2000/April

 
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4月1日(土曜日
祝・開幕戦勝利
:有珠山関係で気を揉んでいらっしゃる方ごめんなさい。野球が始まりました。
熊:何も、君があやまることない。セ・リーグは3月31日開幕ということになっている。
鯉:有珠山関係について書いてもぼろが出るので、それはまた後日ということで。
熊:さて、読売との1戦。ありがたかったねぇ。開幕戦完全中継で。
鯉:ありがとう、日テレ。ありがとう山本浩二さん(^_^)。
熊:(読者の皆さま。鯉ちゃんはカープファンです)。
鯉:それはそうと、前田のね。ヒーローインタビューがいやに気になったのですよ。
熊:「自分としては(達川)監督とすっきりしたわけじゃない」というあれか。
鯉:チームの内紛?
熊:前田自身が4番を打つのを快く思ってないことらしいな。
鯉:で、迷いを断つために上原の初球を打った、と。
熊:でも、昨日の4本のホームランは全部見てたけど、打った瞬間に「行った」とわかった。
鯉:佐々岡が打たれたのは「またかぁ」と思うのですが、上原のあんな顔は珍しい。
熊:きれいに打ったし、打たれたよなぁ。
鯉:で、抑えがカンエイじゃなくて、小山田だった。いないんですよね>抑え。
熊:読売の左も薄かったので助かりました。
鯉:元木がぜんぜん合ってなかったので、見逃し三振で「おぉーっ」と言いましたもん。
熊:まぁ、カープはよく上原を研究してた。その勝利だった。
鯉:きょうからのピッチャーが不安です。
熊:抑えもだけど、先発も投げてみないとわからないからなぁ。まぁ、楽しみにしてるよ。
鯉:勝ち試合が多くて、9月までカープネタが持つといいけどなぁ...。

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4月3日(月曜日)
タイプタッチのテキストがない
ンピュータの操作方法を教える授業(1年生・2単位)で、
「ある程度タイプタッチ(=キーボードを見ないで打たせる方法)もさせなければいけないだろう」(同僚・談)
ということになり、
「テキストを見つけて来い」
と言われます。テキストそのものは「らくらくキーボード練習帳」(増田忠士・著 日本経済新聞社)とわかってましたから、ある書店で発見します。ただし判型が小さいので使いづらいので、一応他の本もチェックします。ところが、タイプタッチのテキストを置いている書店はいい方で、棚の大多数を占めるのは
「ホームページの作り方」
などのインターネット関係です。タッチメソッドについて書いているのは、ある方の書店ですらせいぜい数冊です。なぜなのでしょう?
考えられるのは
☆タッチタイピングを習わなくても、とりあえず打てればいい
という考えが主流で、それよりは
☆ワード・エクセルのようなソフトを扱えればよい
ということなのです。加えて
☆タイプタッチに対応したソフトが激増した
こともあります。フリーウェアもかなり出てきてます。なおかつ、「ぱそ」などの初心者雑誌には
☆保存版・キーボードの打ち方
という特集があります(10数ページだけですが)。そこで間に合うことは間に合うのです。
確かにワープロをちまちま打っていればそれでよい、という時代は過ぎ去りました。しかし、キーボードのさわり方について指南する本が、もうちょっと置いてあってもよいと思うのですが、思った人は街角の教室に向かわなければいけないのか。あるいは、フリーウェアを落とさなければならないのか。
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4月4日(火曜日)
あの人も脳梗塞
日の職場は
「あの人も脳梗塞にかかった...」
ということで持ちきりでした。例えば
☆数年前のこの時期、リーダーが病院に運ばれた
☆もっと前に、別の同僚が3ヶ月入院した
という事例が次々に出てきます。ただし彼らは、数ヵ月後に社会復帰を果たすこととなります。
「忙しくて、食事も不規則になって」
「そんな、インスタントラーメンばっかり食べていたら、また入院しますって」
という会話が談笑交じりだとまだよいのですが、官邸では冗談にならないのであります。
小渕さんは、よその国に行ったかと思えば、帰国後も分刻みのスケジュールを続けていました。(よくも倒れずにスケジュールをこなしている。タフやなぁ)――いや、タフじゃありませんでした。
「気配り」の人はストレスがたまり、余計に運動が必要となり、かつ食事に気をつけないといけないというのはご存知の通りです。料亭での食事が続いて、深夜までの会合が続く。有珠山が噴火し、自自公連立の解消というストレスが、心臓に余計負担をかけた。
☆ブレーンを持たなきゃ
☆体に気を配らなきゃ
☆周囲の安定も図らなきゃ
と言うのは簡単ですが、ままならないのは確かです。
それにしても、天変地異は政変も呼ぶことがえてして多いです。5年前の震災では社会党の分裂。今度の有珠山噴火でも自由党の分裂。そして、総理の退陣。天災、侮れず。
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4月5日(水曜日)
1500円床屋の評価
合加盟の理髪店は第1・第3火曜日を休みにしているらしく、行ったことのある店はほとんど休みでした。しかし、髪は伸び放題(まだ切って1ヶ月)、昨日切らないと時間が取れないということもあり、行きました>1500円の店。息子は行きつけの店らしく
「ここだよ、ここ」
と案内されます。
☆2番と9番にお座りください。
いきなり、息子と離されます。まぁ、混んでいるから仕方ないのか。
☆9番の椅子にお座りください。
そこから10分ほど、何もされないで待たされます。同じ待たされるにしても、既存の店なら雑誌を読むなりテレビを見るなりできるのですが、何もなし。混んでいるから仕方ない。
――3センチ切ってください。
無愛想な顔でばさっと切られます。えっ、こんなに全方向切られるの?と驚く間もなく
☆髭を剃ります。
と椅子を倒されます。髭剃りをあてるスピードの速いこと何の。並みの店が1〜2センチごとに丁寧にするのに対し、ここは5センチぐらい一気に刃をあてます。顔が傷だらけになるのですがそんなのお構いなし。
☆シャンプーをしにシャンプー台までお願いします。
シャンプー専用(別料金=300円)の洗い場で、次々と洗髪に回され、髪を結ばれ、自動乾燥機で乾かされます。熱い!
☆髪の毛はどうしますか?
――上げて、ムースで
と言ったにもかかわらず
☆下げてよろしいですか?
☆何かお付けしますか?
と。人の話、聞けや。
そうこうしているうちに、既に終わっている息子が泣き出し、こちらもあたふたと終わります。息子と2人で2940円(税込)は確かに安い。いつもの店の大人1人分よりなお安い。
しかし、全然落ち着きませんでした。
「床屋は疲労回復するところ」
という頭があった私に、流れ作業が徹底している店で、容赦なくされる仕打ち(=モノ扱いだよ、まるで)に考えるものがあります。
「子どもはその方がいい」
と妻は言いますが、うーん。でもこっちは勘弁してほしいです。

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4月8日(土曜日
4倍忙しい。
週の前半、
「何となく忙しくなるだろう」
という感触はあったのですが、どの程度忙しくなるのか見えないところに苛立ちを感じてました。ところが魔法が解けて仕事の程度がわかってくると
「これは忙しそうだ」
と変わり、実際に仕事が入ってくると
「これはとんでもない」
となり、生徒がやってくると
「即断即決ですべし」
となります。
昨日入学式があって、今までなら対生徒に専念していればよかったのです。しかし
☆午後までにFaxを送れ
☆この書類をファイルに綴じておけ
☆この書類を来週までに提出せよ
というのが10倍(対前年比)となってやってきます。少なめに見積もっても4倍の仕事量(対前年比)が入ってきてます。これは来週以降、かなり覚悟してかからないと、たまる仕事の一方になりそうです。それでも学級通信は出しましたが。

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4月10日(月曜日)
食べ放題の店に行く
ないお金で、いろいろと食べた気になるにはどうしたらよいか?義母が泊まりに来ることもあって、あれこれ考えました。そば屋はこの間行った、あの店はつい最近行った。寿司ならいつでも食べられる。温泉のある食堂だと取ってつけた感じ...とまぁ、さんざん悩んだ挙句、食べ放題の店に行くことにします。
夜間・休日大人1,980円(税別・飲み物代別)、焼肉・寿司・ご飯・麺類・デザートが食べ放題。ま、確かに食べ放題ではありました。肉はロース・カルビ・ジンギスカンからモツ・レバーといったところまで。寿司も光物がほとんど、麺類はうどん・そば・冷麺と、いろいろあります。肉が大きめに切られていて、それを焼いて食べるのはかなりの迫力・魅力でした。なんですが、どうも落ち着かない。いや、品物は種類・量ともたくさんあるのです。従業員も適宜後始末をして、品物を切らさないように次々に補充しているのですから、かなりの努力をして提供しているのだということはわかります。
けれども、「うん。おいしい」と思えなかったのはなぜだろうかと考えてしまうのです。それが
「アレルギーの方は、卵・サバ...といったものは食べないで下さい」
という張り紙にあったからか、次々に品物を持っていく客の光景にあきれたからか、それとも単に落ち着かなかったからか。――たぶん、味覚を犠牲にしても「食べて元を取らないと損」という考えが、あの場を支配していたことが許せなかったのだろうと思います。ほどほどで「ごちそうさま」と満足し、対価に見合ったコストを払うという図式に慣れていて、あの形に戸惑ったのだろう、と。
結局、腹いっぱい食べる前に、店を出てきました。割り切れなさがどこから来るのか、まだ考えているところです。

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4月12日(水曜日)
怒涛のごとく
ょっとぐちります。4倍になった仕事を片付けるべく奮闘しているのですが、片付けても片付けても仕事が減りません。むしろ増えていきます。「担任だから」という配慮がある部門はいいのですが、大部分はそんなのお構いなしで入ってきます。まだこちらの守備範囲内なら我慢しますが、頭ごなしに
「この仕事、今日中にお願い」
とか、文書を見ていないのに
「期限までに入ってくる申し込み受付が届いてない」
という苦情が来るとやってられません。むしろ、生徒を見ていた方がほっとし、落ち着けます。
それでもこちらは時間に食事を取り、時間に寝ているからまだよいのです。隣席の同僚は
「食欲が湧かない」
と昼食の弁当を取らず、夕方になって食べるありさまで、そちらもすさまじいものがあります。「ドトーのように」とカタカナだったものが「怒涛のごとく」と漢字で押し寄せてくるすさまじさです。どこまで「柳に風」を通せるか、さすがに不安になってます。

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4月14日(金曜日)
そろそろ割り切る。
:「もう一頑張り」の金曜日です。
鯉:熊さん。そのフレーズを清水哲男が言っていたと、どれぐらいの人が知ってますかね?
熊:うーん。はっきりしていることは90年代以降TOKYO-FMに出てないということだ。
鯉:一昔前は、彼の声を聞いて仕事に出かけた人も多かったと思います。
熊:さて、4倍になった仕事はどうなの?
鯉:昨日は仕事後、ぼーっとしてました。もしかしたら、何とかなるかと思ってます。
熊:朝の寝起きは?
鯉:一応、目覚めるのですが、精神的に「サイトの更新までは......」と思うのですよ。
熊:今日はどうなの?
鯉:まぁ、対談形式なら何とかなるかと思って、本日出番なわけです。
熊:全部仕事をしょってしまおうと思ってなかったかい?
鯉:というよりも、仕事の全容が見えなくて、イライラしていたように思います。
熊:まぁ、仕事が多くなれば風当たりも強くなる。任される仕事も多くなる。
鯉:この間、北上から「速達やまびこ・こまち」に乗ったんですがね。
熊:あぁ、書いてたねぇ。
鯉:各停のやまびこと雰囲気が全然違うのですよ。
熊:「仕事帰り」の仕事先が違うのだろう?
鯉:定期の客、ではなくて出張帰りのビジネスマン多数です。
熊:そうなってくると、鯉ちゃんの仕事なんてまだまだちょろいってことじゃないの。
鯉:かもしれません。しかし、眠っていた細胞をたたき起こすのは、かなりつらかった。
熊:これをルーチンにできると、また違ってくるのですが。
鯉:年度始めの処理が多かったから、余計に忙しいのかもしれません。
熊:終わりそうなの?年度始めの仕事?
鯉:いいえ。でも、ルーチンが見えてきそうです。
熊:ようやっと割り切りがでてきたのかな?
鯉:そうかも知れません。ねぇ、熊さん。そろそろ仕事以外のことも書きましょうよ。
熊:それはこっちのセリフだ。まぁ、早く余裕で仕事ができるとよいのぉ。
鯉:まぁ、ぼちぼちやります。

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4月17日(月曜日)
寄り合いの総会
めるだろう、というのが事前の妻との予想でした。会堂を建てることとか、予算がどうみても不足していることとか、波乱の要因はあちこちにころがってました。ところが、終わってみれば例年2時間はかかっていた総会が1時間30分で終了。
「不満分子を役員・書記にしたからか?」
「いや、神の御心よ」
という軽口を叩いた次に、
「でも、事前の会議が密だったから、これほどスムーズに行ったのだ」
という評価をもらい、当方安堵します。
確かに、この寄り合いの総会に至るまで、2月3月と毎日曜日に会合を開き
「あーでもない、こうでもない」
とやってました。総会出席メンバーとほぼ重なるのが情けないところですが、そこで問題点を洗い出したことで、総会そのものがすんなりと行ったのでしょう。
もう一つの要素。議長が実にうまい方でした。例年の議長が力入った進行だったのに比べ、ぼそぼそっとやっているうちに、気が付いたら次に進んでいたということが続き、発言する前に終わってました。しかし、発言そのものが全然なかったわけでなく、それぞれの立場から説明があって、です。
2時前に終わった総会後、珍しく寄り合いではあちこちに話題の花が開いてました。肥やしが充分あったからなのでしょう。

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4月18日(火曜日)
せめてもの楽しみ
ンピュータを習っている生徒が日誌に一言
「先生は、帰ったら真っ先にコンピュータの電源を入れているに違いない」
と書いていて、観察眼の確かさに唸ったのであります。
それはさておき、ゆっくりじっくりWeb再構築する間もなく、メールをチェックしておしまいという現状が続いてます。パソコンも、半分は仕事で使うように変わってきました。何か無機質になってつまらない。そこを埋めるべく登場したのが
「なごみ系のスクリーンセーバーのダウンロード」
です。最近落としたものをいくつか列挙しましょうか。
NECの携帯電話「N星人」
怪しいキャラのN星人が3体(もしくはそれ以上)、スクリーンセーバーに浮かんでは消え浮かんでは消えるという、ただそれだけなのですが、笑えます。
富士通のイベントキャラ「かなこちゃんアゴーゴー」
このかなこちゃん、やや活発そうでおてんばで、あちこち飛び跳ねてますが、スクリーンセーバー3種類。壁紙・アイコン多数(どうだ!!)。富士通ホームページから見る限り、好き者が結構いるようです(←お前もだろうがっ)。
☆フロム・エーのPandy(TOKYO-FMから落としました)
緑をベースにしたデザインは見やすくて、今の季節向きです。
NTTDokomoの携帯キャラ(多数登場)
これと「N星人」と比べると、面白いのですが、私は後者の方が好きです。一応前者も落としてますが。
モスバーガー
この辺になると知人のサイトから発見することとなります。カレンダーにメモ書きできて、かなり便利です。他のキャラクターに比べてインパクトには欠けますが、重宝するスクリーンセーバーです。
サッポロ黒ラベル
山崎努と豊川悦司の卓球編。笑えます。
ペタろう
キャラがいっぱい出てくるのは他のセーバーにもあるのですが、これは半端でなく多いです。
その他にもドリカム(吉田美和)が出ているDDIのもの、会員限定とあるのにそうでもないようなDTIのもの、ファンなら涙して喜ぶANAの飛行機もの...。ハードディスクの無駄遣いのような気もしますが、全部落としてたりします。病膏肓に入る、です。

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4月19日(水曜日)
ほら、ひたひたと。
:週末、正真正銘の「首位攻防戦」ができそうです(^_^v)。
熊:カープとジャイアンツの、だね。
鯉:そうですっ。読売だけ走っていることを取り上げられるのは不本意でした。
熊:でも、今年は勝っているせいか適当に取り上げられてるよ。
鯉:Web上での速報も多くなりました。
熊:各メディアがこぞって速報を始めているなぁ。
鯉:各キー局がスコア・結果まで出してます。TBSフジテレビABCニッポン放送...
熊:もちろん各新聞社でもそういうサイトはあるのだろう?
鯉:でも、後発局のスコアのほうが見やすいです。研究の成果ですね。
熊:たまたまいったサイトで「えっ、もう結果が出てる。あっ、勝ってる(^^)」と。
鯉:今年は、しっかり2勝1敗のペースをキープしているのですよ。
熊:(昨日の勝ち投手)黒田のセリフなんか、泣かせるじゃないですか。
鯉:「昨日は完投しなければいけなかった」。どうです、この自覚。
熊:前田の4番効果かなぁ?
鯉:野村・緒方が故障で戦線離脱ですよね。そこを埋めるべくピッチャーが出てきてます。
熊:今年も「とにかく懸命に戦っている」という姿勢を貫いているよな。
鯉:いいです。「えっ、きょうも勝っていいの」というのが今の正直な気持ちです。
熊:去年は「えー、きょうも負けなの(>_<)」だったなぁ。
鯉:まぁ、世間の注目がずーっと読売に行っていたから勝ってられるようなものです。
熊:弱気だねぇ。
鯉:謙虚といってくださいな(^^;)。
熊:ところで「鯉さんはどうしてカープファンなんですか」という投書が来てるよ。
鯉:「美しい郷土愛」
熊:要は地方チームが好きってことですね。
鯉:です。もう20年以上のファン歴です。
熊:そこに浦和レッズと通じるものがあるわけですな。
鯉:赤い色が好きだから、ですかねぇ。
熊:サンフレッチェが紫なのをお忘れなく。
鯉:うーん。きょうも勝つ期待が膨らむのかぁ。わくわく。
熊:ところで、ドラゴンズ。どうしたんでしょう。
鯉:よその心配より、わがチームの勝利ですって。

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4月21日(金曜日)
高給取り、なのかなぁ。
日。超有名企業の担当者と面談し、
「ぜひわが社の製品を宣伝してほしい」
というくだりに来ます。その後火の粉は私にかかり
「どうか一つわが社の製品を」
となるのですが、(そんな金はない)とやんわりと断ったところ
「でも、高給取りじゃないですか」
と言われます。はぁ?
「これぐらいの金額なら、ボーナスで買えますって」。
うちは多額の借金を抱えて暮らしているのです。家族会議を開かないとだめです。
「いや、県内でも高給取りの部類だと思いますよ」。
だから、われわれに製品を買ってもらわないとだめなんだそうな。
とりあえず「高給取り」と呼ばれて妙な気分になったので、その社の製品を買うつもりは遠のいたのです。が、もっと妙に思ったのはそういう風に見られていることです。私が見ているのは
「全国平均から見てこのくらい。なら、まだまだ少ない」
ということです。彼らは
「岩手全体から見てこのくらい。なら、結構多い」
ということのようで、だから
「お高くとまっている」
なんて陰口を言うのでしょうか。
こちら、毎日ひいひい言いながら日ごとの糧を得ています。かなりしんどいです。しかし、仕事があるだけ、ノルマが求められないだけまだよいのか。だったら、やっぱり「高給」の部類に入るのか??
でも、わが家では携帯を持つ余裕がないのです。一方で高校生たちは携帯を持っているのですよ。生活実感から言うと高校生の方がずーっと金持ちで、われわれの方が苦しい。これって、どういうことなのでしょう。

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4月22日(土曜日
ゴジゴジ。
日の日経『春秋』に「大学生の誤字は…」という内容が書いてありました。詳しくはそちらを見てもらうとして、こちらは高校生の誤字を出します。
(カッコ内は引用者でつけました)
☆取味・得技は…(趣味・特技)
☆自個紹介(自己紹介)
☆3/2は貯金して…(2/3)
☆人学式の時は…(入学式)
☆声マネがけっこーすき。(「結構」の促音部を伸ばし、ひらがなで書いた?)
☆そして友達は山田花子ちん(「ちゃん」。もっといいのは「さん」)
☆私の家旅(家族)
☆絶体食べない(絶対。前からある間違いでしょう)
☆人身知り(人見知り)
☆スポーツ選挙(選手)
☆ド舎田(田舎。最近は「チョー田舎」なのか?)
☆安しく(どうも「優しく」らしい)
この状況を受けて、某所で現状分析が行われました。それによると
「携帯電話でのメールのやりとり」
「パソコンでのチャット」
の進行と共に、彼らが辞書を見ることが減ったといいます。
――国語の時間に辞書を引かないで携帯をいじっていた生徒を注意すると
「漢字を調べている」
と言われた。
――計算が必要なときも、電卓を使わないで携帯を叩いていた。
という証言が続出します。まぁ、iモードでできますが、ね。
要は、必要な情報を必要なだけ取り出して暮らしているから、
「不要な漢字は覚えない」
という考えにたどり着くわけです。ある参加者がこう言います。
――あの子たち、ナンバーディスプレイで電話に出るかどうか相手を絞るの。「非通知」とか知らない電話には出ないの。だから自分の知っている人たちだけと付き合うから、どんどん行動範囲が限定されてくるの。
だとすれば、漢字が書けないという「症状」が見えるだけ、まだ対処できるということですか。

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4月24日(月曜日)
ドメスティックなコラム
岡近郊で発売されている雑誌『MASH』(最新号は22日発売)の依頼を受けて、わがサイトの紹介文を書きます。その時に
「ドメスティックなコラムがウリ」
としたのですが、
「ドメスティックってなに?」
と言われる前に答えます。石原知事も見ている『大辞林』だとこうあります。
>1.家庭的であるさま。家族的であるさま。
>2.家事に関するさま。
>3.国内の。自国の。
うーん。私が「ドメスティック」に持っていたイメージと微妙に異なるのですが、まぁそんなものです。だったら
「ベタな書きもの」
と表現しても同じことなんですが、ね。
身の回りに起こっている些細なことを、時にはさくさくと、時にはしこしこと、時にはもんもんとしながら書き綴って3年ちょっとになりました。よーやるわ、と思いながらも止められないでここまで来ている状況です。続いてきたのは、無理に毎日更新しないということを言い聞かせているからでしょう。というわけで、今後もドメスティックに行きます。

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4月25日(火曜日)
不可解な基準
:熊さぁん。タイガースとカープの首位攻防戦だというのに中継がないの。
熊:おぅ、ラジオ欄だとスワローズとドラゴンズの最下位攻防だな。
鯉:どう考えても、全国的にはタイガースが人気があると思います。
熊:神宮の試合は、読売戦を除いてTBSでも中継できるんだよな。
鯉:かつて、神宮の放送権はニッポン放送だけでした。
熊:わからんねぇ。ドームの試合をニッポン放送にも中継させる見返りなんだろうな。
鯉:不可解といえばJ1とJ2だとメディアの扱いががらっと変わるんですよ。
熊:浦和レッズ(オフィシャル)はまだ扱いが大きいぞ。まぁ、そこははっきりしている。
鯉:まぁ、「2」がつけば仕方ないんですが、ね。もう一つ。水泳界の謎が浮上しています。
熊:超有力女子選手が選考にもれたことか。鯉ちゃんどう思う?
鯉:この間の大会が選考基準なんですよね。だから一発勝負だと思ってました。
熊:ところがどうも違うらしい。で、その超選手はここに照準を合わせないで
鯉:「私の本番は9月です」。
熊:そうそう。実際は、彼女に選考基準がはっきり伝わってなかったらしい。
鯉:思い込み、ですか。
熊:あとは、彼女の言動が選ぶ側に刺激を与えていることは確かです。
鯉:他の選手は、この間の大会にきっちりと照準を合わせているのですよ。
熊:で、超選手は体調を崩したことは確か。だから、9月に合わせて流した。
鯉:それがまた選ぶ側に刺激を与えている。まぁ、メディアは選考する側じゃないのです。
熊:水連もだけど、陸連も似たようなすったもんだがあった。
鯉:この間の報道は、結構日本新を煽ったり、高レベルの戦いを煽ってました。
熊:確かにその通りの結果は出たわけだ。で、超彼女は蚊帳の外だったのかなぁ。
鯉:水連のエライ人と超レベルな人とでは、感覚が決定的に違うと思います。
熊:そこを妥協するのか、きっぱりとアタシ流を貫くのか、その違いだろうな。
鯉:これで選考結果をひっくり返したら、またすったもんだあります。
熊:落合さんの解説を聞いてみたいものだ。
鯉:彼は、野球でしょ?
熊:オチを聞きたい(^^;)。
鯉:↑
  この終わり方、少なくとも2度目ですって。

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4月26日(水曜日)
ケータイって何者?
浜での幼児誘拐事件でも、携帯電話が重要な小道具を果たしていました。逆探知されても構わない。なぜなら、料金前払い式(プリペイド)だから、持ち主が特定されない。その気楽さが、安易な誘拐事件を誘発したとも考えられるのです。
先日新聞に、
「ロンバケ(注・木村拓哉と山口智子が出ていたドラマ)を数年ぶりに見た。なぜ『この場面で携帯使わないのよ』と思った」
という投書が出てました。それほどまでに携帯普及の勢いは速いのです。しかし、ドラマを見ていて携帯の使用を強要するか?
妻が摩訶不思議な光景を見ています。
「昨日家から通りすがりの3人を見ていたら、3人とも歩きながら電話で話している」。
その光景が、不気味だったといいます。もしJRが「携帯使用の自粛」を車内放送しなかったら、ロングシートに座っているすべての客が一斉に電話をかけるのかしらん。
子どもたちは、親に携帯を買ってもらってます。送迎の際容易に親と連絡を取るためで、むしろ携帯を持っていない子どもたちが少数となってきました。そういう中で暮らしていると
「持たなければいけないのだろうか。持てば?持って!」
という活用に変わっていきます。当方、遠距離通勤ですし、迷いつつも購入に踏み込んでいます。
しかし、昨日の高校総体の応援光景。高校生たちが一斉に携帯で連絡を取り合っている姿は、違和感を覚えます。繁華街とかファストフードでは日常的なのでしょうが、何か変だと思う私が変なのか、どうなのか。

注)これを書く1年前にこんな記述がありました。参考までに、どうぞ。
注2)ほどなく携帯を買うことになります。最後の悪あがきだったのであります。
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4月27日(木曜日)
6/6
曜日は週の疲れがピークに達し、何はなくてもぼろぼろな1日となります。「魔の木曜日」と呼んでますが、サイトの更新する気力が残ってない状況が続きました。魔の木曜日。そちらに関わることもありますが、もう一つの側面を持ってまして、仕事が集中するのがこの日だったりします。それが厄介なのです。
アナウンサーに例えてみましょうか。彼らが実際に声を電波に乗せている時間はそんなに多くないにしても、事前の準備・仕込みに時間をかけられるかどうかで番組の良し悪しが決まることが多いといいます。毎日(月曜〜金曜)4時間30分のワイド番組を持っている大沢悠里(TBSラジオ)にしても、ずっとしゃべっているわけではありませんし、話す材料(はがきなり、今までの蓄積)があるからできることです。
さて私の仕事に話を戻します。週32コマある授業のうち、標準持ち時間が18ということになってます。残りの14は何をしているかというと、理想は「教材研究」と呼ばれる授業の準備に費やせるとよいのです。ところが実情は書類の処理だったり、生徒の状況確認をしているうちにあっという間に次の授業になります。表題の6/6とは、6時間授業のうちの6時間授業で埋まっていて、準備に充てる時間がないことを指します。年間そうだとわかってますし、明日は1/6ですからここを乗り越えると楽になるのもわかります。けれども突発的な事態(例えば出張)が発生したとき、何とも動きが取れないのです。
今までは4/6でも難儀していて、極力コマ数を増やさないようにしてました。しかし6/6を1年全うしたら、怖いものがなくなってしまうのではないか。そんな怖れがあります。

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4月28日(金曜日)
ISDNパックを検討する。
署でインターネットの必要性が論議され、システム(というほど大げさなものじゃないのですが)の導入について一任されます。
「ISDNで、なるべく操作しやすくて、1ヶ月以内に導入できて、維持費が安いもの」
って、むちゃくちゃな。
OSをどうするか、運用をどうするかという話を聞いていて、これは業者が進めるセットメニューで行ったほうがよいだろうと考えます。
雑誌にNTTコミュニケーションズOCNパックが出ていたので、電話で問い合わせます。
「わが社は説明にお伺いすることはしておりません。資料で検討してください」。
と対応されます。あれ、NTTのパックってそんなもんでしたか。
NTT東日本の116は営業時間に制限があり、サイトにつないでパックを確かめてみると、NTTコムと微妙に内容が違います。そういえば別会社だったのですね。
あと電気店のパックも検討材料に入れてよいのでしょうか。そうだとしても、だいたいの見通しはついていますが、ね。あとは対応の早さだけです。

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4月29日(みどりの日)
5時台に街に出る。
割桜の取材をするため、自転車を一こぎし街に出ます。実は昨日も撮影しに行ったのですが、うちのデジカメ(QV-10A)にはフラッシュがなく、写しても真っ暗だったので
「早起きを強行すべし」
という結論になったのです。
5時台(実は後半でした)の盛岡は、まだ点滅信号が多く、車の量もまばら。まだ街が眠っていたように感じました。しかし紺屋町の番屋(近くには白沢せんべい店・東北電力)あたりから、新聞配達などで行き交う人が多くなります。
(この時間がピークなのかね)
と思いつつ、盛岡地方裁判所に自転車を進めます。
去年、石割桜を見に行ったときは6時に観光客がたむろしてました。今年は30分ほど早く行って
(まっ、そんなに混んでないだろう)
と思ったら甘かった。取材陣と思われる面々が大挙してカメラを桜に向けています。5時台でもこの人なのか?!桜が満開ですから、今日明日の日中は大層な人出となることでしょう。
内丸から再び河南地区に戻ります。中津川には朝の散歩で結構な人が出てました(10人は見かけます)。朝が早くなっていることを実感し、
(サイト更新だけのために早起きするのはもったいないなぁ)
と、ちょっと反省したのでした。ちょっと肌寒い、曇りの朝の出来事でした。

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