2000/January

            
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Jan/4(Tue)
3日の仙台初売
台初売の主流が1月2日になって久しく、昨年
「3日はがらがらだった」
という証言がありました。要は2日のうちに福袋がはけ、3日には何も残ってない状態であること。バーゲンが4日から始まることもあって、3日が空白の1日と化したということなのです。あるかまぼこ屋さん、去年は2日だけを初売としてましたが、2000年は
「今年モ2日と3日」
というように戻してました。
さて、盛岡から高速バスで入った私は、広瀬通一番町で降り、ある百貨店を目指します。そこは
「2日と3日に福袋を用意してお待ちしております」
とチラシにあり、2日の数は公表してましたが3日の分は公表してませんでした。ところがすれ違う人がその店の紙袋を持っていたので、期待が増します。入り口で、福袋のチラシを渡され、子供服のフロアに行きます。なさそうなのですが...。ところが、突き当たりのワゴンに数は少なかったものの、しっかりと確保されてました。迷わず買います。
では、3日の分の福袋が他の店で残っていたかというとそうでもなくて、老舗の店では20万の箱こそ残っていたものの、あったのは景品だけ。慌てて方針を変えて、百貨店に戻り、茶の袋・牛たんの袋を買います。開店から30分経った段階で、お菓子の袋が売り場から消えてます。結論。3日ならその店に絞って回るべきだと。
その後若干の買い物をして(、しかし東口には行かず)、駅で帰りのバスチケットを買おうとしたところ、発券拒否に遭います。混雑する3階に行かず、まばらな旅行センターで買い、くじでカバンが当たったおまけまで付きます。家に戻って、袋の中身に家族が狂喜したのは言うまでもありません。

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Jan/5(Wed)
未来日記3の結末
TBSの「ウンナンのホントコ!」、未来日記3完結編を見ます(4日午後9時から2時間)。
内村光良が書いた脚本を乱暴にまとめると
☆沖縄で出会った男2人と女1人が出会いと別れを重ねつつ、クリスマスイブの沖縄で永遠の別離をする。
という話です。男女の出会いと別れはすべて脚本に設定されて、男Bが女とデートしているときには、男Aが重たいものを持って移動している。一方男Aが女とデートしている時間に、男Bが200キロの距離を自転車で移動している。そんなことを繰り返しているうちに、男Aは街頭ビジョンで愛を告白し、男Bはバラの花1000本で「愛している」と告白。しかし、
「未来日記は最後には別れなければならない」
ということで、別離に向かう3人が映し出されます。
――強引に出会いを設定して(とはいっても、そういう筋だとオーディションで知らされるわけです)、情が移ってきたところで引き離す。その不自然さに嫌悪感を覚えつつ、日記本体が終了します。

「未来日記には、最後に空白の1ページがある」。
最後の1ページに限って、当人たちの意思が反映されます。
☆男Aは街頭ビジョンで25日夜10時、女を待つ。
☆男Bは告白先に行かず、自宅で過ごす。
☆女は3つの選択肢(Aを取る、Bを取る、行かない)からAを取る。
これには、はっとしました。
画面は、2人の再会を移し、街頭ビジョンに大写しになった2人に
「おめでとう」
の声が飛びます。そして、2人は熱い抱擁をする。
――でき過ぎです。

物語を演じ、恋愛につなげた2人と、友情を取った1人。計3人がスタジオに呼ばれます。
☆告白の仕方はバラの花1000本が劇的だったが、Bと話し込んでいるときに、Aが一歩引いていた、その優しさに心を惹かれたのだ。
そう、女は言いました。
こちらは、予定調和的終わり方に安堵します。
――なんか不自然な感じ。
というのが見ていなかった同居人の感想なのですが、見ていたこちらには情が移ってきたのですから、そのへんが妙なところです。

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Jan/6(Thu)
年賀状の傾向
300枚用意していた年賀状も、実際は260枚(出した分)ちょっとで収まりそうで、印刷済みのものをどうしようか悩んでいます。手元にある2パターンとも、懸賞応募に使うには癖があるデザインなので、はて。
今年2000年に受け取った年賀状のおおよその傾向を示します。
▼白黒:カラー=1:2。2色刷りというよりも、印刷・パソコンで記したものが多くなってます。
▼メールアドレス入りが微増。仕事で記している、というより個人的なアドレスが記されてます。
▼子どもがいるところは、半数以上写真による年賀状。そのうち写真屋で作ったものが半分、プリクラを貼っているのが1/4、スキャナ処理が1/4。デジカメでちまちましたものを出した(というバージョンを作りました)うちは少数派です。
▼総天然色の手書き絵画で下さる方が3名。うち1名は学校を退職した方ですから、結構な枚数になると思うのですが、頭が下がります。その他ステンシルもちらほら。
▼1日にきっちり着くように送る方あれば、不意をつくように送る方あり。前者で印刷文面のみ送ってくる方あれば、後者でびっちり手書きで送る方あり。うーん。いろいろです。
▼ここ何年か、わが方は数パターン作ってます(よそからの年賀状が2パターン来た年がありました)。子どもの写真を喜ぶ家と、喜ばない家とありますから、分けているのです。数年ぶりで「文面のみ」のものを出そうと試みたのですが、うなっているうちに終わり、最後は市販ソフトに頼ることになります。
▼わが方で出した年賀状、喜んでもらっているのだろうかと不安になります。表も裏も印刷で済ませ、辛うじてコメントをつけて出したものが、ノーコメントで返ってくると、不安です。儀礼と割り切ればいいんでしょうが。
というわけで、だいたい年賀状のやり取りが終わろうとしてます。効率的に、かつ心を込めて。毎年、難しい命題です。

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Jan/10(Mon=Holiday)
成人式雑感
:鯉ちゃん、成人式って1月15日だったよね?
鯉:それは、去年までのことで、今年から1月の第2月曜になったのです。
熊:手元のソフトだと、まだ15日が赤くなったままだ。
鯉:それはバージョンアップし損ねたものです。たいていは修正ソフトで対処してます。
熊:何で15日の小正月を闇に葬ったの?
鯉:そんな、大げさな。要は「もっと3連休にしよう」ってことです。
熊:うーん。まだ15日じゃない成人式がピンとこないんだよなぁ。
鯉:きょうの行事がひとしきり終わってから、「あっ、きょうは成人の日」だった、と。
熊:そんなもんかなぁ。そういえば何年か振りで成人の日に釜石の試合がある。
鯉:かつては学生相手に日本一を決める試合だったのですが
熊:きょうは関東リーグの入れ替え戦だよ(;_;)。
鯉:私が成人式をしたころは「あっ、釜石がまた日本一になった」が挨拶代わりでした。
熊:成人式が早くなって一つだけ、いいことがある。
鯉:何です?
熊:センター試験と成人の日が重ならなくなったことだ。
鯉:あのころの「ラ講テキスト」には「入試会場には振袖・袴姿が何人か」とありました。
熊:まぁ、君は成人の日を取ったわけだが
鯉:その話は、もういいでしょ。今年もバスガイドの面々が制服姿で参加するのかしら?
熊:あれ、目立つけど、個人的にはいいわぁ、って思う。
鯉:振袖の中のスーツもいいんですけどね。でも、女性に聞くと「やっぱり振袖よ」と。
熊:それが女心なんだろうなぁ。女心がわからない君は、成人しても相変わらずだ。
鯉:放っておいてください(--;)。ともあれ、荒天の成人式、ご油断なく。
熊:成人の責任、きちんと果たせよ。
鯉:納税の義務、勤労の義務、教育を受けさせる義務。
熊:それは「受ける義務」じゃなくて?
鯉:子どもに教育を受けさせる、ということです。
熊:では、楽しい祝日を。 

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Jan/11(Tue)
青春18で仙台まで
3連休の最終日。年末に買った青春18きっぷ(JRの普通列車5日間乗り放題\11,500)が3日(3回)分残ってました。
「じゃ、家族で仙台行こうか?」
という提案に妻が2つ返事で応じ、日帰りで行ってきました。盛岡から仙台まで。当初の計画では片道だけ「青春18」の予定だったのですが...。
9時過ぎ、盛岡近辺は雨が降ってました。娘の履物をどうするか迷い、スノトレ(ブーツの一種)にします。それが、間違いだったことを後で知ります。10時、まず一ノ関行きの普通列車に乗ります。ロングシートの座席を見て、妻は早くもため息。一つ一つ停車していく列車に娘が
「どうして一つ一つ止まるの?」
と尋ねます(仙台まで、もっぱら45分「やまびこ・こまち」だったからねぇ)。息子は窓に乗り出し、下り盛岡行きとのすれ違いを待ちます。
一ノ関も小牛田も階段を昇り降りする乗り換えでした。小牛田まではロングシート。小牛田からようやくクロスシートに座れます。一ノ関では駅弁の立ち売りが1番線にいましたが、小牛田では立ち売りがいなくなってました。辛うじて「山の神まんじゅう」がKIOSKにあります。5個入り(\330)饅頭の包みに経木を使っているのを、「珍しい」と妻。息子は包みに書いてある鉄道路線図をしげしげと見つめます。松島・塩釜と南下するに従って空の色がどんどん青くなります。太平洋岸気候の区域に入ったことを、空の青さで実感します。
1時30分、10度の仙台に降ります。雨は降ったらしいのですが、すっかり青空で
「暖かくていいわぁ」
と妻がもらします。娘は、同じ年頃の男の子を横目で見つつ、ゆっくりと歩き、息子は人ごみの中ですたすたと歩きます。そこから3分だけバスに乗り、買い物を済ませ、ファミレスで昼食兼おやつを取って、つかの間の仙台もおしまい。3時40分には小牛田行きの人になってました。子どもたちは適当に親のひざの上で寝ます。盛岡に着くころには、外は雪に化していたのでありました。
総括すると、1人旅よりは複数で動いた方が退屈はしなかった。しかし、なかなか疲れが腰に来るのが避けられない。これが往復4,600円の感想です。

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Jan/12(Wed)
虫歯の盲点
触れは先週の土曜日、25センチソフトクリームを食べたときに起こりました。今まで染みたところがなかったところから、同時に4ヶ所ぐらいで痛みを感じ、
(やっばいなぁ)
と思います。そのあたりから、虫歯の進行を疑います。昨日、角度が下がっている鏡に接する機会があり、奥歯を覗いてみました。すると、確かに虫歯が進行していました。
もともとその歯は、虫歯にかかっていたところでしたが、一応治療を済ませ、詰め物をしていたところです。ただし、ここ数年詰め物が少しずつ取れてきて、そろそろ次の処置を。でも大したことないから、まぁ何とかなるかと放置していたところでした。ところが、盲点がありました。
奥歯を磨くとき、掻きだすようにして磨いていたので、そこの痛みは進行してないのです。ではどこから虫歯が進んだか?横を左右にして磨くとき、その奥歯に歯ブラシが当たっているようで実はそれほど当たってなかった。要するに惰性で磨いていて、丁寧にやってなかったことから進行が早くなったと気づきます。それから歯磨きを1日1回で済ませていたこと。これも進行を早めた原因です。
歯医者に行ったら、一気に5〜6本治療しなければいけないでしょう。とりあえず、Xデーが来るまでは、自衛して進行を遅くするのみです。迂闊でした。

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Jan/13(Thu)
アクセスカウンタを変えたかったが...
あるサイトで
「アクセスカウンタ無料貸し出し。どこからのアクセスか解析できる機能つき」
というのがあって、1時間だけ試してみました。カウンタの周囲にごちゃごちゃした飾りがあって、レイアウトをどうしようかという問題があったのですが、まぁ、検索機能が充実しているからよいか、と。
2、3回アップロードしているうちに、おかしなことに気づきます。
☆旧カウンタ(大家から借りているもの)はメインサーバーで読めてサブサーバーで読めない
☆新カウンタ(レンタルしようとしていたもの)はメイン・サブ両方で読めるが、2つのファイルで同時に処理できない
という一長一短に気づきます。というのは、新カウンタのHTMLを貼り付けたはずのファイルの1つが旧カウンタのままで表示を続けます。何度ファイルを書き直してもだめです(その理由がわからないのです)。あまり具体的に書くと、セキュリティの問題が出てくるので省略しますが、しばし考えた上、カウンタをレンタルするのを断念します。
アクセス解析はものすごく魅力でした。しかし、周囲のデザインが見づらいのと、サーバーが重くなること必至でしたので、なら現状維持のほうがよいと結論付けたのです。
注)1ヵ月後、カウンタをレンタルすることにします。「2つのファイルで同時処理」というのをあきらめ、玄関先の処理で済ませ対応します。猥雑なデザインも、わがサイトにあっていてよいかな、と。
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Jan/14(TGIF)
社民党岩手1区の選択
ればせながら、社民党岩手県連合が、岩手1区(盛岡とその近辺)で候補者を擁立しました。候補者が前民主党岩手県連代表の後藤百合子氏、というのがすったもんだの原因でありましたが。
後藤氏は、もともと社会党色の濃い方でしたが、一方で民主党が組織を立ち上げた際、岩手で中心的に動いた1人でありました。彼女自身が選挙に出たこともあったのですが、落選。その後民主党を出た理由が
「党ぐるみのバックアップが私になかったから」
という、ある意味で社民党生え抜きの党員より社民党的な考え方の持ち主です。
さて、この決定で「ミスター反売上税」こと小川仁一・元参議院議員などが離党の動きを見せています。理由は
「他党の代表だった人物を擁立すべきではない」。
正論であります。しかし、正論だけではこの党は生き残れないことをわかってらっしゃらない。なぜ自民党が生き長らえてきたか。社民党・さきがけから自由・公明に至るまで連立相手を次から次へと変え、そのことで支持層のスタンスを広げることに成功している点にあります。社民党県連合幹部が後藤氏擁立で動いたのは、そこを見ているからに他なりません。
気になること。擁立決定後、後藤氏の言動が党寄りになったことです。
「党の諸先輩方の意見も拝聴し...」
と言わなければ、社民党員はついてこないのでしょうが、それじゃだめです。
「世の中ダイナミックに動いている。私のような行動が、岩手を女性(男性)を。社民党を民主党を、政治を変えるのだ」
と言ってやればいいのです。
去る月曜日、仙台・佐々重前で民主党の岡崎トミ子氏らが街頭演説をしてました。私は岡崎氏の動きを「節操ない」と思っている1人ですが、しかし、彼女は自分の言葉で演説し、行動を伴っている。それでこそ、人々がついてくるものです。目を岩手1区に転じると、現職大臣の玉沢徳一郎氏がいます。フットワークが軽い達曽拓也氏。勝つことを考えるなら、彼ら以上の言葉を持たないと可能性はありますまい。
繰り返しますが、カギを握っているのは党員じゃない。社民党支持層でもない。政治にそっぽを向いている人たちがカギなのです。そこに届く言葉があるかどうかがポイントです。さて後藤氏擁立で、社民党に芽が出てきますかどうか...。

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Jan/15(Sat)
悪事は世にはびこらない
岡の高校で、同級生から1,000万恐喝され、知人に相談して事が発覚した、という事件が昨日・今日の新聞で明らかになってます。1,000万貢ぎつづけてきたというのもすごいのですが、この金額になるまで周囲が全然気づかなかったというのも衝撃的です。
「その生徒は、去年のうちに学校を自主退学している」
と朝日にはありましたが、事が事だけに隠し切れなかった。
ところで、なぜ回りは次の事例に「おかしい」といわなかったのでしょう(以下、朝日・12版から)。
☆祖父の金庫から320万を持ち出した(このことでは被害者にも非はあります)
☆高級ブランドの洋服や音響機器の購入(親が部屋に入れば気づくぞ)
☆友人との食事(おごられっぱなしだったら、言わなきゃ>同級生)
☆仙台市までタクシーで買い物に出かけた(「若い子は乗せないよ」ってなぜ言わない)
そのシグナルがそちこちに出ていたのですから、そこで止めなければいけなかった。なのに、回りがそれを許してしまった。だから、常軌を逸したのです。
早い段階で止めることができたら
「もう悪事はしません」
という反応で済むのです(今年の誓いにそう書いてきた高校生がいました)。
悪事は世にはびこらない。大人たちは子どもたちにそのことを叩き込まなければいけません。そうでないと、事件が繰り返されることになります。

注)これらの疑問にけさの岩手日報はある程度答えています。「容疑者は親と別居生活だった」「ちょっと、羽振りのいいお金の使い方(同級生の証言)」ということなそうです。
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Jan/17(Mon)
使わない場所は錆びる
:ここ数日、大仰なタイトルがついてますなぁ。
鯉:いえいえ、思いついた題名にしているだけです。腰が痛くて。
熊:君の個人的な愚痴のために、付き合わされる読者はたまりませんわ。
鯉:でも、ウェブにある「日記のページ」ってそんなもんです。
熊:君は「コラム」と称している以上、もっと上を狙わなきゃ。本題入りなさい。
鯉:あっ、どうも。最近、ある資格試験取得のためにテキストを読んでいるのですが...。
熊:おっ、資格取得なんて10数年ぶり。
鯉:茶化さないでくださいな。でも、英検以来ですか、ねぇ。
熊:改めて勉強すると、どんな感じ。
鯉:入り口でうろうろしている状態です。概要を見て「できそうにないか」って。
熊:そこまでなら、今までと何ら変わりないよなぁ。でも、今回は本気?
鯉:何だかよくわからんのですが、後押しする要素が出てきているのです。
熊:まぁ、きょうは具体的に聞かないでおこう。で、願書は?
鯉:取り寄せて、試験AにするかBにするか迷っています。難しいほうにする予定です。
熊:勝算がなきゃ、受けてもむだだぜ。
鯉:とにかく、突っ走るだけです。ただし、800メートルを走るような感じです。
熊:きついねぇ。ところで、試験の傾向ってわかっているの?
鯉:10年前に入手したテキストがあるのですが、範囲が相当変わっているみたいです。
熊:ほら。思い立ったときに受験しないからそうなるのだ。
鯉:忙しかったんです。今でも忙しいことには変わりないのですが。
熊:それは全部言い訳。とにかくできる範囲で最善を尽くすのが試験の鉄則なのだ。
鯉:試験といえば、センター試験も終わりました。
熊:「できる範囲で最善を」。できたつもりになって慢心を起こすのだけは注意する。
鯉:受験生の皆さん、最善を尽くして、いい結果を待ってます。
熊:だめでも、他の道もあるし。ところで、タイトルと本文がずれているぞ。
鯉:熊・鯉対談も、しばらくやってなかったんで、錆びてきた、と。
熊:寒い(^^;)。
鯉:↑暖冬には、地球にやさいいギャク、ということで。

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Jan/18(Tue)
目標がなきゃだめ
門教科を担当する端くれとして思うのは
「資格を取得させないと、世の中には対応できない」
ということです。1年前は
「資格がすべてじゃない」
と思っていたのですが、職場が変わると考えも変わるのです。
わが職場。専門学科でなくて総合学科ですから
「一斉授業で、資格の取得をさせるのはなじまない」。
つまり、2年次以降に専門教科を習得した場合、各自の興味・関心に応じて資格を取得させるということです。
話は飛んで昨日。資格を取ってない3年次の生徒にワープロ検定の受験を進めたのですが、ほとんど拒絶されてしまいます。「受けたい」と言っていた生徒がいたので段取りを組んでいたのに、何事?!しばし、呆然としてました。
原因を考えます。年間計画をきちんと立て、授業の当初に
「検定は7月と11月。両方とも取りそこなった生徒は2月に受ける」
と言っておけばよかったのです。なまじ、現状に妥協してしまってなあなあで授業したために、ついて来なかった。
そういえば、上司が年頭にこんなことを言ってました。
「夢をかなえたいと神さまに願うならば、神さまにわかるように強烈にアピールせよ。すれば、夢もかなうだろう」
と。押しが弱かったのか、と授業の後自分を責めていたのでした。

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Jan/19(Wed)
アレルギー持ちの原因
が食事指導士から聞いた話。
☆子どもたちでアレルギー体質を持たない方が珍しくなりました。どこから体質をもらうかというと、大人たちからなわけです。例えば甘いものが好きで、かつお酒も好きということであれば糖分が取りすぎるわけですから、体から毒素を排泄しやすくなるわけです。排泄できる機能が備わっていれば、まだ「アトピー」程度で済みます。備わってなくて、別の形で表れたりすると、そっちの方が厄介なのです。
☆盛岡の食は大豆(豆腐・納豆など)やそば・小麦という、アレルギーが備わっているものを掛け合わせたものになってますから、どうにかならない方がおかしいのです。では、かつてアレルギー症状がでなかったのはなぜか?昔はそれらを食べてもべらぼうな運動量で消費できたから、何も問題なかったのです。今は飽食と運動不足で、その症状が出てきたことになります。
☆お宅の主人(つまり筆者)の肝機能が下がったのは、通勤で体を動かすようになって代謝が始まったからです。他にもまだ問題を抱えているようですが、それは体のあちこちが異常を訴えているからです。
☆かけそばにねぎなどの薬味がついている理由がわかりますか?あれは毒消しで、体のバランスを保つ働きをしているのです。外食するときはバランスが偏りますから、必ず毒消しも頼むこと。オムレツの毒消しはたまねぎ、魚肉類の毒消しも同じように香辛野菜。たんぱく質分解酵素が豊富に入っているので、効果的。
――油と砂糖の過剰摂取など、思い当たることだらけで、滝に打たれたような衝撃を受けた。そう妻は言ってました。ちなみにその食事指導士はアメリカでマクロビオチック(代替医療)の指導資格を持っている(=要するに食事指導ができる)のだそうです。妻はカウンセリングを1時間され、こちらは30分妻からカウンセリングをされたのでした。

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Jan/20(Thu)
パスポートを更新する
5年前、カナダに3週間行ったのが唯一の海外渡航でした。それ以降どこにも行かないままパスポート更新時期を迎えます。パスポート更新について、手元の資料をあれやこれや見たのですが、ありそうでない。しょうがないので検索エンジンで「パスポート」と調べました。いっぱい出てきますから、そこから資料を出したのでした。
さて、毎度の手続きが面倒なので「10年更新」を選びます。必要な書類を見ると
☆申請書(これは申請先の窓口〜岩手の場合県庁1階や地方合同庁舎〜にあります)
☆写真(縦4.5センチ×横3.5センチ)1枚
☆住民票
☆戸籍抄本
☆身分証明になるもの1点(もしくは2点)
☆あて先を記入してあるはがき1枚
――で、手数料1万5千円はいつ用意するかというと後日、パスポートを受け取る際でいいのだそうです。何だ。それなら年末年始のどさくさで更新準備をしておけばよかったのです(注・更新は期限1ヶ月前から有効)。
申請書は当日窓口でもらえればそれでよし。写真・はがきは岩手県庁の売店で調達できると、後で知ったのですが、あらかじめ用意しておけばなおよし。住民票は市役所で取ればいいとして、戸籍抄本で引っかかります。盛岡市役所で請求すると
「戸籍抄本は、本籍のある市役所に請求してください」
と言われます。実は、某市に本籍を置いたままだったので、そこから請求しなくてはいけないのでした。すわ、もう1日休みを取らなければいけなかったか?結論は
「前回の申請から本籍・氏名に変更がない場合は、省略可」
という項目があったので、請求不要だったのです。
髪を切ったり、銀行で支払いをしたり、写真を2パターン撮ったりといろいろありましたが、どうにか4時45分に滑り込みます。窓口が閉まる5時から確認作業に入り、再提出ということにならずに済みます。身分証明になるもので「有効期限が残っているパスポート」があったので、1点で済んだのです(他に、運転免許証も1点で済むものです)。
さて、何人かの申請者がいましたが
★身分証明の書類が違う
★預金残高が云々
などと言われ、再申請に足を運ばなければならない状況のようです。前回パスポートを取ったという経験の有無で、こうも違うのかと思った次第です。来週には新パスポートが届く予定です。

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Jan/21(TGIF)
バスカード読み取り不能事件
ちこちにバスのプリペイドカードがあって(岩手では「バスカード」と呼んでいるのですが)、通勤でバスを利用しているので定期と共に持ち歩いています。定期にしてもいいのですが、
☆定期よりも安上がり(5,000円のカードで700円の付加)
☆岩手県交通・岩手県北バスの2社に共通乗車できる
ということで、バスカードにしています。付け加えると
☆通勤経費の計算根拠がバスカードになっている
ことも理由の一つです。
さて、事件は先日起きました。隣町まで乗ったバスを降りようとバスカードを通します。1枚目の残高が60円しかなく、あと690円を支払わなければならない。本来は1枚目のバスカードが読み取った後、もう690円分を次のバスカードで支払えばよかったのです。ところがバスカードが詰まったまま出てこない(注・3ヶ月に1度ぐらいあります)。今回はああでもない、こうでもないとやったにも関わらず詰まったまま。で、運転手。
「現金で支払ってください」
と。確かにバスカードの裏側には
「読み取り不能な場合は、現金でお支払いください」
とあります。ところがそういう時に限って小銭がない。そのことを告げると
「じゃ、今度乗るときに690円分をバスカードから引いてもらってください」
と、解放されました。
690円をどうしようか迷ったのですが、昨日別のバスに乗るときに運転手に申し出て支払います。運転手は2つ返事で理解したのですが、
「何時ごろの路線か?」
と聞いてきました。それはそうだ。
行き帰りとも乗客が5人前後。車体は10数年以上も前のもので、中扉が閉まりにくいものも走っていたり、10数人しか乗れない小型バスがあったり、不採算路線を多く抱えていることを知っています。ですから、690円を踏み倒すことは良心がとがめたのです。

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Jan/22(Sat)
かほくの盛岡探偵団・おまけ
岡探偵団をご愛顧いただきありがとうございます。本館では画像をアップすることができないのですが、久々にこちらで画像を出します。新しいほうから行きます。

旧・盛岡東警察署取り壊し旧盛岡東警察署、取り壊しも大詰め(1/21午後7時ごろ)
デジカメの性能が古いのと、逆光ではっきり写ってないのですが、ショベルカー2台で建物を壊しています。もともとの警察署だったところを先に取り壊し、旧自治会館もほとんど残らなくなりました。20数年前、自治会館でピアノを弾いたことがあったのですが、それも遠い昔のことです。
1999年10月。取り壊し前の写真ちなみに取り壊し前の写真(1999年10月ごろ撮影)

旧警察署向かいに盛岡市役所があります。そこのナナカマドが赤い実をつけたのが12月上旬。
ナナカマド、赤い実をつける。このころ、テレビ岩手で紹介されてます。
そして、1週間後に湿り雪が降るのですが、その時にナナカマドがこう変わります。
雪をかぶったナナカマド。12月中旬(通勤のバスから写す)。これはこれできれいです。

もう1組出しましょう。盛岡に住むと
「どこから見る岩手山がよいか」
と話題になることがあります。たいていの人は
「自分の家から見える岩手山」
と答えますが(^^)。ちなみに、うちからはビルの谷間で見えません。
旭橋から見た岩手山。旭橋から岩手山を見る(たぶん1999年12月ごろ)。
高さ制限をしているとはいえ、盛岡もビルが多くなりました。それから、密かに気に入っているのがここからの光景です。
盛岡市立病院から見る岩手山盛岡市立病院から見た岩手山(1999年12月29日)。
鉄塔がじゃまです。でも病室(東側)から見る岩手山は、何よりの慰めになることでしょう。

盛岡探偵団ではみなさまからの投稿をお待ちしております。筆者がきまぐれに撮った写真は随時こちらにアップします。それでは、また。

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Jan/24(Mon)
きんさんの死
田きんさん(107歳)が亡くなったことが大きく報じられていました。夕方のニュースでは各局ともトップに近い扱いでしたし、恐らくけさの各紙1面もそうなのでしょう。
某掃除用具のCMで
「きんは100歳、ぎんも100歳」
とやってからが彼女たちの大ブレイクでした。亡くなる2日前までテレビの収録があったといいます。
彼女たちは100歳を過ぎてから脚光を浴びるようになったようになりましたが、決して「理想のおばあちゃん」ではなかったように思います。ただし、言いたいことを言ってストレスを発散し、メディアに出ることで容姿を気にし、姉妹双方相手を意識するようになった。そのことで髪の毛が黒くなったということは「理想的なおばあちゃんの姿だったように思えるのです。
たまたま見たテレビのチャンネルで、カメラの前に立つ妹・蟹江ぎんさんが写されてました。あの姿の何と痛々しかったこと。せめて代表取材にするだけのいたわりが報道陣にはなかったのかどうか。これからの葬儀等で、ぎんさんを多数のカメラが追いかけるのは自重していただきたいと思うのは、私だけでしょうか。

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Jan/25(Tue)
電車・バス通勤の効果
:鯉ちゃん、去年のコラムのところがまるまる1週間ないのはなぜ?
鯉:あまり思い出したくないのですが、インフルエンザにやられてしまったのです。
熊:1週間ダウンで、それを1ヶ月以上引きずっていたあれ?
鯉:そうです。何であんなにひどかったのか、思い出しただけで恐ろしくなります。
熊:今年は?
鯉:そんな、毎年同じ目にあってもしょうがないでしょう。軽い鼻かぜですけれども、
熊:職場を休むほどひどくはない、と。そういえば、体重が減ったんだって?
鯉:1年前は70キロ前後でした。今は65キロぐらいです。
熊:減ったねぇ。ジムに行ったわけでもないのに。
鯉:「通勤で歩くようになったから」と妻は言います。
熊:駅の階段の昇り降り、バス停までの数百メートル。ばかにならないからなぁ。
鯉:あと、カバンも重たいので、結構運動になっているらしいです。
熊:それでも、走るとすぐがたが来るのは変わってないよなぁ。でも、違うかね?
鯉:「季節を体で感じることができるようになりました」。
熊:何気取ってるんだよ(--;)。本来、通勤は電車・バスでするもんだよ。
鯉:車は車の楽しみがあるんですが、何せ高速代が全部出ません。
熊:月3万円強の自己負担。電車なら1万ほどの自己負担。お金にはかえられないか。
鯉:電車・バスは乗ってれば着く安心感もあります。
熊:問題は、帰りの通勤事情が悪くなったことだが
鯉:車通勤にしても同じことです。渋滞があれば着くのが遅くなります。
熊:おい、そろそろ出勤時間。
鯉:あっ、身支度しないと。それでは、また。
熊:「いってらっしゃいませ」。
鯉:↑ジェークったら、もう。


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注)確か、去年インフルエンザにかかったのは、熊さんだったような…というのは言いっこなしです(__)。
Jan/26(Wed)
通勤のときに何をするか
。片道70分以上かかる通勤で何をするか?
「本当に盛岡から70キロ先まで通っているんですか?」(知人のはがき)
−−本当です。
「朝は何時起き?」(同僚)
5時に起きます。その後(ホームページを作ってます)なんて、言ってもしょうがないので、それは黙ってますが。
さて、家と駅との間はぼーっとしてます。バスに乗っても10分そこそこですし、帰りのバスは混みますので何となく外を見て過ごします。新幹線に乗る30分は、退勤には英会話のテープを聞くことで決まり(聞かないと落ち着かなくなってしまいました)。出勤時に、去年までは日経を見て過ごしていました。しかし、お金がないのと、「勉強しなきゃ」とにわかに某資格のテキストをひっくり返しているため、新聞をほとんど買わなくなりました(月・土は買ってます)。そのテキストが頭に入るということなしなのですが、だめ。濃霧の中でテキストを見ている感じで、前途多難です。帰りに新幹線乗車までの時間、ノートを開いて作業して、記憶にとどめようとしてますが、濃霧は晴れないままです。
新幹線を降りて、職場まで再びバスに乗ります。車通勤のころはラジオを聞いてましたが、バスの中で聞こえない局なので、またまたぼーっと田園風景を見ています。そこまでテキストを開いて勉強すればいいのでしょうが、まだまだです。
1月の下旬になって、ぼつぼつそういうペースができつつあります。崩れたときの反動が怖いのですが、とりあえずそんな毎日を過ごしてます。

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Jan/28(TGIF)
妙なくじ運の強さ
売りの時に旅行カバンを引き当てたことが、今年の運の強さを予兆させていた感じです。それから適当に景品を引き当て、妻に
「運がついているんじゃないの?」
と言われます。(ほんまかいな)と言っているうちに3つ4つになります。旅行カバンのほかに、こういう例がありました。
☆年賀はがきの切手シートが7通当たる(250通に対して)
☆クレジットカード会社から、プロバイダの支払い先を指定したキャンペーンでギフトカード1万円分が当たる(確率不明)
☆別の会社から、「ポイント還元」と称してギフトカード8,500円が送られてくる
3つ目の事例はくじ運ということとニュアンスが変わってくるのですが、それでも驚いたことには変わりありません。
1ヶ月で4つ事例がありました。これで打ち止めなのか、もっと強力なものが来るのか、それは神のみぞ知るところですが、こういう巡りあわせもあるのですね。

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Jan/29(Sat)
中高連携の強み
1週間前にアンサンブルコンテストの県大会(岩手県吹奏楽連盟・朝日新聞社主催)があり、その結果を見て「来るべきものが来た」という感想を持ちました。それは、県代表の枠の中に山田中学が3(中学枠は全部で4)、山田高校が1(高校も4。ちなみに一関二高が2)と、山田町からの代表が4つ占めたことです。現在吹奏楽に関わってないことと、山田町から離れてしまい、去年までの情報で記すことを断っておきます。
もともと山田中学にはOB・OGたちが出入りしていて、それなりに一目置かれていたところでした。休みになるとコーチが教えに来て、コンクールになると彼らがぞろぞろと来る。これだけならよくある話なのですけれども、現顧問になってから体制がなお固まってきたように思います。
山田町はそれほど大きくない町なので、教育委員会も目をかけます。楽器を購入・更新して、その関係で楽器会社からコーチを呼び、そのうちに吹奏楽部の人数も増えます。
「部活動に人数がいれば、結果はよい方に出るのですよ」
とその楽器会社の方が言ってましたが、山田中学の場合はまさにその通りなのです。
さて中学を卒業すると、今までは北と南の進学校に進み、そこで吹奏楽をやるのが彼らのステータスでした。ところがこの2、3年で地元の山田高校に残るメンバーが増えてきてます。列車の時間帯がよろしくないのも理由なのですが、山田高校も同じコーチが出入りするようになり、めきめきと力をつけてきたのも理由です。
改めてそのような結果を見るにつけ、
「中学生のスカウトが必要だったかなぁ」
と考えます。そういう余裕がなかったのと、スカウトをしなくても部員が入ってきた環境にあったことで、何もしてこなかったのです。しかし、現場は草刈場と化したに違いなかったでしょう。もしそうならなかったら、山田中・山田高の中高連携が加速することでしょう。

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Jan/31(Mon)
予餞会の成否
ェットヒーターを炊いても足元の寒さを防ぎようがなかった体育館で、予餞会がありました。前の職場でも予餞会があって、
(さて、ここはどの程度のものだろうか。おどろおどろしいのだろうか)
と不安と期待と半々で出し物を見ます。まぁ、何とか持ちこたえられたかなというのが感想でした。
1年生はゲームとクイズで3年生の興味を引き、「協力的」な3年生がいたので何とかなった。2年生は男子の何人かの芸達者がいて、それで会場を盛り上げます。職員が上品にハンドベルをやって、時間内に日程が終了。後始末も一気に終わり、スムーズな運営だった。だから「よくやった」というのが生徒課の見方でした。
クラスごとの出来不出来の差があったことに不満があります。「クラスの出し物」と言っておきながら、全員関わっていないクラスがかなりあります。仕込み時間があったにも関わらず、薄い発表だったようにも思います。しかしそれほど不満を感じなかったのは、
☆照明・音響の仕込みがしっかりとしていたこと
☆時間内に発表を終えたこと
☆幕間にスライドを見せ、興味を削がないようにしたこと
などがあったからだと思います。裏方の完成度が高かったから、多少表が失敗しても許容できるのだと。
わが母校は映画館で予餞会をするのが常でした。前の職場では、1時間オーバーという熱演が続く会でした。その中間の予餞会を見て、
(生徒が運営できるだけでも、いいか)
と妙に冷静になっていたのでした。

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