1998/August

         
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Aug/1(Sat)

巨大SC出店が止められた

岡には本格的なショッピングセンター(以下SC)の類がありません。辛うじてデパート2店(支店も入れれば3店)、総合スーパーが3店、あとは専門店を集めた駅ビルといったところです。それらの店の品揃えを見て、数の少なさにため息をつくのが正直な気持ちです。そんな中で、大手スーパーが盛岡郊外にショッピングセンターを作る計画を打ち出したとき、むしろ計画提示が遅かったくらいだと感じたものです。
計画の一つ。ダイエーが盛岡南IC付近にショッピングセンターの計画(=32ha)を出してきました。ところが岩手県によって却下されました。つまり
1)市街化区域でない(注・ダイエーが計画していた場所は市街化「調整」区域)
2)優良農地である
3)盛岡市などが推進している盛岡南地区開発計画と整合しない
という3つを理由に出しています。他にSC出店「賛成」「反対」の署名もあったのですが、それには触れてません。要するに
☆ダイエーという一企業が盛岡で一稼ぎしようとしているけれども、こっちは城下町。
☆今までの規模で営みをしていて、何にも不便を感じないから、あえて市街化「調整」区域を外してまで、大規模開発をさせることもない。
☆「一部」農民が、農業に見切りをつけて土地を売りたがっているようだが、「農地」だということを盾にしておけば、開発は不可能。
☆それから、ここは盛岡。ダイエーに都市「計画」を乱されたくない。こういう開発計画は、何事もなくつつがなくできればいい。
という考えが読み取れます。きっと、お中元・お歳暮は白地に青の百貨店の包みでやり取りしている人々が、理由を考えたのでしょう。
でも、外からの刺激なしに、若年層の雇用を確保できるのでしょうか。エライ人は「ぜひ、地元に学生・生徒を残してください」とは言います。でも企業が限定されてます。盛岡地域に残れない場合がむしろ多いです。それから、一般消費者に対してこの決定がよかったのかどうか。30万都市にデパートが2つ3つしかないことと、盛岡駅前ですらデパートが成り立たない(注・出店計画があったが、採算性で頓挫していまいテナントビルと化すらしい)現状で、この計画に乗らなくてよかったのかどうか。それから、盛岡はもともと「農業」で成り立っているところなのか。都合のいいときだけ「ここは優良農地」ということにしてないか。
これらの疑問を残しつつ、SC出店が止められたのでした。SC出店で予想された環境破壊・交通渋滞もなく、今後も盛岡は健全な発展を遂げるのでありましょう。ただし、私は失望してます。
(参考)7/31のIBCニュースエコー、8/1の朝日・岩手版
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Aug/3(Mon)

吹奏楽コンクールの編成

手では吹奏楽コンクールの立ちあがりが遅く、昨日が地区大会の最終日、県大会が22・23・29・30という運びになってます。予選を通過した学校はこれから3〜4週間に勝負をかけることになります。
出入りの楽器屋から各地の状況を教えてもらっているのですが、某地区の中学校は25人までのC編成(注・岩手県独自)ばっかり。何でなんです?
「部員数がもっとある学校でも、1年生を出さないんです」
――だって、人数が少なくても1年生をかき集めて25人にして出しているところがあるじゃないですか?
「えぇ、だからうちの息子も出られないんです」
うーん、でも変です。だって、A編成(50人まで・全国大会あり)のところでも30人そこそこで出るところがあります。それに、今年の課題曲は30人前後でできることになってますし、事情が許せば1人でも多くステージに立たせた方がいいじゃないですか。何を格好つけているんだか。
ということを伏線にして、当地区の話をします。当方は46人いる部員のうち、44人を出しました。A編成です。3校が出て、掛け率の関係で3校とも予選通過できることはわかってましたが、実際結果発表を聞いてみるまでは安心できないものです(銀賞通過でした^^;)。問題はB編成(35人まで・東北大会まで)で、掛け率の関係で2校のうち1校しか通過できないことになってました。蓋を開けたところ、去年の東北大会出場校が予選落ちでした。実はこの学校、部員数が50人以上いるはずなのに1年生を出さない。35人をB編成のステージに上げました。その話を聞いた時、(何を消極的な)というように私は感じたのです。繰り返しますが、今年の課題曲は30人前後でできるものです。アンサンブルを作り上げられれば、上だって狙えるのに、B編成で続けようという姿勢がよくわからなかったのです。ちなみに、予選通過した学校は35名にプラス1〜2名といったところです。
ちなみに当方がA編成で出ようと思ったのは、一に吹奏楽連盟の「小人数バンドの全国大会への薦め」。二に業者の薦め(「人数がいるのだから、コーチを何度か呼べば予選は簡単に通過できます」という囁きがありました)。三に生徒の上昇志向。これらに後押しされて、合宿までやってコンクールに望んだのです。
昨年と同じことをやっていては、それ以上の向上は望めない。そのことをコンクールの編成から教わったのですが、それにしてもかの学校は大きな代償を支払ったものです。
注)2000年から制度が変わり、東北大会のあるA編成(50人まで)と県大会までのB編成(人数制限なし)に変わりました。
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Aug/4(Tue)

いわてホリデー・パスの旅

日自由になる時間ができたので、JR東日本小さな旅「いわてホリデーパス」(8月30日までのうち1日間有効、おとな¥2,450)を使って旅をします。これは「青春18」などとは違い、特急・急行列車にも料金を払えば乗れます。パスの区間を見ると、西は大曲−横手といった区間があるので、「こまち」に乗れるじゃないですか。で、宮古駅でホリデーパスと盛岡−大曲の自由席特急券(¥1,150)を購入します。ここで指定券をけちったことについての結果は、後述します。
さて、快速リアス(2両)にまぁまぁの人を乗せ、とりあえず盛岡に向かいます。休耕田の何ヶ所かにあったひまわりが、花をいっせいに咲かせてます。7月からずっと日照らしい日照もないのに、よくぞ立派な花を咲かせてます。2時間ほどぼーっとしているはずが、実は3週間後の吹奏楽コンクールをどう乗りきるか思いを巡らせているうちに気がついたら盛岡市内に入っていたのでした。
盛岡から10分乗り継ぎで秋田新幹線「こまち」に向かいます。新幹線スタンプラリーの表示をたどって、台紙を手に入れ「やまびこ」と「こまち」のスタンプを押します。ピンバッジをゲットできたらよいな(JR東日本の新幹線を制覇すると抽選でもらえるらしい)と思いつつ、15号車に乗ります。何だ、座れる。ということで、2列座席の進行方向窓側に座り、田沢湖線に入ります。在来線130キロ運転は、車窓の流れが緩やかです。前の「たざわ」に比べたらちょっと早いかなという程度で、景色もしっかりと確認できます。そういう意味では旅らしくてよいです。ただ、観光シーズンなのに田沢湖でもそれほど人が降りないのが、現状です。それにしても、車内販売が回ってきた(11号車からやってきます)のが角館近くで、弁当類が全然残ってなく、昼食に難儀することになります。まぁ、大曲で何とかなるだろうと思い、サンドイッチを横目に大曲で乗り換えをします。
ところが、大曲では立ち食いそばの類がなく(=発見できず?)、コンコースに置いてあったのがコンビニ弁当。乗り継ぎが気になって、結局何も買えず、そのまま横手に向かいます。で、横手でも弁当類がなく、しょうがないので立ち食いうどん(=稲庭うどん)で済ませたのでした。あとは横手−北上をワンマンカー(2両)で過ごし、北上−盛岡をロングシートで過ごし、山田線の1両編成で寝て帰ってきました。来週、宮古−仙台を「リアス・シーライナー」で通しで乗ることもあり、練習もちょっとあったのですが、いや。1日中列車に乗った翌日は少々バテ気味です。
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Aug/5(Wed)

夏が来ない?

年、「暑い」と感じたことが何回かあったのですが、7月後半から8月にかけてちっとも夏らしくないのです。高校野球岩手大会が1日順延で済んだから、いい天気だと思われるかもしれませんが、このあたりの天気が「くもり・くもり・くもり...」。ちっとも晴れません。平年並みの暑さになれば「さぁ、海でも行こうか」という気分になるのですが、宮古では冬服姿で歩いている女子がいるのです。しかも、違和感を伴わない。
海岸から離れているあたりで晴れ間があっても、職場のある海岸そばは霧がかかっていて、ずーっとどんよりした感じです。それでも部活動やら課外、仕事といったところは快調に進むからまだいいのです。問題は、観光客が涼しい(いや、寒い)海岸に何を感じていくかということです。暑くなってくれないと、海岸も賑わってくれないんだよなぁ。
ということで、我々は梅雨明け・夏到来を待っております。このままだと「暑中見舞い」を書かないうちに「残暑」になってしまいます。
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Aug/6(Thu)

高校生の「会社見学」

日、就職希望者の事前選考があって、社によっては10倍(!)というところもあったのですが、選考基準を明確にしたことが効いて、わりとすんなりと終わります。会議終了後、各社に「これこれこういう生徒が受験を申し出ている」と電話をしたのですが
☆担当者が不在ですので、改めて電話をかけ直してください
というのは序の口。「事務処理」と求人票に書いてきたA社は
☆実は、プログラマーとしての採用で、評定平均も4.3以上ほしい
と。だったら、求人票にそう書けばいいのに。それからオペレーターのB社は「性別不問」とあるにも関わらず
☆女子の採用は男子の1/10。労働基準法の改正で女子も夜勤ありなので、相当の覚悟を持ってきてほしい
では「当社は女子にとっては厳しい職場なので、ご遠慮願ってます」と記せばよいではないですか。職業安定所から指導されますが、ね。
こういう例も多くあります。
☆「会社見学」を既に行ってまして、工場見学の後面接を行い、結果の通知までしてます。
☆会社見学で、紹介ビデオを見せた後、SPI・グループ面接を行ってます。
就職協定通りということであれば9/5以降に書類を受け付け、9/16以降に採用試験という段取りです。しかし多くの企業は現在、会社見学の時期で
1)文字通り、会社を見学するということ(試験は協定通り)
2)会社見学をして、簡単な面接まで行う。ただしこれとは別に、就職協定通りに受験する生徒に枠を残しておく
3)会社見学と称して、本格的な試験まで行い、合否判定も出す
という、実は高校生の就職活動も後半にさしかかっているのが現状です。
おっとり刀で就職に向かおうとしている生徒たちが、一気に現実を見せられ、何が何だかわからない状況が電話口から伝わってきます。同僚は言います。
「それ、あらかじめ進路指導でつかんでおけないの?」
いや、毎年状況が微妙に変わってきますから、一概に言えないのです。駆け引きによる面もありますし。
ともあれ選ばれた生徒は、会社見学に向かって進みます。しかし、選ばれなかった生徒が相当数出ました。彼らがどう動くかがこれからの問題です。
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Aug/7(TGIF=Fri)

ヒロシマからの発信・継承

月6日のテレビで「ズームイン!朝!!」と「NHKスペシャル〜原爆投下10秒の衝撃」を見ました。特に後者は綿密な科学検証に基づいて、広島に原爆が投下されるまでまでの10秒間を検証したものでした。コンピュータグラフィックを見ただけで震え上がってしまったのですから、実際に体験した方の恐怖は想像だにできません。しかし、番組は被爆者の協力なしにはできなかったもので、その勇気と信念に敬服するものです。被爆者の平均年齢が67歳、被爆手帳を持ってらっしゃる方が9万人強......。
「日本が核を持ってさえいれば、被爆することはなかったのだ」。核実験をしたインドとパキスタンの国民はそう言います。被爆1世の方が体を張って原爆の悲惨さを伝えようとしている姿を、2世・3世のわれわれが継がなくてはいけない巡り合わせになっています。広島へ修学旅行に行った中学生はこう言います。「私たちは戦争(原爆)は過去のことだと思っていたけれども、被爆者の話を聞いて、これは現在も続いていることだと実感した」。
広島テレビの田坂るりは、番組をこう締めくくりました。「広島の中でも『原爆のことを取り上げるのはもういいや』という雰囲気が出ていて、それに流されそうになることがある。しかし、改めて取り上げてみて、『語りつづけなくてはいけない、取り上げなくてはいけない』という気にさせられた」とまとめます。「遠い昔のこと」となってしまう前に、1世の思いを聞き、平和への願いを継承・発展させるのが後世に生きる我々の責務でしょう。そして「核を持っていれば被爆しない」という論に対して、「力による対決は滅びへの道だ」と発信・説得するだけの能力も持ち得ないと。2つの番組を見て痛感したのでした。
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Aug/9(Sun

応援実況の評価

:鯉ちゃん。日曜日の朝ぐらい、パソコンに向かわなくてもよいものを。
鯉:そうなんですけどね。昨日(=8日)更新をさぼってしまいましたし、きょうも出勤ですし、勢いで。
熊:でも、安息日ぐらい休めばいいのに。
鯉:うーん。13日から4日間更新が止まりますから、きょうぐらいいいかな、と。
熊:好きになさい(--;)。さて、専大北上と如水館の試合も、終わってみれば
鯉:やはり、そこは広島野球のしたたかさを感じました。
熊:専北はそこそこ打ったのだけれども、守備が乱れてはどうにもならない。
鯉:9回裏の攻撃で、1年生がボーンヘッドをしたでしょ。
熊:あれは、彼の若さなんだな。それより、2番手が明らかにじりじりしてた。
鯉:それも、2年生ゆえの若さ。監督までじりじりしちゃいけない。
熊:で、岩手朝日テレビで応援実況をやってたのだけれども
鯉:後ろの席で実況していた広島ホームテレビのアナウンサーの声が入ってくるんです。状況把握とか、たたみ掛ける場面での実況がぜんぜん違います。
熊:それは、カープの試合で培ってきた技なんだろうな。
鯉:で、応援実況なんですけど、定着しそうですか?
熊:地元のいつものアナウンサーがいつもの声で実況するっていうのは、応援に力が入っていいよ。
鯉:少なくとも、テレビ桟敷に入ってきた女子高生は「その実況、いい(^_^)」と言ってました。
熊:ただ、ねぇ。「がんばれ、がんばれ」を言うのはいい。ゲスト解説が状況を冷静に分析しているのもいい。でも、「よくやった」だけでは、甘いかな。
鯉:最後、エラーで負けたようなものでしたから、「互角だった」という総括は当たらないように思います。
熊:厳しいかね?
鯉:いや。「全国でベスト8を狙っている」と公言するなら、実況も厳しくいかないと、専北のため、岩手のためになりません。
熊:実況の成長も課題だ。
鯉:実況の中で「私、声が枯れそうです」。なんて言って許してもらえると思ってたらだめ。
熊:あの放送、音声多重にしてもらって主音声=専北応援、副音声=如水館応援とする。
鯉:あるいは主音声=ABCアナ、副音声=応援実況。ABCあたりでそういう考え方をしないのかしらん?
熊:うーん。そうしたら「あのアナ下手や。出直してきいや」と言われそうな気がする(^_^;)。
鯉:ともかく、再試合という形で甲子園からの応援実況を2試合見ることができました。
熊:当方の主将が2打席連続ホームランなんて、相手の度肝を抜いていた。
鯉:最後、鍛えていたはずの守りが乱れたのが残念でした。ともあれ、2日間のゲームお疲れさまでした。
熊:それじゃ、応援実況のコメントと変わりないって。
鯉:むむ。
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Aug/10(Mon)

ありがたき吹奏楽仲間

の世界でもそうですが、世の中を渡っていくにはいかに人脈を作り、そこをたどって蜘蛛の巣のようにWebを張り巡らすこと、活用すること。吹奏楽稼業’98において、なりふり構わず外部講師をお願いして、その効果が想像以上であることを実感しています。
昨日は釜石の市民バンドで指揮をしている方を招いて、指導を請いました。初めこそ生徒は一途な棒に戸惑い、笑いつづけた子もいましたが、ほどなく劇的に音が変わってきます。音楽への情熱・向上心が生徒を引き寄せ、彼の要求にバンドがどんどん応えます。
▽タイの後ろの音はスタカートで処理する。
▽アクセントは>の形通り、後ろに向かって音を小さくする。間違っても=という形にはならない。
▽ここの発声のしかたは、しっぺをするように鋭く。パーカッションのように。
ということをわかりやすくアクションを入れてやりますから、彼らも即座に反応するのです。
音の変化にも驚きましたが、もっとはっとさせられたのは、生徒の表情がものすごく生き生きしているのです。今までとろんとしていた表情を見せていた生徒が、真剣な眼差しで指揮者の方を見るようになったのも驚きです。
午前2時間、午後2時間の指導を受けた後、謝礼を渡そうとしたところ固辞されます。なぜ?
「いや。吹奏楽の内情が厳しいのはよくわかってます。こっちはただ、お手伝いさえできればいいんです」
ということで、拒まれます。
「アマチュアですし、ご飯を食べさせてもらえば、それでいいんです。還元(=また教えに来ること?)は別の形でします」
結局、謝礼を渡さないでしまいました。こう言ってもらえるのは、彼が心底吹奏楽が好きで、音楽が好きで、純粋なアマチュアだからなんだろうと思います。きょうの合奏で改めてそのことを生徒に話すつもりです。全身全霊を捧げて指導した講師が、謝礼なしだったということに対し、生徒も何かは感じ取ることでしょう。あわせて、ありがたい限りです
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Aug/11(Tue)

面接に行こう

当は就職協定違反なんですが、首都圏の企業などで「企業見学」と称した高校生の採用試験を始めています。中には純粋な「見学」も存在するのですが。
「ウチは入社希望者が殺到していて、厳しいですよぉ。それでもいいですかぁ」
と言って、電話のみ(しかも早口で取りつくシマなし)でで会社までの道順を案内する企業もあります。それでも、生徒が行きたいというのですから、段取りはきちんと立てます。多くの同僚は学校に出てこなくなってますが、担任たちは受験に行く生徒の面倒をしっかりとみてます。請われて、私も面接指導をしました。
――面接は短時間で自分を表現しないといけないから、どう自分のペースに持っていけるかが勝負。相手のペースに引きずられて、会話にならなかった時点でおしまい。
「もし、答えられない質問が来たらどうしますか?」
――相性が合わなかったと割り切ってしまう。それをある程度防ぐには、考えられる応答を書き出して、答えを用意する。とりあえず、なんとかなる。
ということを、「企業見学」直前の2人と応答したのです。
私の11年前、冷やかし半分で某社の試験を受け、面接の訓練のまま終わってしまったことがありました。面接されること(すること)は、自分の姿・生き方が問われることなのです。それを何度か繰り返すうちに、自分も会社も見えてきます。そういう面接が成立したら、結果として採用に結び付いたら、それは幸せなことです。彼らが自分のペースで面接を終えることを期待しつつ、こちらは職場で待機です。
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Aug/12(Wed)

大船渡港さんま直送便について

のページも数日お休みをいただきます。オフでお会いすることになってるみなさま、お待ちしております。
さて、8月上旬に「大船渡港さんま直送便」のDMが入っていて、季節の変わり目を実感しております。送付の早さに敬意を表して、きょうはパブリシティに一枚加わります。
(案内の文書を、原則としてそのまま載せてます)

大船渡港さんま直送便(ご案内)
 皆様のご愛顧により「大船渡港さんま直送便」も13年目を迎えることができました。心からお礼申し上げます。
 今年度も、より新鮮なさんまを発送いたしますので、ご注文いただきますようご案内いたします。
 なお、例年直送便開始当初は、多くの方々からのご注文で発送が少し遅れることがございますので、あらかじめご了承願います。
                                  記
1.数量・料金
 Aコース(15尾入)2,500円(全国一律送料共・消費税込)
 Bコース(20尾入)2,900円(    〃     ・  〃  )
 Cコース(30尾入)3,700円(    〃     ・  〃  )
2.実施期間 1998年9月1日〜10月31日
3.申込み先
 022−0002 岩手県大船渡市大船渡町字永沢6−16
          大船渡港さんま直送便係
          電話(0192)27−9999
          FAX(0192)27−5655
4.支払方法
 商品発送後に送付する振込通知書により支払う。 

ということです。私、ここのさんま直送便を何度か使ってますが、クール便で氷詰めにされて送られ、四国・九州といったところでも翌々日には到着します。大型・中型のさんまがぎっしりと入っていて、脂ものっていて、塩焼きにはもってこいです。さすがに刺身にするのはむずかしいようですが、あとは各人の判断でお試しください。

注)去年は宮古の直送便の案内をしました。が、8月11日現在で案内がないので、大船渡のを載せました。
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Aug/17(Mon)

青春18を使う贅沢

ある場所で、思わず知人に会ってしまいました。1時間ほど取り留めのない話をして、突っ込んだり突っ込まれたりで、あまりのテンポに知人の弟が引いていた(=呆然としていた)のが印象に残ってます。で、彼はその日のうちに福岡にもどらなければならなく、こちらは宮古にもどらなければならない。福岡の人って、東京以東の移動に移動に飛行機を使う人が多いんですが、
「値段がJRとほとんど変わらず、時間に差があるのだから、飛行機を使うのが当然」
という考えになります。「時間を買って飛行機に乗るのだ」という彼の話には、いつしか説得力が伴ってました。
――じゃ、青春18(注・JRが出している「普通列車」専用の切符で5日間有効、11,500円)なんて使って九州に戻れない?
「3日かかります」
――夜行バス乗り継ぎも?
「考えたくない」
という応答になります。知人もすぐ現実に戻されるのです。
さて、青春18が5枚つづりから1枚券になって、使い勝手が悪くなってから、とんとお世話になってません。ですから先日、「リアス・シーライナー」に乗って宮古から三陸海岸沿いを移動したときもただの乗車券でした。3両編成の列車を久慈〜仙台通しで乗ったのは20人弱と思われますが、7時間以上かけて列車に乗り通すことができるのは、考えて見れば贅沢な行為です。それを5日間全うする(=青春18を使い切る)こともまた贅沢な業です。そういう意味では、私にとっての夏休みは質素なものでした。
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Aug/20(Thu)

ミラーサーバーの移動について

こ数日、ミラーサーバーの移動にかかりきりになってました。明日から正式運用なのですが、DTIに置いてあるサーバーを引っ越してます。旧サーバーは、明日から使えなくなると思いますので、お知らせします。
移動の最大の理由は課金にあります。1,500円〜3,500円(上限)の課金も悪くはないのですが、24時間スクランブルでインターネットしているわけじゃないので、もっと安い日中固定(6時〜19時)に変えました。DTI経由のメールがほとんどなかったことと、来訪者のほとんどがASAHIネット経由だったので、影響は最小限ですむだろうという判断からです。
で、DTIサポートのアクセスカウンタに変えてみたのですが、ASAHIネットから接続すると「このカウンタは、ASAHIネットでは読めません」というメッセージが出て、前の壊れたカウンタよりも目立ってしまうので、ミラーのカウンタを裏表紙に回しました。表表紙のカウンタはASAHIネットのものです。
というわけで、DTIのサーバーでアクセスして下さっているみなさまには、ご面倒をかけますが、よろしくお願いします。
注)翌21日には、しっかり跡形がなくなってました。旧ゲストブック、データもろともなくなってます。
注2)1999年8月20日でこのサーバーとの契約が切れます。ASAHI一本となりました。
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Aug/21(TGIF=Fri)

残暑見舞い

:関東から西でこのページをご覧になっているみなさま、残暑御見舞い申し上げます。
熊:すみません。筆者が筆不精なもので、残暑見舞いも書かないで、申し訳ない。
鯉:いや、残暑が来なかったのです。
熊:北陸と東北が梅雨明けしそびれたから、ということは確かにあるなぁ。
鯉:ということであれば、昨日8月20日が梅雨明け。小学生は、きょうから2学期。
熊:1日だけの夏だった、と。
鯉:しかし、気象台はいまさら「梅雨明け宣言」を出さないでしょう。
熊:8月に入ってから「この気温は、9月下旬のものです」というように、秋を意識した言い方になってたねぇ。
鯉:7月までは「この気温は、5月下旬のものです」という言い方でした。
熊:まぁ、昨日は仕事をして、久々に頭がぼーっとなった感じだった。
鯉:襟元から汗がじわぁっと来て、脳までぼーっとして、水分を取っても取っても、復活しないという感じでした。
熊:そういう時に限って、予期せぬ仕事が入ってくる。
鯉:自分とその周辺の仕事に専念できればいいんですけれども。
熊:夕7時ごろ、あたふたと職場を追い出された。ところで、コンクールは?
鯉:明後日です。最終調整の段階、とは言えない出来なんですが、
熊:最終調整の時期なんだな、現実的には。きょうも仕事が厳しそうだから、
鯉:明日と当日の練習で決める。それしかないです。
熊:回りが専念させてくれればいいものを。
鯉:生徒がかわいそうなんですが、火事場のなんとかに期待です。
熊:指揮、がんばりなさい。
鯉:指揮がなりたたないとしまらないので、まぁ、びしっとやります。
熊:東北の四季はいまいちだったのですが。
鯉:こちらは士気を奮い立たせ、ということでまた。
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Aug/22(Sat)

ファイルが飛んだ。なぜ?

さ、いつものようにパソコンを立ち上げたところ「ファイルが見つかりません」という表示が出ます。秀丸は昨日まで使ったけれども、何ともなかったぞ。と、エクスプローラーを見直すと、ハードディスクの内容が全部飛んでいて(という表示でした)、残っているファイルがない。寝ぼけ頭で考えます。――でも、夕べパソコンを使った時は何事もなかった。じゃ、ウィルスに感染した?まさか。
飛んでしまったソフトを3つ4つ再インストールをし、データが残っている部分があるので、まぁ何とかなるだろうという思いが半分。ホームページの原稿が飛んでしまって、プロバイダの技術サポートを受けなきゃいけないかという思いが半分。ただし、再インストールをする際、使用するCD−ROMが半分というのもわからず、とりあえず、WIN98付属のファイル修復機能を使います。ハードその1は問題なし。ハードその2で問題が指摘され「修復」というメッセージがあっけなく出ます。それから凍ったので、強制終了→再起動を図ったところ、何事もなかったかのように、元通り動き出したのです。まさか?この間40分を要します。
というわけで、ハードディスクの一部が破損したために表示されなかったのが真相のようです。ただし原因がインターネットからウィルスをもらったためなのか、それ以外によるものなのか不明です。けさのネタ作りのためにファイルが飛んでしまったとか?まさか!
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Aug/26(Wed)

Mちゃんへ

ちゃん。本当は吹奏楽コンクール県大会へ行って、後輩の激励をしたかったでしょうに、仕事で適わなくて残念でした。岩手県民会館のステージに誰よりも立ちたかったあなたは、3年生だった去年、県民会館に行くことなしに引退を余儀なくされました。しかしとりあえず、後輩たちはあなたの無念を取り返し、県大会のステージを踏むことができました。
3年ぶりのステージでしたから、みな雰囲気に呑まれてしまってました。会場入りした途端、雑踏と人の多さに圧倒され、リハーサル時間もあっという間に過ぎ、気がつけば課題曲が終わってました。自由曲で何とか持ち直したものの、最後は経験のなさが出てしまった12分間でした。その後写真撮影に舞い上がり、打楽器の運搬部隊が激減していたのが象徴的なことでした。
40数人の編成で、顧問が1人。1人ではコンクールに立ち向かえないことを痛感してましたから、コンクール直前はなりふり構わずトレーナーを呼び、それなりの成果も上げました。しかしトレーニングの後、悲しいかな、教わったことを忘れてしまうのです。いや、忘れてなくても、経験不足で演奏に変えられないといったこともあります。現に、講評用紙に「音が聞こえてなかった楽器がありました」とも書かれてました。
ですから、中学校では部員が40人ほどいるにも関わらず、1年生を出さないで小編成の部に出場し成果を競うのだ。そう、出入りの業者は言ってました。「勝つ」ためには、そういう技も必要なのでしょうが、あなたの出身中学はそういう考えではありませんでした。レギュラーは大編成に、控えは小編成に出させ、とにかくステージを経験させたのでした。それだけの人数も揃っていたという恵まれた要素はあったにせよ、「ステージに立つ」という姿勢は、部員に浸透するはずです。われわれもまた控えなしでコンクールに立ち向かい、結果として実力差を知らされたステージでした。でも、全員で大会に向かったことは、間違ってなかったように思います。
対外行事を控えているため、3年生は今週いっぱいクラブに残ります。次の1年間を新体制がどう取り組むかが勢いを持続するかどうかの分かれ目だと思います。Mちゃん。あなたが口を酸っぱくしていっていた「経験を積む」こと。後輩たちはそのための第一段階をようやく経験したところです。仕事が一段落したら、部室に顔でも出してください。じゃ、また。
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Aug/30(Sun

車に試乗する

日、「くるまやさんにいって、くるまにのろうか?」と子どもに聞いてしまい、本当に行ってしまいました。試乗会の類は行ったことがなかったのですが、志垣太郎がさんざん試乗して、結局何も買わずに堂々と立ち去るCMに触発されて行ったようなものです。
A社。子どもがいきなり2000ccの展示車に突進し、有無も言わず乗ります。この変速、何か変なんですが...。
「あぁ、これはこういう風にすればいいのですよ。とりあえず、乗ってみますか?」
ということで、ドライブに変わります。わーい。と喜んだのは子どもで、こちらは1000ccから2000に変わって、戸惑います。初めの2キロほどは何が何だかわからないまま、気がついたらトンネル走行です。あれ、これはライト操作がどうなっている?えっ、AUTO!というわけで、車の機能を把握しないままにディーラーに戻ってしまいます。斜め前にあるデジタル表示板は、言われてみれば見やすいものでした。
「下取りの査定をしないでしまったのですが...」
あぁ。お願いします。
「じゃ、その間にもう1台どうぞ」
ということで、今度は1600ccに乗ります。子どもは大喜びで次の車に向かいます。慣れのせいでしょうか、こちらの方が運転が楽です。
「しかし、揺れは2000の方がないよ」
まぁ、ね。シートがいっぱいあって、それがもう一つ落ち付かなかった原因でもありました。さて、帰りましょうか。
「もう1台、車に乗ろうか?」
ありゃりゃ。しょうがないので、勢いでB社に行きます。こちらは1500cc。このスライドドアが動かしづらいのですが。
「これは、反対側に引いて一気に閉めるのです」
はぁ。じゃ、走ってきますか。ということで、運転のしやすさから行けば、これが一番楽でした。子どもたちは3台目にしてきゃっきゃして喜んでます。で、ちょっとセールスマンと商談もどきをしている時に、子どもたちはきゃっきゃしてます。うーむ。ところで、3年間だけ所有するプランってどうです?
「あれは、お勧めできません。傷がついたときの基準が厳しく、結局5年間ふつうに支払った方が得です」
なるほど。いや、正直なセールスマンです。
ということで、試乗から戻りました。
「でも、手持ち資金がないと、利子だけを払うようなもんだからねぇ」
諸々の事情も絡んでくるのと、今の車がまだまだ使えますから、すぐには買うことはないと思います。しかし、ぼつぼつセールスマンからの電話がかかって来ていて、はて。どう流しましょうか。
注)結局、流しっぱなしで終わります。まだ同じ車に乗ってます。
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Aug/31(Mon)

大雨の影響

夜の段階で、岩手周辺のJRは6線できょう(8月31日)の運休を決めてます。岩泉線・山田線・釜石線・大船渡線・気仙沼線・東北線(一ノ関〜仙台)。きょうはバス代行もしないそうで、これからの通勤・通学の影響が心配です。さらに山田線は9月5日まで運休の見通しということで、特に通学の生徒がバス運賃の負担を強いられるのが問題でしょう。
これだけの線区が早々と運休を宣告するのも異例(←代替手段を確保しなさい、ということか)、市の防災無線で通知されるのも異例。また、朝刊の配達時間には影響は出てないのですけれども、原稿の締切り時間が1時間ぐらい早くなっていてナイターの結果が載ってないのも異例です。
取りあえず当地は、それほど大きな被害を受けていないのですが、北上川の下流に当たる県南部ではコーラの自動販売機が2/3ほど埋まり、人々はボートで移動するといったありさまで、その村では小中学校の休校を決めています。
ともあれ、この雨の全容が見えてくるまで時間がかかりそうです。もし許されるなら、台風4号。太平洋岸に逸れてくれ、というのが偽らざるところです。
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