しげぼうの言いたい放題


・もはや世界は人類終わりの日に向かって動き出した(2016年01月01日)

私は占いや予言などと言ったものを全面的に信じているわけではない。が、世界は聖書の終末予言に極めて似たような 状況が起こりつつあるようだ。 良し悪しで言えば、率直に言って極めて悪い方向へ世界が向かっている。

第一の悪い要因は、世界全体の右傾化だ。
今世紀になって、2001年アメリカでイスラム過激派による同時多発テロが起こった。アメリカはすぐにアフガニスタンの タリバン政権を空爆に踏み切り、更にはイラクに核保有の疑いから戦争を仕掛け勝利はしたもののイラク国内の過激派がその怨念により 更に過激化してIS(イスラム国)を作り上げた。こうした過激派はイラク、シリアに勢力を広げ、欧米に無差別テロを仕掛けた。 人質を取っては、要求に従わないと直ちに処刑を実行。戦闘要員を世界各国から集め厳しい訓練を行い、 住民を虐殺して従わせた。
そうしたテロに対する欧米諸国やロシアもイラクやシリアを空爆し、ISを滅ぼそうとしているが、 犠牲になっているのは何の罪もない一般住民が多く思うような戦果は遂げていない。戦闘はドロ沼化しつつある。
そうして、欧米の一般市民も排外的な考えに陥り、フランスでは選挙で極右政党国民戦線が躍進した。 アメリカでは本年の11月に行われる大統領選挙の共和党の指名争いで、アラブ人排斥を訴えるロナルド・トランプが1位になっており その勢いは衰える兆しがない。 日本では言うまでもなく、立憲政治破壊、マスコミ弾圧、沖縄弾圧の安倍独裁政権に支配されている。 とにかく世界中に異常な空気が漂いつつあるのだ。

第二の悪い要因は気象や環境の異変だ。 昨年以降、過去最大規模のエルニーニョ現象が発生し、インドでは昨年5月から6月の記録的な熱波が襲い2300人もの死者を出した。 日本では、8月初旬に東京で猛暑日が8日連続した後、長雨で急激な低温となった。 その他、世界のあらゆる場所で異常気象が発生した。 世界の年平均気温は産業革命以降急激に上昇し、2015年は1891年の統計開始以降、最も高い値となる見込みだ。 北極や南極の氷は溶け、海面上昇は著しくこのままでは世界各地の海沿いの地域が海に沈むとの予測もある。 中国やインドではPM2.5で都市部は全く霧がかかったような状態で回りが見渡せない。ぜんそくなどの病気も発生している。 日本も福島第一原発の放射能が収束したとは言えず、とにかく世界的に住環境の悪化が著しい。

このような状況をユダヤ系の聖書予言でも書き記されているようだ。 その中でゼカリヤ書では、このような記述がある。 「・・・世はこのまま進めば、年を経て”終わりの日”を迎える。その前から 天変地異が続き、奢りと不法が渦巻き、地も水も空気も人の心も腐る。 しかもその日、世界中の軍隊がエルサレムに攻め寄せる。それを治めるため、その日、 ”主”がエルサレムのオリーブ山に降りられる。オリーブ山は”主”の爪先のワンタッチで真っ二つに裂ける。 ”主”はなおも激しく怒り、エルサレムを攻めた全軍に災いを下される。 そのため彼らの目は、目の穴の中で腐り、舌は口の中で腐り、足は立ったまま腐る。 この戦いと天変地異と水が空気の汚れで人類の三分の二が死ぬ。・・・」(五島勉、「ユダヤ深層予言」より)
前半部分は、正にドンピシャではないだろうか?世界中の軍隊というのを、世界中の若者を集め、洗脳し、 悪逆を尽くしているISと解けばまさにこれもピッタリする。恐ろしいことだ。
だとすると、ISが今後何らかの形で、イスラエル攻撃に踏み切る可能性がある。 そうなったら、イスラエルが反撃して生物・細菌兵器が使用され、世界は本当に大変な災厄に見舞われ、 ”終わりの日”が来るのだろう。 今の所、イスラエルはISに対して沈黙を保っているようだ。ISもイスラエルについては言及していない。 ひょっとしたら、イスラエルはこうしたユダヤ系予言を熟知していて国家戦略で中東の争いを避けようとしているのだろうか? 実際1991年の湾岸戦争ではイラクから何十発もミサイルを撃ち込まれながらも報復を自制してきた。 2003年のイラク戦争もアメリカ任せで大きく関わらなかった。だからISもイスラエルには手を出さない。もしそうなら良いことだ。 イスラエル政府の方針が、ユダヤ系予言の方向性を変え、世界の荒廃も想定よりも少なくて済む、ということなら 少しは希望を感じる。だが、そうしたイスラエル政府の方針も聖書内で想定されたものであり、ISとイスラエルの激突は やはり起こるということであれば救いようがない。
何しろ前述のようなエルサレムの戦いが起こった後は、人類の三分の二が死ぬということらしいのだから。 仮に戦争が人の努力で解決出来たとしても、環境破壊されたものを元に戻すことは非常に難しい

色々と不安を煽ることを書いてきてこんなことは書きたくないのだが、ここまで来たら、もはや特効薬はない。 私自身、世界の人にこれをやれば救われるという絶対的なものは示すことは出来ない。
しかし、災厄を少しでも最小限に抑えることは大切なことだ。資源やエネルギーの無駄遣いは全人類が努力してやめることだ。
また、核兵器など大量破壊兵器はどこの国も持たないようにすべきだ。相手が持っているから自分も持つ、抑止力になるから持つ、 持っていれば安心と言う政治家は多くいる。しかしそのような漠然とした安心感を持っても何も解決しない。 持っているだけで逆にテロで攻撃されるリスクがある、 そうでなくても地震や災害あるいは隕石が落ちてドカーンとなる可能性もあるのが核兵器だ。 仮に自分の敵対する勢力に使用して敵を全滅させたとしても、大気の流れで汚染物資が自分のところまでやってくるというのが核兵器だ。 使えば自分も返り血を浴びる。 そう言って、核保有国、これから核を持とうとしている国には説得しよう。
また、経済格差の是正に努め、貧しい人はなるべく援助しよう。
こんなことを言っても聞かない人は全く聞かないだろうが、そういう気持ちを全人類が共有しないと今のままでは人類終わりの日が必ず来る


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