ずるいです。小沢さんの方が具体的でまとも。 熊:鯉ちゃん、いつから小沢さんびいきになったの? 鯉:いいや。ただ、自民党関係者に岩手をコケにされているように思えてならないのですよ。 熊:「岩手は日本のある種例外」。この発言を県民がどう捉えるか、ということです。 鯉:今回の選挙区・自民候補は小泉さんの盟友です。 熊:しかし、彼は森さんの直属でもありました。改革派・守旧派で言えば、 鯉:間違いなく自民党の旧勢力です。彼らが岩手にテコ入れすることがどう出ますやら。 熊:小沢さんが土曜日に選挙区入りするそうだ。 鯉:小泉さんも土曜日、もう1回岩手入りするそうです。 熊:さて、アナウンス効果がどう出ますやら。 Up |
悠長にパソコンに向かっていられるのも、たぶんこの数日ぐらいでしょう。これから予想されるのは 1)もっとパソコンに向かう時間が長くなり 2)「サイトの更新A」「サイトの更新B」「レポートの作成」「某所での御勤め」「台詞覚え」が同時進行する ということです。特に、来週は覚悟を決めてコトに当たらないと、泣きを見ること必至です。 まだ、職場の仕事が入らない(注・出張中)からこれぐらいのことができるのかもしれませんし、他業界に比べたら遥かによいのかもしれません。逆に言えば、これらに専念すればよいということですから。 昨日はちょっとだけ涼しうございました。この気候が続けば、何とか乗り切れそうなんですが...。 Up |
承前。 ☆教科書と黒板中心の授業の「状況」にネットワークが入り、生徒が教員以外の情報源を持つことによって、「状況」にどう変化をもたらす可能性があるか? という問いに向き合いまとめているうちに、ある状況を思い起こします。そのことはひとまず置いて、 ★教師の地位が低下することは避けられない。 そのようにメモします。さらに ★教師が一方的に進行するのでなく、生徒があちこちから情報を仕入れることになるので、それを整理できるかどうかというように仕事が変わるだろう。 ★「あちこち」が予測の範囲を越えた場合、その対応能力も問われるだろう。 とまとめます。そのことについての討論する予定だったのですが、メモに終始してしまいます。 さて、恐らく生徒はこのような授業を歓迎するに違いありません。受動的・消極的だった授業態度が、能動的・積極的に変えられていくことでしょう(苦手な生徒もいるでしょうが)。ということは、授業の目的が明確になり、当然教室もにぎやかになります。ところが、そのことを快く思わない向きもあるのです。 「本来、教師の言うことに従うのが授業だ。能動的・積極的な状況が進むと、一般的に授業が落ち着かなくなり、他のクラスに迷惑がかかる。そういうことを勧めるのがよろしいことか?」。 「コミュニケーション」という名前の授業を持ったときに、そういうことを言われたことがあります。 ――うーん。「迷惑だ」と思う人はいるだろう。 というのが知人の分析でした。新教科担当者が問われるのは、そのことへの対応もあるのでしょう。授業に立つ側の「全人格」が試される、とも言えます。 Up |
高校演劇地区大会が始まりました。宮古・南盛岡の8校を通しで見て(←でも、全部見る人はほとんどいません。審査員と若干の関係者だけ)、岩手女子・盛岡スコーレ・盛岡二という代表を見届けて思ったこと。 ☆舞台の上ではじけることができた学校が次に進む ということに今さらながら気づきます。 「岩手・高校演劇の小部屋」向けのメモを読み直すと、どこの学校にも同じようなコメントがついています。それは ☆脚本の分析が足りない ☆本当にやりたいことがこの芝居でできているかどうか疑問 ☆照明・音響に思いきりが足りない ということで共通しているのです。だから 「上位に進むためには創作脚本が望ましい」(ある審査員) というコメントが出てくるわけです。でも 「創作じゃなきゃだめかというと、そうでもない」(同じ審査員) というコメントもでます。それは芝居の中で、キャスト・スタッフがその役になりきれたかどうかということだとも言えるでしょう。 今回の盛岡地区の傾向として、アマチュア劇団がやった脚本を取り上げたところが2校ありました(盛二と盛岡四)。どちらの脚本も軽妙なテンポで進んでいったものですが、そのことの是非はここでは記しません。じゃぁ2校を分けたのはどこかというと ☆はじけて演ずることができたか否か という点です。スコーレが通過したのもその部分が評価されてのことでした。また、岩手女子は40分そこそこの芝居だったのですが、水準以上の照明・音響・装置が評価されたのでしょう。 会場で聞いたのは ☆舞台まであと3日あれば、もっといい状態で発表できた ということで、確かに夏休みに入って直後の発表。実際、去年の地区大会に比べてレベルが低かったように思います。もう一つ感じたのは ☆生徒たちの熱気はどこに行ったのだろうか? ということです。なるほど、盛二の3年生からはそれが伝わってきましたし、客席の反応もそれなりにありました。しかし、客席にいてどこか冷めた雰囲気に終始したのは、生徒たちがプロジェクトに熱心だったためなのか、参議院選挙で大人たちが来なかったからか、どちらだったのでしょう。身内すら足を運ばなかった学校が少なからずあったことが、この地区の現状だったとしたら、ちょっと淋しい感じがします。(2001年7月28・29日盛岡劇場メインホール) Up |
参議院選挙・岩手選挙区で議席1を獲得したのは自由党でした。選挙期間中、小泉総理が2度岩手入りし、3ヶ所で街頭演説したにも関わらず。しかも候補者が小泉総理とかなり近い存在であり(=森派)、元衆議院議員。閣僚まで経験して、実績があったはずなのに、自民党は勝てませんでした。 対する自由党の候補は元官僚。小沢党首のめがねにかなった「無名の若手(注・40代)」を抜擢し活躍してもらおうという手法は、岩手1区で議員を擁立した時に実証済みです。 この結果は 「岩手という特殊事情のあるところ」(自民党関係者) がもたらしたのかもしれません。投票日の前日、小沢党首がなりふり構わず岩手を遊説し支持を訴えたことに象徴されるように、締め付けが功を奏したという見方もできます。しかし同じような締め付けは自民党にもあったはずでした。得票差が6,000票。「出口調査」で複数の局が 「自民党が上回っている」 と出したのですから、小泉風は岩手にも来たのです。 全国で与党が大勝し、野党は「改革」の受け皿となりえないという判断の中で、岩手はあえて別の結果を出します。それは 「小沢一郎がいう『改革』が、小泉総理のいうそれよりも説得力がある」 という判断なのだろうと思います。出口調査で「自由党が勝つ」と予測し、それを的中させたTVIの解説者がそうまとめてました。小泉という一過性の風よりも、岩手という風土は「元祖・構造改革」の小沢に信任を投じたといえましょう。 (全国の結果については、明日記す予定です) Up |
小泉風が吹く中でも自民党・岩手が勝てなかったのは、候補者に「守旧派」というイメージがあったからではないか、と私は睨んでます。もし自由党のように若い候補者を出馬させれば、別の結果が出ていたことでしょう。それより今回気になっていたのは、社民党の高齢化ということです。例えば、他党では30歳のキャリア(=公明党)という候補者がいたわけですが、この党の岩手選挙区の候補は60代。比例区にしても57・60・76というありさまで、よその党当選者に30代40代がちらちらいるのとは対照的です。党には目利きはいないのでしょうか? 民主党の当選者に、実は社民党籍を持っている人がいます。それは 「民主の支援がないと、当選できないから」 という理屈だったようです。しかし岩手選挙区は民主→自由党の支援、社民→候補擁立というねじれを生じ、結果として自由党の新人が当選したのです。 土井党首は党の現状も、組合も市民活動もわかってらっしゃると思います。しかし、最終的に組織に頼った選挙運動から抜けることができず、それが組織の疲弊を生み、あちこちでほころびが出ている現状があります。何より党首に代わる人材がいないのが実情じゃありませんか。 「小泉自民党と青木自民党」(朝日新聞)と言われながらも、とりあえず人材が揃っている与党(公明党などを含む)。受け皿としてまだまだ不足の民主党、党首の人気があっても規模の小さい自由党。はて、共産党と社民党の違いがわかりづらくなってる状況で、どこに人材を求めるのか。 「(小泉総理が参拝する)靖国神社ガイド」 というのが女性週刊誌の見出しになってます。ファッションとしての純ちゃん人気を止めるのは骨太の政策を打ち出すことなのに、先細りでは困ります。名刺を配り 「宇宙人のユッキー(注・民主党党首)でーす」 という情景を(何かずれてる)と思うのはどうしてでしょう。 Up |